居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.048 2007年10月30日(火) 【地域別一覧表へ】
久が原「やきとり・城」

妙に暖かい神無月も終わりに近づいた火曜日である。【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】も佳境に入ってきた。11月19日には両国の劇場、シアターΧで発表会を行うことになっている。今日のワークショップが終わった後、東急池上線の久が原駅の改札口でSAKURAと待ち合わせをした。
東急池上線の駅は、踏切を挟んで上りと下り別々の改札があり、それぞれのホームから乗車するようになっている、そんな昔ながらのスタイルの駅が多い。戸越銀座、旗の台、石川台、御嶽山、久が原、千鳥町、蓮沼の7駅がそうなっている。
久が原駅に到着したのは、午後7時少し前であった。SAKURAが来る前に、目的の店を確認することにする。蒲田方面の下り改札口で降りると、踏切を渡り、五反田方面の上り改札口側に行く。踏切を渡ってそのまま直進すれば商店街が続いている。
五反田方面の改札口の向こう側に線路と平行に通っている道がある。左に曲がり、その道に入って蒲田方面に戻るように歩いてゆくと、左側に書店がある。その書店の向こう隣に今日の目的の店、「やきとり・城」の看板が見えた。白い提灯に明かりが点り、「城」の文字がまず目に入る。かけられた暖簾も白く、「城」の一文字が潔い。店の前には自転車が並んでいた。しばらくして、四人組のお客さんたちが店から出てきた。そのうちの二人が自転車に乗って帰ってゆく。地元在住の常連客も多いようである。
さきほどの踏切まで戻り、五反田方面の改札の前に立ち、上り方面に顔を向けると、線路沿いに古びた赤提灯が見えた。以前に情報を得ていた店である。前まで行ってみた。ホッピーの提灯もある。次回、行ってみたい店がまた増えた。
蒲田方面の改札に戻ると、最初に来た電車にSAKURAが乗っていた。さっそく二人で「やきとり・城」へ向かう。渋い外観に期待が高まる。中に入ると、最初に目につくのは右手奥にあるL字カウンターである。手前に横に3人、奥に向けて縦に5人が座ることが出来る。カウンター奥に男性二人、女性一人の先客がいた。
入口を入って右手に二人席が1つ、その向こう、カウンターとの間に四人席が1つある。左側には四人掛けのテーブルが2つある。そして、カウンターの中にマスターらしき男性一人。
奥から出てきた女性に「二人です」と告げると、左手奥側の四人席に座った。店内には何故かオールド・ポップスが静かに流れている。店の造りからすると、以前は演歌がかかっていたに違いない。そういえば、自由が丘の「かとりや」にもオールドポップスがかかっていた。今時の居酒屋で酒をのむ世代は、演歌よりもオールド・ポップスを好む世代になって来たのかもしれない。
最初に頼んだ飲み物は二人ともレモンサワー(380円)である。実は、SAKURAは恵比寿でビール1杯とワインをやってきたそうである。ゆえに、最初のビールは省略である。
事前の情報を得ていた評判のつまみ二つを頼む。一つはゴーヤチャンプル(500円)。もう一つは牛モツ煮込み(450円)である。
レモンサワーが出てくるのに少し時間がかかった。しかし、出てきたサワーを一口飲んで納得した。手間がかかっている。レモンがたくさん入っており、とても酸っぱく、うまい。
次にお通しが二つやってきた。女将さんらしい女性が「昆布お嫌いじゃないですか?」と聞いてくれる。「大好きです」と思わず答えた。実際食べてみると、これがうまい。
SAKURAが「おいしいねえ」と言う。お通しがうまい店は信用できる。
SAKURAが恵比寿で買ってきたハロウィン用のプラスチックの小さなカボチャをテーブルの上に出した。目鼻をしめす切り込みがあり、中で豆電球が点灯するようになっている。
やきとり屋さんのテープルにハロウィンのカボチャ。ミスマッチである。実は芝居の稽古に使う小道具なのである。
そこへ、牛モツ煮込みがやってきた。食べてみる。少し甘口であるが、モツが柔らかく煮えていて、これがうまい。
SAKURAが「汁を全部飲んでしまいたくなる煮込みって初めてだわ」と言う。同感である。さらにやってきたのは、この店の名物料理であるという「ゴーヤチャンプル」である。マスターは沖縄県名護市出身らしい。ゴーヤと卵に、何か別の肉類でごまかすのではなく、ちゃんと「スパム」が入っている。スパムの塩分がきいていて、酒がすすむ。値段も500円と安い。最近、あちらこちらに増えている沖縄料理の店は、どうも高い値段設定の店が多い。そんな沖縄料理店よりも、ここのゴーヤチャンプルはうまいと思った。
さて、ここで焼き物を頼む。女将さんに聞くと、1本づつ頼んでよいという。【2本縛り】がないのである。好きな物を好きなだけ食べる自由、それがあるだけで、とてもうれしくなる。タン(120円)、ハツ(120円)、ナンコツ(120円)、つくね(150円)を各1本づつお願いした。
やがてやってきた焼き物は、肉質に張りがあるというか、どれも歯触りがよくうまかった。変な言い方であるが「タンはタンらしく、ハツはハツらしい」のである。鳥ナンコツは、にじみ出る油がうまかった。つくねは、叩いたミンチ肉が2本の串に固められている。肉汁が甘く、少し入った骨がよい歯触りを産み出す。
カウンター席には、常連らしき男性客が次々にやってくる。女将さんが隣にきて、ビールをグラスに注いであげると、うまそうに呑んでいる。口もなめらかになってゆく。その常連客の為にやってきたマグロ刺身(600円)もうまそうであった。次回は刺身も食べてみたい。
良い意味で【普通な店】である。言いかえれば【真っ当な店】とでも言えば良いだろうか。そんな店が存在していることがうれしい。
午後8時となった。SAKURAと再訪を約束して、お勘定をお願いした。約50分程の滞在、二人で3,150円であった。

久が原「やきとり・城(しろ)」
東京都大田区南久が原2-6-6
電話03-3757-1779
東急池上線久が原駅 五反田方面改札下車徒歩30秒
日曜休 営業時間 平日17:30〜23:30 祝祭日 17:30〜22:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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久が原「やきとり・城」

妙に暖かい神無月も終わりに近づいた火曜日である。【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】も佳境に入ってきた。11月19日には両国の劇場、シアターΧで発表会を行うことになっている。今日のワークショップが終わった後、東急池上線の久が原駅の改札口でSAKURAと待ち合わせをした。
東急池上線の駅は、踏切を挟んで上りと下り別々の改札があり、それぞれのホームから乗車するようになっている、そんな昔ながらのスタイルの駅が多い。戸越銀座、旗の台、石川台、御嶽山、久が原、千鳥町、蓮沼の7駅がそうなっている。
久が原駅に到着したのは、午後7時少し前であった。SAKURAが来る前に、目的の店を確認することにする。蒲田方面の下り改札口で降りると、踏切を渡り、五反田方面の上り改札口側に行く。踏切を渡ってそのまま直進すれば商店街が続いている。
五反田方面の改札口の向こう側に線路と平行に通っている道がある。左に曲がり、その道に入って蒲田方面に戻るように歩いてゆくと、左側に書店がある。その書店の向こう隣に今日の目的の店、「やきとり・城」の看板が見えた。白い提灯に明かりが点り、「城」の文字がまず目に入る。かけられた暖簾も白く、「城」の一文字が潔い。店の前には自転車が並んでいた。しばらくして、四人組のお客さんたちが店から出てきた。そのうちの二人が自転車に乗って帰ってゆく。地元在住の常連客も多いようである。
さきほどの踏切まで戻り、五反田方面の改札の前に立ち、上り方面に顔を向けると、線路沿いに古びた赤提灯が見えた。以前に情報を得ていた店である。前まで行ってみた。ホッピーの提灯もある。次回、行ってみたい店がまた増えた。
蒲田方面の改札に戻ると、最初に来た電車にSAKURAが乗っていた。さっそく二人で「やきとり・城」へ向かう。渋い外観に期待が高まる。中に入ると、最初に目につくのは右手奥にあるL字カウンターである。手前に横に3人、奥に向けて縦に5人が座ることが出来る。カウンター奥に男性二人、女性一人の先客がいた。
入口を入って右手に二人席が1つ、その向こう、カウンターとの間に四人席が1つある。左側には四人掛けのテーブルが2つある。そして、カウンターの中にマスターらしき男性一人。
奥から出てきた女性に「二人です」と告げると、左手奥側の四人席に座った。店内には何故かオールド・ポップスが静かに流れている。店の造りからすると、以前は演歌がかかっていたに違いない。そういえば、自由が丘の「かとりや」にもオールドポップスがかかっていた。今時の居酒屋で酒をのむ世代は、演歌よりもオールド・ポップスを好む世代になって来たのかもしれない。
最初に頼んだ飲み物は二人ともレモンサワー(380円)である。実は、SAKURAは恵比寿でビール1杯とワインをやってきたそうである。ゆえに、最初のビールは省略である。
事前の情報を得ていた評判のつまみ二つを頼む。一つはゴーヤチャンプル(500円)。もう一つは牛モツ煮込み(450円)である。
レモンサワーが出てくるのに少し時間がかかった。しかし、出てきたサワーを一口飲んで納得した。手間がかかっている。レモンがたくさん入っており、とても酸っぱく、うまい。
次にお通しが二つやってきた。女将さんらしい女性が「昆布お嫌いじゃないですか?」と聞いてくれる。「大好きです」と思わず答えた。実際食べてみると、これがうまい。
SAKURAが「おいしいねえ」と言う。お通しがうまい店は信用できる。
SAKURAが恵比寿で買ってきたハロウィン用のプラスチックの小さなカボチャをテーブルの上に出した。目鼻をしめす切り込みがあり、中で豆電球が点灯するようになっている。
やきとり屋さんのテープルにハロウィンのカボチャ。ミスマッチである。実は芝居の稽古に使う小道具なのである。
そこへ、牛モツ煮込みがやってきた。食べてみる。少し甘口であるが、モツが柔らかく煮えていて、これがうまい。
SAKURAが「汁を全部飲んでしまいたくなる煮込みって初めてだわ」と言う。同感である。さらにやってきたのは、この店の名物料理であるという「ゴーヤチャンプル」である。マスターは沖縄県名護市出身らしい。ゴーヤと卵に、何か別の肉類でごまかすのではなく、ちゃんと「スパム」が入っている。スパムの塩分がきいていて、酒がすすむ。値段も500円と安い。最近、あちらこちらに増えている沖縄料理の店は、どうも高い値段設定の店が多い。そんな沖縄料理店よりも、ここのゴーヤチャンプルはうまいと思った。
さて、ここで焼き物を頼む。女将さんに聞くと、1本づつ頼んでよいという。【2本縛り】がないのである。好きな物を好きなだけ食べる自由、それがあるだけで、とてもうれしくなる。タン(120円)、ハツ(120円)、ナンコツ(120円)、つくね(150円)を各1本づつお願いした。
やがてやってきた焼き物は、肉質に張りがあるというか、どれも歯触りがよくうまかった。変な言い方であるが「タンはタンらしく、ハツはハツらしい」のである。鳥ナンコツは、にじみ出る油がうまかった。つくねは、叩いたミンチ肉が2本の串に固められている。肉汁が甘く、少し入った骨がよい歯触りを産み出す。
カウンター席には、常連らしき男性客が次々にやってくる。女将さんが隣にきて、ビールをグラスに注いであげると、うまそうに呑んでいる。口もなめらかになってゆく。その常連客の為にやってきたマグロ刺身(600円)もうまそうであった。次回は刺身も食べてみたい。
良い意味で【普通な店】である。言いかえれば【真っ当な店】とでも言えば良いだろうか。そんな店が存在していることがうれしい。
午後8時となった。SAKURAと再訪を約束して、お勘定をお願いした。約50分程の滞在、二人で3,150円であった。

久が原「やきとり・城(しろ)」
東京都大田区南久が原2-6-6
電話03-3757-1779
東急池上線久が原駅 五反田方面改札下車徒歩30秒
日曜休 営業時間 平日17:30〜23:30 祝祭日 17:30〜22:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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咲良舎関連 演劇公演情報NO.10
Stinky Project 第3回公演
B面で恋をして
咲良舎公演・シアターコレクティブレパートリー2005で『いさかい』『奴隷島』の両作品に出演、シアターコレクティブ・レパートリー2006・21世紀のマリヴォーシリーズ第2弾「試練」にも出演してくださった俳優五森大輔氏が出演する芝居の情報です。会場は咲良舎ランチシアターの上演場所である中目黒「楽屋」と同じ目黒銀座商店街沿いにある劇場「ウッディシアター中目黒」です。
ややミュージカル風コメディーエンターテインメント2007年
Stinky Project 第3回公演「B面で恋をして」 作・演出 石原慎一
出演:斉藤こず恵、YOKO、五森大輔、有働 剛、黒竹義樹、淺野勝盛、クリニック嶋村、けいたろう、坂東賢春、須田勝也、青山将斗
期間 2007年11月8日(木)〜12日(月)
開演時間 8日 19:00〜 9日 19:00〜 10日 13:00〜/17:00〜 11日 13:00〜/17:00〜 12日 14:00〜 ※開場は開演の30分前です。
劇場 中目黒ウッディシアター http://www.woodytheatre.com/
東京都目黒区上目黒2-43-5 キャトルセゾンB1F 03-3791-6566
東急東横線・日比谷線 中目黒駅 徒歩8分 目黒銀座商店街沿い
料金 前売3500円/当日3800円
お問い合わせ TEL 090-1773-5200
MAIL stinky@poidayo.com
URL http://plaza.rakuten.co.jp/gomayoko/
携帯「ぽいオフィス」http://k2.fc2.com/cgi-bon/hp.cgi/opi_office/
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Stinky Project 第3回公演
B面で恋をして
咲良舎公演・シアターコレクティブレパートリー2005で『いさかい』『奴隷島』の両作品に出演、シアターコレクティブ・レパートリー2006・21世紀のマリヴォーシリーズ第2弾「試練」にも出演してくださった俳優五森大輔氏が出演する芝居の情報です。会場は咲良舎ランチシアターの上演場所である中目黒「楽屋」と同じ目黒銀座商店街沿いにある劇場「ウッディシアター中目黒」です。
ややミュージカル風コメディーエンターテインメント2007年
Stinky Project 第3回公演「B面で恋をして」 作・演出 石原慎一
出演:斉藤こず恵、YOKO、五森大輔、有働 剛、黒竹義樹、淺野勝盛、クリニック嶋村、けいたろう、坂東賢春、須田勝也、青山将斗
期間 2007年11月8日(木)〜12日(月)
開演時間 8日 19:00〜 9日 19:00〜 10日 13:00〜/17:00〜 11日 13:00〜/17:00〜 12日 14:00〜 ※開場は開演の30分前です。
劇場 中目黒ウッディシアター http://www.woodytheatre.com/
東京都目黒区上目黒2-43-5 キャトルセゾンB1F 03-3791-6566
東急東横線・日比谷線 中目黒駅 徒歩8分 目黒銀座商店街沿い
料金 前売3500円/当日3800円
お問い合わせ TEL 090-1773-5200
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.047 2007年10月25日(木) 【地域別一覧表へ】
戸越銀座「日本橋紅とん・戸越銀座店」
今日、SAKURAと待ち合わせたのは、東急池上線の戸越銀座駅のすぐそば、改札口から20メートルほどしか離れていない店、「日本橋紅とん・戸越銀座店」である。
以前、SAKURAと一緒に代々木店に入ったことがあり、本稿のVIL.025でそのことは書いた。ここ「戸越銀座店」は今年の夏、7月25日に開店した。撤退したチェーン居酒屋「笑笑」の跡地への出店である。その後、何回か行ったことがあるがSAKURAとは初めての来店である。
店に入るとSAKURAはアサヒプレミアム生ビール熟撰中瓶(580円)を飲み、エリンギ(150円)1本と銀杏(150円)2本を頼んでいた。中瓶にしては高いビールである。プレミアムブームにのって、売上アップの策に違いない。
私は着席すると生ビール中(200円)を頼んだ。ちょうど、紅とんの「20店舗達成記念感謝祭」で、3日間だけ450円の生中が200円になっているのである。
焼き物は、かしら(150円)とハラミ(150円)を頼み、セロリの浅漬け(240円)を追加した。
外から店内がよく見える。入口を開けはなっているので入りやすい。入って左側の壁は奥に向けてテーブル席が4卓ほどある。右側にカウンター席が7席ほど、さらに右側には四人席が3卓ある。全部で30人位座ることが出来るだろうか。しかし、実は店の奥には暖簾で仕切られた広い空間があって、30人程が座れる客席があるのだ。7月の開店当初はそこで飲むことができたが、今は照明を落としてしまっている。大人数の客が入ってきた時だけ使うのだろうか。
生ビールをすぐに飲んでしまい、次はホッピー氷なし(350円)である。ジョッキが冷えているか、店の女性に聞くと、冷えているという。やってきたホッピーは、ジョッキとホッピーは冷えていた。焼酎だけの状態で少し呑んでみたが冷えているように思える。やや3冷とでも言おうか。とりあえず合格に近い。ホッピージョッキではなくアサヒビールのジョッキであるのが惜しいところ。焼酎の量は下から3センチほど、私には少し多すぎるように思えたが、焼酎が多いことを喜ぶ皆さんにとっては、合格点に違いない。
次のつまみは、ネギ盛り(300円)とタコワサ(300円)である。さらに、最後の飲み物として、私は黒ホッピー氷りなし(350円)、SAKURAはグラスワイン白(380円)を選んだ。青ネギを使ったネギ盛りは、おいしかった。酒のつまみとしては、これはアイデア勝負で勝ちである。
ホッピーが350円という価格設定は正しい。サワーより焼酎の量を多くしたとしても、バーでもないのに居酒屋でホッピー500円などというのは間違っている。ところが、最近そういう店に出会うのである。ホッピーはベルギービールではない。ホッピーはホッピーとしての正しい姿があると私は思う。ホッピーは大衆の飲み物である。それを忘れたとしたら、その存在さえも危うくなるのではないだろうか。
「紅とん」の焼き物は、肉のサイズはあまり大きくない。でも、味はおいしかった。メニューをよく見ると、飲み物の価格設定は安いがそれぞれの分量から見て食べ物は少し高めと言える。
戸越銀座にはチェーン居酒屋や常連の為の割烹や小料理屋などはあるが「紅とん」のように、気軽に少しだけ寄るような店は少なかった。次々に居酒屋が出来ても、すぐにリニューアルしたり、撤退したりする居酒屋激戦区「戸越銀座」である。「紅とん」は是非生き残って欲しい店である。
約1時間の滞在、二人でお勘定は3,450円であった。
戸越銀座「日本橋紅とん・戸越銀座店」
東京都品川区平塚1-8-20 美和ビル1F
電話03-3785-0247
東急池上線戸越銀座駅 徒歩10秒
無休 営業時間 16:00〜24:00
※以前は月曜定休だったものが現在は年末年始以外無休となっている。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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戸越銀座「日本橋紅とん・戸越銀座店」
今日、SAKURAと待ち合わせたのは、東急池上線の戸越銀座駅のすぐそば、改札口から20メートルほどしか離れていない店、「日本橋紅とん・戸越銀座店」である。
以前、SAKURAと一緒に代々木店に入ったことがあり、本稿のVIL.025でそのことは書いた。ここ「戸越銀座店」は今年の夏、7月25日に開店した。撤退したチェーン居酒屋「笑笑」の跡地への出店である。その後、何回か行ったことがあるがSAKURAとは初めての来店である。
店に入るとSAKURAはアサヒプレミアム生ビール熟撰中瓶(580円)を飲み、エリンギ(150円)1本と銀杏(150円)2本を頼んでいた。中瓶にしては高いビールである。プレミアムブームにのって、売上アップの策に違いない。
私は着席すると生ビール中(200円)を頼んだ。ちょうど、紅とんの「20店舗達成記念感謝祭」で、3日間だけ450円の生中が200円になっているのである。
焼き物は、かしら(150円)とハラミ(150円)を頼み、セロリの浅漬け(240円)を追加した。
外から店内がよく見える。入口を開けはなっているので入りやすい。入って左側の壁は奥に向けてテーブル席が4卓ほどある。右側にカウンター席が7席ほど、さらに右側には四人席が3卓ある。全部で30人位座ることが出来るだろうか。しかし、実は店の奥には暖簾で仕切られた広い空間があって、30人程が座れる客席があるのだ。7月の開店当初はそこで飲むことができたが、今は照明を落としてしまっている。大人数の客が入ってきた時だけ使うのだろうか。
生ビールをすぐに飲んでしまい、次はホッピー氷なし(350円)である。ジョッキが冷えているか、店の女性に聞くと、冷えているという。やってきたホッピーは、ジョッキとホッピーは冷えていた。焼酎だけの状態で少し呑んでみたが冷えているように思える。やや3冷とでも言おうか。とりあえず合格に近い。ホッピージョッキではなくアサヒビールのジョッキであるのが惜しいところ。焼酎の量は下から3センチほど、私には少し多すぎるように思えたが、焼酎が多いことを喜ぶ皆さんにとっては、合格点に違いない。
次のつまみは、ネギ盛り(300円)とタコワサ(300円)である。さらに、最後の飲み物として、私は黒ホッピー氷りなし(350円)、SAKURAはグラスワイン白(380円)を選んだ。青ネギを使ったネギ盛りは、おいしかった。酒のつまみとしては、これはアイデア勝負で勝ちである。
ホッピーが350円という価格設定は正しい。サワーより焼酎の量を多くしたとしても、バーでもないのに居酒屋でホッピー500円などというのは間違っている。ところが、最近そういう店に出会うのである。ホッピーはベルギービールではない。ホッピーはホッピーとしての正しい姿があると私は思う。ホッピーは大衆の飲み物である。それを忘れたとしたら、その存在さえも危うくなるのではないだろうか。
「紅とん」の焼き物は、肉のサイズはあまり大きくない。でも、味はおいしかった。メニューをよく見ると、飲み物の価格設定は安いがそれぞれの分量から見て食べ物は少し高めと言える。
戸越銀座にはチェーン居酒屋や常連の為の割烹や小料理屋などはあるが「紅とん」のように、気軽に少しだけ寄るような店は少なかった。次々に居酒屋が出来ても、すぐにリニューアルしたり、撤退したりする居酒屋激戦区「戸越銀座」である。「紅とん」は是非生き残って欲しい店である。
約1時間の滞在、二人でお勘定は3,450円であった。
戸越銀座「日本橋紅とん・戸越銀座店」
東京都品川区平塚1-8-20 美和ビル1F
電話03-3785-0247
東急池上線戸越銀座駅 徒歩10秒
無休 営業時間 16:00〜24:00
※以前は月曜定休だったものが現在は年末年始以外無休となっている。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.046 2007年10月19日(金) 【地域別一覧表へ】
立会川「たつみ」〜大井町「八幸」
立会川「たつみ」
咲良舎のプロジェクトで毎週金曜と日曜が忙しくなってしまった為、ずっと中断していた金曜のASIMO君との居酒屋巡りを再開することが出来た。
今日の二軒は、共に住所は東大井である。しかし、1軒目はJR大井町駅よりも京浜急行の立会川駅に近いのである。
立会川駅改札を出て、右方向に階段を降りると小さな商店街がある。その商店街を歩いて抜けると第一京浜に出る。第一京浜を渡った向こう側に、こちらの商店街の続きのような商店街が見えた。その商店街の南側に立会川が流れていて、その立会川の上を第一京浜が渡っているのである。橋を渡ってすぐに右に曲がると川沿いの道が続いている。20メートル程歩いた左側に「鳥勝」というレバ刺しや牛刺しで有名な店がある。少しだけ寄っていこうかということで、中に入ってみるがすでに満席。仕方なく、本来の目的の店に行くことにする。
立会川沿いをそのまま西に向かって歩いてゆくと、立会川は右に、我々が歩く道は左にと別れてしまう。やがて、道は二手に分かれる。そこで右斜めに曲がると、右側に「なか」という渋い飲み屋さんがある。我々と一緒に歩いていた3人組が「ひさしぶりだな」といいながら入っていった。
「この辺はなかなか渋い店がありますねえ」とASIMO君。
さらに、その先を歩いてゆくと、再び立会川に出会った。そこにかけられた橋を渡って向こう側が本日の目的の店「たつみ」である。

店の外には男性のイラストが描かれた看板がある。店に入ってすぐ気づいたのであるがこのイラストの男性はこの店のマスターである。うまく特徴をとらえたイラストである。
店に入ると、左側に10人程が座れるL字カウンターがあり、その中が調理場になっている。右側は広い座敷が一つ、その奥にも一つ。二つの座敷の間の襖は開けられていて、奥の座敷が見える。合わせて40人以上座れる広さであろうか。
すでに、奥の座敷は宴会が始まっている。我々と同じ座敷に二人客が座っている。カウンター席のすぐ後ろ、手前座敷の上がってすぐの場所に二人で座った。
まず、ホッピーを二つお願いする。ASIMO君は氷り有り、私は氷り無しである。このお店ではホッピーは調理場で作ってきてしまうタイプ。それも氷有りが定番のようで、氷無しを頼むと、ホッピージョッキで上から3センチほど少ない量のホッピーが出てくる。ホッピーをフルボトル使っていないのかもしれない。また、ジョッキも冷えていない。焼酎も冷えていないようである。ホッピーのみは辛うじて冷えているらしい。冷えていないジョッキに常温の焼酎と冷えたホッピーを入れると、このくらいの温度かなと思わせる。
レベル7、1冷=非原理主義ホッピーである。2杯目ならば、氷少なめでもらい、少し待って氷を出してしまうのであるが、1杯目でもあり、我慢してそのまま呑んでしまった。初めての店ではなかなか原理主義的に呑むのは難しい。
まず、焼き物はカシラ(100円)、ハツ(100円)、牛ハラミ(180円)を2本づつもらい、煮込み(480円)も追加注文した。
煮込みがやってきた。汁少なめ、かかっているネギ以外に野菜の姿はない、モツそのものを煮込んで食べてもらうというタイプである。臭みもなく、食感もよく、なかなかうまい煮込みであった。
塩で頼んだ、カシラとハツは肉も大振りの物が3個串となっており、弾力のある食感でおいしかった。肉2個、ネギ2個からなる牛ハラミは、店の方のすすめでタレにしたが、私にはこのタレは甘すぎるように思えた。
メニューを見ると「名物くさや」とある。この店では、「くさや」が名物で価格は680円。嫌いではないが今日のところは遠慮することにした。
飲み物をレモンサワー(380円)に切り替え、つまみはニラ玉(480円)にする。
ここで、ASIMO君とニラ玉談義である。ニラ玉というものは、本当に店によって違う食べ物である。卵焼きにニラが入っているようなタイプ、オムレツにニラが入っているようなタイプ、だし汁に入って出てくる時もあり、様々である。
この店のニラ玉の短冊には「中国五千年の味」と書かれていた。出てくるまで期待が高まる。やがて出てきたのは、皿からはみ出るほど大きいオムレツタイプであった。ニラの量もたくさん使っており、とても満足感のあるものだった。しかし、「中国五千年の味」の意味は不明なままであった。
さらに、印刷されたメニューに書かれていた「酎ハオ(380円)」をお願いする。「酎ハオお願いします」とASIMO君が言うと、「誤植なんです。酎ハイの間違いです」と、予想通りの答え。しかし、持ってくる時は「はい、酎ハオです」と言って持ってきてくれた。定番のギャグ的対応である。
最後に頼んだつまみは、厚揚げ豆腐(480円)であった。量が多い。この店はつまみのボリュームがある。ご飯をもらえば、そのまま定食になる量である。事実、隣の座敷では、中年の女性客がおかず2品できちんと食事をとっている姿があった。
そして、サワー類の焼酎が濃い。最後の酎ハイなどは、私にはあまりに濃すぎるので、半分ASIMO君に呑んでもらったほどである。
「たつみ」での滞在は午後7時15分から8時15分までの1時間。
お勘定は二人で4,810円であった。
大井町「八幸」
外に出ると雨が降っている。「たつみ」を出た私とASIMO君は、一路大井町駅方面を目指す。
「たつみ」の少し先から立会川は暗渠になってしまう。その立会川に蓋をした上に出来た緑道を10分程歩くと、JR線と池上通りが交差する陸橋の近くに出る。すると、陸橋の下を抜けた向こう側に、次の店、おでんの「八幸」がある。このブログには書かなかったが、前回、9月19日にASIMO君と来た後、RAM元帥とも「八幸」で飲んだのである。その時入れたキンミヤ焼酎のボトルが残っていて、そのボトルを呑んでしまうようにとのRAM元帥からの指令が出た。
窓から中をのぞくと、雨の為か今日の「八幸」は空いている。「おでん、小料理、八幸」と書かれた紺色の暖簾をくぐって中に入ると、左側のカウンターも、右のテーブル席も空いている。そこで、カウンターの手前の端に座った。
さっそく、キンミヤ焼酎900ミリリットルのスリムで美しいボトルが出てきた。ラベルの色も美しい。キンミヤのラベルは本当に美しい色だと思うのである。呑み方は、氷(100円)と炭酸(100円)。キンミヤはすっきりとしているので、炭酸割や水割も合う。半分残っているボトルを空けるというミッション。これは、絶対に今日は酔ってしまいそうである。
おでんを頼む。「竹輪麩でしょ?」とASIMO君。私の竹輪麩好きは、周囲の人々はみんな知っている。太ることを心配しなければ、「竹輪麩残り全部」とか一度注文してみたいほどである。でも、そんなことをすれば、他の「隠れ竹輪麩好き」の皆さんに申し訳ないので実現したことはないのである。
おでんは、竹輪麩(100円)、焼き竹輪(150円)、しらたき(100円)を頼んだ。刺身を食べたいというASIMO君の意見に同意して、そい刺し(550円)を追加注文。
ここから、ゆっくりとキンミヤ呑みに突入。この店にホッピーがあれば、キンミヤを割って呑むのであるが、残念ながら無い。炭酸の後は水(100円)をもらって水割りである。そして、そこにシークァーサー原液(100円)をほんの少し垂らす。今回で3回目の来店であるが、この店ではこの呑み方が定番のようであった。
一つ気がついたことであるが、この店の箸が面白い。割り箸ではない。そして、箸置きに穴が空いていて、そこに箸がささった状態で出てくる。割り箸を使わないのは、エコロジーの時代にマッチしている。
さらに、割り箸とは違い、きちんとした重みのある箸であるから、床に落とすと独特なはじけるような音がするのである。すると、かなりうるさい店内であるのに、その音を店の女性が聞きつけ、黙っていても新しい箸を持ってきてくれるのである。前回、RAM元帥と来たときも3回、今回も2回その光景を目にした。「客商売というのは凄いなあ」と思わされる瞬間であった。
酒飲みらしいつまみということで、なめろ(480円)と、いかの塩辛(380円)を頼んだ。これが両方ともうまいのである。特に、なめろには感心した。味噌味がきつくなく、素材のアジの味が生きている。プリプリとした食感も残っていて、今まで食べた「なめろ」の中で一番ではないかと思えた。
すでに、たつみで「ニラ玉」を食べているのに、卵好きの我々二人は、2つ黄身のたまご焼き(380円)を、前回の来店に引き続き、頼んでしまう。
さて、午後8時30分に入ってから、ふと気がつくと午後10時50分になっている。1軒2時間30分の滞在というのは、我々二人にとって、珍しい長居である。その結果、RAM元帥からのミッションも、見事完遂することが出来て、ボトルは空。
うまい酒にうまいつまみ。今日も楽しい夜であった。お勘定は二人で3,810円である。

立会川「たつみ」
東京都品川区東大井6-16-9
電話03-3766-0294
京浜急行「立会川」400メートル 徒歩8分
月曜休 営業時間 18:00〜25:00
大井町 おでん「八幸」
東京都品川区東大井6-1-5 桐木ハイツ1F
電話 03-3762-3344
日曜祝日休 営業時間17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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立会川「たつみ」〜大井町「八幸」
立会川「たつみ」
咲良舎のプロジェクトで毎週金曜と日曜が忙しくなってしまった為、ずっと中断していた金曜のASIMO君との居酒屋巡りを再開することが出来た。
今日の二軒は、共に住所は東大井である。しかし、1軒目はJR大井町駅よりも京浜急行の立会川駅に近いのである。
立会川駅改札を出て、右方向に階段を降りると小さな商店街がある。その商店街を歩いて抜けると第一京浜に出る。第一京浜を渡った向こう側に、こちらの商店街の続きのような商店街が見えた。その商店街の南側に立会川が流れていて、その立会川の上を第一京浜が渡っているのである。橋を渡ってすぐに右に曲がると川沿いの道が続いている。20メートル程歩いた左側に「鳥勝」というレバ刺しや牛刺しで有名な店がある。少しだけ寄っていこうかということで、中に入ってみるがすでに満席。仕方なく、本来の目的の店に行くことにする。
立会川沿いをそのまま西に向かって歩いてゆくと、立会川は右に、我々が歩く道は左にと別れてしまう。やがて、道は二手に分かれる。そこで右斜めに曲がると、右側に「なか」という渋い飲み屋さんがある。我々と一緒に歩いていた3人組が「ひさしぶりだな」といいながら入っていった。
「この辺はなかなか渋い店がありますねえ」とASIMO君。
さらに、その先を歩いてゆくと、再び立会川に出会った。そこにかけられた橋を渡って向こう側が本日の目的の店「たつみ」である。

店の外には男性のイラストが描かれた看板がある。店に入ってすぐ気づいたのであるがこのイラストの男性はこの店のマスターである。うまく特徴をとらえたイラストである。
店に入ると、左側に10人程が座れるL字カウンターがあり、その中が調理場になっている。右側は広い座敷が一つ、その奥にも一つ。二つの座敷の間の襖は開けられていて、奥の座敷が見える。合わせて40人以上座れる広さであろうか。
すでに、奥の座敷は宴会が始まっている。我々と同じ座敷に二人客が座っている。カウンター席のすぐ後ろ、手前座敷の上がってすぐの場所に二人で座った。
まず、ホッピーを二つお願いする。ASIMO君は氷り有り、私は氷り無しである。このお店ではホッピーは調理場で作ってきてしまうタイプ。それも氷有りが定番のようで、氷無しを頼むと、ホッピージョッキで上から3センチほど少ない量のホッピーが出てくる。ホッピーをフルボトル使っていないのかもしれない。また、ジョッキも冷えていない。焼酎も冷えていないようである。ホッピーのみは辛うじて冷えているらしい。冷えていないジョッキに常温の焼酎と冷えたホッピーを入れると、このくらいの温度かなと思わせる。
レベル7、1冷=非原理主義ホッピーである。2杯目ならば、氷少なめでもらい、少し待って氷を出してしまうのであるが、1杯目でもあり、我慢してそのまま呑んでしまった。初めての店ではなかなか原理主義的に呑むのは難しい。
まず、焼き物はカシラ(100円)、ハツ(100円)、牛ハラミ(180円)を2本づつもらい、煮込み(480円)も追加注文した。
煮込みがやってきた。汁少なめ、かかっているネギ以外に野菜の姿はない、モツそのものを煮込んで食べてもらうというタイプである。臭みもなく、食感もよく、なかなかうまい煮込みであった。
塩で頼んだ、カシラとハツは肉も大振りの物が3個串となっており、弾力のある食感でおいしかった。肉2個、ネギ2個からなる牛ハラミは、店の方のすすめでタレにしたが、私にはこのタレは甘すぎるように思えた。
メニューを見ると「名物くさや」とある。この店では、「くさや」が名物で価格は680円。嫌いではないが今日のところは遠慮することにした。
飲み物をレモンサワー(380円)に切り替え、つまみはニラ玉(480円)にする。
ここで、ASIMO君とニラ玉談義である。ニラ玉というものは、本当に店によって違う食べ物である。卵焼きにニラが入っているようなタイプ、オムレツにニラが入っているようなタイプ、だし汁に入って出てくる時もあり、様々である。
この店のニラ玉の短冊には「中国五千年の味」と書かれていた。出てくるまで期待が高まる。やがて出てきたのは、皿からはみ出るほど大きいオムレツタイプであった。ニラの量もたくさん使っており、とても満足感のあるものだった。しかし、「中国五千年の味」の意味は不明なままであった。
さらに、印刷されたメニューに書かれていた「酎ハオ(380円)」をお願いする。「酎ハオお願いします」とASIMO君が言うと、「誤植なんです。酎ハイの間違いです」と、予想通りの答え。しかし、持ってくる時は「はい、酎ハオです」と言って持ってきてくれた。定番のギャグ的対応である。
最後に頼んだつまみは、厚揚げ豆腐(480円)であった。量が多い。この店はつまみのボリュームがある。ご飯をもらえば、そのまま定食になる量である。事実、隣の座敷では、中年の女性客がおかず2品できちんと食事をとっている姿があった。
そして、サワー類の焼酎が濃い。最後の酎ハイなどは、私にはあまりに濃すぎるので、半分ASIMO君に呑んでもらったほどである。
「たつみ」での滞在は午後7時15分から8時15分までの1時間。
お勘定は二人で4,810円であった。
大井町「八幸」
外に出ると雨が降っている。「たつみ」を出た私とASIMO君は、一路大井町駅方面を目指す。
「たつみ」の少し先から立会川は暗渠になってしまう。その立会川に蓋をした上に出来た緑道を10分程歩くと、JR線と池上通りが交差する陸橋の近くに出る。すると、陸橋の下を抜けた向こう側に、次の店、おでんの「八幸」がある。このブログには書かなかったが、前回、9月19日にASIMO君と来た後、RAM元帥とも「八幸」で飲んだのである。その時入れたキンミヤ焼酎のボトルが残っていて、そのボトルを呑んでしまうようにとのRAM元帥からの指令が出た。
窓から中をのぞくと、雨の為か今日の「八幸」は空いている。「おでん、小料理、八幸」と書かれた紺色の暖簾をくぐって中に入ると、左側のカウンターも、右のテーブル席も空いている。そこで、カウンターの手前の端に座った。
さっそく、キンミヤ焼酎900ミリリットルのスリムで美しいボトルが出てきた。ラベルの色も美しい。キンミヤのラベルは本当に美しい色だと思うのである。呑み方は、氷(100円)と炭酸(100円)。キンミヤはすっきりとしているので、炭酸割や水割も合う。半分残っているボトルを空けるというミッション。これは、絶対に今日は酔ってしまいそうである。
おでんを頼む。「竹輪麩でしょ?」とASIMO君。私の竹輪麩好きは、周囲の人々はみんな知っている。太ることを心配しなければ、「竹輪麩残り全部」とか一度注文してみたいほどである。でも、そんなことをすれば、他の「隠れ竹輪麩好き」の皆さんに申し訳ないので実現したことはないのである。
おでんは、竹輪麩(100円)、焼き竹輪(150円)、しらたき(100円)を頼んだ。刺身を食べたいというASIMO君の意見に同意して、そい刺し(550円)を追加注文。
ここから、ゆっくりとキンミヤ呑みに突入。この店にホッピーがあれば、キンミヤを割って呑むのであるが、残念ながら無い。炭酸の後は水(100円)をもらって水割りである。そして、そこにシークァーサー原液(100円)をほんの少し垂らす。今回で3回目の来店であるが、この店ではこの呑み方が定番のようであった。
一つ気がついたことであるが、この店の箸が面白い。割り箸ではない。そして、箸置きに穴が空いていて、そこに箸がささった状態で出てくる。割り箸を使わないのは、エコロジーの時代にマッチしている。
さらに、割り箸とは違い、きちんとした重みのある箸であるから、床に落とすと独特なはじけるような音がするのである。すると、かなりうるさい店内であるのに、その音を店の女性が聞きつけ、黙っていても新しい箸を持ってきてくれるのである。前回、RAM元帥と来たときも3回、今回も2回その光景を目にした。「客商売というのは凄いなあ」と思わされる瞬間であった。
酒飲みらしいつまみということで、なめろ(480円)と、いかの塩辛(380円)を頼んだ。これが両方ともうまいのである。特に、なめろには感心した。味噌味がきつくなく、素材のアジの味が生きている。プリプリとした食感も残っていて、今まで食べた「なめろ」の中で一番ではないかと思えた。
すでに、たつみで「ニラ玉」を食べているのに、卵好きの我々二人は、2つ黄身のたまご焼き(380円)を、前回の来店に引き続き、頼んでしまう。
さて、午後8時30分に入ってから、ふと気がつくと午後10時50分になっている。1軒2時間30分の滞在というのは、我々二人にとって、珍しい長居である。その結果、RAM元帥からのミッションも、見事完遂することが出来て、ボトルは空。
うまい酒にうまいつまみ。今日も楽しい夜であった。お勘定は二人で3,810円である。

立会川「たつみ」
東京都品川区東大井6-16-9
電話03-3766-0294
京浜急行「立会川」400メートル 徒歩8分
月曜休 営業時間 18:00〜25:00
大井町 おでん「八幸」
東京都品川区東大井6-1-5 桐木ハイツ1F
電話 03-3762-3344
日曜祝日休 営業時間17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.045 2007年10月9日(火) 【地域別一覧表へ】
石川台 やきとん「たっくん」
咲良舎が実施中の【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】の帰り、SAKURAが少しだけ飲みたいという。たとえ、1杯でもいい、缶酎ハイ1本でもいい、仕事帰りに少しだけ飲みたいのがSAKURAの習性である。
SAKURAと旗の台駅で待ち合わせて向かったのは石川台。
今日の店「たっくん」は、東急池上線の石川台駅の蒲田方面改札を出て右方向へ歩き、十字路にぶつかってから、そのまま直進、駅から80メートルほどの場所にある。
SAKURAと二人、だらだらと緩い坂を下ってゆくと、左手から焼き鳥の良い香りがただよってきた。さらに、マスターの元気な声が聞こえてくる。道を行く通行人に向かって、常に「お帰りなさい」「お疲れさまでした」と声をかけているのである。
店を正面から見ると、右手に焼き台がある。普通の焼き鳥・モツ焼き店よりも幅が広めにとられている焼き台である。店内はカウンターのみ。左手の扉から中に入ると、変則的なL字カウンターがある。まず、入口からまっすぐに6名分、斜め左に曲がり3名分、しかし、そこは通路が狭い為に椅子は置かれていない、混んだ時は立ち飲み出来るかもしれない。その先で3名分の椅子がある。ここで右に直角に曲がって7人ほど座れるようになっている。カウンター内は広めの調理場、カウンターの直角の部分にカウンター内への入り口がある。
「お帰りなさーい」「いらっしゃいませ」という元気な声に迎えられ店内に入った。最近は、SAKURAとは遠くの稽古場近くで飲むことが多い。「たっくん」には、ASIMO君と3ヶ月ほど前に来ただけであり、SAKURAと二人で来るのは久しぶりである。
まずは、白ホッピーセット(400円)、SAKURAは氷入り、私は氷無しでお願いする。ホッピージョッキを少しだけ痩せさせたような、よく冷やされたビールジョッキに焼酎が入っており、ステンレス製のマドラーと冷えたホッピー瓶がついてくる。
飲み物はエビス中瓶が500円、サッポロラガー中瓶が450円。焼酎や日本酒もある。マスターが元イタリア料理店で働いていた為か、イタリアの珍しい酒などもある。フェルネット・ブランカ(500円)というイタリアの酒の短冊には、「酒入り胃腸薬」「超苦薬草酒」と書かれていた。どんな感じであるか聞いてみると、「ソルマックや液キャベのようです」と言われた。そして、おちょこに一杯、サービスで味見させてくれた。本当にソルマックである。最後にこれを飲むと、次の日が楽であるとの常連客の証言もあるらしい。しかし、度数が40度もある。胃を壊して同時に直す酒なのだろうか。
この店は、モツ焼きと焼き鳥の両方を食べることの出来る店であり、どちらも全て1本120円である。
かしら、ハラミ、タンの三種のモツ焼きと、焼き鳥から正肉を選んだ。さらに、たこわさ(250円)も追加する。
肉は上品な大きさだが質は良い。中でもハラミがうまかった。モツ焼きと焼き鳥の両方があるというのは、肉類に好き嫌いが多い人にとっては、自分の食べたい肉や部位を選ぶことが出来て便利かもしれない。
ここで、今日のワークショップの内容の話になった。
今日のエチュードの中で、参加者の一人、俳優の山本亘(せん)さんが着ていたジャケットを病気の妻に見立て、そのそばに添い寝する夫を演じてみせたそうである。妻に目薬を差してあげるシーンでは、他の参加者たちが涙を流して見ていたという。詳細を聞いているうちに、私も涙があふれて仕方がなかった。SAKURAも素晴らしいエチュードだったと感心していた。やはり、いい俳優は違うのである。
私は昔から、學さん、圭さん、亘さんの山本三兄弟のファンであった。先日のワークショップ初日の懇親会で御一緒できた時も、すっかりファンの気分で、楽しい一時を共にすることが出来た。
「たっくん」の店内には、80年代から90年代頃の懐かしいロックやポップミュージックが流れている。店の奥のカウンター席に一人座り、懐かしい曲を聴きながら物思いにふけり飲むことも出来る。
私は、黒ホッピーセット氷無し(400円)を追加。「たっくんポテト(350円)」も頼んだ。ジャガイモとチーズにピザソースのかかっているものである。ジャガイモ、チーズ、ピザソース、好きな食材トリオである。太るはずである。
最後に白ホッピーセット氷無しを頼み、SAKURAと二人で分けて飲んだ。
「たっくん」は、お勘定の時が面白い。お勘定をお願いすると、「そのまま、お席にお座りになってお待ちくださいませ」と言われるのである。そして、店を出る時には、深々と頭を下げて送り出してくれる。モツ焼き屋らしからぬ接客で、思わず微笑んでしまうのであった。
駅から近く、深夜までやっている。気軽に入って、ホッピーとモツ焼きや焼き鳥を食べてサッと帰るのに便利な店といえる。
ほぼ1時間の滞在時間。二人でお勘定は2,940円であった。
石川台 やきとん「たっくん」
東京都大田区東雪谷2-25-8
電話03-5499-6133
東急池上線「石川台」徒歩1分
月曜休 営業時間 18:00〜25:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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石川台 やきとん「たっくん」
咲良舎が実施中の【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】の帰り、SAKURAが少しだけ飲みたいという。たとえ、1杯でもいい、缶酎ハイ1本でもいい、仕事帰りに少しだけ飲みたいのがSAKURAの習性である。
SAKURAと旗の台駅で待ち合わせて向かったのは石川台。
今日の店「たっくん」は、東急池上線の石川台駅の蒲田方面改札を出て右方向へ歩き、十字路にぶつかってから、そのまま直進、駅から80メートルほどの場所にある。
SAKURAと二人、だらだらと緩い坂を下ってゆくと、左手から焼き鳥の良い香りがただよってきた。さらに、マスターの元気な声が聞こえてくる。道を行く通行人に向かって、常に「お帰りなさい」「お疲れさまでした」と声をかけているのである。
店を正面から見ると、右手に焼き台がある。普通の焼き鳥・モツ焼き店よりも幅が広めにとられている焼き台である。店内はカウンターのみ。左手の扉から中に入ると、変則的なL字カウンターがある。まず、入口からまっすぐに6名分、斜め左に曲がり3名分、しかし、そこは通路が狭い為に椅子は置かれていない、混んだ時は立ち飲み出来るかもしれない。その先で3名分の椅子がある。ここで右に直角に曲がって7人ほど座れるようになっている。カウンター内は広めの調理場、カウンターの直角の部分にカウンター内への入り口がある。
「お帰りなさーい」「いらっしゃいませ」という元気な声に迎えられ店内に入った。最近は、SAKURAとは遠くの稽古場近くで飲むことが多い。「たっくん」には、ASIMO君と3ヶ月ほど前に来ただけであり、SAKURAと二人で来るのは久しぶりである。
まずは、白ホッピーセット(400円)、SAKURAは氷入り、私は氷無しでお願いする。ホッピージョッキを少しだけ痩せさせたような、よく冷やされたビールジョッキに焼酎が入っており、ステンレス製のマドラーと冷えたホッピー瓶がついてくる。
飲み物はエビス中瓶が500円、サッポロラガー中瓶が450円。焼酎や日本酒もある。マスターが元イタリア料理店で働いていた為か、イタリアの珍しい酒などもある。フェルネット・ブランカ(500円)というイタリアの酒の短冊には、「酒入り胃腸薬」「超苦薬草酒」と書かれていた。どんな感じであるか聞いてみると、「ソルマックや液キャベのようです」と言われた。そして、おちょこに一杯、サービスで味見させてくれた。本当にソルマックである。最後にこれを飲むと、次の日が楽であるとの常連客の証言もあるらしい。しかし、度数が40度もある。胃を壊して同時に直す酒なのだろうか。
この店は、モツ焼きと焼き鳥の両方を食べることの出来る店であり、どちらも全て1本120円である。
かしら、ハラミ、タンの三種のモツ焼きと、焼き鳥から正肉を選んだ。さらに、たこわさ(250円)も追加する。
肉は上品な大きさだが質は良い。中でもハラミがうまかった。モツ焼きと焼き鳥の両方があるというのは、肉類に好き嫌いが多い人にとっては、自分の食べたい肉や部位を選ぶことが出来て便利かもしれない。
ここで、今日のワークショップの内容の話になった。
今日のエチュードの中で、参加者の一人、俳優の山本亘(せん)さんが着ていたジャケットを病気の妻に見立て、そのそばに添い寝する夫を演じてみせたそうである。妻に目薬を差してあげるシーンでは、他の参加者たちが涙を流して見ていたという。詳細を聞いているうちに、私も涙があふれて仕方がなかった。SAKURAも素晴らしいエチュードだったと感心していた。やはり、いい俳優は違うのである。
私は昔から、學さん、圭さん、亘さんの山本三兄弟のファンであった。先日のワークショップ初日の懇親会で御一緒できた時も、すっかりファンの気分で、楽しい一時を共にすることが出来た。
「たっくん」の店内には、80年代から90年代頃の懐かしいロックやポップミュージックが流れている。店の奥のカウンター席に一人座り、懐かしい曲を聴きながら物思いにふけり飲むことも出来る。
私は、黒ホッピーセット氷無し(400円)を追加。「たっくんポテト(350円)」も頼んだ。ジャガイモとチーズにピザソースのかかっているものである。ジャガイモ、チーズ、ピザソース、好きな食材トリオである。太るはずである。
最後に白ホッピーセット氷無しを頼み、SAKURAと二人で分けて飲んだ。
「たっくん」は、お勘定の時が面白い。お勘定をお願いすると、「そのまま、お席にお座りになってお待ちくださいませ」と言われるのである。そして、店を出る時には、深々と頭を下げて送り出してくれる。モツ焼き屋らしからぬ接客で、思わず微笑んでしまうのであった。
駅から近く、深夜までやっている。気軽に入って、ホッピーとモツ焼きや焼き鳥を食べてサッと帰るのに便利な店といえる。
ほぼ1時間の滞在時間。二人でお勘定は2,940円であった。
石川台 やきとん「たっくん」
東京都大田区東雪谷2-25-8
電話03-5499-6133
東急池上線「石川台」徒歩1分
月曜休 営業時間 18:00〜25:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.044 2007年10月6日(土) 【地域別一覧表へ】
中目黒「根室食堂」「ごっつぁん」
「サール・シュワルツ展」
今日は咲良舎が現在実施している【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】に顔を出した。午後5時に本日のワークショップが終了、解散後、SAKURA、S.A.P.メンバーの創間元哉、飛坂光輝、漆山健太郎の3名に、ワークショップ参加者のTさんを加えた6名で現代彫刻の展覧会を見に行くことになった。その展覧会とは「サール・シュワルツ展」である。差し入れのワインを2本購入、中目黒駅前から大井町行きのバスに乗り、田道小学校前で下車3分の所にある美術館「長泉院附属現代彫刻美術館」に向かった。
山手通りから少し入った小高い場所に長泉寺という寺院の付属美術館がある。
会場についたのは午後5時30分頃であった。1階で彫刻作品を見せていただいた後、2階の会場へ。展示室の真ん中でオープニングパーティがすでに始まっていた。およそ50名ほどの人々が談笑されており、上品な雰囲気が漂っている。
SAKURAがニューヨークに10年間住んでいた頃、同じロフトの上の階に住んでいたのがユダヤ人彫刻家のサール・シュワルツ氏と夫人の熊坂兌子氏の芸術家夫妻であった。2004年にサール・シュワルツ氏は92歳の天寿を全うされ、亡くなってしまった。しかし、兌子夫人は健在。オープニングパーティでご挨拶をすることも出来た。
サール・シュワルツ氏の展覧会は何度か見せていただいているが、これだけたくさんの作品を一度に見ることが出来たのは初めてだった。金属などの素材を扱いながら、冷たさは全く無く、温かみがあり、ユーモアにあふれた作品ばかりであった。
オープニングパーティで、ワインやビールなどをいただき、午後6時過ぎに会場を後にする頃には、全員ほろ酔い気分となってしまった。
「長泉院附属現代彫刻美術館」東京都目黒区中目黒4-12-18
電話03-3792-5858で「サール・シュワルツ展」は11月25日まで開催されている。
中目黒 立ち飲み処「根室食堂」
「長泉院附属現代彫刻美術館」を出ると、中目黒駅まで歩くことにした。
駒沢通りを目指して歩く途中、これから行く酒場を検討する。駒沢通りには二軒のモツ焼きの名店がある。駒沢通りに出て、祐天寺方面に歩けば有名店、もつ焼きの「ばん」である。しかし、土曜日の6時過ぎに6人で入れる訳もない。右に曲がって、中目黒方面に歩けば、「ばん」の流れをくむ、もつ焼き店「源」がある。無理と思いながら電話をしたが、現在満席であり、さらに三組の予約が入っているという。
駒沢通りを歩き、同行するメンバーに「源」の場所を教えた。駒沢通りから「源」の入っているビルの角を中目黒駅方面に左に曲がった。しばらく歩くと目黒銀座商店街に出る。その十字路の一画に中目黒のランドマークであるGTビルが建っている。しかし、私が決めていた目的地は目黒銀座商店街の手前の路地を右に入った左側にあった。
午後7時過ぎ、立ち飲み処「根室食堂」もまた混んでいた。中目黒の「根室食堂」は、学芸大学の「根室食堂」から見れば本店にあたる。入口付近は立ち飲みカウンターになっており、奥に座敷があって、かなり窮屈ではあるが座ることが出来るようになっている点、両店はまったく同じである。この店の作りで3店舗以降も作ってゆくのであろうか。変則的立ち飲み店といえる。半分が立ち飲みで、半分は座り飲みの店は、五反田の「呑ん気」や荻窪の「鳥もと」などがあるが、半分座敷という店は珍しい。
本日は、店内のカウンターも一杯、奥の座敷も予約が入っており、6人はとても無理である。居酒屋巡りを6人でするのは無謀であり、絶対にお勧めしない。
それでも、店の外の魚の入っていた発泡スチロールのケースを積み上げたものをテーブルに見立てて飲むことになった。
それぞれ、生ビール中(390円)や、しそ焼酎たんたかたん(500円)、シークワーサーサワー(300円)などを頼んだ。
つまみは、かさごの豪快一本煮(950円)、余市の天上ブリ刺し(600円)、鮭のハラス(450円)等をいただく。どれも新鮮でうまい。みんな驚いていた。ブリ刺しは思わず追加注文してしまった。
考えてみれば、稽古場を出てすぐ、近くの酒屋で缶酎ハイを買い込み、全員に配って、道端で乾杯をしてしまった(漆山君は酒が強くないのでソフトドリンク)。さらに、パーティから数えれば二軒目である。みんな、ずいぶんと酔っている。話も盛り上がり、居酒屋や飲食店の多い路地とはいえ、近隣の方に迷惑をかけてしまったもしれない。
途中、飛坂光輝君が他に行くところがあるということで離脱、しばらく飲んで、店を出たのは午後9時半頃であった。お勘定は1万円と少しであったろうか。
中目黒 炉ばた焼き「ごっつあん」
ここで帰るつもりであったが、SAKURAが座って飲みたいというので、次の店を探すことになった。
素直にチェーン居酒屋に行けばよいものを、居酒屋探偵はそれを我慢出来ない。中目黒でいつもお世話になっている、炉ばた焼き店「ごっつあん」を目指した。以前の訪問時にも書いたが、ここは井上ひさし氏の弟さんが経営する店である。その為ではないだろうが、中目黒での稽古帰りには、なんとなくこの店にSAKURAと、その弟子たちは来てしまうようである。元々、この店を教えてくれた人も演劇人であった。
中目黒の改札を過ぎて、改札から見て左側の線路脇の道を祐天寺方面に少し歩くと、炉ばた焼き「ごっつあん」はある。その先に、以前にこのブログにも書いた串揚げの「串八」が並んでいる。道の左側は東急東横線のガード下になっているが、現在、再開発工事中である。
店に入ると、右側にカウンターがある。Lの字の角が90度ではなく、110度位になっており、変則的なL字カウンターになっている。左側には壁に一列にカウンターに向かって席が並んでいて、その前にテーブルが並んでいる。客は向かい会うのではなく、並んで座るのである。ただし、一番奥の席だけは、L字型に座ることが出来る。我々5人はそこの席に座ることになった。
まずは、レモンサワー(350円)、緑茶割(350円)などをそれぞれ頼んだ。
この店では、つまみ類はすべて350円である。はんぺん、銀杏、エリンギなどを頼んだ。
この後、色々と飲んで食べたのだが「ごっつぁん」では、いつも記憶が定かではない。他の店で飲んだ帰りに寄ってしまう場合が多いからである。人気店である為、早い時間は入れない場合が多く、店が空く午後10時以降に来ることが多いのである。
またまた、ずいぶんと飲んでしまった。1時間半ほどの滞在。お勘定は5人で7,300円であった。
中目黒 立ち飲み処「根室食堂」
東京都目黒区上目黒2-6-4
電話03-3794-1933
東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩2分
日曜休 営業時間 16:00〜24:00 ランチタイム(平日のみ)11:30〜14:00
中目黒 炉ばた焼「ごっつあん」
東京都目黒区上目黒3-7-5 電話03-3710-780
東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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中目黒「根室食堂」「ごっつぁん」
「サール・シュワルツ展」
今日は咲良舎が現在実施している【2年かがりの「愛と偶然の戯れ」ワークショップ】に顔を出した。午後5時に本日のワークショップが終了、解散後、SAKURA、S.A.P.メンバーの創間元哉、飛坂光輝、漆山健太郎の3名に、ワークショップ参加者のTさんを加えた6名で現代彫刻の展覧会を見に行くことになった。その展覧会とは「サール・シュワルツ展」である。差し入れのワインを2本購入、中目黒駅前から大井町行きのバスに乗り、田道小学校前で下車3分の所にある美術館「長泉院附属現代彫刻美術館」に向かった。
山手通りから少し入った小高い場所に長泉寺という寺院の付属美術館がある。
会場についたのは午後5時30分頃であった。1階で彫刻作品を見せていただいた後、2階の会場へ。展示室の真ん中でオープニングパーティがすでに始まっていた。およそ50名ほどの人々が談笑されており、上品な雰囲気が漂っている。
SAKURAがニューヨークに10年間住んでいた頃、同じロフトの上の階に住んでいたのがユダヤ人彫刻家のサール・シュワルツ氏と夫人の熊坂兌子氏の芸術家夫妻であった。2004年にサール・シュワルツ氏は92歳の天寿を全うされ、亡くなってしまった。しかし、兌子夫人は健在。オープニングパーティでご挨拶をすることも出来た。
サール・シュワルツ氏の展覧会は何度か見せていただいているが、これだけたくさんの作品を一度に見ることが出来たのは初めてだった。金属などの素材を扱いながら、冷たさは全く無く、温かみがあり、ユーモアにあふれた作品ばかりであった。
オープニングパーティで、ワインやビールなどをいただき、午後6時過ぎに会場を後にする頃には、全員ほろ酔い気分となってしまった。
「長泉院附属現代彫刻美術館」東京都目黒区中目黒4-12-18
電話03-3792-5858で「サール・シュワルツ展」は11月25日まで開催されている。
中目黒 立ち飲み処「根室食堂」
「長泉院附属現代彫刻美術館」を出ると、中目黒駅まで歩くことにした。
駒沢通りを目指して歩く途中、これから行く酒場を検討する。駒沢通りには二軒のモツ焼きの名店がある。駒沢通りに出て、祐天寺方面に歩けば有名店、もつ焼きの「ばん」である。しかし、土曜日の6時過ぎに6人で入れる訳もない。右に曲がって、中目黒方面に歩けば、「ばん」の流れをくむ、もつ焼き店「源」がある。無理と思いながら電話をしたが、現在満席であり、さらに三組の予約が入っているという。
駒沢通りを歩き、同行するメンバーに「源」の場所を教えた。駒沢通りから「源」の入っているビルの角を中目黒駅方面に左に曲がった。しばらく歩くと目黒銀座商店街に出る。その十字路の一画に中目黒のランドマークであるGTビルが建っている。しかし、私が決めていた目的地は目黒銀座商店街の手前の路地を右に入った左側にあった。
午後7時過ぎ、立ち飲み処「根室食堂」もまた混んでいた。中目黒の「根室食堂」は、学芸大学の「根室食堂」から見れば本店にあたる。入口付近は立ち飲みカウンターになっており、奥に座敷があって、かなり窮屈ではあるが座ることが出来るようになっている点、両店はまったく同じである。この店の作りで3店舗以降も作ってゆくのであろうか。変則的立ち飲み店といえる。半分が立ち飲みで、半分は座り飲みの店は、五反田の「呑ん気」や荻窪の「鳥もと」などがあるが、半分座敷という店は珍しい。
本日は、店内のカウンターも一杯、奥の座敷も予約が入っており、6人はとても無理である。居酒屋巡りを6人でするのは無謀であり、絶対にお勧めしない。
それでも、店の外の魚の入っていた発泡スチロールのケースを積み上げたものをテーブルに見立てて飲むことになった。
それぞれ、生ビール中(390円)や、しそ焼酎たんたかたん(500円)、シークワーサーサワー(300円)などを頼んだ。
つまみは、かさごの豪快一本煮(950円)、余市の天上ブリ刺し(600円)、鮭のハラス(450円)等をいただく。どれも新鮮でうまい。みんな驚いていた。ブリ刺しは思わず追加注文してしまった。
考えてみれば、稽古場を出てすぐ、近くの酒屋で缶酎ハイを買い込み、全員に配って、道端で乾杯をしてしまった(漆山君は酒が強くないのでソフトドリンク)。さらに、パーティから数えれば二軒目である。みんな、ずいぶんと酔っている。話も盛り上がり、居酒屋や飲食店の多い路地とはいえ、近隣の方に迷惑をかけてしまったもしれない。
途中、飛坂光輝君が他に行くところがあるということで離脱、しばらく飲んで、店を出たのは午後9時半頃であった。お勘定は1万円と少しであったろうか。
中目黒 炉ばた焼き「ごっつあん」
ここで帰るつもりであったが、SAKURAが座って飲みたいというので、次の店を探すことになった。
素直にチェーン居酒屋に行けばよいものを、居酒屋探偵はそれを我慢出来ない。中目黒でいつもお世話になっている、炉ばた焼き店「ごっつあん」を目指した。以前の訪問時にも書いたが、ここは井上ひさし氏の弟さんが経営する店である。その為ではないだろうが、中目黒での稽古帰りには、なんとなくこの店にSAKURAと、その弟子たちは来てしまうようである。元々、この店を教えてくれた人も演劇人であった。
中目黒の改札を過ぎて、改札から見て左側の線路脇の道を祐天寺方面に少し歩くと、炉ばた焼き「ごっつあん」はある。その先に、以前にこのブログにも書いた串揚げの「串八」が並んでいる。道の左側は東急東横線のガード下になっているが、現在、再開発工事中である。
店に入ると、右側にカウンターがある。Lの字の角が90度ではなく、110度位になっており、変則的なL字カウンターになっている。左側には壁に一列にカウンターに向かって席が並んでいて、その前にテーブルが並んでいる。客は向かい会うのではなく、並んで座るのである。ただし、一番奥の席だけは、L字型に座ることが出来る。我々5人はそこの席に座ることになった。
まずは、レモンサワー(350円)、緑茶割(350円)などをそれぞれ頼んだ。
この店では、つまみ類はすべて350円である。はんぺん、銀杏、エリンギなどを頼んだ。
この後、色々と飲んで食べたのだが「ごっつぁん」では、いつも記憶が定かではない。他の店で飲んだ帰りに寄ってしまう場合が多いからである。人気店である為、早い時間は入れない場合が多く、店が空く午後10時以降に来ることが多いのである。
またまた、ずいぶんと飲んでしまった。1時間半ほどの滞在。お勘定は5人で7,300円であった。
中目黒 立ち飲み処「根室食堂」
東京都目黒区上目黒2-6-4
電話03-3794-1933
東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩2分
日曜休 営業時間 16:00〜24:00 ランチタイム(平日のみ)11:30〜14:00
中目黒 炉ばた焼「ごっつあん」
東京都目黒区上目黒3-7-5 電話03-3710-780
東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.043 2007年10月4日(木) 【地域別一覧表へ】
浅草橋「やまと」「むつみ屋」
咲良舎では、両国のシアターΧでSAKURA演出の芝居を何度も上演してきた。
ゆえに、シアターΧでの公演、ワークショップ、打ち合わせ等の帰り、両国から両国橋を歩いて渡り、浅草橋まで行くことが多い。浅草橋には良い居酒屋があるからである。
今日は、当ブログの公演情報にも掲載したプロジェクトアルレッキーノ公演「嘲笑のオペラ」をシアターΧで見た。イタリアで活躍される演出家井田邦明氏の演出である。
咲良舎の前身である「櫻花舎」の創立メンバーであり、咲良舎公演・シアターコレクティブレパートリー2005で『奴隷島』等、多くの守輪演出作品のに出演してきた博田章敬、そして、シアターコレクティブ・レパートリー2006・21世紀のマリヴォーシリーズ第2弾「試練」に出演した、S.A.P.メンバーの五百蔵久子が出演する公演であった。近松門左衛門の冥土の飛脚・女殺油地獄などを題材として加筆・再構成した作品である。上演時間は1時間10分。
浅草橋 やまと
シアターΧを出て、普段は歩いて行く道程をタクシーで移動した。
目指したのは、浅草橋駅近くにある「やまと」である。浅草橋駅の東口改札から説明する。
改札を出ると目の前に江戸通りが通っている。通りを見ながら、右側に回り込むようにして、すぐに線路沿いの道を秋葉原方面に戻る。すると、すぐに四つ角があり、左角に立ち飲み店「ぶたいちろう」があるので、そこを左に曲がり直進する。三叉路が見えてくると、右手前角が「やまと」である。古く薄暗い店構え、何も書かれていない小さな暖簾に一瞬戸惑うが、「やまと」と書かれた黄色い看板が煌々と輝いているので、すぐに解る。

因みに、浅草橋には、酒を飲むことだけに特化した雑誌「さけとつまみ」の編集部がある。「やまと」は編集部の皆さんがよく行く店であるらしい。
店に入ったのは、午後8時30分であった。店に入ると、すぐ右側に2人席が一つ。その先に6人から8人が座れるテーブル席が二つ。左側には、10人程度が座れる長いテーブル席が横二列に並べられている。
しかし、左手前のテーブルのすぐ脇に柱が立っていて、その部分には座ることが出来ない。10人席の一番奥左に柱と壁に挟まれた場所があり、その部分に押し込められるように座っている一人客もいる。平日のこの時間で店内はほぼ満席であったが、この一人客の前にちょうど2人分の席が空いていた。店の女性に促されて、その席に座る。目の前では、先ほどの一人客が鍋を食べている。 「一人鍋」である。この店は、安くてボリュームのある鍋料理が有名なのである。
さて、ビールを頼もうとして、SAKURAの顔がいち早く曇った。「どうしたの?」と聞くと、「スーパードライなんだもの」。そばに積み上げられたビールケースを見て、私も納得した。しかし、今日のところは二人とも疲れているので我慢することにした。
すぐに瓶ビール大(400円)がやってきた。大瓶で400円は驚異的な安さである。SAKURAが豚足(400円)とセロリ(250円)を頼んだ。
今日の芝居について色々と話しをするうちに、豚足がやってきた。一瞬、黙ってしまう二人である。巨大な豚の足のぶつ切りが四つ、ステンレス製の皿に載ってきたのである。辛味噌につけながら、一つだけは食べたが、残りは豚足好きのSAKURAに任せることにした。
ビールの後に頼んだのは、この店の特徴的な飲み物、酎ハイである。私は酎ハイ特大(440円)、SAKURAは酎ハイ(220円)である。
この酎ハイが凄いのである。特大は生ビールの大ジョッキに目一杯入っている。しかも、氷が入っていない。つまり、大生ジョッキ全部が焼酎の炭酸割で満たされているのである。これで440円は安い。普通の店の何杯分であろうか。普通サイズの酎ハイも中ジョッキに目一杯入っている。それで220円である。さらには、土曜日になると特大が340円、普通が170円になってしまう。
この酎ハイには、もう一つ特徴がある。白濁しているのである。まるでカルピスサワーである。しかし、甘くはない。謎である。
本当は白い色の正体を店の人に聞いて見たいと思うのだが、この店で働く二人の女性は外国の方で、しかもあまり日本語がよく解らない。難しい話をすると二人で相談し初めてしまうので、聞くのは控えることにする。
次に鉄火巻(250円)とモツ焼き3本(250円)を頼んだ。モツ焼きはタレで焼かれたものに大根おろしがついてくる。
SAKURAの豚足との格闘は続いている。豚足というものは、大きさといい、姿といい、食べるのにエネルギーを要する食い物である。
店内を見回すと、ずいぶんと酔っている様子の客が多い。安く大量に飲みたいお客さん、「とことん酔いたい団体客」の皆さんが主に通ってくる店であると言える。
新しいものを古く見せる今時の昭和レトロ酒場とは違う。本当に店が古いのである。そして、店の外には何も情報がない、中に入ると、壁や品書きも古く煤けていて汚い。これは、値段を安く設定しているのではない、安いまま時間が止まっているのではないか。そんな風に思えた。その驚異的な価格設定を知らない客、店の前を初めて通っただけの客は、自分から入るのを躊躇するに違いない。
やがて、テーブル一つ分の団体客がお互いもたれ合いながら一塊になって出て行った。しばらくすると、すでにずいぶんと酔った様子の別の団体が雪崩れ込んできた。
午後9時15分、SAKURAの豚足との戦いも終わり、45分の滞在時間で外に出た。お勘定は二人で2210円であった。
混み合う店内、酔客の大声から解放され、外に出て、二人ともホッとする。
「まるで、戦争でした」が「やまと」の第一印象であった。
居酒屋 「むつみ屋」
今度は静かに飲みたいというSAKURAの要望により、以前にも数回入ったことのある「むつみ屋」を目指して歩き始める。
駅方面に戻ると、十字路に戻る。その手前右角にはさきほどの「ぶたいちろう」という立ち飲み店があり、向こう左角のガード下には「八」という店名の店がある。ホッピー350円の文字に誘惑されながらも、JR総武線のガードをくぐり、線路の北側に出る。そのまま直進をして、三叉路のすぐ右側にあるのが「むつみ屋」である。

入口はガラガラと左右に大きく開くことが出来る四枚扉である。その前に横長の茶色い大暖簾が下げられており、左から「空白」「酒」「寮」「む」「つ」「み」「屋」「空白」の順になっている。重みで竿がしなり、中央部分はやや下がって弧を描いている。
中に入ると、右側にカウンターが奥に向かって続いている。カウンターの中は調理場である。左側には、テーブル席がいくつか横二列に並べられている。
さらに、奥には地下に下りる階段があり、そこには宴会の出来る空間になっているらしい。
店内には、左側のテーブル席に男性二人客、右側のカウンターに一人客が座っているだけであった。しばらくして、常連客と並んで、お店の人が3人横一列に並んで遅い夕食をとり始めた。店内は和んだ雰囲気となった。
まずは飲み物である。SAKURAは生レモンハイ(390円)、私は焼酎タンサン割(340円)を頼んだ。「やまと」の過激な酎ハイとは違い、ごく普通のサワーグラスに入ってくる、ごくごく普通の飲み物である。
つきだしは、切り干し大根の煮付け。つまみは、ほたてさしみ(470円)を一つもらう。
隣の男性二人客が時々大声を出して笑ったりするが、「やまと」の店内の喧噪にくらべれば、ずっと静かであり、まったく気にならない。
数年前、ある芝居を見た帰り、その演劇作品としての出来の酷さに怒り心頭、怒りまくりながら両国橋を渡って来た後、この店の雰囲気に癒され、怒りが収まったことがあった。
塩らっきょ(320円)の文字を品書きにSAKURAが発見。さすがは塩らっきょ好きである。SAKURAは日本酒一ノ蔵の小(360円)に切替え、私は生レモンハイ(390円)にする。つまみの追加は、しめさば(370円)と冷やしとまと(300円)である。
最後にウーロン割(350円)を頼んでしまったのは10時30分を廻った頃であった。飲み過ぎである。1時間10分ほどの滞在。お勘定は二人で3390円であった。外に出ると、店の常連客が連れてきた大きな犬がつながれていた。犬種はポインターであろうか。少し開けられた扉の中にいる飼い主の方を、一生懸命に見ている姿が実に健気である。
「普通」ということの良さを感じさせられた浅草橋の夜であった。

浅草橋 やまと
東京都台東区浅草橋1-10-14
03-3861-9884

浅草橋 むつみ屋
東京都台東区浅草橋1-10-14
03-3866-5078
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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浅草橋「やまと」「むつみ屋」
咲良舎では、両国のシアターΧでSAKURA演出の芝居を何度も上演してきた。
ゆえに、シアターΧでの公演、ワークショップ、打ち合わせ等の帰り、両国から両国橋を歩いて渡り、浅草橋まで行くことが多い。浅草橋には良い居酒屋があるからである。
今日は、当ブログの公演情報にも掲載したプロジェクトアルレッキーノ公演「嘲笑のオペラ」をシアターΧで見た。イタリアで活躍される演出家井田邦明氏の演出である。
咲良舎の前身である「櫻花舎」の創立メンバーであり、咲良舎公演・シアターコレクティブレパートリー2005で『奴隷島』等、多くの守輪演出作品のに出演してきた博田章敬、そして、シアターコレクティブ・レパートリー2006・21世紀のマリヴォーシリーズ第2弾「試練」に出演した、S.A.P.メンバーの五百蔵久子が出演する公演であった。近松門左衛門の冥土の飛脚・女殺油地獄などを題材として加筆・再構成した作品である。上演時間は1時間10分。
浅草橋 やまと
シアターΧを出て、普段は歩いて行く道程をタクシーで移動した。
目指したのは、浅草橋駅近くにある「やまと」である。浅草橋駅の東口改札から説明する。
改札を出ると目の前に江戸通りが通っている。通りを見ながら、右側に回り込むようにして、すぐに線路沿いの道を秋葉原方面に戻る。すると、すぐに四つ角があり、左角に立ち飲み店「ぶたいちろう」があるので、そこを左に曲がり直進する。三叉路が見えてくると、右手前角が「やまと」である。古く薄暗い店構え、何も書かれていない小さな暖簾に一瞬戸惑うが、「やまと」と書かれた黄色い看板が煌々と輝いているので、すぐに解る。

因みに、浅草橋には、酒を飲むことだけに特化した雑誌「さけとつまみ」の編集部がある。「やまと」は編集部の皆さんがよく行く店であるらしい。
店に入ったのは、午後8時30分であった。店に入ると、すぐ右側に2人席が一つ。その先に6人から8人が座れるテーブル席が二つ。左側には、10人程度が座れる長いテーブル席が横二列に並べられている。
しかし、左手前のテーブルのすぐ脇に柱が立っていて、その部分には座ることが出来ない。10人席の一番奥左に柱と壁に挟まれた場所があり、その部分に押し込められるように座っている一人客もいる。平日のこの時間で店内はほぼ満席であったが、この一人客の前にちょうど2人分の席が空いていた。店の女性に促されて、その席に座る。目の前では、先ほどの一人客が鍋を食べている。 「一人鍋」である。この店は、安くてボリュームのある鍋料理が有名なのである。
さて、ビールを頼もうとして、SAKURAの顔がいち早く曇った。「どうしたの?」と聞くと、「スーパードライなんだもの」。そばに積み上げられたビールケースを見て、私も納得した。しかし、今日のところは二人とも疲れているので我慢することにした。
すぐに瓶ビール大(400円)がやってきた。大瓶で400円は驚異的な安さである。SAKURAが豚足(400円)とセロリ(250円)を頼んだ。
今日の芝居について色々と話しをするうちに、豚足がやってきた。一瞬、黙ってしまう二人である。巨大な豚の足のぶつ切りが四つ、ステンレス製の皿に載ってきたのである。辛味噌につけながら、一つだけは食べたが、残りは豚足好きのSAKURAに任せることにした。
ビールの後に頼んだのは、この店の特徴的な飲み物、酎ハイである。私は酎ハイ特大(440円)、SAKURAは酎ハイ(220円)である。
この酎ハイが凄いのである。特大は生ビールの大ジョッキに目一杯入っている。しかも、氷が入っていない。つまり、大生ジョッキ全部が焼酎の炭酸割で満たされているのである。これで440円は安い。普通の店の何杯分であろうか。普通サイズの酎ハイも中ジョッキに目一杯入っている。それで220円である。さらには、土曜日になると特大が340円、普通が170円になってしまう。
この酎ハイには、もう一つ特徴がある。白濁しているのである。まるでカルピスサワーである。しかし、甘くはない。謎である。
本当は白い色の正体を店の人に聞いて見たいと思うのだが、この店で働く二人の女性は外国の方で、しかもあまり日本語がよく解らない。難しい話をすると二人で相談し初めてしまうので、聞くのは控えることにする。
次に鉄火巻(250円)とモツ焼き3本(250円)を頼んだ。モツ焼きはタレで焼かれたものに大根おろしがついてくる。
SAKURAの豚足との格闘は続いている。豚足というものは、大きさといい、姿といい、食べるのにエネルギーを要する食い物である。
店内を見回すと、ずいぶんと酔っている様子の客が多い。安く大量に飲みたいお客さん、「とことん酔いたい団体客」の皆さんが主に通ってくる店であると言える。
新しいものを古く見せる今時の昭和レトロ酒場とは違う。本当に店が古いのである。そして、店の外には何も情報がない、中に入ると、壁や品書きも古く煤けていて汚い。これは、値段を安く設定しているのではない、安いまま時間が止まっているのではないか。そんな風に思えた。その驚異的な価格設定を知らない客、店の前を初めて通っただけの客は、自分から入るのを躊躇するに違いない。
やがて、テーブル一つ分の団体客がお互いもたれ合いながら一塊になって出て行った。しばらくすると、すでにずいぶんと酔った様子の別の団体が雪崩れ込んできた。
午後9時15分、SAKURAの豚足との戦いも終わり、45分の滞在時間で外に出た。お勘定は二人で2210円であった。
混み合う店内、酔客の大声から解放され、外に出て、二人ともホッとする。
「まるで、戦争でした」が「やまと」の第一印象であった。
居酒屋 「むつみ屋」
今度は静かに飲みたいというSAKURAの要望により、以前にも数回入ったことのある「むつみ屋」を目指して歩き始める。
駅方面に戻ると、十字路に戻る。その手前右角にはさきほどの「ぶたいちろう」という立ち飲み店があり、向こう左角のガード下には「八」という店名の店がある。ホッピー350円の文字に誘惑されながらも、JR総武線のガードをくぐり、線路の北側に出る。そのまま直進をして、三叉路のすぐ右側にあるのが「むつみ屋」である。

入口はガラガラと左右に大きく開くことが出来る四枚扉である。その前に横長の茶色い大暖簾が下げられており、左から「空白」「酒」「寮」「む」「つ」「み」「屋」「空白」の順になっている。重みで竿がしなり、中央部分はやや下がって弧を描いている。
中に入ると、右側にカウンターが奥に向かって続いている。カウンターの中は調理場である。左側には、テーブル席がいくつか横二列に並べられている。
さらに、奥には地下に下りる階段があり、そこには宴会の出来る空間になっているらしい。
店内には、左側のテーブル席に男性二人客、右側のカウンターに一人客が座っているだけであった。しばらくして、常連客と並んで、お店の人が3人横一列に並んで遅い夕食をとり始めた。店内は和んだ雰囲気となった。
まずは飲み物である。SAKURAは生レモンハイ(390円)、私は焼酎タンサン割(340円)を頼んだ。「やまと」の過激な酎ハイとは違い、ごく普通のサワーグラスに入ってくる、ごくごく普通の飲み物である。
つきだしは、切り干し大根の煮付け。つまみは、ほたてさしみ(470円)を一つもらう。
隣の男性二人客が時々大声を出して笑ったりするが、「やまと」の店内の喧噪にくらべれば、ずっと静かであり、まったく気にならない。
数年前、ある芝居を見た帰り、その演劇作品としての出来の酷さに怒り心頭、怒りまくりながら両国橋を渡って来た後、この店の雰囲気に癒され、怒りが収まったことがあった。
塩らっきょ(320円)の文字を品書きにSAKURAが発見。さすがは塩らっきょ好きである。SAKURAは日本酒一ノ蔵の小(360円)に切替え、私は生レモンハイ(390円)にする。つまみの追加は、しめさば(370円)と冷やしとまと(300円)である。
最後にウーロン割(350円)を頼んでしまったのは10時30分を廻った頃であった。飲み過ぎである。1時間10分ほどの滞在。お勘定は二人で3390円であった。外に出ると、店の常連客が連れてきた大きな犬がつながれていた。犬種はポインターであろうか。少し開けられた扉の中にいる飼い主の方を、一生懸命に見ている姿が実に健気である。
「普通」ということの良さを感じさせられた浅草橋の夜であった。

浅草橋 やまと
東京都台東区浅草橋1-10-14
03-3861-9884

浅草橋 むつみ屋
東京都台東区浅草橋1-10-14
03-3866-5078
ホッピー原理主義者とは?
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