居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.079 2008年2月29日(金) 【地域別一覧表へ】
学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」 第2回
今日もSAPの「MIプロジェクト」である。今日のプロジェクトは、ミーティング形式になった。なにやらみんな熱かった。方向性も決まってきている。「今日は絶対に飲む」というSAKURA。熱い気持ちを快く冷やしてくれるのは、やはりビールである。寒さもだいぶ和らいできている。SAKURA、演出助手の創間元哉、SAPメンバーの漆山健太郎の4人、稽古の後の「打ち合わせ」で向かったのは、本日の稽古場から一番近い居酒屋、大衆酒蔵「浅野屋」である。浅野屋について記事にするのは、今回が二回目である。前回の記事は、昨年の8月である。
午後10時である。店に入ると目の前に15人ほどが座れる「コの字カウンター」がある。珍しくカウンター席のお客さんは一人だけである。左手に行くと左側の窓際に、窓に向かって座ることの出来るカウンター席が5席ほどもある。カウンター席の背後は、コの字カウンター側との間に仕切をはさんでテーブル席が7卓ほどある。テーブル席にもお客さんが二人だけである。金曜日の夜にしては、珍しく空いている。カウンター席に荷物を置かせてもらい、4人掛けのテーブルに座る。
SAKURAは琥珀エビス(510円)である。創間君と漆山君は、ギネス(500円)を頼む。私はホッピー(400円)氷無しである。さっそく乾杯である。漆山君はギネスをはじめて飲むそうである。元々あまりお酒を飲まない彼は我々と行動を共にするたびに、いろいろと初体験をすることになるのである。
こちらのホッピーは、ビールグラス一杯分の焼酎がジョッキに入って来る。ゆえに、別にもらったビールグラスに焼酎の半分以上を待避させる。ホッピー瓶も一本ちゃんとついてくる。ゆえに、次のような順番で飲めるのである。
1.ジョッキの中の焼酎をビールグラスに三分の二待避。
2.焼酎が適量入ったジョッキにホッピーを入れる。飲む。
3.焼酎少々入れる。
4.残りのホッピーを入れる。飲む。
5.ホッピー瓶(外)を注文する。
6.焼酎残り全部をジョッキに入れる。
7.ホッピー瓶(外)を投入する。飲む。
つまみは、ゴボウチッブス(400円)、 いかの塩辛(300円)、もつ煮込み(450円)を頼んだ。ゴボウを薄く縦にスライスしたものを揚げてある。いつも頼む定番商品である。いかの塩辛は漆山君のリクエスト。ギネスと合うかどうかは定かでない。もつ煮込みは肉が主体で汁気のないタイプ。もつ煮込みと言っても本当に様々である。
創間君がホッピー氷りナシに切り替えた。ホッピーの後は、レモンサワー(300円)にする。こちらのサワー類は300円と安い。
さらに、熱燗(一合270円)を二合でもらう。ゲソ焼き(350円)、とり皮ポン酢和え(480円)を追加する。
午後11時過ぎになって、どんどん常連の皆さんが入ってくる。お互い手を上げたり、声を掛け合ったりして仲がよい。いつの間にかカウンター席に7、8名のお客さんが座っていた。他のお店からの流れであろうか。このお店には、閉店間際にもう一回ピークがあるようである。そういえば、ずいぶん前に来た時、午後10時過ぎでも満席で入れなかったこともあった。
午後11時30分になって、料理がラストオーダーとなった。そこで、エシャレッド(350円)と 、もずく(400円)を注文する。
ミーティングの席で、SAKURAがニューヨーク時代に参加したあるパーティで出会った青年の話をした。彼に職業は何かと聞いた。すると、青年は本当にまじめな顔をして「私は詩人です。まだ一行も書いていませんが。」と言ったそうである。自分のアイデンティティをきちんと持ち、明確に態度表明をする。正しい自己肯定は人を育てる。もちろん礼儀は大切ではあるが・・・。
ミーティングではみんな熱く語っていた。自分たちがやっていることを肯定し、役者であるという自分のアイデンティティに迷いを持たず、ひたすら進むこと。それが大切である。役者の勉強は一生である。
気がつくと午前0時を過ぎてしまった。お勘定をして外に出る。4人で6,810円であった。
学芸大学 大衆酒蔵 浅野屋
東京都目黒区碑文谷6-1-21
電話03-3715-6904
定休日 日曜・祝日 営業時間 16:30〜24:00
東急東横線・地下鉄日比谷線「学芸大学」徒歩5分
ホッピー有
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」 第2回
今日もSAPの「MIプロジェクト」である。今日のプロジェクトは、ミーティング形式になった。なにやらみんな熱かった。方向性も決まってきている。「今日は絶対に飲む」というSAKURA。熱い気持ちを快く冷やしてくれるのは、やはりビールである。寒さもだいぶ和らいできている。SAKURA、演出助手の創間元哉、SAPメンバーの漆山健太郎の4人、稽古の後の「打ち合わせ」で向かったのは、本日の稽古場から一番近い居酒屋、大衆酒蔵「浅野屋」である。浅野屋について記事にするのは、今回が二回目である。前回の記事は、昨年の8月である。
午後10時である。店に入ると目の前に15人ほどが座れる「コの字カウンター」がある。珍しくカウンター席のお客さんは一人だけである。左手に行くと左側の窓際に、窓に向かって座ることの出来るカウンター席が5席ほどもある。カウンター席の背後は、コの字カウンター側との間に仕切をはさんでテーブル席が7卓ほどある。テーブル席にもお客さんが二人だけである。金曜日の夜にしては、珍しく空いている。カウンター席に荷物を置かせてもらい、4人掛けのテーブルに座る。
SAKURAは琥珀エビス(510円)である。創間君と漆山君は、ギネス(500円)を頼む。私はホッピー(400円)氷無しである。さっそく乾杯である。漆山君はギネスをはじめて飲むそうである。元々あまりお酒を飲まない彼は我々と行動を共にするたびに、いろいろと初体験をすることになるのである。
こちらのホッピーは、ビールグラス一杯分の焼酎がジョッキに入って来る。ゆえに、別にもらったビールグラスに焼酎の半分以上を待避させる。ホッピー瓶も一本ちゃんとついてくる。ゆえに、次のような順番で飲めるのである。
1.ジョッキの中の焼酎をビールグラスに三分の二待避。
2.焼酎が適量入ったジョッキにホッピーを入れる。飲む。
3.焼酎少々入れる。
4.残りのホッピーを入れる。飲む。
5.ホッピー瓶(外)を注文する。
6.焼酎残り全部をジョッキに入れる。
7.ホッピー瓶(外)を投入する。飲む。
つまみは、ゴボウチッブス(400円)、 いかの塩辛(300円)、もつ煮込み(450円)を頼んだ。ゴボウを薄く縦にスライスしたものを揚げてある。いつも頼む定番商品である。いかの塩辛は漆山君のリクエスト。ギネスと合うかどうかは定かでない。もつ煮込みは肉が主体で汁気のないタイプ。もつ煮込みと言っても本当に様々である。
創間君がホッピー氷りナシに切り替えた。ホッピーの後は、レモンサワー(300円)にする。こちらのサワー類は300円と安い。
さらに、熱燗(一合270円)を二合でもらう。ゲソ焼き(350円)、とり皮ポン酢和え(480円)を追加する。
午後11時過ぎになって、どんどん常連の皆さんが入ってくる。お互い手を上げたり、声を掛け合ったりして仲がよい。いつの間にかカウンター席に7、8名のお客さんが座っていた。他のお店からの流れであろうか。このお店には、閉店間際にもう一回ピークがあるようである。そういえば、ずいぶん前に来た時、午後10時過ぎでも満席で入れなかったこともあった。
午後11時30分になって、料理がラストオーダーとなった。そこで、エシャレッド(350円)と 、もずく(400円)を注文する。
ミーティングの席で、SAKURAがニューヨーク時代に参加したあるパーティで出会った青年の話をした。彼に職業は何かと聞いた。すると、青年は本当にまじめな顔をして「私は詩人です。まだ一行も書いていませんが。」と言ったそうである。自分のアイデンティティをきちんと持ち、明確に態度表明をする。正しい自己肯定は人を育てる。もちろん礼儀は大切ではあるが・・・。
ミーティングではみんな熱く語っていた。自分たちがやっていることを肯定し、役者であるという自分のアイデンティティに迷いを持たず、ひたすら進むこと。それが大切である。役者の勉強は一生である。
気がつくと午前0時を過ぎてしまった。お勘定をして外に出る。4人で6,810円であった。
学芸大学 大衆酒蔵 浅野屋
東京都目黒区碑文谷6-1-21
電話03-3715-6904
定休日 日曜・祝日 営業時間 16:30〜24:00
東急東横線・地下鉄日比谷線「学芸大学」徒歩5分
ホッピー有
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.078 2008年2月23日(土) 【地域別一覧表へ】
※2008年2月27日午前8時頃 50000カウント通過 感謝!
雪谷大塚 居酒屋「浜しん」

五反田から蒲田まで大きく弧を描くように走っている東急池上線。雪谷大塚駅はちょうどその真ん中あたりに位置する。車両基地も雪谷大塚駅の近くである。
その雪谷大塚駅近くで用事を済ませた後、強風の中、あまりの寒さに震えあがり、熱燗を少しだけ呑みたくなった。そこで、十年前から前を通りながら一度も入ったことのなかった店を思い出して、入ってみることにしたのである。
東急池上線の駅の中で「橋上改札」になっているのは雪谷大塚だけである。ホームから階段を上がり、その橋上改札を出て、右方向に行くと中原街道沿いにでる。左方向に行き、上りのみエスカレーターのある階段を降りると、右手に踏切がある。
踏切を基点として、左方向は短い商店街であり、すぐに十字路に出る。その十字路の周りは、どの角も新しく立ったマンションやビルになっている。十字路を過ぎ、路地を右に入ったところには、以前に紹介した割烹「しぶや」がある。踏切の基点から斜め左に続く道を少し歩いた右手には、大衆割烹「とよだ」がある。
今回の店は、この踏切を基点として、左にカーブしている線路沿いの道を少し進んだ場所にあり、雪谷大塚駅から本当に近い。しかし、その線路沿いの道を通る用事があまりない為、今まで入ることがなかったのである。
SAKURAは以前にこの店に入ったことがあると言う。7年程前、メンバーの一人と話があり、夜中に雪谷大塚駅で呑まなければならないことになった。しかし、当時は遅くまで営業している大規模チェーン居酒屋等も駅前に一軒もなかった頃で、駅近くをうろうろするうちに、朝まで営業している「浜しん」を発見したそうであった。
「浜しん」の入っている二階建ての長屋風の古い建物には、他に寿司店、小料理屋など3軒の店が入っている。「浜しん」はその一番手前である。
店の外には、「居酒屋浜しん」と「お好み焼き・もんじゃ焼き浜しん」の二つの看板が出ている。入口を入ると、すぐ左手に二階へ上がる階段がある。階段を上がると「お好み焼きともんじゃ焼き」の店である。階段を上がらず直進して、右手は居酒屋「浜しん」である。入ると左手に8人ほどが座れるカウンター席があり、その中が調理場になっている。
右手から奥にかけて、テーブル席が7個ほどあり、4人から6人が座れようになっている。店の奥の方の高い位置にテレビが置かれている。カウンターの中には、女将さんらしき女性と男性の二人が働いている。
まずは、熱燗(490円)を頼む。つきだしは、スパゲティーサラダである。
小いか焼き(380円)、こはだ刺身(480円)を頼んだ。
店内には一人客の若者がカウンターに座っているだけであった。しかし、二階の「お好み焼きともんじゃ焼きの店」の方には、次々に客が上がってゆく。
そして、二階から一階に注文が次々に伝えられる。一階席に客がいなくても二階の注文で調理場は忙しいのである。
最初にこはだ刺身がやってきた。久しぶりに、こはだ刺身を食べる。なかなかにうまい。燗酒を飲んでしまい、身体も暖まったので、レモンサワー(380円)に切り替える。やってきたレモンサワーを呑みながら、グラスをしみじみと眺めた。サワーグラスというものは本当にフォルムが美しい。
小いか焼きがやってきた。柔らかくほどよい食感である。若者とお店の人がずっと話している。常連の話や芸能人が来店した話などで盛り上がっていた。しばらくして、その若者が帰り、店内は一期に静かになった。
豚のどなん骨(390円)を頼み、最後に生茶割り(380円)を追加した。外は建物が揺れるほどの強い風である。春一番ではないだろうか。
この店は、揚げ物、焼き物、刺身、炒め物、オムライスやチャーハン等食事系も豊富に揃っている。お好み焼きを食べたければ二階に上がればよいのである。やはり、住宅街の駅近くの店は、そこに住んでいる地元の人たちが多い為、おのずと「食事メニュー」にも力を入れるものである。
火曜から土曜日は朝5時まで営業しているという点が何よりも特徴的である。繁華街ではない、住宅街の中にある店で朝5時まで営業している店は少ない。池上線沿線で夜中に行くところに困った時は、この店にたどり着くと良いだろう。
やがて、もう一人調理人の方が登場。2階から追加注文が伝えられる。さらには、常連らしき男性客がもう一人入ってきた。そろそろ引け時である。1時間ちょっとの滞在、お勘定をお願いすると2,800円であった。
外に出るとさらに風がひどくなっていた。しかし、身体は暖まっている。暖かみが消えないうちに、急いで帰ることにした。

雪谷大塚 居酒屋「浜しん」
東京都大田区南雪谷2-15-24
電話 03-3720-9460
定休日 年中無休
営業時間 火曜日〜土曜日17:00〜05:00 日曜〜月曜 17:00〜02:00
東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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※2008年2月27日午前8時頃 50000カウント通過 感謝!
雪谷大塚 居酒屋「浜しん」

五反田から蒲田まで大きく弧を描くように走っている東急池上線。雪谷大塚駅はちょうどその真ん中あたりに位置する。車両基地も雪谷大塚駅の近くである。
その雪谷大塚駅近くで用事を済ませた後、強風の中、あまりの寒さに震えあがり、熱燗を少しだけ呑みたくなった。そこで、十年前から前を通りながら一度も入ったことのなかった店を思い出して、入ってみることにしたのである。
東急池上線の駅の中で「橋上改札」になっているのは雪谷大塚だけである。ホームから階段を上がり、その橋上改札を出て、右方向に行くと中原街道沿いにでる。左方向に行き、上りのみエスカレーターのある階段を降りると、右手に踏切がある。
踏切を基点として、左方向は短い商店街であり、すぐに十字路に出る。その十字路の周りは、どの角も新しく立ったマンションやビルになっている。十字路を過ぎ、路地を右に入ったところには、以前に紹介した割烹「しぶや」がある。踏切の基点から斜め左に続く道を少し歩いた右手には、大衆割烹「とよだ」がある。
今回の店は、この踏切を基点として、左にカーブしている線路沿いの道を少し進んだ場所にあり、雪谷大塚駅から本当に近い。しかし、その線路沿いの道を通る用事があまりない為、今まで入ることがなかったのである。
SAKURAは以前にこの店に入ったことがあると言う。7年程前、メンバーの一人と話があり、夜中に雪谷大塚駅で呑まなければならないことになった。しかし、当時は遅くまで営業している大規模チェーン居酒屋等も駅前に一軒もなかった頃で、駅近くをうろうろするうちに、朝まで営業している「浜しん」を発見したそうであった。
「浜しん」の入っている二階建ての長屋風の古い建物には、他に寿司店、小料理屋など3軒の店が入っている。「浜しん」はその一番手前である。
店の外には、「居酒屋浜しん」と「お好み焼き・もんじゃ焼き浜しん」の二つの看板が出ている。入口を入ると、すぐ左手に二階へ上がる階段がある。階段を上がると「お好み焼きともんじゃ焼き」の店である。階段を上がらず直進して、右手は居酒屋「浜しん」である。入ると左手に8人ほどが座れるカウンター席があり、その中が調理場になっている。
右手から奥にかけて、テーブル席が7個ほどあり、4人から6人が座れようになっている。店の奥の方の高い位置にテレビが置かれている。カウンターの中には、女将さんらしき女性と男性の二人が働いている。
まずは、熱燗(490円)を頼む。つきだしは、スパゲティーサラダである。
小いか焼き(380円)、こはだ刺身(480円)を頼んだ。
店内には一人客の若者がカウンターに座っているだけであった。しかし、二階の「お好み焼きともんじゃ焼きの店」の方には、次々に客が上がってゆく。
そして、二階から一階に注文が次々に伝えられる。一階席に客がいなくても二階の注文で調理場は忙しいのである。
最初にこはだ刺身がやってきた。久しぶりに、こはだ刺身を食べる。なかなかにうまい。燗酒を飲んでしまい、身体も暖まったので、レモンサワー(380円)に切り替える。やってきたレモンサワーを呑みながら、グラスをしみじみと眺めた。サワーグラスというものは本当にフォルムが美しい。
小いか焼きがやってきた。柔らかくほどよい食感である。若者とお店の人がずっと話している。常連の話や芸能人が来店した話などで盛り上がっていた。しばらくして、その若者が帰り、店内は一期に静かになった。
豚のどなん骨(390円)を頼み、最後に生茶割り(380円)を追加した。外は建物が揺れるほどの強い風である。春一番ではないだろうか。
この店は、揚げ物、焼き物、刺身、炒め物、オムライスやチャーハン等食事系も豊富に揃っている。お好み焼きを食べたければ二階に上がればよいのである。やはり、住宅街の駅近くの店は、そこに住んでいる地元の人たちが多い為、おのずと「食事メニュー」にも力を入れるものである。
火曜から土曜日は朝5時まで営業しているという点が何よりも特徴的である。繁華街ではない、住宅街の中にある店で朝5時まで営業している店は少ない。池上線沿線で夜中に行くところに困った時は、この店にたどり着くと良いだろう。
やがて、もう一人調理人の方が登場。2階から追加注文が伝えられる。さらには、常連らしき男性客がもう一人入ってきた。そろそろ引け時である。1時間ちょっとの滞在、お勘定をお願いすると2,800円であった。
外に出るとさらに風がひどくなっていた。しかし、身体は暖まっている。暖かみが消えないうちに、急いで帰ることにした。

雪谷大塚 居酒屋「浜しん」
東京都大田区南雪谷2-15-24
電話 03-3720-9460
定休日 年中無休
営業時間 火曜日〜土曜日17:00〜05:00 日曜〜月曜 17:00〜02:00
東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.077 2008年2月22日(金) 【地域別一覧表へ】
目黒 やき鳥「とり薪」
SAPのMIプロジェクトの帰り、SAKURAと演出助手の創間元哉君と3人で打ち合わせと称する飲み会である。午後3時から午前4時まで営業している「恐ろしい焼鳥屋」があるからと創間君に話すと、最近は、私の影響で「居酒屋探偵」になりつつある創間君が興味を示した。
何故恐ろしいかといえば、フリーランサーが多い演劇関係者にとって、始発電車まで飲めてしまう店は、便利ではあるが同時に健康や懐具合にとって「恐ろしい店」であるということである。
SAKURAは「早く呑みたい、近くがいい」といつもの発言。急いで目的の店を目指す。
JR目黒駅改札を出て、左手に歩くと西口に出る。西口前の道を渡ると左側は目黒通りである。目黒通りを下ってゆく、右手には1階に居酒屋「蔵」が入っているビル、サンフェスタ目黒があり、その隣には、居酒屋「よし」が地下1階に入っているメグロードというビルがある。二つのビルの前を通り過ぎてさらに坂を下ってゆく。すると道は放射3号支線と呼ばれる道との合流点に出る。その合流点には歩道橋があって、左右の商店街側に渡ることが出来る。その歩道橋まで行く手前右手に今日の目的の店、やきとり「とり薪」がある。 「とりまき」と呼んでしまう人がいるが「とりしん」が正しい。
表には「縄のれん」が掛かっている。赤提灯もある。正しい焼き鳥屋のスタイルである。入って左手にカウンター8席、奥に6人掛けが二つと4人掛けが一つ、計3つのテーブル席がある。カウンター席はほぼ満席、入口のカウンター席の一部が向かい合わせのようになっている。そこも満席であった。店に入った途端、席に座っている人の背中に迎えられ驚く。
奥の4人掛けのテーブル席が空いていたがお客さんの荷物が置いてある。そこで、一番奥の6人掛けに座ろうとした。すると、お店のお兄さんがやってきて「こちらでお願いします」と4人掛けを示す。そこで私が荷物を指さした。すると、お兄さんは、カウンターに座っているお客さんたちに言って荷物をどかしてもらっていた。よく見ると、カウンターの上などに荷物を置く棚が用意されていて、狭い店内の中に色々と工夫がされている。もっと早い時間の満席状態がうかがえるのである。
カウンターの中の調理場も思いの外狭い。その中に二人の男性が立って仕事をしている。店内をもう一人の男性が回っている。しかし、通路も狭くいる場所はない。狭い調理場内に三人とも立ちっぱなしの状態である。改めて、水商売の大変さを思う次第である。
何も言わずとも最初にやってくるのは、お通し生野菜(210円)×3人分である。飲み物は私と創間君はホッピー(400円)の氷無しである。この店は「ホッピー」と言うと、「氷入れますか?」とちゃんと聞いてくれる。正しい姿勢である。そして、常にホッピー氷無しを注文するようになって、創間君もすっかりホッピー原理主義者である。SAKURAは今日は喉が渇いたのかキリン瓶ビール大瓶(580円)である。
つまみは、五本盛りもつ焼き(480円)とモツ煮込み(400円)、銀杏(180円)2本、しいたけ(160円)1本をお願いする。
もつ焼きは1本110円であるが、五本盛りを頼むと480円と割安になるのである。モツ煮込みは量的には少ないが肉中心であり、なかなかにうまいモツ煮込みであった。
2杯目は黒ホッピー(400円)である。こまい(400円)をもらい、さらに日本酒熱燗[2合](560円)を呑みながら話し続けた。
私はずっと壁の時計を気にしていた。なにしろ、この店は午前4時まで営業している。遅い時間に入ってくるのは独り客ばかりである。終電の時間を気にする様子もないので、地元の人たちに違いない。周囲のそんな雰囲気の中、話に夢中になっていると、あっという間に時がたって、帰れない時間になってしまうのである。
午後10時10分から午前0時までの約1時間50分の滞在。お勘定は5,430円であった。
3人で目黒線の目黒駅に急いだ。やっと乗ることができたのは終電の1本前であった。
目黒 やきとり「とり薪」
東京都目黒区目黒1-4-10
電話 03-3490-0887
定休日 年中無休 営業時間 15:00〜04:00
JR線目黒駅徒歩2分。
東急目黒線・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線・目黒駅徒歩3分
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目黒 やき鳥「とり薪」
SAPのMIプロジェクトの帰り、SAKURAと演出助手の創間元哉君と3人で打ち合わせと称する飲み会である。午後3時から午前4時まで営業している「恐ろしい焼鳥屋」があるからと創間君に話すと、最近は、私の影響で「居酒屋探偵」になりつつある創間君が興味を示した。
何故恐ろしいかといえば、フリーランサーが多い演劇関係者にとって、始発電車まで飲めてしまう店は、便利ではあるが同時に健康や懐具合にとって「恐ろしい店」であるということである。
SAKURAは「早く呑みたい、近くがいい」といつもの発言。急いで目的の店を目指す。
JR目黒駅改札を出て、左手に歩くと西口に出る。西口前の道を渡ると左側は目黒通りである。目黒通りを下ってゆく、右手には1階に居酒屋「蔵」が入っているビル、サンフェスタ目黒があり、その隣には、居酒屋「よし」が地下1階に入っているメグロードというビルがある。二つのビルの前を通り過ぎてさらに坂を下ってゆく。すると道は放射3号支線と呼ばれる道との合流点に出る。その合流点には歩道橋があって、左右の商店街側に渡ることが出来る。その歩道橋まで行く手前右手に今日の目的の店、やきとり「とり薪」がある。 「とりまき」と呼んでしまう人がいるが「とりしん」が正しい。
表には「縄のれん」が掛かっている。赤提灯もある。正しい焼き鳥屋のスタイルである。入って左手にカウンター8席、奥に6人掛けが二つと4人掛けが一つ、計3つのテーブル席がある。カウンター席はほぼ満席、入口のカウンター席の一部が向かい合わせのようになっている。そこも満席であった。店に入った途端、席に座っている人の背中に迎えられ驚く。
奥の4人掛けのテーブル席が空いていたがお客さんの荷物が置いてある。そこで、一番奥の6人掛けに座ろうとした。すると、お店のお兄さんがやってきて「こちらでお願いします」と4人掛けを示す。そこで私が荷物を指さした。すると、お兄さんは、カウンターに座っているお客さんたちに言って荷物をどかしてもらっていた。よく見ると、カウンターの上などに荷物を置く棚が用意されていて、狭い店内の中に色々と工夫がされている。もっと早い時間の満席状態がうかがえるのである。
カウンターの中の調理場も思いの外狭い。その中に二人の男性が立って仕事をしている。店内をもう一人の男性が回っている。しかし、通路も狭くいる場所はない。狭い調理場内に三人とも立ちっぱなしの状態である。改めて、水商売の大変さを思う次第である。
何も言わずとも最初にやってくるのは、お通し生野菜(210円)×3人分である。飲み物は私と創間君はホッピー(400円)の氷無しである。この店は「ホッピー」と言うと、「氷入れますか?」とちゃんと聞いてくれる。正しい姿勢である。そして、常にホッピー氷無しを注文するようになって、創間君もすっかりホッピー原理主義者である。SAKURAは今日は喉が渇いたのかキリン瓶ビール大瓶(580円)である。
つまみは、五本盛りもつ焼き(480円)とモツ煮込み(400円)、銀杏(180円)2本、しいたけ(160円)1本をお願いする。
もつ焼きは1本110円であるが、五本盛りを頼むと480円と割安になるのである。モツ煮込みは量的には少ないが肉中心であり、なかなかにうまいモツ煮込みであった。
2杯目は黒ホッピー(400円)である。こまい(400円)をもらい、さらに日本酒熱燗[2合](560円)を呑みながら話し続けた。
私はずっと壁の時計を気にしていた。なにしろ、この店は午前4時まで営業している。遅い時間に入ってくるのは独り客ばかりである。終電の時間を気にする様子もないので、地元の人たちに違いない。周囲のそんな雰囲気の中、話に夢中になっていると、あっという間に時がたって、帰れない時間になってしまうのである。
午後10時10分から午前0時までの約1時間50分の滞在。お勘定は5,430円であった。
3人で目黒線の目黒駅に急いだ。やっと乗ることができたのは終電の1本前であった。
目黒 やきとり「とり薪」
東京都目黒区目黒1-4-10
電話 03-3490-0887
定休日 年中無休 営業時間 15:00〜04:00
JR線目黒駅徒歩2分。
東急目黒線・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線・目黒駅徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.076 2008年2月19日(火) 【地域別一覧表へ】
長原 大衆酒場「鳥厚」

前回は焼きとん酒場「とんde目黒」という、どこか外食産業的な店を紹介した後なので、古典酒場好きとしては、やはりローカルな店に戻りたいのである。今回は、以前から存在は知っていたが機会が無くて入らずにいた店、東急池上線長原駅徒歩1分の場所にある焼き鳥と鳥料理の店、大衆酒場「鳥厚」である。
長原駅改札を出たら、左方向に歩き、すぐに寿司店の角を左に曲がる。右に中華料理店、左に和食ダイニングの店、右にチェーン系焼き鳥店などを見ながら歩くと、左手に赤提灯が見える。赤提灯には「鳥厚」と書いてある。大きめの暖簾をくぐる。「下三分の一が曇りガラスになった大衆酒場らしい引き戸」に手をかけようとすると、それは以外にも自動ドアであった。「自動」と書かれたラバー製の押しボタンを押して中に入る。
中に入ると左手にカウンター席の前に丸椅子が7脚、手前に予備の丸椅子2脚が置かれている。カウンターの上に材料の入った横長の冷蔵ケースがのっている。その向こうが調理場である。調理場にはまだ比較的若いマスターらしき男性が1人。カウンター席中央にお年寄りのお客さんが1人座っている。カウンター席の背後は壁。奥の方はかなり広い座敷席になっている。トイレに立った時に覗いてみると、20人以上は座れる座敷であった。
まずは、ホッピー(350円)を氷なしでお願いする。「ちょっと待ってくださいね」と言ってマスターが外に出てゆく。ホッピー瓶を取りに行ったらしい。たしかに、最近の冷え込みはホッピーを冷蔵庫で冷やす必要がないほどであろう。 この店のホッピーは、ジョッキに瓶はついて来ない。あらかじめ奥で作って持ってくる出し方である。氷を断ったので、生ビールの中ジョッキに8分目ほどの量。これは、ちょっと興ざめする点ではある。氷なしという注文をあまり想定していないのであろう。
ここは焼き鳥の店である。まずは、焼き鳥、つくね、鳥皮 を1本づつ、めずらしくすべてタレでお願いする。どれも1本90円である。
しばらくして、ガテン系の大柄な男性が4人登場。奥の座敷に向かって次々に入ってゆく。全員常連さんのようである。
焼き物がやってきた。タレが少し甘めである。鳥皮は噂通りにおいしかった。特に厚い部分の鳥皮を使っているようである。「鳥厚という店名は、ここから来たのか」等と勝手に思い、独り笑ってしまう。
次に、頼んだのはハイサワー(300円)である。つまみはニラ玉焼(450円)。「中国産毒入り餃子問題」が起きた為に国産のニラがだいぶ高くなっているらしい。しかし、ニラは多めに入っていた。どこの大衆居酒屋さんも仕入れがたいへんであろう。
鍋料理もある。タラ、かき、キムチ が各980円。 湯豆腐は680円である。
ここで、常連客らしき男性が飛び込むように入ってきた。入ってきて席に座らないうちに、いきなり忙しそうなマスターに話しかける。「大将」とマスターの事を呼んでいる。話題はボーリングである。マスターが道具選びなど、ボーリングの指南をする。「大将」はボーリングが得意技らしい。
お店の従業員の女性がやってきた。これでマスターは少し楽になるに違いない。不思議に安心する私がいる。しかし、また4人組の男性客が入ってきた。奥の座敷に行く。ずっと、マスターに話しかけ続けるボーリング好きの常連。的確にアドバイスをしながら手を休めず調理を続ける「大将」。そこへ、次の常連の方が入ってきて、話に加わりさらに盛り上がる。この常連の方の為に、いいちこ一升瓶ボトルが出てきた。一升瓶を脇に置いてお湯割りである。ここもまた常連の為の店である。
さらにもう一人来訪。この方は、静かに生ビールで煮込み(350円)を食べ始める。次回は私も煮込みを食べてみようと思う。マスターは本当に忙しそうに調理を続けている。ほんの少し手があいたところを見計らってお勘定をお願いすると、「笑顔」で答えてくれる。元気で明るいマスター(大将)であった。
6時50分から7時40分までの約50分の滞在。お勘定は1,370円であった。
長原 大衆酒場「鳥厚」
東京都大田区上池台1-10-5
電話 03-3728-8929
定休日 日曜 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線長原駅 徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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長原 大衆酒場「鳥厚」

前回は焼きとん酒場「とんde目黒」という、どこか外食産業的な店を紹介した後なので、古典酒場好きとしては、やはりローカルな店に戻りたいのである。今回は、以前から存在は知っていたが機会が無くて入らずにいた店、東急池上線長原駅徒歩1分の場所にある焼き鳥と鳥料理の店、大衆酒場「鳥厚」である。
長原駅改札を出たら、左方向に歩き、すぐに寿司店の角を左に曲がる。右に中華料理店、左に和食ダイニングの店、右にチェーン系焼き鳥店などを見ながら歩くと、左手に赤提灯が見える。赤提灯には「鳥厚」と書いてある。大きめの暖簾をくぐる。「下三分の一が曇りガラスになった大衆酒場らしい引き戸」に手をかけようとすると、それは以外にも自動ドアであった。「自動」と書かれたラバー製の押しボタンを押して中に入る。
中に入ると左手にカウンター席の前に丸椅子が7脚、手前に予備の丸椅子2脚が置かれている。カウンターの上に材料の入った横長の冷蔵ケースがのっている。その向こうが調理場である。調理場にはまだ比較的若いマスターらしき男性が1人。カウンター席中央にお年寄りのお客さんが1人座っている。カウンター席の背後は壁。奥の方はかなり広い座敷席になっている。トイレに立った時に覗いてみると、20人以上は座れる座敷であった。
まずは、ホッピー(350円)を氷なしでお願いする。「ちょっと待ってくださいね」と言ってマスターが外に出てゆく。ホッピー瓶を取りに行ったらしい。たしかに、最近の冷え込みはホッピーを冷蔵庫で冷やす必要がないほどであろう。 この店のホッピーは、ジョッキに瓶はついて来ない。あらかじめ奥で作って持ってくる出し方である。氷を断ったので、生ビールの中ジョッキに8分目ほどの量。これは、ちょっと興ざめする点ではある。氷なしという注文をあまり想定していないのであろう。
ここは焼き鳥の店である。まずは、焼き鳥、つくね、鳥皮 を1本づつ、めずらしくすべてタレでお願いする。どれも1本90円である。
しばらくして、ガテン系の大柄な男性が4人登場。奥の座敷に向かって次々に入ってゆく。全員常連さんのようである。
焼き物がやってきた。タレが少し甘めである。鳥皮は噂通りにおいしかった。特に厚い部分の鳥皮を使っているようである。「鳥厚という店名は、ここから来たのか」等と勝手に思い、独り笑ってしまう。
次に、頼んだのはハイサワー(300円)である。つまみはニラ玉焼(450円)。「中国産毒入り餃子問題」が起きた為に国産のニラがだいぶ高くなっているらしい。しかし、ニラは多めに入っていた。どこの大衆居酒屋さんも仕入れがたいへんであろう。
鍋料理もある。タラ、かき、キムチ が各980円。 湯豆腐は680円である。
ここで、常連客らしき男性が飛び込むように入ってきた。入ってきて席に座らないうちに、いきなり忙しそうなマスターに話しかける。「大将」とマスターの事を呼んでいる。話題はボーリングである。マスターが道具選びなど、ボーリングの指南をする。「大将」はボーリングが得意技らしい。
お店の従業員の女性がやってきた。これでマスターは少し楽になるに違いない。不思議に安心する私がいる。しかし、また4人組の男性客が入ってきた。奥の座敷に行く。ずっと、マスターに話しかけ続けるボーリング好きの常連。的確にアドバイスをしながら手を休めず調理を続ける「大将」。そこへ、次の常連の方が入ってきて、話に加わりさらに盛り上がる。この常連の方の為に、いいちこ一升瓶ボトルが出てきた。一升瓶を脇に置いてお湯割りである。ここもまた常連の為の店である。
さらにもう一人来訪。この方は、静かに生ビールで煮込み(350円)を食べ始める。次回は私も煮込みを食べてみようと思う。マスターは本当に忙しそうに調理を続けている。ほんの少し手があいたところを見計らってお勘定をお願いすると、「笑顔」で答えてくれる。元気で明るいマスター(大将)であった。
6時50分から7時40分までの約50分の滞在。お勘定は1,370円であった。
長原 大衆酒場「鳥厚」
東京都大田区上池台1-10-5
電話 03-3728-8929
定休日 日曜 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線長原駅 徒歩1分
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.075 2008年2月17日(日) 【地域別一覧表へ】
中目黒 焼きとん酒場「とんde目黒」
ずいぶんと冷え込んでいる晴れた日曜日の夕暮れ時である。SAPの特別ゼミ的なワークショップ「MIプロジェクト」の帰り、SAKURAとメンバー8人と共に稽古場から中目黒駅まで全員で移動する。中目黒駅近くで創間元哉君に「今日は中目黒の探検はしないのですか?」と聞かれるが、東急ストアで買物があった為、今日は「無し」であると答えて別れた。
しかし、東急ストアで目的の品物が発見出来ず、食品を少し買っただけで荷物も少ない状態の私たちは、中目黒東急ストアの入口近くに新しい店を発見してしまった。
焼きとん酒場「とんde目黒」という店である。昨年の10月に開店した焼きとんの店である。
最近、あちらこちらの盛り場に増えている、「ニュー焼きとん系」の店の一つである。この手の店では、特に「日本橋紅とんチェーン」が一番目に付く。事実、この店から200メートルほどしか離れていない場所に「日本橋紅とん」の中目黒店が存在する。
「とんde目黒」を紹介するページには次の様に書かれている。
〈おしゃれなお店が多い中目黒のなかで異彩を放つ、焼きとん酒場「とんde目黒」。朝挽き新鮮豚もつを備長炭で焼いた串もつはまさに絶品! “酒場”が持つべき本来の魅力の一翼を担う店です。〉(ぐるなびより引用)
数年前から「大規模チェーン居酒屋」の古い業態が減り、小規模で、もつ焼きなどに特化した店が増えると予想していたが、やはり、事実そうなっている。
「酒場が持つべき本来の魅力の一翼を担う店」とは、どういうことだろうか。
大規模チェーンが次々に作った、照明を落とし、個室を多数持つ「個室系居酒屋」という業態には問題が多い。今時の言葉で言う「まったり」とされてしまい、酒もつまみも食べず「個室」に長時間滞在されてしまうのである。時間当たりの客単価は上がらず、利益は少ないに違いない。その分人件費を抑えているので、「個室系居酒屋」の従業員はフロアの広さに比べ異常に少ない。ワンフロア全体に目の届く従来店と違い、従業員の姿をみつけることすら出来ない時もある。客の不満はつのり、ますます注文をする気持ちが薄れるのである。
さらに、格子戸で区切ったり、長いのれんを下げたりして作った小さな「半個室」が多数ある、迷路のような薄暗い店の中、従業員が追加注文を狙って左右を見ながら歩いてくる姿を「半個室」の中側から見ていると、自分が刑務所に入れられているような気分になってくる。
これに対して、「とんde目黒」の店内は明るく広い。店に入ると、6人掛けのテーブルが15個ほど並んでいる。高めのテーブルと椅子。テーブルの下には荷物を入れる為のスーパーマーケットで使うカゴのような物が置かれている。手荷物で席を占領されない為の工夫である。6人掛けは相席させ易いテーブルである。テーブルとテーブルの間も従業員が動き易いように、広くとってある。その為かこの店の従業員の動きは素早い。店全体が見渡せるので従業員の管理にも適しているに違いない。隠れる場所を多く作ると、下の人間は上の人間の意にそわない動きをするものである。
まずは、SAKURAは芋焼酎明るい農村(400円)を、私はゆう焼けセット(1000円)を頼んだ。
この夕焼けセットは、午後3時から6時までの限定商品である。内容は、キリン生ビール中1杯、焼きとん3本、小鉢、マグロぶつである。
焼きとんは、かしら(1本150円)、たん(1本150円)、レバタレ(1本150円)の3本を選んだ。小鉢は白菜などのお新香、マグロぶつの他にタコブツも選べるようになっていた。小鉢もマグロぶつも量はかなり少ない。しかし、味はおいしかった。もちろん、同じ中目黒の「串八」の晩酌セットには完全に負けるが仕方がない。
さらに、セロリ漬け(200円)、 銀杏(1本150円)を2本、追加した。
2杯目は二人ともホッピーにした。つまみの追加はひじき梅煮(250円)。ホッピー白氷入(瓶300円+焼酎180円)、ホッピー黒氷なし(瓶300円+焼酎180円)。合計するとホッピーとしては高い部類に入ってしまう。
最後にマッコリ(380円)を頼んだ。マッコリを置いている点も「紅とん」に似ているところである。
「とんde目黒」は、「若い人」にも「親父達」にも適している店と言える。何が求められているかをよく研究していると言える。
この店の単価とツマミの「量」には経営的工夫がある。もつ焼き以外の商品は、一つ一つの量を少なくして単価を安く抑えている。単価が安ければ複数個注文してくれるものである。単価を抑え集客し、客の滞在時間を短くする工夫をして、薄利多売を目指す経営であろう。しかし、「古典的もつ焼き店」に慣れている人間にとっては、値段の割に小さく感じる肉のサイズであった。
「とんde目黒」という店名からすると、これから目黒区内に支店を出してゆくのだろうか。それとも「日本橋紅とん」チェーンに対抗して地名を店名に入れて、これから他の区に展開してゆくのだろうか。無休であり、毎日午後3時から開店している点は客にとってメリットがある。土曜日や日曜日の早い時間に、打ち合わせと称する飲み会をする場合が多いので、これはとても助かる点と言える。
5時半から6時半までの1時間の滞在。二人でお勘定は3,490円であった。
※追記
この翌週の2月24日(日)に、SAKURA、そして、S.A.P.の「MIプロジェクト」のメンバーと5人でこの「とんde目黒」に行った。なぜかゴーヤチャンプル、レバニラ炒め、塩焼きそば等、炒めもの系ばかり頼む。店の作りや雰囲気やメニューが「日本橋紅とん」に似ているとメンバー達も言っていた。
中目黒 焼きとん酒場「とんde目黒」
東京都目黒区上目黒1-20-5 エーワンビル
電話 03-3791-3377
無休 営業時間 15:00〜24:00
東急東横線中目黒駅 徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
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ずいぶんと冷え込んでいる晴れた日曜日の夕暮れ時である。SAPの特別ゼミ的なワークショップ「MIプロジェクト」の帰り、SAKURAとメンバー8人と共に稽古場から中目黒駅まで全員で移動する。中目黒駅近くで創間元哉君に「今日は中目黒の探検はしないのですか?」と聞かれるが、東急ストアで買物があった為、今日は「無し」であると答えて別れた。
しかし、東急ストアで目的の品物が発見出来ず、食品を少し買っただけで荷物も少ない状態の私たちは、中目黒東急ストアの入口近くに新しい店を発見してしまった。
焼きとん酒場「とんde目黒」という店である。昨年の10月に開店した焼きとんの店である。
最近、あちらこちらの盛り場に増えている、「ニュー焼きとん系」の店の一つである。この手の店では、特に「日本橋紅とんチェーン」が一番目に付く。事実、この店から200メートルほどしか離れていない場所に「日本橋紅とん」の中目黒店が存在する。
「とんde目黒」を紹介するページには次の様に書かれている。
〈おしゃれなお店が多い中目黒のなかで異彩を放つ、焼きとん酒場「とんde目黒」。朝挽き新鮮豚もつを備長炭で焼いた串もつはまさに絶品! “酒場”が持つべき本来の魅力の一翼を担う店です。〉(ぐるなびより引用)
数年前から「大規模チェーン居酒屋」の古い業態が減り、小規模で、もつ焼きなどに特化した店が増えると予想していたが、やはり、事実そうなっている。
「酒場が持つべき本来の魅力の一翼を担う店」とは、どういうことだろうか。
大規模チェーンが次々に作った、照明を落とし、個室を多数持つ「個室系居酒屋」という業態には問題が多い。今時の言葉で言う「まったり」とされてしまい、酒もつまみも食べず「個室」に長時間滞在されてしまうのである。時間当たりの客単価は上がらず、利益は少ないに違いない。その分人件費を抑えているので、「個室系居酒屋」の従業員はフロアの広さに比べ異常に少ない。ワンフロア全体に目の届く従来店と違い、従業員の姿をみつけることすら出来ない時もある。客の不満はつのり、ますます注文をする気持ちが薄れるのである。
さらに、格子戸で区切ったり、長いのれんを下げたりして作った小さな「半個室」が多数ある、迷路のような薄暗い店の中、従業員が追加注文を狙って左右を見ながら歩いてくる姿を「半個室」の中側から見ていると、自分が刑務所に入れられているような気分になってくる。
これに対して、「とんde目黒」の店内は明るく広い。店に入ると、6人掛けのテーブルが15個ほど並んでいる。高めのテーブルと椅子。テーブルの下には荷物を入れる為のスーパーマーケットで使うカゴのような物が置かれている。手荷物で席を占領されない為の工夫である。6人掛けは相席させ易いテーブルである。テーブルとテーブルの間も従業員が動き易いように、広くとってある。その為かこの店の従業員の動きは素早い。店全体が見渡せるので従業員の管理にも適しているに違いない。隠れる場所を多く作ると、下の人間は上の人間の意にそわない動きをするものである。
まずは、SAKURAは芋焼酎明るい農村(400円)を、私はゆう焼けセット(1000円)を頼んだ。
この夕焼けセットは、午後3時から6時までの限定商品である。内容は、キリン生ビール中1杯、焼きとん3本、小鉢、マグロぶつである。
焼きとんは、かしら(1本150円)、たん(1本150円)、レバタレ(1本150円)の3本を選んだ。小鉢は白菜などのお新香、マグロぶつの他にタコブツも選べるようになっていた。小鉢もマグロぶつも量はかなり少ない。しかし、味はおいしかった。もちろん、同じ中目黒の「串八」の晩酌セットには完全に負けるが仕方がない。
さらに、セロリ漬け(200円)、 銀杏(1本150円)を2本、追加した。
2杯目は二人ともホッピーにした。つまみの追加はひじき梅煮(250円)。ホッピー白氷入(瓶300円+焼酎180円)、ホッピー黒氷なし(瓶300円+焼酎180円)。合計するとホッピーとしては高い部類に入ってしまう。
最後にマッコリ(380円)を頼んだ。マッコリを置いている点も「紅とん」に似ているところである。
「とんde目黒」は、「若い人」にも「親父達」にも適している店と言える。何が求められているかをよく研究していると言える。
この店の単価とツマミの「量」には経営的工夫がある。もつ焼き以外の商品は、一つ一つの量を少なくして単価を安く抑えている。単価が安ければ複数個注文してくれるものである。単価を抑え集客し、客の滞在時間を短くする工夫をして、薄利多売を目指す経営であろう。しかし、「古典的もつ焼き店」に慣れている人間にとっては、値段の割に小さく感じる肉のサイズであった。
「とんde目黒」という店名からすると、これから目黒区内に支店を出してゆくのだろうか。それとも「日本橋紅とん」チェーンに対抗して地名を店名に入れて、これから他の区に展開してゆくのだろうか。無休であり、毎日午後3時から開店している点は客にとってメリットがある。土曜日や日曜日の早い時間に、打ち合わせと称する飲み会をする場合が多いので、これはとても助かる点と言える。
5時半から6時半までの1時間の滞在。二人でお勘定は3,490円であった。
※追記
この翌週の2月24日(日)に、SAKURA、そして、S.A.P.の「MIプロジェクト」のメンバーと5人でこの「とんde目黒」に行った。なぜかゴーヤチャンプル、レバニラ炒め、塩焼きそば等、炒めもの系ばかり頼む。店の作りや雰囲気やメニューが「日本橋紅とん」に似ているとメンバー達も言っていた。
中目黒 焼きとん酒場「とんde目黒」
東京都目黒区上目黒1-20-5 エーワンビル
電話 03-3791-3377
無休 営業時間 15:00〜24:00
東急東横線中目黒駅 徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.074 2008年2月13日(水) 【地域別一覧表へ】
荏原中延 居酒屋「ゆめや」
水曜日である。夕方少し時間が出来たので気になっている地区を歩いてみることにした。
その場所は東急池上線の荏原中延である。ASIMO君とも歩いたことがあり、記事は書いたことは無いが行ったことのある店もある。
木造でローカル色満点の駅舎が多い東急池上線の駅の中で、荏原中延駅の駅舎は比較的新しくきれいで立派である。駅改札を出て左に曲がると、東急大井町線中延駅近くまで続くアーケード商店街「中延商店街」がある。駅前から右にも別の商店街が続いている。さらに、改札正面からまっすぐに続く道もある。この道の地下には東急池上線が通っており、左側の人口地盤の上にドトールコーヒー、ベーカリー、焼肉店、インド料理店など飲食店が並んでいる。道の右側には銀行のATMがあり、この沿線では有名なラーメン店「多賀野」がある。「多賀野」の前を歩いて、100メートルほど行くと、中原街道から国道一号線(第二京浜)へ抜ける道に出る。出たところには以前ASIMO君と入ったことのあるおでんを主に商売をしている居酒屋があり、その斜め前にウナギを主とする立ちのみ店がある。この立ちのみも気になったが、今日はしばらく歩いてみることにした。
少し行くと、右手に目立たない感じの店がある。以前から知っていたが入る勇気が出ずにいた店である。一度店の前を過ぎてしまい、数百メートル散策してから、またこの店の前に戻ってきた。
入口は曇りガラスの扉である。ゆえに、中は見えない。メニューなども表には何もない。左側の窓に何か布が掛かっていて、その布を透かして、中がほんの少し見える。数人のお客さんが入っているようである。
店の外側にある情報といえば、エビスビールと書かれたアクリル製の光る看板。そこに「ゆめや」と書かれてあり、小さな赤提灯に居酒屋と書いてある。他には「ホッピー」の赤い札が一枚入口脇に貼ってある。この「ホッピー」の文字に背中を押されて、やっと中に入ることにした。
中に入ると、右手には奥に向かってカウンターがあり、一番手前におでん鍋があって、カウンターの中は調理場である。カウンターには8人ほどが座れるだろうか。左手には、2人用のテーブル席が二つ、そして、一番奥に4人用のテーブルがある。4人用のテーブルの上の高いところには、画質の悪いアナログテレビが一台。
一番入口の2人用のテーブルに1人、次のテーブルに1人、そして、一番奥の4人用のテーブル席に1人と、3人の客全員がそのテレビを見上げている。
まず、ホッピーを氷無しでお願いした。「氷入れなくてよろしいですか?」ともう一度聞かれる。このお店では氷を入れない人はあまりいないらしい。
さて、「おまちどおさまです」と、丁寧に出されたホッピーは、冷やされたハイサワーのグラスに、冷えた焼酎が半分まで入っている。ホッピーももちろん冷えている。「やや三冷」である。ホッピーの焼酎が濃いと喜ぶ方々であれば、これは点数が高いと思われる。
「厚揚げ焼き」(300円)を頼んだ。しかし、今日は無いという。しばらく、考えているうちに、目の前に小どんぶり一杯のつきだしが出された。豆腐、白滝、豚肉などがすき焼き風になっており、半熟卵が一個のっている。それなりの量のつきだしである。周囲を見ると、3人のうち2人のお客さんはこのつきだしだけで飲んでいる様子である。大きな鍋で煮た鍋物というのは、やはりうまい。
しばらく、つきだしだけでホッピーを飲んだ。周囲の皆さんの会話を聞いていると、全員が常連で、「○○さん」「○○ちゃん」という風に、お店の人から名前で呼ばれており、常連さん同士も全員が顔見知りのようである。
やがて、従業員の方らしい女性が入ってきた。○○さんと常連の方々が呼んでいるので、女将さんではないと推理できる。
二杯目にレモンサワー(330円)と、あじ刺し(400円)をお願いする。
すると、マスターが「お客様、レモンサワーは氷が入ってもよろしいですか?」と聞いてくれた。丁寧である。常連ではない珍しい客に戸惑っているようにさえ思える。しかし、誠実な雰囲気が伝わってくる。私の好感度はどんどん上がっていった。
マスターの質問に対して、「はい・・・でも、氷少なめでお願いします」と答えた。
出てきたサワーは、サワーグラスに半分以上の焼酎、氷少々、中にレモンが一片入っている。そこにハイサワーの瓶が一瓶ついてきた。これで330円は良心的である。あじ刺しも出てきた。身がしっかりとして、なかなかうまいあじである。
ここで、4人掛けのテーブルに座っていたお客さんの前にマスターが座りこんでしまった。そして、将棋盤と駒を出して、二人で将棋を始めてしまったのである。他のお客さんが背後から将棋をのぞき込む。
流れている時間が本当にゆるいのである。テレビは、音量を下げて、NHKのニュースを放送している。それを見ながら、ゆるい時間の中に身をゆだねる。ここで、お茶割り(300円)と、マスターの将棋をじゃましてはいけないので、マスターが作る必要のない簡単なつまみ、 トマト(200円)をお願いする。
すると、女性が「お塩にしますか、マヨネーズですか」と聞いてくれる。ちゃんと好みを聞いてくれるのである。トマトはおおぶりのもの1コである。あまくてうまいトマトだった。
将棋は続いている。他に誰もこない。これだけディープな店もない。将棋相手の客が焼酎ウーロン割りを注文すると、マスターが「もっと濃くしろ」と女性に言う。全員が笑う。私もつられて笑ってしまう。この店は「ゆめや」である。なんとなく、本当に夢の中にいるようである。「ホスピタリティー」という言葉が頭に浮かんで、独り笑ってしまう。
もう1人、すぐに常連客とわかる方が入ってきた。そのお客さんの注文が通って、落ち着いたところでお勘定をお願いする。マスターが将棋の手を止めて、伝票を見ながらざっと計算してくれた。2000円ちょうどであった。おおざっぱである。帰り際にマスターが「ありがとうございました。すいませんね、遊んでて」と言う。思わず笑ってしまう。50分ほどの滞在であった。
気の短い人、この和みの空間が理解できない人にはおすすめできない。将棋に夢中なマスターの手が空いたら何か注文してほしい。やきとりでも、おでんでも、刺身でもちゃんとある。元々は食事処だったようで、食事メニューも充実しており、ちゃんと食事も出来る。少し疲れた日の夕暮れ時は、あのカウンターに座り、頭をゆるめて、夢の中にまどろんでみたいと思う。
荏原中延 居酒屋「ゆめや」
東京都品川区中延2-13-10
電話 03-3788-4353
火曜定休
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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荏原中延 居酒屋「ゆめや」
水曜日である。夕方少し時間が出来たので気になっている地区を歩いてみることにした。
その場所は東急池上線の荏原中延である。ASIMO君とも歩いたことがあり、記事は書いたことは無いが行ったことのある店もある。
木造でローカル色満点の駅舎が多い東急池上線の駅の中で、荏原中延駅の駅舎は比較的新しくきれいで立派である。駅改札を出て左に曲がると、東急大井町線中延駅近くまで続くアーケード商店街「中延商店街」がある。駅前から右にも別の商店街が続いている。さらに、改札正面からまっすぐに続く道もある。この道の地下には東急池上線が通っており、左側の人口地盤の上にドトールコーヒー、ベーカリー、焼肉店、インド料理店など飲食店が並んでいる。道の右側には銀行のATMがあり、この沿線では有名なラーメン店「多賀野」がある。「多賀野」の前を歩いて、100メートルほど行くと、中原街道から国道一号線(第二京浜)へ抜ける道に出る。出たところには以前ASIMO君と入ったことのあるおでんを主に商売をしている居酒屋があり、その斜め前にウナギを主とする立ちのみ店がある。この立ちのみも気になったが、今日はしばらく歩いてみることにした。
少し行くと、右手に目立たない感じの店がある。以前から知っていたが入る勇気が出ずにいた店である。一度店の前を過ぎてしまい、数百メートル散策してから、またこの店の前に戻ってきた。
入口は曇りガラスの扉である。ゆえに、中は見えない。メニューなども表には何もない。左側の窓に何か布が掛かっていて、その布を透かして、中がほんの少し見える。数人のお客さんが入っているようである。
店の外側にある情報といえば、エビスビールと書かれたアクリル製の光る看板。そこに「ゆめや」と書かれてあり、小さな赤提灯に居酒屋と書いてある。他には「ホッピー」の赤い札が一枚入口脇に貼ってある。この「ホッピー」の文字に背中を押されて、やっと中に入ることにした。
中に入ると、右手には奥に向かってカウンターがあり、一番手前におでん鍋があって、カウンターの中は調理場である。カウンターには8人ほどが座れるだろうか。左手には、2人用のテーブル席が二つ、そして、一番奥に4人用のテーブルがある。4人用のテーブルの上の高いところには、画質の悪いアナログテレビが一台。
一番入口の2人用のテーブルに1人、次のテーブルに1人、そして、一番奥の4人用のテーブル席に1人と、3人の客全員がそのテレビを見上げている。
まず、ホッピーを氷無しでお願いした。「氷入れなくてよろしいですか?」ともう一度聞かれる。このお店では氷を入れない人はあまりいないらしい。
さて、「おまちどおさまです」と、丁寧に出されたホッピーは、冷やされたハイサワーのグラスに、冷えた焼酎が半分まで入っている。ホッピーももちろん冷えている。「やや三冷」である。ホッピーの焼酎が濃いと喜ぶ方々であれば、これは点数が高いと思われる。
「厚揚げ焼き」(300円)を頼んだ。しかし、今日は無いという。しばらく、考えているうちに、目の前に小どんぶり一杯のつきだしが出された。豆腐、白滝、豚肉などがすき焼き風になっており、半熟卵が一個のっている。それなりの量のつきだしである。周囲を見ると、3人のうち2人のお客さんはこのつきだしだけで飲んでいる様子である。大きな鍋で煮た鍋物というのは、やはりうまい。
しばらく、つきだしだけでホッピーを飲んだ。周囲の皆さんの会話を聞いていると、全員が常連で、「○○さん」「○○ちゃん」という風に、お店の人から名前で呼ばれており、常連さん同士も全員が顔見知りのようである。
やがて、従業員の方らしい女性が入ってきた。○○さんと常連の方々が呼んでいるので、女将さんではないと推理できる。
二杯目にレモンサワー(330円)と、あじ刺し(400円)をお願いする。
すると、マスターが「お客様、レモンサワーは氷が入ってもよろしいですか?」と聞いてくれた。丁寧である。常連ではない珍しい客に戸惑っているようにさえ思える。しかし、誠実な雰囲気が伝わってくる。私の好感度はどんどん上がっていった。
マスターの質問に対して、「はい・・・でも、氷少なめでお願いします」と答えた。
出てきたサワーは、サワーグラスに半分以上の焼酎、氷少々、中にレモンが一片入っている。そこにハイサワーの瓶が一瓶ついてきた。これで330円は良心的である。あじ刺しも出てきた。身がしっかりとして、なかなかうまいあじである。
ここで、4人掛けのテーブルに座っていたお客さんの前にマスターが座りこんでしまった。そして、将棋盤と駒を出して、二人で将棋を始めてしまったのである。他のお客さんが背後から将棋をのぞき込む。
流れている時間が本当にゆるいのである。テレビは、音量を下げて、NHKのニュースを放送している。それを見ながら、ゆるい時間の中に身をゆだねる。ここで、お茶割り(300円)と、マスターの将棋をじゃましてはいけないので、マスターが作る必要のない簡単なつまみ、 トマト(200円)をお願いする。
すると、女性が「お塩にしますか、マヨネーズですか」と聞いてくれる。ちゃんと好みを聞いてくれるのである。トマトはおおぶりのもの1コである。あまくてうまいトマトだった。
将棋は続いている。他に誰もこない。これだけディープな店もない。将棋相手の客が焼酎ウーロン割りを注文すると、マスターが「もっと濃くしろ」と女性に言う。全員が笑う。私もつられて笑ってしまう。この店は「ゆめや」である。なんとなく、本当に夢の中にいるようである。「ホスピタリティー」という言葉が頭に浮かんで、独り笑ってしまう。
もう1人、すぐに常連客とわかる方が入ってきた。そのお客さんの注文が通って、落ち着いたところでお勘定をお願いする。マスターが将棋の手を止めて、伝票を見ながらざっと計算してくれた。2000円ちょうどであった。おおざっぱである。帰り際にマスターが「ありがとうございました。すいませんね、遊んでて」と言う。思わず笑ってしまう。50分ほどの滞在であった。
気の短い人、この和みの空間が理解できない人にはおすすめできない。将棋に夢中なマスターの手が空いたら何か注文してほしい。やきとりでも、おでんでも、刺身でもちゃんとある。元々は食事処だったようで、食事メニューも充実しており、ちゃんと食事も出来る。少し疲れた日の夕暮れ時は、あのカウンターに座り、頭をゆるめて、夢の中にまどろんでみたいと思う。
荏原中延 居酒屋「ゆめや」
東京都品川区中延2-13-10
電話 03-3788-4353
火曜定休
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.073 2008年2月8日(金) 【地域別一覧表へ】
中目黒 串揚げ「串八」 第2回
毎週金曜日夜と日曜日の午後は、今年1月から再開した咲良舎「MIプロジェクト」の稽古が続いている。今日もその稽古であった。
本日の稽古場は中目黒である。稽古の後、演出のSAKURAと演出助手の創間元哉と3人で飲むことになった。 もつ焼き「源」に電話を入れたが、すでに食べ物はラストオーダーであるという。他にも何軒か歩いたが小さな店はどこも一杯である。だからといって、大きなチェーン居酒屋には行きたくはないのである。
そこで、以前に何度か入ったことのある中目黒駅脇の通りにある串揚げ「串八」に行ってみることにした。
午後10時を過ぎている。金曜日は、この時間でもいつも満席である。大きなガラス窓から店の中がよく見えた。道路側から見て、左右の端にガラス戸があり、中に入ることが出来る。中に入ると、コの字カウンターになっている。コの字カウンターの中は、人がやっとすれ違える程度の広さである。カウンターの外側の手前横一列に5人、そこから奥に伸びる左右の縦列にそれぞれ10人近く座れるようになっている。
左側の縦列の途中に柱が張り出しており、左縦列の奥にトイレがあるので、柱の前に客が座ってしまうと、手前一列と右縦列の客はトイレに行けなくなってしまう。その時、どうすれば良いかというと、一度表側から店の外に出て、店の左側面にある鉄の扉から左縦列カウンター席の背後に入り、トイレに行くのである。これを知っているのは常連の証拠なのだそうである。
左手の縦カウンターにはたくさんのお客さんが座っていた。やはり、トイレに行き易いからであろうか。右手の縦カウンターに座っているのは一人だけであった。一番奥の席に3人で並んで座った。
まず、最初にエビスビール大(550円)を頼んだ。この店は、瓶ビールの種類が5種類と多いのが特徴になっている。エビスビール大瓶(550円)、サッポロ黒ラベル大瓶、アサヒスーパードライ大瓶、キリンラガー大瓶、キリン一番搾り大瓶がすべて500円である。しかし、以前来た時よりそれぞれ50円づつ値上がりしていた。諸物価高騰の時代がここにもやってきたのである。
今日もまた、店の女性が全員にビールのお酌をしてくれた。うれしいこれもサービスである。 サービスといえば、この店には「晩酌セット」というサービス商品がある。生ビール、酒、サワー、ウーロンハイ、ウイスキーの中から3杯を飲み、料理が3品付くというものである。それで、税込1340円である。ずっと一度試してみたいと思いながら、実現出来ていない。
つまみは、肉じゃが(420円)、それから、ジャガ芋とチーズ(210円)、鳥大葉巻(210円)、ハス(210円)の3種の串揚げを頼んだ。串揚げにはキャベツがサービスでついてくる。
エビスビール大瓶をもう1本追加。私は吉乃川の燗酒(360円)にする。グラスが升の中に入っており、升の中に少しこぼしてある。
串揚げがメインの店でありながら、一品料理も豊富である。しめさば(420円)と、創間君リクエストのあじなめろう(420円)を追加する。
「あじのなめろう」とくれば日本酒である。SAKURAと創間君も、それぞれ吉乃川燗酒(360円)に移行である。私は焼酎お湯割り(380円)にする。さらに、吉乃川の冷や(360円)も飲んでしまった。
話に夢中の3人である。話すことがこれだけよくあると思うのである。やがて、ラストオーダーの時間になった。レモンサワー(380円)を3杯注文。最後は口当たりの良いものを飲みたくなったのである。アルコールをある程度摂取すると脱水症状になり、冷たい飲み物が飲みたくなるのである。
約1時間45分の滞在。3人でお勘定は6,760円であった。
中目黒 串揚げ「串八」
東京都目黒区上目黒3-7-5 三起ビル1F
03-3710-7832
無休・但し12月31日〜1月3日迄は休み
16:00〜24:00(L.O.23:30)
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中目黒 串揚げ「串八」 第2回
毎週金曜日夜と日曜日の午後は、今年1月から再開した咲良舎「MIプロジェクト」の稽古が続いている。今日もその稽古であった。
本日の稽古場は中目黒である。稽古の後、演出のSAKURAと演出助手の創間元哉と3人で飲むことになった。 もつ焼き「源」に電話を入れたが、すでに食べ物はラストオーダーであるという。他にも何軒か歩いたが小さな店はどこも一杯である。だからといって、大きなチェーン居酒屋には行きたくはないのである。
そこで、以前に何度か入ったことのある中目黒駅脇の通りにある串揚げ「串八」に行ってみることにした。
午後10時を過ぎている。金曜日は、この時間でもいつも満席である。大きなガラス窓から店の中がよく見えた。道路側から見て、左右の端にガラス戸があり、中に入ることが出来る。中に入ると、コの字カウンターになっている。コの字カウンターの中は、人がやっとすれ違える程度の広さである。カウンターの外側の手前横一列に5人、そこから奥に伸びる左右の縦列にそれぞれ10人近く座れるようになっている。
左側の縦列の途中に柱が張り出しており、左縦列の奥にトイレがあるので、柱の前に客が座ってしまうと、手前一列と右縦列の客はトイレに行けなくなってしまう。その時、どうすれば良いかというと、一度表側から店の外に出て、店の左側面にある鉄の扉から左縦列カウンター席の背後に入り、トイレに行くのである。これを知っているのは常連の証拠なのだそうである。
左手の縦カウンターにはたくさんのお客さんが座っていた。やはり、トイレに行き易いからであろうか。右手の縦カウンターに座っているのは一人だけであった。一番奥の席に3人で並んで座った。
まず、最初にエビスビール大(550円)を頼んだ。この店は、瓶ビールの種類が5種類と多いのが特徴になっている。エビスビール大瓶(550円)、サッポロ黒ラベル大瓶、アサヒスーパードライ大瓶、キリンラガー大瓶、キリン一番搾り大瓶がすべて500円である。しかし、以前来た時よりそれぞれ50円づつ値上がりしていた。諸物価高騰の時代がここにもやってきたのである。
今日もまた、店の女性が全員にビールのお酌をしてくれた。うれしいこれもサービスである。 サービスといえば、この店には「晩酌セット」というサービス商品がある。生ビール、酒、サワー、ウーロンハイ、ウイスキーの中から3杯を飲み、料理が3品付くというものである。それで、税込1340円である。ずっと一度試してみたいと思いながら、実現出来ていない。
つまみは、肉じゃが(420円)、それから、ジャガ芋とチーズ(210円)、鳥大葉巻(210円)、ハス(210円)の3種の串揚げを頼んだ。串揚げにはキャベツがサービスでついてくる。
エビスビール大瓶をもう1本追加。私は吉乃川の燗酒(360円)にする。グラスが升の中に入っており、升の中に少しこぼしてある。
串揚げがメインの店でありながら、一品料理も豊富である。しめさば(420円)と、創間君リクエストのあじなめろう(420円)を追加する。
「あじのなめろう」とくれば日本酒である。SAKURAと創間君も、それぞれ吉乃川燗酒(360円)に移行である。私は焼酎お湯割り(380円)にする。さらに、吉乃川の冷や(360円)も飲んでしまった。
話に夢中の3人である。話すことがこれだけよくあると思うのである。やがて、ラストオーダーの時間になった。レモンサワー(380円)を3杯注文。最後は口当たりの良いものを飲みたくなったのである。アルコールをある程度摂取すると脱水症状になり、冷たい飲み物が飲みたくなるのである。
約1時間45分の滞在。3人でお勘定は6,760円であった。
中目黒 串揚げ「串八」
東京都目黒区上目黒3-7-5 三起ビル1F
03-3710-7832
無休・但し12月31日〜1月3日迄は休み
16:00〜24:00(L.O.23:30)
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.072 2008年2月2日(土) 【地域別一覧表へ】
溝の口 やきとり 「かとりや」
「島田屋」から「味よし」の「川崎昼酒ツアー」を終え、ASIMO君とJR川崎駅で別れた後、私とOZAKI先生は、JR南武線に乗り込んだ。OZAKI先生の地元に近い武蔵溝ノ口駅に向かう為である。
川崎駅から武蔵溝ノ口駅までは20分である。ちょうど良い酔い覚ましの時間を経て、午後7時30分頃に武蔵溝ノ口に到着。改札を出て右手に歩くと、歩行者専用の広い空中デッキに出る。右方向には、ノクティと呼ばれる再開発ビルが建っている。左方向に歩くと、そのまま東急田園都市線溝の口駅の中央改札口前につながっている。
田園都市線の改札の前を通り、西口側に降りると、そこには、〈溝の口駅西口商店街〉という小さく古い商店街が残っている。そこは、戦後の闇市時代の雰囲気が残る商店街である。武蔵溝ノ口駅が現在のように橋上化する以前は、武蔵溝ノ口駅前から東急田園都市線下をくぐって、南武線の線路のすぐ脇にあるこの商店街を経由して踏切を渡り、南武線の南側に出る人の流れがあった。現在は南武線にも東急田園都市線にも「南口」が出来てしまい、すっかり人通りが少なくなってしまっていた。
この商店街には、居酒屋ファン必見のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、さらにすぐ近くに「いろは」がある。2つの店の間は近い。前回、OZAKI先生と溝ノ口を訪問した時も、両店ともすごい人だかりであった。酒を飲む人たちの背中を見ながら、そばを通り抜け、南武線の踏切を渡って、「ひさもと」に行き、その帰り、まだ両店とも混んでいた為、「かとりや」と「いろは」の間の道の奥にある居酒屋「十字屋」に行ったのである。
「かとりや」という名前のやきとり店を紹介するのは、「自由が丘」 「元住吉」に続いて3軒目である。
溝の口「かとりや」の前は今日も人で一杯だった。店内に空席があることはすぐに解ったが、やはり、ここ「かとりや」に来たら商店街の古い屋根の下で、立ちのみをしなければ気分が出ないのである。
我々の前を背の高い男性客たちが遮っていて、なかなか注文が出来ない。すでに酒も入っている。根気よく5分ほど待つ。店には、どんどんお客さんがやってくる。後からやってきたある男性客が前の客の背中に張り付いて、我々の左側の隙間から注文の機会を狙っていた。その時、我々の前に少し隙間が空いた。焼き台でやきとりを焼き続けている目の鋭い男性がこちらを見た。このお店の方はある情報によれば〈斉藤さん〉という方らしいのである。男性客が脇から注文しようとする。すると、〈斉藤さん〉はその言葉を遮り、「何しますか?」と我々に聞いてくれる。順番を守っているのである。すかさず、「にごり酒二つ」と答える。このようにして秩序が保たれているのである。
厚手のグラスが二つ置かれ、一升瓶からにごり酒(300円)がそそがれた。さらにつまみとして、ねぎま(80円)と、かしら(80円)を2本ずつお願いする。立ちのみだと1本80円だが、店内で座ると1本90円になる。
人と人の隙間から手を伸ばしてにごり酒を手にとった。
やがて、私の前の一際背の高い男性が帰り、目の前が開けた。さらにお酒(250円)を二杯頼んだ。
大きな缶のような物の中で暖められた湯の中から一升瓶が引き出され、我々の空いたにごり酒のグラスの中にそのまま注がれる。グラスを取り替えて欲しいなどという甘い考えは起こしてはいけないのである。
「それにしても、今日は肉を喰ったよなあ、すごい量の肉だと思うよ。」と私。
「だから、野菜も食べなくてはいけません」とOZAKI先生が言って、ねぎ(80円)とししとう(80円)を2本づつ頼んだ。
この日の翌朝、東京・神奈川は久しぶりの雪になった。寒いはずである。しかし、酒が入っているのであまり寒く感じないのである。ビールを飲むことにしてしまった。今日は一軒目でスーパードライを飲んだので、やや不満であった。目の前にサッポロラガー(赤星)の文字を見ると我慢できなくなってしまった。サッポロラガービール大(580円)を頼む。やはり赤星はうまい。さらに、牛串(200円)を2本追加した。また肉を食べてしまったのである。
最後に酒を2杯追加。同じグラスに酒が注がれる。今度はにごり酒の成分は残っていないのである。
酒6杯、瓶ビール大1本、焼き物10本。二軒の「川崎昼酒ツアー」の後である。いささか酔ってしまった。約1時間20分ほどの滞在。お勘定は計3,390円であった。
溝の口 やきとり「かとりや」
神奈川県川崎市高津区溝の口2-7-13
電話044-822-8802
JR南武線溝ノ口駅下車徒歩3分・東急田園都市線溝の口駅下車徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 16:00〜23:00
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溝の口 やきとり 「かとりや」
「島田屋」から「味よし」の「川崎昼酒ツアー」を終え、ASIMO君とJR川崎駅で別れた後、私とOZAKI先生は、JR南武線に乗り込んだ。OZAKI先生の地元に近い武蔵溝ノ口駅に向かう為である。
川崎駅から武蔵溝ノ口駅までは20分である。ちょうど良い酔い覚ましの時間を経て、午後7時30分頃に武蔵溝ノ口に到着。改札を出て右手に歩くと、歩行者専用の広い空中デッキに出る。右方向には、ノクティと呼ばれる再開発ビルが建っている。左方向に歩くと、そのまま東急田園都市線溝の口駅の中央改札口前につながっている。
田園都市線の改札の前を通り、西口側に降りると、そこには、〈溝の口駅西口商店街〉という小さく古い商店街が残っている。そこは、戦後の闇市時代の雰囲気が残る商店街である。武蔵溝ノ口駅が現在のように橋上化する以前は、武蔵溝ノ口駅前から東急田園都市線下をくぐって、南武線の線路のすぐ脇にあるこの商店街を経由して踏切を渡り、南武線の南側に出る人の流れがあった。現在は南武線にも東急田園都市線にも「南口」が出来てしまい、すっかり人通りが少なくなってしまっていた。
この商店街には、居酒屋ファン必見のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、さらにすぐ近くに「いろは」がある。2つの店の間は近い。前回、OZAKI先生と溝ノ口を訪問した時も、両店ともすごい人だかりであった。酒を飲む人たちの背中を見ながら、そばを通り抜け、南武線の踏切を渡って、「ひさもと」に行き、その帰り、まだ両店とも混んでいた為、「かとりや」と「いろは」の間の道の奥にある居酒屋「十字屋」に行ったのである。
「かとりや」という名前のやきとり店を紹介するのは、「自由が丘」 「元住吉」に続いて3軒目である。
溝の口「かとりや」の前は今日も人で一杯だった。店内に空席があることはすぐに解ったが、やはり、ここ「かとりや」に来たら商店街の古い屋根の下で、立ちのみをしなければ気分が出ないのである。
我々の前を背の高い男性客たちが遮っていて、なかなか注文が出来ない。すでに酒も入っている。根気よく5分ほど待つ。店には、どんどんお客さんがやってくる。後からやってきたある男性客が前の客の背中に張り付いて、我々の左側の隙間から注文の機会を狙っていた。その時、我々の前に少し隙間が空いた。焼き台でやきとりを焼き続けている目の鋭い男性がこちらを見た。このお店の方はある情報によれば〈斉藤さん〉という方らしいのである。男性客が脇から注文しようとする。すると、〈斉藤さん〉はその言葉を遮り、「何しますか?」と我々に聞いてくれる。順番を守っているのである。すかさず、「にごり酒二つ」と答える。このようにして秩序が保たれているのである。
厚手のグラスが二つ置かれ、一升瓶からにごり酒(300円)がそそがれた。さらにつまみとして、ねぎま(80円)と、かしら(80円)を2本ずつお願いする。立ちのみだと1本80円だが、店内で座ると1本90円になる。
人と人の隙間から手を伸ばしてにごり酒を手にとった。
やがて、私の前の一際背の高い男性が帰り、目の前が開けた。さらにお酒(250円)を二杯頼んだ。
大きな缶のような物の中で暖められた湯の中から一升瓶が引き出され、我々の空いたにごり酒のグラスの中にそのまま注がれる。グラスを取り替えて欲しいなどという甘い考えは起こしてはいけないのである。
「それにしても、今日は肉を喰ったよなあ、すごい量の肉だと思うよ。」と私。
「だから、野菜も食べなくてはいけません」とOZAKI先生が言って、ねぎ(80円)とししとう(80円)を2本づつ頼んだ。
この日の翌朝、東京・神奈川は久しぶりの雪になった。寒いはずである。しかし、酒が入っているのであまり寒く感じないのである。ビールを飲むことにしてしまった。今日は一軒目でスーパードライを飲んだので、やや不満であった。目の前にサッポロラガー(赤星)の文字を見ると我慢できなくなってしまった。サッポロラガービール大(580円)を頼む。やはり赤星はうまい。さらに、牛串(200円)を2本追加した。また肉を食べてしまったのである。
最後に酒を2杯追加。同じグラスに酒が注がれる。今度はにごり酒の成分は残っていないのである。
酒6杯、瓶ビール大1本、焼き物10本。二軒の「川崎昼酒ツアー」の後である。いささか酔ってしまった。約1時間20分ほどの滞在。お勘定は計3,390円であった。
溝の口 やきとり「かとりや」
神奈川県川崎市高津区溝の口2-7-13
電話044-822-8802
JR南武線溝ノ口駅下車徒歩3分・東急田園都市線溝の口駅下車徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 16:00〜23:00
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.071 2008年2月2日(土) 【地域別一覧表へ】
川崎 やきとり・炭火焼「味よし」 第3回

「川崎昼酒ツアー」の2軒目は、前回2007年9月15日、前々回2007年2月20日と、過去二回も記事にしている川崎駅西口のやきとり・炭火焼「味よし」である。
私は客観性を失いたくないので「常連にはならない主義」である。ゆえに、連続して同じ店に行くことも少ない。たとえ行ったとしても、毎回記事にはしない。しかし、この店は例外である。毎回発見があるからだ。
「味よし」は一人で歩いている時に偶然見つけた店なので、居酒屋探偵事務所のメンバーASIMO君もOAZKI先生もこの店を知らない。ゆえに、一度連れて来たいと思っていたのである。
「川崎昼酒ツアー」の1軒目「島田屋」の近くからタクシーに乗った。車は川崎駅前まで行き、タクシーの客待ち専用道路を通り抜け、川崎駅北側の大ガード下をくぐって、川崎駅西口の大規模商業施設「ラゾーナ川崎」の裏側の「中幸町」の交差点で止まった。
車を下り、交差点から見ると、30メートルほど入ったところに「味よし」の看板が見えた。
開店時間の午後4時30分まで少しある。コンビニに寄って「ウコンの力」を3本買って、3人で飲んでから「味よし」に向かう。シャッターが半分閉まっていたので、店の前で待った。ほどなくマスターが顔を出した。「どうぞ」と言ってくれる。
中に入って、中央左側の4人掛けのテーブルに座った。今までこの店に来た時は、1人か2人なのでいつもカウンター席であった。テーブル席は今回が初めてだった。
まずは、私とASIMO君は白ホッピー(420円)を頼み。OZAKI先生は焼酎お湯割り(315円)である。ここのホッピーは黙っていても「氷」などという無粋なものは入ってこない。氷を入れるとか入れないとか聞きもしない。「氷」を断る手間がないので助かるのである。
めざし焼き(263円)、えのきのバターいため(368円)、ぶりさし(420円)、しめさば(420円)をお願いする。めざし焼きは酒のみにとってうれしいツマミである。ぶりとしめさばは、一緒盛りで出てきた。しめさばが特にうまい。この店は、やきとり・炭火焼以外に、刺身類、炒めもの、煮物など、メニューが本当に豊富である。
「このメニューは東急目黒線の不動前の太田屋を思い出しますね。」と、ASIMO君。
「たしかに壁一面メニューだよね。でも、ここのメニューの方が見やすいし、ずっと安いよ。」と私。
2杯目は、私とASIMO君はレモンハイ(370円)、OZAKI先生は焼酎お湯割りのお代わりである。ツマミは、さといも塩ゆで(210円)を追加する。
ネットで知られていないような地元に根ざした店を探したいということで意見が一致。OAZKI先生から「赤羽から少し離れた北区志茂のある店に行ってみましょう」との提案があった。我々の共通の友人であるZIN隊長が昔住んでいた場所である。同じ赤羽でも有名店だけではつまらない。赤羽駅から少し離れてみるのも面白い。是非行ってみようということになった。
3杯目は、ASIMO君はレモンハイ、私は再びホッピーを呑む。
一緒に頼んだツマミは、えびの塩焼き・四本で(368円)、生ガキのホイル包み焼き(630円)である。エビも大ぶりでうまかった。かきもたっぷり入っている。この店は何を食べても安くてボリュームがある。
今日は、OZAKI先生が来る午後2時30分より40分ほど早く、ASIMO君と川崎に着いてしまった為、ASIMO君に「ラゾーナ川崎」の中を案内した。「ビックカメラ、無印良品、ユニクロ、丸善」など、巨大な施設の中の一つ一つの大規模店舗の大きさに彼は驚いていた。
さらに、「ラゾーナ」の隣に、2000席のコンサートホールを格とする「ミューザ川崎」という大規模オフィス・商業ビルがある。このミューザの中心の27階建ての高層ビルの麓のエスカレーター前が私の生誕地である。ASIMO君を連れて、私の生誕地の上に立った。
「記念碑はないんですか?」と、ASIMO君。二人で笑いながら駅に向かったのであった。
川崎は変貌してゆく、再開発計画はまだまだ続いている。様々な業態の飲食店もどんどん増えてゆくだろう。しかし、「味よし」のような店には、本当に残ってもらいたいと思う。
地元の商店街にある小さな古い居酒屋を是非愛していただきたい。
午後4時30分から6時30分まで、我々としては珍しく2時間の滞在。お勘定は3人で5,730円。1人1,910円であった。
川崎駅に着くと午後7時近くなっていた。OZAKI先生は、やっと調子が出てきたようである。用事があるというASIMO君と川崎駅で別れ、私とOZAKI先生はJR南武線に乗り込んだ。ふと思いついたある店に向かう為であった。
川崎 やきとり・炭火焼「味よし」
神奈川県川崎市幸区中幸町3-14
電話044-533-3210
JR川崎駅西口下車徒歩15分
定休日 毎週水曜・第3木曜 営業時間 16:30〜22:30
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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川崎 やきとり・炭火焼「味よし」 第3回

「川崎昼酒ツアー」の2軒目は、前回2007年9月15日、前々回2007年2月20日と、過去二回も記事にしている川崎駅西口のやきとり・炭火焼「味よし」である。
私は客観性を失いたくないので「常連にはならない主義」である。ゆえに、連続して同じ店に行くことも少ない。たとえ行ったとしても、毎回記事にはしない。しかし、この店は例外である。毎回発見があるからだ。
「味よし」は一人で歩いている時に偶然見つけた店なので、居酒屋探偵事務所のメンバーASIMO君もOAZKI先生もこの店を知らない。ゆえに、一度連れて来たいと思っていたのである。
「川崎昼酒ツアー」の1軒目「島田屋」の近くからタクシーに乗った。車は川崎駅前まで行き、タクシーの客待ち専用道路を通り抜け、川崎駅北側の大ガード下をくぐって、川崎駅西口の大規模商業施設「ラゾーナ川崎」の裏側の「中幸町」の交差点で止まった。
車を下り、交差点から見ると、30メートルほど入ったところに「味よし」の看板が見えた。
開店時間の午後4時30分まで少しある。コンビニに寄って「ウコンの力」を3本買って、3人で飲んでから「味よし」に向かう。シャッターが半分閉まっていたので、店の前で待った。ほどなくマスターが顔を出した。「どうぞ」と言ってくれる。
中に入って、中央左側の4人掛けのテーブルに座った。今までこの店に来た時は、1人か2人なのでいつもカウンター席であった。テーブル席は今回が初めてだった。
まずは、私とASIMO君は白ホッピー(420円)を頼み。OZAKI先生は焼酎お湯割り(315円)である。ここのホッピーは黙っていても「氷」などという無粋なものは入ってこない。氷を入れるとか入れないとか聞きもしない。「氷」を断る手間がないので助かるのである。
めざし焼き(263円)、えのきのバターいため(368円)、ぶりさし(420円)、しめさば(420円)をお願いする。めざし焼きは酒のみにとってうれしいツマミである。ぶりとしめさばは、一緒盛りで出てきた。しめさばが特にうまい。この店は、やきとり・炭火焼以外に、刺身類、炒めもの、煮物など、メニューが本当に豊富である。
「このメニューは東急目黒線の不動前の太田屋を思い出しますね。」と、ASIMO君。
「たしかに壁一面メニューだよね。でも、ここのメニューの方が見やすいし、ずっと安いよ。」と私。
2杯目は、私とASIMO君はレモンハイ(370円)、OZAKI先生は焼酎お湯割りのお代わりである。ツマミは、さといも塩ゆで(210円)を追加する。
ネットで知られていないような地元に根ざした店を探したいということで意見が一致。OAZKI先生から「赤羽から少し離れた北区志茂のある店に行ってみましょう」との提案があった。我々の共通の友人であるZIN隊長が昔住んでいた場所である。同じ赤羽でも有名店だけではつまらない。赤羽駅から少し離れてみるのも面白い。是非行ってみようということになった。
3杯目は、ASIMO君はレモンハイ、私は再びホッピーを呑む。
一緒に頼んだツマミは、えびの塩焼き・四本で(368円)、生ガキのホイル包み焼き(630円)である。エビも大ぶりでうまかった。かきもたっぷり入っている。この店は何を食べても安くてボリュームがある。
今日は、OZAKI先生が来る午後2時30分より40分ほど早く、ASIMO君と川崎に着いてしまった為、ASIMO君に「ラゾーナ川崎」の中を案内した。「ビックカメラ、無印良品、ユニクロ、丸善」など、巨大な施設の中の一つ一つの大規模店舗の大きさに彼は驚いていた。
さらに、「ラゾーナ」の隣に、2000席のコンサートホールを格とする「ミューザ川崎」という大規模オフィス・商業ビルがある。このミューザの中心の27階建ての高層ビルの麓のエスカレーター前が私の生誕地である。ASIMO君を連れて、私の生誕地の上に立った。
「記念碑はないんですか?」と、ASIMO君。二人で笑いながら駅に向かったのであった。
川崎は変貌してゆく、再開発計画はまだまだ続いている。様々な業態の飲食店もどんどん増えてゆくだろう。しかし、「味よし」のような店には、本当に残ってもらいたいと思う。
地元の商店街にある小さな古い居酒屋を是非愛していただきたい。
午後4時30分から6時30分まで、我々としては珍しく2時間の滞在。お勘定は3人で5,730円。1人1,910円であった。
川崎駅に着くと午後7時近くなっていた。OZAKI先生は、やっと調子が出てきたようである。用事があるというASIMO君と川崎駅で別れ、私とOZAKI先生はJR南武線に乗り込んだ。ふと思いついたある店に向かう為であった。
川崎 やきとり・炭火焼「味よし」
神奈川県川崎市幸区中幸町3-14
電話044-533-3210
JR川崎駅西口下車徒歩15分
定休日 毎週水曜・第3木曜 営業時間 16:30〜22:30
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.070 2008年2月2日(土) 【地域別一覧表へ】
川崎 もつ焼き「島田屋」

本日は「川崎昼酒ツアー」と銘打ち、居酒屋探偵事務所のメンバーASIMO君やOZAKI先生と、午後2時30分にJR川崎駅の改札で待ち合わせた。
今日の目的の店は、大井町の「大山酒場」の回に登場した友人の熱血ビジネスマンRAM元帥から教えてもらった店であり、ずっと行ってみたいと思っていたところであった。
最初はタクシーで移動するつもりだったが、珍しくOZAKI先生が待ち合わせ時間ぴったりに登場。開店の時間まで30分もあるので、タクシーでは店に早くつきすぎてしまう。ゆえに、歩いて移動することになった。
川崎駅の東口駅前は、川崎中から到着するバスやタクシーの乗り場が広がっている。その地下がアゼリアと呼ばれる地下街になっている。地下街には降りず、右側から回り込むようにして京浜急行のガードをくぐり、デパートさいか屋を右手に見ながら川崎駅前南というスクランブル交差点を斜めに渡る。
銀柳街商店街の入口を左手に見ながら、新川通りという大通りを歩いてゆくと第一京浜国道に出る。そのまま新川橋という交差点を渡り、歩道橋が掛かる皐橋という三叉路に出る。歩道橋を渡った向こう側、二股に別れた場所の右側の道を歩き、すぐに左に曲がる道がある。その道は、50メートルほどで、さきほどの二股に別れた左側の道につながっている。
その右側に、目的の店もつ焼き「島田屋」を発見する。思ったよりも小さな店である。開店の午後3時の5分程前である。暖簾も出ていない。
2階建ての古い建物の右半分が「もつ焼き・煮込み 島田屋」である。残りの左半分は「牛・豚内臓卸・小売 島田商店」という看板が上がった店になっているが、今日は開いていない。

事前に調べた通り、内臓肉の卸売屋さんがやっているもつ焼き店なのである。
中を覗くと、すでにカウンターに座っている人が一人。どうやら暖簾など元々無いようである。赤提灯などを下げる気配もない。少し早めに中に入ることにした。
店内は左側にL字カウンターがあり、十人ほどが座れる。右側に4人席が二つ。奥側にも4人席が二つある。25名で一杯といったところである。勝手に予想していた店よりも小さく地味な印象であった。
川崎駅から20分ほど歩いてきた。翌日の2月3日は珍しく関東圏にも雪が降った日である。この日もとても冷え込んでいた。冷え切った身体を暖める為に、熱燗をもらうことにした。
「熱燗を3杯お願いします」とASIMO君が言う。清酒(240円)である。
つまみは何にするか考える。壁にはモツが6種類レバ、シロ、たん、なんこつ、かしら、はつ、と書いてある。すべて50円である。話には聞いていたが驚異の安さである。さらに煮込みも150円である。
ASIMO君が「150円は安すぎます。きっと小皿ですよ、小皿。3つもらいましょう。」と言う。私もOZAKI先生も反対する理由もない。250円くらいの値段で、やや深い小皿に5、6切れのモツ肉といった店は多い。頭の中に浮かんだ図はそんなモツ煮込みだった。それでも150円は安いなあ。そう甘く考えていた。ASIMO君がお店の女性に「煮込み、3つお願いします」と言った。
「今、お酒やっちゃいますからね、ちょっと待ってね」という女性。まず、我々の前に厚手のグラスが3つ並ぶ。そして、再びやってきた女性は酒燗器チロリを持っている。よくある小さなチロリではない。大きなチロリである。それも口まですり切りいっぱいに酒が入っている。
「四杯以上入ってるけど、呑んじゃって」と言う。すごい量である。この量で720円である。
さっそく3人で乾杯をした。冷え切った身体に燗酒がしみてゆく。
ASIMO君とOZAKI先生は再会の乾杯である。フリーのプログラマーであるOZAKI先生は夜仕事をして、昼過ぎに起きるという生活をおくっているので、午後3時に呑むというのは珍しいことである。
「ちょうど、旅行行って、旅館の朝飯の時にお酒を呑んでいるような感じでしょ」と、私が言う。
すると、OZAKI先生は「どうも、調子が出ないですね、僕はマイペースで行きますからお二人はどんどんやってください」と言う。
次々に常連の皆さんがやってくる。杖をついたり、足をひきずっていたり、どの人も年齢の高い方ばかりである。
次のお店の開店が午後4時半なので、この店の滞在時間は1時間の予定である。すぐに焼き物を頼むことにした。焼き物の右端に「焼き物は3本以上でお願いします」と書いてある。これを私は、1種類3本以上と勘違いしてしまう。
「6種類ありますから全部食べますか」とASIMO君。
「それじゃ、6種類3本づつお願いします。」と、お店の方に言う私。完全に舞い上がっている。「きっと、1本は少ないと思うし、3種類くらい少しづつ出てくるんじゃない」と、勝手な憶測を言う私。
いつも小食のOZAKI先生はやや不安な表情であった。
酒がどんどんすすむ。身体も暖まり始めた。楽しそうに話し続ける私とASIMO君。
そこへ、煮込みがやってきた。全員、黙ってしまう。3つ運ばれてきた煮込みは一つが「小どんぶり一杯」の量であった。それも、野菜なども少しは入っているが、ほとんどが様々な部位のモツ肉でうめつくされている大盛り。しかも価格は一つ150円である。
「3人で1つで十分でしたね・・・失敗でした、まさか150円でこの量とは思いませんでした」とASIMO君。
「ということは、モツ焼きは・・・」、そう言った時、モツ焼きがやってきた。
モツ焼きは全部一度にやってきたのである。しかも、よくあるこじゃれたモツ焼き屋の小さく切った肉とは違う。ブツブツと大まかに切られ、串にさされたおおぶりの肉が、皿の上に二段に積み上げてある。それが二皿やってきたのである。
ここは内臓肉の卸店がやっているモツ焼き屋さんであった。その事を完全に忘れていた。
おおぶりのモツ焼きが18本、目の前に並ぶ。すごい量である。
再び、3人とも黙ってしまった。
「これ全部で900円ですよ。すごい安さですね」とASIMO君。
驚異的な安さである。1本150円のチェーンのモツ焼き屋だったら、6本しか食べられない値段である。
飲み物を追加する。ウイスキー(270円)と、瓶ビール大(460円)を頼んだ。
「ウイスキーは水割? ロック?」と聞かれる。「水割でお願いします」とASIMO君。
やってきた水割りをASIMO君と分けあって呑む。「水本当に入れたの?」と思うほどに濃い。「ダブルじゃなくて、トリプルみたいです。だいたい、色がウーロン茶みたいに濃いですものね」とASIMO君。
ビールは「アサヒスーパードライ」である。この点だけは玉に瑕である。しかし、大量のモツ肉を食べ続ける我々の口には、さっぱりとしてうまく感じたのである。
店内を見回す。コブクロ、みみ、ガツの3種類の肉の刺身がある。どれも150円である。
今回はこれ以上とても食べる気持ちになれないが次回は試してみたい。
たとえば、一人で来て、モツ焼き3本で150円、煮込み150円、ガツ刺し150円、酒2杯で済ませたとする。合計は930円になる。本当に「千円でベロベロ=センベロ」である。
実は、この店を紹介してくれたRAM元帥は、この店にお客さんに連れてきてもらったそうである。
その時、3人で早い時間から3時間ほど呑んで、お勘定をお願いした。
お店の人が「1万1千円です」と言うと、店中の客がどよめいたと言う。
「この店で1万円、嘘だろ」と常連客に笑われたそうである。
この話の意味が我々にはよく解る。モツ焼き50本食べても2,500円しかしないのである。
彼らはどれだけ呑んで食べてしまったのか。
実際に、RAM元帥たちがどれだけ食べたかは解らない。しかし、ちょっと、試算してみると、モツ焼き60本、煮込み3つ、刺身3つ、瓶ビール大10本、酒10杯で、その位の値段になるのである。
世の中には凄い人たちがいる。
店の中を見回すと、オードリーヘップバーンとマリリンモンローの古いカレンダーがたくさん貼ってある。レトロモダン風の作られたものではない、本当に汚れた古いカレンダーである。この店の歴史と奥行きを感じた。
我々3人は、約1時間の滞在で3,340円であった。1人1,110円ほどである。
外に出る。タクシーをつかまえて、「川崎・昼酒ツアー」の次の店へと向かった。
心の中で「煮込みという物は一度に一個しか頼まないようにしよう」と考えた。これも〈学習〉である。

川崎 モツ焼き「島田屋」
神奈川県川崎市川崎区境町11-3
044-233-6998
定休日 日曜・祝日 営業時間15:00〜21:00
JR川崎駅東口下車徒歩20分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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川崎 もつ焼き「島田屋」

本日は「川崎昼酒ツアー」と銘打ち、居酒屋探偵事務所のメンバーASIMO君やOZAKI先生と、午後2時30分にJR川崎駅の改札で待ち合わせた。
今日の目的の店は、大井町の「大山酒場」の回に登場した友人の熱血ビジネスマンRAM元帥から教えてもらった店であり、ずっと行ってみたいと思っていたところであった。
最初はタクシーで移動するつもりだったが、珍しくOZAKI先生が待ち合わせ時間ぴったりに登場。開店の時間まで30分もあるので、タクシーでは店に早くつきすぎてしまう。ゆえに、歩いて移動することになった。
川崎駅の東口駅前は、川崎中から到着するバスやタクシーの乗り場が広がっている。その地下がアゼリアと呼ばれる地下街になっている。地下街には降りず、右側から回り込むようにして京浜急行のガードをくぐり、デパートさいか屋を右手に見ながら川崎駅前南というスクランブル交差点を斜めに渡る。
銀柳街商店街の入口を左手に見ながら、新川通りという大通りを歩いてゆくと第一京浜国道に出る。そのまま新川橋という交差点を渡り、歩道橋が掛かる皐橋という三叉路に出る。歩道橋を渡った向こう側、二股に別れた場所の右側の道を歩き、すぐに左に曲がる道がある。その道は、50メートルほどで、さきほどの二股に別れた左側の道につながっている。
その右側に、目的の店もつ焼き「島田屋」を発見する。思ったよりも小さな店である。開店の午後3時の5分程前である。暖簾も出ていない。
2階建ての古い建物の右半分が「もつ焼き・煮込み 島田屋」である。残りの左半分は「牛・豚内臓卸・小売 島田商店」という看板が上がった店になっているが、今日は開いていない。

事前に調べた通り、内臓肉の卸売屋さんがやっているもつ焼き店なのである。
中を覗くと、すでにカウンターに座っている人が一人。どうやら暖簾など元々無いようである。赤提灯などを下げる気配もない。少し早めに中に入ることにした。
店内は左側にL字カウンターがあり、十人ほどが座れる。右側に4人席が二つ。奥側にも4人席が二つある。25名で一杯といったところである。勝手に予想していた店よりも小さく地味な印象であった。
川崎駅から20分ほど歩いてきた。翌日の2月3日は珍しく関東圏にも雪が降った日である。この日もとても冷え込んでいた。冷え切った身体を暖める為に、熱燗をもらうことにした。
「熱燗を3杯お願いします」とASIMO君が言う。清酒(240円)である。
つまみは何にするか考える。壁にはモツが6種類レバ、シロ、たん、なんこつ、かしら、はつ、と書いてある。すべて50円である。話には聞いていたが驚異の安さである。さらに煮込みも150円である。
ASIMO君が「150円は安すぎます。きっと小皿ですよ、小皿。3つもらいましょう。」と言う。私もOZAKI先生も反対する理由もない。250円くらいの値段で、やや深い小皿に5、6切れのモツ肉といった店は多い。頭の中に浮かんだ図はそんなモツ煮込みだった。それでも150円は安いなあ。そう甘く考えていた。ASIMO君がお店の女性に「煮込み、3つお願いします」と言った。
「今、お酒やっちゃいますからね、ちょっと待ってね」という女性。まず、我々の前に厚手のグラスが3つ並ぶ。そして、再びやってきた女性は酒燗器チロリを持っている。よくある小さなチロリではない。大きなチロリである。それも口まですり切りいっぱいに酒が入っている。
「四杯以上入ってるけど、呑んじゃって」と言う。すごい量である。この量で720円である。
さっそく3人で乾杯をした。冷え切った身体に燗酒がしみてゆく。
ASIMO君とOZAKI先生は再会の乾杯である。フリーのプログラマーであるOZAKI先生は夜仕事をして、昼過ぎに起きるという生活をおくっているので、午後3時に呑むというのは珍しいことである。
「ちょうど、旅行行って、旅館の朝飯の時にお酒を呑んでいるような感じでしょ」と、私が言う。
すると、OZAKI先生は「どうも、調子が出ないですね、僕はマイペースで行きますからお二人はどんどんやってください」と言う。
次々に常連の皆さんがやってくる。杖をついたり、足をひきずっていたり、どの人も年齢の高い方ばかりである。
次のお店の開店が午後4時半なので、この店の滞在時間は1時間の予定である。すぐに焼き物を頼むことにした。焼き物の右端に「焼き物は3本以上でお願いします」と書いてある。これを私は、1種類3本以上と勘違いしてしまう。
「6種類ありますから全部食べますか」とASIMO君。
「それじゃ、6種類3本づつお願いします。」と、お店の方に言う私。完全に舞い上がっている。「きっと、1本は少ないと思うし、3種類くらい少しづつ出てくるんじゃない」と、勝手な憶測を言う私。
いつも小食のOZAKI先生はやや不安な表情であった。
酒がどんどんすすむ。身体も暖まり始めた。楽しそうに話し続ける私とASIMO君。
そこへ、煮込みがやってきた。全員、黙ってしまう。3つ運ばれてきた煮込みは一つが「小どんぶり一杯」の量であった。それも、野菜なども少しは入っているが、ほとんどが様々な部位のモツ肉でうめつくされている大盛り。しかも価格は一つ150円である。
「3人で1つで十分でしたね・・・失敗でした、まさか150円でこの量とは思いませんでした」とASIMO君。
「ということは、モツ焼きは・・・」、そう言った時、モツ焼きがやってきた。
モツ焼きは全部一度にやってきたのである。しかも、よくあるこじゃれたモツ焼き屋の小さく切った肉とは違う。ブツブツと大まかに切られ、串にさされたおおぶりの肉が、皿の上に二段に積み上げてある。それが二皿やってきたのである。
ここは内臓肉の卸店がやっているモツ焼き屋さんであった。その事を完全に忘れていた。
おおぶりのモツ焼きが18本、目の前に並ぶ。すごい量である。
再び、3人とも黙ってしまった。
「これ全部で900円ですよ。すごい安さですね」とASIMO君。
驚異的な安さである。1本150円のチェーンのモツ焼き屋だったら、6本しか食べられない値段である。
飲み物を追加する。ウイスキー(270円)と、瓶ビール大(460円)を頼んだ。
「ウイスキーは水割? ロック?」と聞かれる。「水割でお願いします」とASIMO君。
やってきた水割りをASIMO君と分けあって呑む。「水本当に入れたの?」と思うほどに濃い。「ダブルじゃなくて、トリプルみたいです。だいたい、色がウーロン茶みたいに濃いですものね」とASIMO君。
ビールは「アサヒスーパードライ」である。この点だけは玉に瑕である。しかし、大量のモツ肉を食べ続ける我々の口には、さっぱりとしてうまく感じたのである。
店内を見回す。コブクロ、みみ、ガツの3種類の肉の刺身がある。どれも150円である。
今回はこれ以上とても食べる気持ちになれないが次回は試してみたい。
たとえば、一人で来て、モツ焼き3本で150円、煮込み150円、ガツ刺し150円、酒2杯で済ませたとする。合計は930円になる。本当に「千円でベロベロ=センベロ」である。
実は、この店を紹介してくれたRAM元帥は、この店にお客さんに連れてきてもらったそうである。
その時、3人で早い時間から3時間ほど呑んで、お勘定をお願いした。
お店の人が「1万1千円です」と言うと、店中の客がどよめいたと言う。
「この店で1万円、嘘だろ」と常連客に笑われたそうである。
この話の意味が我々にはよく解る。モツ焼き50本食べても2,500円しかしないのである。
彼らはどれだけ呑んで食べてしまったのか。
実際に、RAM元帥たちがどれだけ食べたかは解らない。しかし、ちょっと、試算してみると、モツ焼き60本、煮込み3つ、刺身3つ、瓶ビール大10本、酒10杯で、その位の値段になるのである。
世の中には凄い人たちがいる。
店の中を見回すと、オードリーヘップバーンとマリリンモンローの古いカレンダーがたくさん貼ってある。レトロモダン風の作られたものではない、本当に汚れた古いカレンダーである。この店の歴史と奥行きを感じた。
我々3人は、約1時間の滞在で3,340円であった。1人1,110円ほどである。
外に出る。タクシーをつかまえて、「川崎・昼酒ツアー」の次の店へと向かった。
心の中で「煮込みという物は一度に一個しか頼まないようにしよう」と考えた。これも〈学習〉である。

川崎 モツ焼き「島田屋」
神奈川県川崎市川崎区境町11-3
044-233-6998
定休日 日曜・祝日 営業時間15:00〜21:00
JR川崎駅東口下車徒歩20分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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