居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.121 2008年7月31日(木) 【地域別一覧表へ】
大岡山 居酒屋「龍飛」

今日はsakuraと、それぞれの仕事帰りに大岡山で待ち合わせた。我々の待ち合わせ場所といえば酒場である。大岡山といえば、焼きとん「三鶴」という選択肢もあったが今日はもつ焼きよりも刺身類が食べたかったので「三鶴」のすぐ近くにある居酒屋「龍飛」にすることにした。この店は、ずいぶん以前から通っているが、まったく紹介記事を書かずにいた店である。
東急目黒線の大岡山駅の正面改札口を出ると、最近整備されたばかりの広場になっている。歩道も余裕があり、目の前に見えるのは、平屋の東急ストアくらいであり、視界が開けている。左手には東京工業大学の正門があり、その右手に建つ「百年記念館」の特徴的な姿が目に入ってくる。
広場に立ち、後ろを振り返ると、駅舎の上は最近完成したばかりの「東急病院」である。外側にツタがはっている。といっても昔のように建物そのものにツタがはっているのではない、説明しにくいが建物の少し外側にツタがはうように作られているのである。やがて、病院全体がまるで緑の丘のように見えるようになるそうである。設計は東京工業大学大学院教授の安田幸一氏がリーダーシップをとったそうである。この外観がヒートアイランド防止になり、心理的な癒し効果もねらっているという。ツタが完全に建物を覆う状態になれば素晴らしい姿になるに違いない。
さて、改札を出て左に進み、さらに左に曲がって、東急病院の側面を歩いてゆく。信号を渡り、目の前の道を入ってゆくと最初の十字路の右手角に、目的の店、居酒屋「龍飛」がある。
「龍飛」と書いて、「たっぴ」と読む。
入口を入ると右手には小上がり座敷があり、6人、4人、4人と3卓ある。左手に4人掛けのテーブル席が二つ、奥には8人ほどが座れるカウンター席がある。カウンターの中が調理場になっている。
先に来ていたsakuraが本を読んでいる。冷酒(650円)を呑んでいた。
先に注文してあったあおりいか糸造り(490円) もある。喉が渇いたので、レモンサワー(350円)をもらう。レモンサワーと一緒に、刺身ブツのお通し(190円)が出てくる。
あおりいかがとてもおいしかった。数に限りがあり、我々の後に注文した人は「売り切れです」と言われていた。
さらに、韮おひたし(290円)をもらう。韮のおひたしというのはあまり無い。我々は二人とも韮好きである。実においしかった。ここで、グラスをもらい、生酒に切り替える。
この「龍飛」は御夫婦らしい物静かな大将と女将さんの二人でやっている店である。価格的にも安く、焼き物、揚げ物、刺身、食事関係とすべて充実しており、日本酒や焼酎も豊富である。店の人がしゃべり過ぎたりすることもなく、一人の常連客には大将がちゃんと話相手にもなっている。これと言って欠点が見つからない店とでもいおうか。
すぐに満席になってしまうのが困る点であろうか。やはり、東京工業大学が近い為か、今日も学生らしきグループで座敷席がすべて埋まった。しかし、あまりうるさくはないのである。知的レベルの問題であろうか。
さらに、龍飛風つくね串焼二本(290円)もお願いした。この店には190円シリーズというのがあって、もやしサラダ、キムチ、厚焼き玉子の3つが190円になっている。このシリーズから、もやしサラダ(190円)も選んだ。
もやしサラダは量が多い、よいツマミになる。ここでsakuraが瓶ビールを飲みたくなってしまった。しかし、店にあるのはスーパードライのみである。念のため、お店の方に聞くと、やはりスーパードライしかないようである。仕方なく、スーパードライ大瓶(580円)をもらう。
スーパードライしか無い店に来た時には、「スーパードライしかないんですね」と、なるべく残念そうにすることにしている。いつか他のビールも仕入れてくれるかもしれないからである。
最後に龍飛風つくね串焼がやってきた。看板メニューらしく、やはりおいしかった。
午後7時から8時までの1時間の滞在。お勘定は二人で合計3,220円であった。
大岡山 居酒屋「龍飛(たっぴ)」
住所 東京都大田区北千束3-28-3
電話 03-3729-5165
定休日 月曜
営業時間 17:00〜23:30
交通 東急大井町線・目黒線大岡山駅下車徒歩1分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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大岡山 居酒屋「龍飛」

今日はsakuraと、それぞれの仕事帰りに大岡山で待ち合わせた。我々の待ち合わせ場所といえば酒場である。大岡山といえば、焼きとん「三鶴」という選択肢もあったが今日はもつ焼きよりも刺身類が食べたかったので「三鶴」のすぐ近くにある居酒屋「龍飛」にすることにした。この店は、ずいぶん以前から通っているが、まったく紹介記事を書かずにいた店である。
東急目黒線の大岡山駅の正面改札口を出ると、最近整備されたばかりの広場になっている。歩道も余裕があり、目の前に見えるのは、平屋の東急ストアくらいであり、視界が開けている。左手には東京工業大学の正門があり、その右手に建つ「百年記念館」の特徴的な姿が目に入ってくる。
広場に立ち、後ろを振り返ると、駅舎の上は最近完成したばかりの「東急病院」である。外側にツタがはっている。といっても昔のように建物そのものにツタがはっているのではない、説明しにくいが建物の少し外側にツタがはうように作られているのである。やがて、病院全体がまるで緑の丘のように見えるようになるそうである。設計は東京工業大学大学院教授の安田幸一氏がリーダーシップをとったそうである。この外観がヒートアイランド防止になり、心理的な癒し効果もねらっているという。ツタが完全に建物を覆う状態になれば素晴らしい姿になるに違いない。
さて、改札を出て左に進み、さらに左に曲がって、東急病院の側面を歩いてゆく。信号を渡り、目の前の道を入ってゆくと最初の十字路の右手角に、目的の店、居酒屋「龍飛」がある。
「龍飛」と書いて、「たっぴ」と読む。
入口を入ると右手には小上がり座敷があり、6人、4人、4人と3卓ある。左手に4人掛けのテーブル席が二つ、奥には8人ほどが座れるカウンター席がある。カウンターの中が調理場になっている。
先に来ていたsakuraが本を読んでいる。冷酒(650円)を呑んでいた。
先に注文してあったあおりいか糸造り(490円) もある。喉が渇いたので、レモンサワー(350円)をもらう。レモンサワーと一緒に、刺身ブツのお通し(190円)が出てくる。
あおりいかがとてもおいしかった。数に限りがあり、我々の後に注文した人は「売り切れです」と言われていた。
さらに、韮おひたし(290円)をもらう。韮のおひたしというのはあまり無い。我々は二人とも韮好きである。実においしかった。ここで、グラスをもらい、生酒に切り替える。
この「龍飛」は御夫婦らしい物静かな大将と女将さんの二人でやっている店である。価格的にも安く、焼き物、揚げ物、刺身、食事関係とすべて充実しており、日本酒や焼酎も豊富である。店の人がしゃべり過ぎたりすることもなく、一人の常連客には大将がちゃんと話相手にもなっている。これと言って欠点が見つからない店とでもいおうか。
すぐに満席になってしまうのが困る点であろうか。やはり、東京工業大学が近い為か、今日も学生らしきグループで座敷席がすべて埋まった。しかし、あまりうるさくはないのである。知的レベルの問題であろうか。
さらに、龍飛風つくね串焼二本(290円)もお願いした。この店には190円シリーズというのがあって、もやしサラダ、キムチ、厚焼き玉子の3つが190円になっている。このシリーズから、もやしサラダ(190円)も選んだ。
もやしサラダは量が多い、よいツマミになる。ここでsakuraが瓶ビールを飲みたくなってしまった。しかし、店にあるのはスーパードライのみである。念のため、お店の方に聞くと、やはりスーパードライしかないようである。仕方なく、スーパードライ大瓶(580円)をもらう。
スーパードライしか無い店に来た時には、「スーパードライしかないんですね」と、なるべく残念そうにすることにしている。いつか他のビールも仕入れてくれるかもしれないからである。
最後に龍飛風つくね串焼がやってきた。看板メニューらしく、やはりおいしかった。
午後7時から8時までの1時間の滞在。お勘定は二人で合計3,220円であった。
大岡山 居酒屋「龍飛(たっぴ)」
住所 東京都大田区北千束3-28-3
電話 03-3729-5165
定休日 月曜
営業時間 17:00〜23:30
交通 東急大井町線・目黒線大岡山駅下車徒歩1分。
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.120 2008年7月29日(火) 【地域別一覧表へ】
神楽坂 居酒屋「あまくさ」 第2回

「よりみち横丁」から出て、「神楽小路」を歩き、神楽坂通り(早稲田通り)に出ると坂を昇り始めた。曾祖父と祖父の代に「世今堂」という「時計眼鏡貴金属商」を営んでいた場所に向かう為である。そこには、現在、万平ビルという小さなビルが建っており、その二階に居酒屋「あまくさ」が入っている。
前回、この店を紹介したのは2008年1月30日(水)である。「万平ビル」や「あまくさ」の店内については、そちらに詳しく書かれている。
万平ビルの入口に降り立ち、エレベーターで2階に上がった。「あまくさ」と書かれた茶色の暖簾をくぐり、中に入ると目の前のカウンター席に座った。店内には、他に3人連れの客が二組いるだけであった。そして、店内には静かに音楽が流れている。しかし、ジャパンポップなどではない、ちゃんと演歌が流れているのである。
すでに前の店でかなり呑んでいる。一杯だけ飲んですぐに帰るつもりであった。母は太平洋戦争の東京大空襲の前までこの場所に住んでいた。今日は我が御先祖様方に御挨拶のつもりでちょっと寄ってみたかったのである。
酎ハイ(330円)を頼んだ。酎ハイと一緒に付きだしが出てくる。お腹も一杯であったが刺身類を何も食べていないことに気づいた。そこで、生タコ刺身(580円)をいただくことにした。
出てきた酎ハイのグラスを目の前の空間に向かって捧げ持ち、御先祖様と乾杯をする。
私に顔が似ており大酒呑みだったという曾祖父のことが頭に浮かんだ。
明治の終わりの頃であろうか。田舎から東京に出てきてから、横浜の外国人の元で時計修理の方法を学び、神田に時計の修理工場を建ててから神楽坂に時計眼鏡貴金属商の店を出した人であるという。商売も大きくしたが遊びもしたらしい。あまりの大酒のみの為、息子と喧嘩をして、怒った息子(私の祖父)が一斗樽の栓を抜いてしまい、神楽坂中が酒臭くなってしまったという逸話もある。
もちろん万平ビルが建つ前の戦前の話ではあるが母にとってこのビルの二階あたりは、子供の頃住んでいた空間そのものであり特別愛着があるという。
生タコ刺身は本当にうまかった。歯ごたえがたまらない。生タコは私の好物の1つである。他にも食べたいものがたくさんあったがすでに深夜近くである。我慢することにした。
酎ハイ1杯で、約30分の滞在、お勘定は1,280円であった。急いで、東京メトロ南北線の飯田橋駅に向かい城南地区の我が家を目指した。
※ ※ ※
この後、8月に入ってからsakuraや可久鼓桃(母)と話し合って、お盆の頃に墓参りをして、ここの「あまくさ」で先祖供養の会を開こうということになった。
神楽坂 居酒屋「あまくさ」
東京都新宿神楽坂3-2-4 万平ビル2F
03-3260-9872
定休日 不定休 営業時間17:00〜25:30
地下鉄有楽町線、南北線B3出口より徒歩2分
JR線飯田橋駅西口より徒歩3分
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神楽坂 居酒屋「あまくさ」 第2回

「よりみち横丁」から出て、「神楽小路」を歩き、神楽坂通り(早稲田通り)に出ると坂を昇り始めた。曾祖父と祖父の代に「世今堂」という「時計眼鏡貴金属商」を営んでいた場所に向かう為である。そこには、現在、万平ビルという小さなビルが建っており、その二階に居酒屋「あまくさ」が入っている。
前回、この店を紹介したのは2008年1月30日(水)である。「万平ビル」や「あまくさ」の店内については、そちらに詳しく書かれている。
万平ビルの入口に降り立ち、エレベーターで2階に上がった。「あまくさ」と書かれた茶色の暖簾をくぐり、中に入ると目の前のカウンター席に座った。店内には、他に3人連れの客が二組いるだけであった。そして、店内には静かに音楽が流れている。しかし、ジャパンポップなどではない、ちゃんと演歌が流れているのである。
すでに前の店でかなり呑んでいる。一杯だけ飲んですぐに帰るつもりであった。母は太平洋戦争の東京大空襲の前までこの場所に住んでいた。今日は我が御先祖様方に御挨拶のつもりでちょっと寄ってみたかったのである。
酎ハイ(330円)を頼んだ。酎ハイと一緒に付きだしが出てくる。お腹も一杯であったが刺身類を何も食べていないことに気づいた。そこで、生タコ刺身(580円)をいただくことにした。
出てきた酎ハイのグラスを目の前の空間に向かって捧げ持ち、御先祖様と乾杯をする。
私に顔が似ており大酒呑みだったという曾祖父のことが頭に浮かんだ。
明治の終わりの頃であろうか。田舎から東京に出てきてから、横浜の外国人の元で時計修理の方法を学び、神田に時計の修理工場を建ててから神楽坂に時計眼鏡貴金属商の店を出した人であるという。商売も大きくしたが遊びもしたらしい。あまりの大酒のみの為、息子と喧嘩をして、怒った息子(私の祖父)が一斗樽の栓を抜いてしまい、神楽坂中が酒臭くなってしまったという逸話もある。
もちろん万平ビルが建つ前の戦前の話ではあるが母にとってこのビルの二階あたりは、子供の頃住んでいた空間そのものであり特別愛着があるという。
生タコ刺身は本当にうまかった。歯ごたえがたまらない。生タコは私の好物の1つである。他にも食べたいものがたくさんあったがすでに深夜近くである。我慢することにした。
酎ハイ1杯で、約30分の滞在、お勘定は1,280円であった。急いで、東京メトロ南北線の飯田橋駅に向かい城南地区の我が家を目指した。
※ ※ ※
この後、8月に入ってからsakuraや可久鼓桃(母)と話し合って、お盆の頃に墓参りをして、ここの「あまくさ」で先祖供養の会を開こうということになった。
神楽坂 居酒屋「あまくさ」
東京都新宿神楽坂3-2-4 万平ビル2F
03-3260-9872
定休日 不定休 営業時間17:00〜25:30
地下鉄有楽町線、南北線B3出口より徒歩2分
JR線飯田橋駅西口より徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.119 2008年7月29日(火) 【地域別一覧表へ】
神楽坂 居酒屋「まつや」

前回紹介した水道橋の飲み処喰べ処「旅」を出て、すぐ近くの水道橋駅東口改札からJR総武線に乗った。神楽坂へは飯田橋駅西口改札を出ると近い。ゆえに、総武線の車内を進行方向に向かって急いで歩いた。少しでも西口改札に近い場所で降りる為である。
ホームから西口改札まで橋のようになった長い通路を歩く。西口改札を出ると総武線を渡る陸橋の上である。陸橋の上を渡る道は、神楽坂を下り靖国神社前に至る早稲田通りである。
西口改札を出てすぐ、24年前の記憶が甦った。1984年のある日、友人と二人、「風の旅団」という劇団の公演を見に行く為に飯田橋の駅頭に降り立った。その芝居は法政大学のキャンパス内に建てられた「風の旅団」のテント内で上演されることになっていた。劇団「風の旅団」は、1970年代に活動していたテント芝居「曲馬館」の解散後、俳優・演出家桜井大造を中心に発足され、約10年間活動したテント芝居である。そのテーマ性から権力と対立、公演場所についてトラブルの多い劇団であった。現在も劇団「野戦の月」としてその活動は続いている。
我々は法政大学に向かった。しかし、行ってみると大学の門扉は閉ざされ、全体が静まりかえっていた。実は機動隊が動員され、全学ロックアウトの中、「風の旅団」のテントが壊されたのであった。
我々は何も知らなかった。門扉脇の警備室から数人の警備員が出てきた。緊張感が伝わってくる。ただならぬ雰囲気で「中には入れません」という。それもそのはずである。友人は迷彩服を着ていた。おまけに身長180センチ体重120キロで髭面である。私も体格が良く黒いコートを着込んで短髪であった。どこかの右翼団体の構成員のように思われたのかもしれない。
仕方なく飯田橋の駅に戻ってみると、飯田橋駅西口改札の前に異様な風体の男達がボーリングのピンのような隊列を作り、そこに立っていたのである。ある者は軍服を着ている。血のりをつけている者もいる。舞台衣装のままのようであった。一番前の一人は手に白い紙を掲げている。全員が一点を見据えたまま無言である。演ずることを拒否された彼らの悔しさが伝わって来た。 友人と二人、その日は痛飲したことを覚えている。
※ ※ ※
思い出話が長くなってしまった。
飯田橋駅のすぐ脇に立つビルに入る。短いアーケード街のようになっている場所に椅子が並べられて、一番前で若い女性たちが「カントリーロード」を歌っていた。気持ちは解るがあまりうまくない。それから、近くに書店をみつけた。中に入って、しばらくして、同じところを行ったり来たりしながら、ブツブツと何かしゃべっている青年を発見した。店内にはバロック音楽が流れている。人々は気に留めることもない。
八王子の書店で中央大学の女子大生が刺殺された事件を思い出してしまった。先日、咲良舎「愛と偶然の戯れ」の公開ゲネプロの打ち上げの折、中央大学元学長のS先生とお酒を酌み交わした時にも、先生は本当にかわいそいだと悲しんでおられた。
書店という平和なはずの場所でも本を選ぶことに没頭できないのであろうか。日本はそんな国になってしまったのか。嫌な気持ちになり、すぐにその書店を立ち去った。外は雨が降りそうな気配である。急いで今日の店に向かうことにする。

早稲田通りに戻り、いよいよ神楽坂である。目的の店は神楽坂の入口に近い場所にある。神楽坂がまだ昇り坂になる前、右手に「神楽小路」という飲み屋街がある。その「神楽小路」を入って少しすすむと、右手にさらに細い「よりみち横丁」という10メートルほどの長さの路地がある。どこか闇市的な雰囲気を残す路地の中にはバーや居酒屋など10軒ほどの店が軒を連ねている。その一番奥まった場所に居酒屋「まつや」はある。
店に入ったのは、午後8時45分頃であった。入口を入ると、目の前は5人だけのカウンター席である。カウンターの中には大将らしき御老人が座っており、カウンターの外に同年輩の女性が座っていた。客は一人もいない。私が中に入ると、「はい、いらっしゃい」とお二人が動き始めた。
「雨が降ってきましたよ」と話をする。言うそばから、雨足がどんどん強くなってゆく。
「レモンサワーお願いします」と言うと、女将さんがゆっくりとしたペースでレモンサワーを作ってくれる。
「それから煮込みをお願いします」と言うと、大将がまたゆっくりと調理を始める。
レモンサワーを飲みながら煮込みを食べ始めた頃には、外はどしゃぶりの雨になっていた。
「こちらのお店は何年前からやっておられるのですか」と聞くと、「15年前ですよ。以前は渋谷で店を出していたんですけどね・・・でも、私らの前の人は終戦後すぐからだそうですよ。」と大将が答える。終戦後すぐから建っている建物なのである。闇市的な雰囲気が残っているはずであった。
他にお客さんも入ってこない。お二人で交代に私の相手をしてくれている。客筋は大学生やOBが多いそうである。また、音楽関係の人も多いらしい。
次に瓶ビール大(550円)をお願いする。大将は81歳であるという。調理する様子を見ながら、大将が疲れてしまわないように、少し間を置いて注文をすることにした。
午後9時過ぎになってトイレに行きたくなった。実はここの二階席が秀逸なのである。カウンター脇から急な階段が曲がりながら二階へと続いている。手をそえて昇らなければならないほど急で狭い階段である。階段を昇りきると目の前に木の扉があり、その中がトイレになっている。トイレの窓から外を見ると、隣の建物の瓦屋根越しに神楽坂通り沿いのネオンが見える。外は激しい雨が降っている。
トイレから出ると、脇にガラス戸がある。中をのぞくと、ちょうど6畳ほどの空間があり、座卓が3つほどあった。窓の外から看板の光が入ってくる。なにやら古い日活映画でこんな光景を見たような気がする。
今度は玉子焼きをお願いした。この玉子焼き(430円)はこちらの名物料理である。女将さんが玉子を割り、大将が丁寧に出汁巻き玉子を焼いてくれる。
出てきた卵焼きは予想よりもかなり大きかった。そして、うまかった。この玉子焼きだけで酒を飲む客もいるに違いない。ここで、焼酎ウメサワー(300円)をお願いする。
お二人は練馬区の大泉学園から神楽坂まで毎日通って来るのだという。ゆえに、電車で帰らなければならないのだけれど、お客さんの中には、こちらの店の二階に住んでいると思っている人もいるのか、午前2時とか3時まで呑んでいる方もいるそうだ。それを御夫婦は辛抱強く待ち、二階で仮眠をとってから朝になって帰るそうである。商売とはいえ大変である。心当たりのある方は気をつけてあげて欲しいものである。
まだまだ雨は降り続いている。
マグロの竜田揚げがよく出るという。しかし、今日は鳥の竜田揚げしかない。実は私は竜田揚げ好きである。最後に鳥の竜田揚げ(460円)をお願いした。これがまたうまかった。ついついレモンサワー(300円)を追加してしまった。
お勘定をお願いすると3,140円であった。店を出たのは午後10時30分頃であったろうか。楽しくて1時間45分もおじゃましてしまったようである。居酒屋にこれほど長居して、店の人を相手に話をするのは私としては珍しい。大将と女将さんを疲れさせてしまったのではないかと心配になる。
外に出ると、雨は止んでいた。実は北区田端駅周辺での落雷の為、信号システムに異状が生じたのが原因で、JR山手線と京浜東北線の全線が午後8時40分頃から1時間半ほどストップしたそうである。気象庁によると、午後9時半までの1時間に東京都練馬区で41・5ミリの雨量を記録。午後10時までの1時間に32・5ミリを記録した世田谷区では、一時、1棟が床上浸水、2棟が床下浸水したという。東京電力によると、板橋区、世田谷区、横浜市、埼玉県川口市で計約3650世帯が停電した。また、東京・国立競技場で行われていた男子サッカーの北京五輪壮行試合、対アルゼンチン戦は、雷雨のため、試合終了まで6分余りを残して打ち切られたのである。私が楽しく「まつや」で呑んでいる間、外は大変なことになっていたのである。誠に申し訳ない。
ここで帰るつもりではあったが、やはり母が育った場所に建つ万平ビルの中のいつものあの店に行きたくなってしまう。1杯だけ呑ませて欲しい。御先祖様へのご挨拶とでも言おうか。
神楽坂 居酒屋「まつや」
住所 東京都新宿区神楽坂1-14 神楽小路・よりみち横丁内
電話 03-3260-8785
定休 日曜日 営業時間17:00〜23:00
交通 JR「飯田橋」駅徒歩2分。東京メトロ南北線・有楽町線「飯田橋」駅徒歩1分。
※本来的には、一番近い駅は飯田橋駅である。飯田橋駅の東側や北側は「飯田橋」という
カテゴリーを作り、「神楽坂」という坂に近い店の場合、あえて「神楽坂」のカテゴリーに入れる。
ホッピー原理主義者とは?
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神楽坂 居酒屋「まつや」

前回紹介した水道橋の飲み処喰べ処「旅」を出て、すぐ近くの水道橋駅東口改札からJR総武線に乗った。神楽坂へは飯田橋駅西口改札を出ると近い。ゆえに、総武線の車内を進行方向に向かって急いで歩いた。少しでも西口改札に近い場所で降りる為である。
ホームから西口改札まで橋のようになった長い通路を歩く。西口改札を出ると総武線を渡る陸橋の上である。陸橋の上を渡る道は、神楽坂を下り靖国神社前に至る早稲田通りである。
西口改札を出てすぐ、24年前の記憶が甦った。1984年のある日、友人と二人、「風の旅団」という劇団の公演を見に行く為に飯田橋の駅頭に降り立った。その芝居は法政大学のキャンパス内に建てられた「風の旅団」のテント内で上演されることになっていた。劇団「風の旅団」は、1970年代に活動していたテント芝居「曲馬館」の解散後、俳優・演出家桜井大造を中心に発足され、約10年間活動したテント芝居である。そのテーマ性から権力と対立、公演場所についてトラブルの多い劇団であった。現在も劇団「野戦の月」としてその活動は続いている。
我々は法政大学に向かった。しかし、行ってみると大学の門扉は閉ざされ、全体が静まりかえっていた。実は機動隊が動員され、全学ロックアウトの中、「風の旅団」のテントが壊されたのであった。
我々は何も知らなかった。門扉脇の警備室から数人の警備員が出てきた。緊張感が伝わってくる。ただならぬ雰囲気で「中には入れません」という。それもそのはずである。友人は迷彩服を着ていた。おまけに身長180センチ体重120キロで髭面である。私も体格が良く黒いコートを着込んで短髪であった。どこかの右翼団体の構成員のように思われたのかもしれない。
仕方なく飯田橋の駅に戻ってみると、飯田橋駅西口改札の前に異様な風体の男達がボーリングのピンのような隊列を作り、そこに立っていたのである。ある者は軍服を着ている。血のりをつけている者もいる。舞台衣装のままのようであった。一番前の一人は手に白い紙を掲げている。全員が一点を見据えたまま無言である。演ずることを拒否された彼らの悔しさが伝わって来た。 友人と二人、その日は痛飲したことを覚えている。
※ ※ ※
思い出話が長くなってしまった。
飯田橋駅のすぐ脇に立つビルに入る。短いアーケード街のようになっている場所に椅子が並べられて、一番前で若い女性たちが「カントリーロード」を歌っていた。気持ちは解るがあまりうまくない。それから、近くに書店をみつけた。中に入って、しばらくして、同じところを行ったり来たりしながら、ブツブツと何かしゃべっている青年を発見した。店内にはバロック音楽が流れている。人々は気に留めることもない。
八王子の書店で中央大学の女子大生が刺殺された事件を思い出してしまった。先日、咲良舎「愛と偶然の戯れ」の公開ゲネプロの打ち上げの折、中央大学元学長のS先生とお酒を酌み交わした時にも、先生は本当にかわいそいだと悲しんでおられた。
書店という平和なはずの場所でも本を選ぶことに没頭できないのであろうか。日本はそんな国になってしまったのか。嫌な気持ちになり、すぐにその書店を立ち去った。外は雨が降りそうな気配である。急いで今日の店に向かうことにする。

早稲田通りに戻り、いよいよ神楽坂である。目的の店は神楽坂の入口に近い場所にある。神楽坂がまだ昇り坂になる前、右手に「神楽小路」という飲み屋街がある。その「神楽小路」を入って少しすすむと、右手にさらに細い「よりみち横丁」という10メートルほどの長さの路地がある。どこか闇市的な雰囲気を残す路地の中にはバーや居酒屋など10軒ほどの店が軒を連ねている。その一番奥まった場所に居酒屋「まつや」はある。
店に入ったのは、午後8時45分頃であった。入口を入ると、目の前は5人だけのカウンター席である。カウンターの中には大将らしき御老人が座っており、カウンターの外に同年輩の女性が座っていた。客は一人もいない。私が中に入ると、「はい、いらっしゃい」とお二人が動き始めた。
「雨が降ってきましたよ」と話をする。言うそばから、雨足がどんどん強くなってゆく。
「レモンサワーお願いします」と言うと、女将さんがゆっくりとしたペースでレモンサワーを作ってくれる。
「それから煮込みをお願いします」と言うと、大将がまたゆっくりと調理を始める。
レモンサワーを飲みながら煮込みを食べ始めた頃には、外はどしゃぶりの雨になっていた。
「こちらのお店は何年前からやっておられるのですか」と聞くと、「15年前ですよ。以前は渋谷で店を出していたんですけどね・・・でも、私らの前の人は終戦後すぐからだそうですよ。」と大将が答える。終戦後すぐから建っている建物なのである。闇市的な雰囲気が残っているはずであった。
他にお客さんも入ってこない。お二人で交代に私の相手をしてくれている。客筋は大学生やOBが多いそうである。また、音楽関係の人も多いらしい。
次に瓶ビール大(550円)をお願いする。大将は81歳であるという。調理する様子を見ながら、大将が疲れてしまわないように、少し間を置いて注文をすることにした。
午後9時過ぎになってトイレに行きたくなった。実はここの二階席が秀逸なのである。カウンター脇から急な階段が曲がりながら二階へと続いている。手をそえて昇らなければならないほど急で狭い階段である。階段を昇りきると目の前に木の扉があり、その中がトイレになっている。トイレの窓から外を見ると、隣の建物の瓦屋根越しに神楽坂通り沿いのネオンが見える。外は激しい雨が降っている。
トイレから出ると、脇にガラス戸がある。中をのぞくと、ちょうど6畳ほどの空間があり、座卓が3つほどあった。窓の外から看板の光が入ってくる。なにやら古い日活映画でこんな光景を見たような気がする。
今度は玉子焼きをお願いした。この玉子焼き(430円)はこちらの名物料理である。女将さんが玉子を割り、大将が丁寧に出汁巻き玉子を焼いてくれる。
出てきた卵焼きは予想よりもかなり大きかった。そして、うまかった。この玉子焼きだけで酒を飲む客もいるに違いない。ここで、焼酎ウメサワー(300円)をお願いする。
お二人は練馬区の大泉学園から神楽坂まで毎日通って来るのだという。ゆえに、電車で帰らなければならないのだけれど、お客さんの中には、こちらの店の二階に住んでいると思っている人もいるのか、午前2時とか3時まで呑んでいる方もいるそうだ。それを御夫婦は辛抱強く待ち、二階で仮眠をとってから朝になって帰るそうである。商売とはいえ大変である。心当たりのある方は気をつけてあげて欲しいものである。
まだまだ雨は降り続いている。
マグロの竜田揚げがよく出るという。しかし、今日は鳥の竜田揚げしかない。実は私は竜田揚げ好きである。最後に鳥の竜田揚げ(460円)をお願いした。これがまたうまかった。ついついレモンサワー(300円)を追加してしまった。
お勘定をお願いすると3,140円であった。店を出たのは午後10時30分頃であったろうか。楽しくて1時間45分もおじゃましてしまったようである。居酒屋にこれほど長居して、店の人を相手に話をするのは私としては珍しい。大将と女将さんを疲れさせてしまったのではないかと心配になる。
外に出ると、雨は止んでいた。実は北区田端駅周辺での落雷の為、信号システムに異状が生じたのが原因で、JR山手線と京浜東北線の全線が午後8時40分頃から1時間半ほどストップしたそうである。気象庁によると、午後9時半までの1時間に東京都練馬区で41・5ミリの雨量を記録。午後10時までの1時間に32・5ミリを記録した世田谷区では、一時、1棟が床上浸水、2棟が床下浸水したという。東京電力によると、板橋区、世田谷区、横浜市、埼玉県川口市で計約3650世帯が停電した。また、東京・国立競技場で行われていた男子サッカーの北京五輪壮行試合、対アルゼンチン戦は、雷雨のため、試合終了まで6分余りを残して打ち切られたのである。私が楽しく「まつや」で呑んでいる間、外は大変なことになっていたのである。誠に申し訳ない。
ここで帰るつもりではあったが、やはり母が育った場所に建つ万平ビルの中のいつものあの店に行きたくなってしまう。1杯だけ呑ませて欲しい。御先祖様へのご挨拶とでも言おうか。
神楽坂 居酒屋「まつや」
住所 東京都新宿区神楽坂1-14 神楽小路・よりみち横丁内
電話 03-3260-8785
定休 日曜日 営業時間17:00〜23:00
交通 JR「飯田橋」駅徒歩2分。東京メトロ南北線・有楽町線「飯田橋」駅徒歩1分。
※本来的には、一番近い駅は飯田橋駅である。飯田橋駅の東側や北側は「飯田橋」という
カテゴリーを作り、「神楽坂」という坂に近い店の場合、あえて「神楽坂」のカテゴリーに入れる。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.118 2008年7月29日(火) 【地域別一覧表へ】
※2008年7月31日深夜 120000カウント達成。感謝!
水道橋 飲み処喰べ処「旅」

今日の1軒目は、JR総武線水道橋駅のホームの下にある立ち飲み店「旅」である。水道橋駅東口改札を出て右へ、飯田橋方面に少し戻るように歩くと、すぐ右手に「旅」と書かれた赤い看板が見える。
「ちょっと一ぱい300円」と書かれた看板をくぐり店内に入る。道路よりも一段低くなった店内に降りる。右手のカウンターに10人ほどが立てるであろうか。左手の壁側にも狭いカウンターがあり、そこにも10人ほどが立てる。合わせて20人は立てるが通路が無くなってしまうのでかなり窮屈になりそうである。やはり、東京ドームのお膝元であるから当然の如く、ラジオは野球放送を流していた。
店内の壁に「前金制です」、「万札でのお支払いはご遠慮下さい」等と書かれている。調理場に面したカウンターに4人ほど、壁側のカウンターに4人ほどが立っている。大将と女将さんであろうか、年輩の男女二人がカウンターの中で働いている。
一番奥の女性の前のあたりが空いていた。2つのカウンターをつなぐようにある一番奥の短いカウンター前に立ち、冷ヤッコ(100円)とレモンサワー(310円)を注文した。前金制なので、410円を払い、品物を受け取った。
生ビールを始め、ウーロン、緑茶ハイ、サワー類はすべて310円。芋焼酎、麦焼酎も310円であった。燗酒、冷酒も310円。表には「ちょっと一ぱい300円」と書いてあるから、最近310円に酒類を値上げしたに違いない。しかし、それでも安い価格設定である。物価高はこんなところにも忍び寄ってきているのである。君の井、千代の光など銘柄のお酒は410円である。
店内を見まわすと、8人ほどいる客全員が白っぽいワイシャツを着た中年サラリーマンであった。女性客は一人もいない。大将も女将さんもお客さん達とよく話し、よく笑っている。ほとんどが常連の皆さんに違いない。やはり、こういう店の実態調査は平日にしなければと痛感する。
煙草の煙と臭いが店内に漂っている。ガード下であるから天井が低く、換気が悪いのは仕方がないのかもしれない。
少し考えてから、冷酒(310円)を頼んだ。松竹梅生冷酒(180ml入)瓶の上にグラスが乗って出される。はんぺん(100円)も貰った。
壁際の男性二人客が帰ってゆく。帰る時にグラスや器をカウンター側に渡し、備えつけのダスターでテーブルをきれいに拭く。ここにはモラルが存在するのである。
7時30分から約30分の滞在。飲み物2杯、つまみ2品で合計820円であった。入って来た時よりも店内にはお客さんが増えていた。私もカウンターをダスターで拭き、調理場側カウンターに立つお客さんとお客さんの間から空いた器や箸、酒器酒瓶を返した。「ありがとうございます」という言葉におくられ外に出る。
さて、次の店は「神楽坂」である。水道橋の改札から入って総武線に乗り込んだ。
水道橋 飲み処喰べ処「旅」
住所 東京都千代田区三崎町2-22-4
電話 03-3264-0718
定休日 無休
営業時間 17:00〜22:00
交通 JR総武線 水道橋駅下車徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
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※2008年7月31日深夜 120000カウント達成。感謝!
水道橋 飲み処喰べ処「旅」

今日の1軒目は、JR総武線水道橋駅のホームの下にある立ち飲み店「旅」である。水道橋駅東口改札を出て右へ、飯田橋方面に少し戻るように歩くと、すぐ右手に「旅」と書かれた赤い看板が見える。
「ちょっと一ぱい300円」と書かれた看板をくぐり店内に入る。道路よりも一段低くなった店内に降りる。右手のカウンターに10人ほどが立てるであろうか。左手の壁側にも狭いカウンターがあり、そこにも10人ほどが立てる。合わせて20人は立てるが通路が無くなってしまうのでかなり窮屈になりそうである。やはり、東京ドームのお膝元であるから当然の如く、ラジオは野球放送を流していた。
店内の壁に「前金制です」、「万札でのお支払いはご遠慮下さい」等と書かれている。調理場に面したカウンターに4人ほど、壁側のカウンターに4人ほどが立っている。大将と女将さんであろうか、年輩の男女二人がカウンターの中で働いている。
一番奥の女性の前のあたりが空いていた。2つのカウンターをつなぐようにある一番奥の短いカウンター前に立ち、冷ヤッコ(100円)とレモンサワー(310円)を注文した。前金制なので、410円を払い、品物を受け取った。
生ビールを始め、ウーロン、緑茶ハイ、サワー類はすべて310円。芋焼酎、麦焼酎も310円であった。燗酒、冷酒も310円。表には「ちょっと一ぱい300円」と書いてあるから、最近310円に酒類を値上げしたに違いない。しかし、それでも安い価格設定である。物価高はこんなところにも忍び寄ってきているのである。君の井、千代の光など銘柄のお酒は410円である。
店内を見まわすと、8人ほどいる客全員が白っぽいワイシャツを着た中年サラリーマンであった。女性客は一人もいない。大将も女将さんもお客さん達とよく話し、よく笑っている。ほとんどが常連の皆さんに違いない。やはり、こういう店の実態調査は平日にしなければと痛感する。
煙草の煙と臭いが店内に漂っている。ガード下であるから天井が低く、換気が悪いのは仕方がないのかもしれない。
少し考えてから、冷酒(310円)を頼んだ。松竹梅生冷酒(180ml入)瓶の上にグラスが乗って出される。はんぺん(100円)も貰った。
壁際の男性二人客が帰ってゆく。帰る時にグラスや器をカウンター側に渡し、備えつけのダスターでテーブルをきれいに拭く。ここにはモラルが存在するのである。
7時30分から約30分の滞在。飲み物2杯、つまみ2品で合計820円であった。入って来た時よりも店内にはお客さんが増えていた。私もカウンターをダスターで拭き、調理場側カウンターに立つお客さんとお客さんの間から空いた器や箸、酒器酒瓶を返した。「ありがとうございます」という言葉におくられ外に出る。
さて、次の店は「神楽坂」である。水道橋の改札から入って総武線に乗り込んだ。
水道橋 飲み処喰べ処「旅」
住所 東京都千代田区三崎町2-22-4
電話 03-3264-0718
定休日 無休
営業時間 17:00〜22:00
交通 JR総武線 水道橋駅下車徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」Vol.11 【地域別一覧表へ】
放浪の探偵、街を彷徨う

みずからの手帳を見て驚いた。「居酒屋探偵DAITENの生活」に書いてない一人飲み、飲み会がとても多いのである。もちろん自宅での酒は書かない。原則としてチェーン居酒屋は記事にしない。中華料理店や蕎麦屋等での外食兼用の酒についても紹介しない。最近紹介記事を書いたばかりの店に直後に再訪した時は、読者にとって重複になるので書かない。数えてみると7月だけで実は15回も飲んでいるのに、書いた記事は少ないのである。
自分で決めた事の為に、なかなか記事を書くことができないのである。
今回は、そんな欲求不満を解消する為に、「居酒屋探偵DAITENの生活」に書かなかった店について、あえて少しだけ、【居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」】に列記させていただきたいと思う。
7月6日は、SAKURAと二人、稽古帰りに自由が丘の「土風炉」に入った。ここは、「土風炉」「鳥元」「日本橋亭」を始め30種類以上の業態を全国に展開している「株式会社ラムラ」が経営する店である。年商283億円というから凄い。
「土風炉」は大規模チェーン店の中では比較的好きな業態である。特に自由が丘店は広くて落ち着く。ただし、客単価は4000円から5000円であろうか。ちょっと食べて飲んでしまうと高くなる。しかし、ホッピーをいち早く置いてくれた点だけで採点が甘くなってしまう。
7月10日には、仕事関係のパーティーがあり、その後でダーツバーに行き、それから「戸越のひもの屋」で待っている仕事仲間のところに行くことになった。
ここの「ひもの屋」で何度か宴会をやったことがある。 「ひもの屋」は東急池上線の蓮沼駅近くに本社のある株式会社八百八町が展開する業態の1つである。「八百八町」「ひもの屋」「かたりべ」などの業態があるが、どの店もボトルなど酒の値段が安いところに特徴がある。
この八百八町の社長は、あの有名な1970年代に急成長した居酒屋チェーン「つぼ八」の創業社長石井誠二氏である。氏の著書「居酒屋の道」によれば、居酒屋「つぼ八」は1973年に札幌で創業、8坪の店からのスタートであったという。その後、「つぼ八」を離れ、1987年に「八百八町」を再び創業した立志伝中の人物である。
居酒屋「八百八町」は江戸の町をモチーフに、「かたりべ」は江戸時代の農村の囲炉裏端のイメージ、「ひもの屋」は江戸時代の漁師小屋をイメージした店であるという。どの店も壁は黒く、照明は暗めに抑えられている。
私としては「ひもの」に特化した「ひもの屋」が気に入っている。
7月13日は、稽古帰りに自由が丘から緑が丘まで歩き、さらに石川台まで歩いた。この途中、以前にあるブログで知った店にSAKURAと入った。ここは、外観と内装は居酒屋の作りであるがボトルキープされた酒を常連の皆さんが飲む店であり、酒やツマミの単価も高く、スナックに近い店であった。しかし、焼いてもらった魚はおいしかった。カラオケがあったりする、この手の疑似居酒屋スナックのような店は多い、少しづつキープボトルを飲みながらママさんと話をするのが主な目的のこのような店は、ブログを見た人が初めて訪問するには向かない。ゆえに、良い店であったとしても「居酒屋探偵DAITENの生活」では紹介しないのである。
7月17日には、自宅の近くの酒屋兼コンビニが「ワインバー」を初め、その初日に伺うことにした。まずは、私がワイン2杯と小生ビールを飲みに行き、夜遅くなってからSAKURAと二人でもう一度行ってしまった。再びワインを2杯飲む。レジの隣にワインやビールを受け取る場所があり、それからレジで金を払い、少し離れた立ちのみカウンターに行って飲むという形式である。パーテーションで囲まれたその場所には、CS放送が流れており、店内の酒も追加料金を払えば飲むことが出来るそうである。いわゆる「立ちのみ」に近い店であり、酒店の売値でそのまま呑める「角打ち」とは違う形態である。
店に入った瞬間から記事にしないと決めて飲むのは楽である。手頃な店が無い時、人数が多くて仕方なく大規模チェーン店に入った時、記事にするような特徴的な点が少ない店等、理由は様々だが、書かないと決めてしまうと、記録も取らないし、実にリラックスして酒が飲めるのである。そんな時は酔いが回るのが早い。
酒を楽しむ為なのか、記事を書く為なのか、なにやら本末転倒の感もある。
ただ街を彷徨い歩く時も多い。
あの寺山修司のように路地裏を歩くのが好きなのである。最晩年に、寺山修司は“のぞき”の罪で罰せられた。「路地裏の探索をしていただけだ」と寺山修司は釈明した。私はそれを信じる。
街を彷徨い、居酒屋を探偵するのは、どこかハンティングに似ている。新しい店を探して路地裏を歩く時、私はどんな顔をしているのであろうか。見えない猟銃を片手に鋭い目をしているのかもしれない。
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放浪の探偵、街を彷徨う

みずからの手帳を見て驚いた。「居酒屋探偵DAITENの生活」に書いてない一人飲み、飲み会がとても多いのである。もちろん自宅での酒は書かない。原則としてチェーン居酒屋は記事にしない。中華料理店や蕎麦屋等での外食兼用の酒についても紹介しない。最近紹介記事を書いたばかりの店に直後に再訪した時は、読者にとって重複になるので書かない。数えてみると7月だけで実は15回も飲んでいるのに、書いた記事は少ないのである。
自分で決めた事の為に、なかなか記事を書くことができないのである。
今回は、そんな欲求不満を解消する為に、「居酒屋探偵DAITENの生活」に書かなかった店について、あえて少しだけ、【居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」】に列記させていただきたいと思う。
7月6日は、SAKURAと二人、稽古帰りに自由が丘の「土風炉」に入った。ここは、「土風炉」「鳥元」「日本橋亭」を始め30種類以上の業態を全国に展開している「株式会社ラムラ」が経営する店である。年商283億円というから凄い。
「土風炉」は大規模チェーン店の中では比較的好きな業態である。特に自由が丘店は広くて落ち着く。ただし、客単価は4000円から5000円であろうか。ちょっと食べて飲んでしまうと高くなる。しかし、ホッピーをいち早く置いてくれた点だけで採点が甘くなってしまう。
7月10日には、仕事関係のパーティーがあり、その後でダーツバーに行き、それから「戸越のひもの屋」で待っている仕事仲間のところに行くことになった。
ここの「ひもの屋」で何度か宴会をやったことがある。 「ひもの屋」は東急池上線の蓮沼駅近くに本社のある株式会社八百八町が展開する業態の1つである。「八百八町」「ひもの屋」「かたりべ」などの業態があるが、どの店もボトルなど酒の値段が安いところに特徴がある。
この八百八町の社長は、あの有名な1970年代に急成長した居酒屋チェーン「つぼ八」の創業社長石井誠二氏である。氏の著書「居酒屋の道」によれば、居酒屋「つぼ八」は1973年に札幌で創業、8坪の店からのスタートであったという。その後、「つぼ八」を離れ、1987年に「八百八町」を再び創業した立志伝中の人物である。
居酒屋「八百八町」は江戸の町をモチーフに、「かたりべ」は江戸時代の農村の囲炉裏端のイメージ、「ひもの屋」は江戸時代の漁師小屋をイメージした店であるという。どの店も壁は黒く、照明は暗めに抑えられている。
私としては「ひもの」に特化した「ひもの屋」が気に入っている。
7月13日は、稽古帰りに自由が丘から緑が丘まで歩き、さらに石川台まで歩いた。この途中、以前にあるブログで知った店にSAKURAと入った。ここは、外観と内装は居酒屋の作りであるがボトルキープされた酒を常連の皆さんが飲む店であり、酒やツマミの単価も高く、スナックに近い店であった。しかし、焼いてもらった魚はおいしかった。カラオケがあったりする、この手の疑似居酒屋スナックのような店は多い、少しづつキープボトルを飲みながらママさんと話をするのが主な目的のこのような店は、ブログを見た人が初めて訪問するには向かない。ゆえに、良い店であったとしても「居酒屋探偵DAITENの生活」では紹介しないのである。
7月17日には、自宅の近くの酒屋兼コンビニが「ワインバー」を初め、その初日に伺うことにした。まずは、私がワイン2杯と小生ビールを飲みに行き、夜遅くなってからSAKURAと二人でもう一度行ってしまった。再びワインを2杯飲む。レジの隣にワインやビールを受け取る場所があり、それからレジで金を払い、少し離れた立ちのみカウンターに行って飲むという形式である。パーテーションで囲まれたその場所には、CS放送が流れており、店内の酒も追加料金を払えば飲むことが出来るそうである。いわゆる「立ちのみ」に近い店であり、酒店の売値でそのまま呑める「角打ち」とは違う形態である。
店に入った瞬間から記事にしないと決めて飲むのは楽である。手頃な店が無い時、人数が多くて仕方なく大規模チェーン店に入った時、記事にするような特徴的な点が少ない店等、理由は様々だが、書かないと決めてしまうと、記録も取らないし、実にリラックスして酒が飲めるのである。そんな時は酔いが回るのが早い。
酒を楽しむ為なのか、記事を書く為なのか、なにやら本末転倒の感もある。
ただ街を彷徨い歩く時も多い。
あの寺山修司のように路地裏を歩くのが好きなのである。最晩年に、寺山修司は“のぞき”の罪で罰せられた。「路地裏の探索をしていただけだ」と寺山修司は釈明した。私はそれを信じる。
街を彷徨い、居酒屋を探偵するのは、どこかハンティングに似ている。新しい店を探して路地裏を歩く時、私はどんな顔をしているのであろうか。見えない猟銃を片手に鋭い目をしているのかもしれない。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.117 2008年7月18日(金) 【地域別一覧表へ】
中目黒 もつ焼き「源」 第3回
今日は、久しぶりにOZAKI先生と中目黒で会うことになった。OZAKIKI先生が共通の友人のMASSIMO(マッシーモ)氏に会う為に楽屋に行きたいというのである。
前回、もつ焼き「源」を記事にしたのは、2007年3月2日のVol.12である。
その後、こちらの店に何度か来ているが記事にするのは久しぶりであった。「源」は、電話を入れてみると満席で入れない場合も多い店である。私も何度かふられた経験がある。しかも、今日は金曜日である。
待ち合わせ場所の中目黒駅改札に、OZAKI先生は約束の時間より遅れて登場した。しかし、15分程度であるから想定内である。急いで、「源」に向かった。金曜日の午後7時といえばもっとも混む時間である。
店の前まで行くと、ちょうど3人組のお客さんが目の前で入ってゆくところであった。一歩遅かったように思えた。「入れないですかね?」とOZAKI先生。会話の内容が少し聞こえた私は「あの人達は団体客だから大丈夫だよ」と答えた。店に入ると、左側は20人近くが座れる座敷席になっている。予約をすれば団体での利用も可能なのである。一人客か二人客は必然的に右側のカウンター席に座るのである。ゆえに、他の人と合流する3人の人達の後に入った我々はカウンターさえ空いていれば入れるのである。私は入ってすぐ手前のカウンター席右端を狙っていた。
マンションの裏階段を上がって、3人の人達の後から中に入った。やはり、予想通り、座敷で待っている人達に合流である。カウンター右端の飲み物を作る場所前の2席が空いていた。すかさず、座る。
この場所は、注文がし易い席である。さっそく、ホッピー(390円)を2杯頼んだ。もちろん、私は氷無しである。
「注文は紙に書いてください」と言われる。紙に「つくねピーマン付き2本、なんこつ1本、レバー2本、エシャレット(280円)、 煮込み(450円)、レバカツ(160円) 2本」と記入した。つくねを頼むとピーマンつけますか?」と聞かれるので、最初からピーマン付きと書いた方がよい。このピーマン付きのつくねのスタイルはオリジナルが他店にある。
「煮込みは塩味ですか?味噌味ですか?」と聞かれる。迷わず塩と答えた。すると、OZAKI先生が「味噌じゃ普通ですものね、せっかくだから塩を食べてみたいですよね」と同意する。
まず、レバーのタレ焼きがやってくる。辛子をつけて食べる。これがうまい。つくねとピーマンの相性も良い。この食べ方を最初に考えた人は偉い。
煮込みがやってくる。さっぱりとして癖の無い味である。エシャレットを箸休めに酒が進む。私は2杯目は、当然のごとく生レモンサワー(390円)である。
20年以上前に会社の部下であったOZAKI先生と二人酒である。やはり、昔話になってしまう。楽屋のオーナーのMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で飲んだ頃の話になる。
OZAKI先生が入社したその日に、3人で飲むことになり、いきなり、今の雰囲気そのままのつきあいになったのである。初日で3人で残業となり、MASSIMO(マッシーモ)氏の地元で飲むことになった。高円寺である。MASSIMO(マッシーモ)氏の行きつけの店に「いがぐり」という居酒屋があった。カウンターがコの字にあるが、その回りを酒瓶が囲ってしまい、中のマスターが良く見えないのである。奥で料理をつくり、酒瓶の上から料理を出すのである。
来る客はミュージシャン、ダンサー、役者たちが多いという。常連の中には有名なハードロックバンドのベーシストの方もいた。
「キープボトルだけ呑んで誰も料理を注文しやしない」と嘆くマスターくりぼう。ついに客は我々だけになってしまった午前2時過ぎ。マスターが寿司をおごってくれるという。店の片付けを待って、高円寺駅の近くにあった大規模な回転寿司に向かった。我々は歩きであるが、マスターはバイクであった。派手なヘルメットにゴーグル。派手なコートを身につけているマスター。マスターはそのまま店に入ってくる。ゴーグルもバイク用の手袋さえ外さないのである。そのまま、ビールを飲み、寿司も手袋をしたまま、箸も使わずつまむのである。あまりのすごさに唖然としたものである。
我々はその後、MASSIMO(マッシーモ)氏の部屋に戻り、2時間ほど仮眠をとり、完全な2日酔いのまま、出勤したのである。
今から20年も前の伝説的な話ではある。現在も同店は存在し、音楽関係の皆さんが多いらしい。また、楽屋のMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で行ってみたいと思う。
OAZKI先生はホッピー中を頼み、私は3杯目をホイス(390円)にした。これで、前回の祐天寺ばんの時と同じ、レモンサワー、ホッピー、ホイスの3種を制覇したことになる。
ジョッキに氷と焼酎とホイスを混ぜた液体を9分目まで投入。炭酸が1本ついてくるのである。これで390円は安い。思えば原価があがったはずのホッピーも390円のままである。頑張ってくれているのである。
ピーマンとつくねを一緒に食べるのは、トルコ料理的イメージであるとOZAKI先生が言う。トルコでアダナケバブを食べた時に、つくねを思い出したそうである。エスニック系の肉中心の文化の国では、我々が思っているよりも肉を野菜と一緒に食べるのだそうである。
そのうち、トルコ料理を食べたいということになった。それも、赤坂とかでなく大久保辺りにあるトルコ料理をである。
ほぼ満席であった店内も、8時30分を過ぎて、我々と男性客1人、女性客1人だけになってしまっていた。その女性客が離れた席の男性客たちと元気に話している。これまで、満席の店内はそれほどうるさくはなかったので、ちょっと気になった。いつも、「源」は不思議と落ち着いた雰囲気がある。いつ来てもうるさいという印象はなかった。いずれにしても居酒屋の雰囲気は女性客で変わる。女性の声質の為かもしれない。その高い声、笑い声はよく通るからである。チェーン店に行かない理由の1つに、若い娘たちの多い店、その娘たち目当てに声を張りギャグを飛ばす若手芸人のような若者たちの存在がある。もちろん、部下相手に野太い声で笑い続ける上司、連発される親父ギャグにも絶えられないが・・・。
午後7時から8時50分までの滞在、二人でお勘定は4240円であった。
中目黒 もつ焼き「源」
住所 東京都目黒区上目黒2-10-7 アサミビル2階
交通 東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」駅徒歩5分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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中目黒 もつ焼き「源」 第3回
今日は、久しぶりにOZAKI先生と中目黒で会うことになった。OZAKIKI先生が共通の友人のMASSIMO(マッシーモ)氏に会う為に楽屋に行きたいというのである。
前回、もつ焼き「源」を記事にしたのは、2007年3月2日のVol.12である。
その後、こちらの店に何度か来ているが記事にするのは久しぶりであった。「源」は、電話を入れてみると満席で入れない場合も多い店である。私も何度かふられた経験がある。しかも、今日は金曜日である。
待ち合わせ場所の中目黒駅改札に、OZAKI先生は約束の時間より遅れて登場した。しかし、15分程度であるから想定内である。急いで、「源」に向かった。金曜日の午後7時といえばもっとも混む時間である。
店の前まで行くと、ちょうど3人組のお客さんが目の前で入ってゆくところであった。一歩遅かったように思えた。「入れないですかね?」とOZAKI先生。会話の内容が少し聞こえた私は「あの人達は団体客だから大丈夫だよ」と答えた。店に入ると、左側は20人近くが座れる座敷席になっている。予約をすれば団体での利用も可能なのである。一人客か二人客は必然的に右側のカウンター席に座るのである。ゆえに、他の人と合流する3人の人達の後に入った我々はカウンターさえ空いていれば入れるのである。私は入ってすぐ手前のカウンター席右端を狙っていた。
マンションの裏階段を上がって、3人の人達の後から中に入った。やはり、予想通り、座敷で待っている人達に合流である。カウンター右端の飲み物を作る場所前の2席が空いていた。すかさず、座る。
この場所は、注文がし易い席である。さっそく、ホッピー(390円)を2杯頼んだ。もちろん、私は氷無しである。
「注文は紙に書いてください」と言われる。紙に「つくねピーマン付き2本、なんこつ1本、レバー2本、エシャレット(280円)、 煮込み(450円)、レバカツ(160円) 2本」と記入した。つくねを頼むとピーマンつけますか?」と聞かれるので、最初からピーマン付きと書いた方がよい。このピーマン付きのつくねのスタイルはオリジナルが他店にある。
「煮込みは塩味ですか?味噌味ですか?」と聞かれる。迷わず塩と答えた。すると、OZAKI先生が「味噌じゃ普通ですものね、せっかくだから塩を食べてみたいですよね」と同意する。
まず、レバーのタレ焼きがやってくる。辛子をつけて食べる。これがうまい。つくねとピーマンの相性も良い。この食べ方を最初に考えた人は偉い。
煮込みがやってくる。さっぱりとして癖の無い味である。エシャレットを箸休めに酒が進む。私は2杯目は、当然のごとく生レモンサワー(390円)である。
20年以上前に会社の部下であったOZAKI先生と二人酒である。やはり、昔話になってしまう。楽屋のオーナーのMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で飲んだ頃の話になる。
OZAKI先生が入社したその日に、3人で飲むことになり、いきなり、今の雰囲気そのままのつきあいになったのである。初日で3人で残業となり、MASSIMO(マッシーモ)氏の地元で飲むことになった。高円寺である。MASSIMO(マッシーモ)氏の行きつけの店に「いがぐり」という居酒屋があった。カウンターがコの字にあるが、その回りを酒瓶が囲ってしまい、中のマスターが良く見えないのである。奥で料理をつくり、酒瓶の上から料理を出すのである。
来る客はミュージシャン、ダンサー、役者たちが多いという。常連の中には有名なハードロックバンドのベーシストの方もいた。
「キープボトルだけ呑んで誰も料理を注文しやしない」と嘆くマスターくりぼう。ついに客は我々だけになってしまった午前2時過ぎ。マスターが寿司をおごってくれるという。店の片付けを待って、高円寺駅の近くにあった大規模な回転寿司に向かった。我々は歩きであるが、マスターはバイクであった。派手なヘルメットにゴーグル。派手なコートを身につけているマスター。マスターはそのまま店に入ってくる。ゴーグルもバイク用の手袋さえ外さないのである。そのまま、ビールを飲み、寿司も手袋をしたまま、箸も使わずつまむのである。あまりのすごさに唖然としたものである。
我々はその後、MASSIMO(マッシーモ)氏の部屋に戻り、2時間ほど仮眠をとり、完全な2日酔いのまま、出勤したのである。
今から20年も前の伝説的な話ではある。現在も同店は存在し、音楽関係の皆さんが多いらしい。また、楽屋のMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で行ってみたいと思う。
OAZKI先生はホッピー中を頼み、私は3杯目をホイス(390円)にした。これで、前回の祐天寺ばんの時と同じ、レモンサワー、ホッピー、ホイスの3種を制覇したことになる。
ジョッキに氷と焼酎とホイスを混ぜた液体を9分目まで投入。炭酸が1本ついてくるのである。これで390円は安い。思えば原価があがったはずのホッピーも390円のままである。頑張ってくれているのである。
ピーマンとつくねを一緒に食べるのは、トルコ料理的イメージであるとOZAKI先生が言う。トルコでアダナケバブを食べた時に、つくねを思い出したそうである。エスニック系の肉中心の文化の国では、我々が思っているよりも肉を野菜と一緒に食べるのだそうである。
そのうち、トルコ料理を食べたいということになった。それも、赤坂とかでなく大久保辺りにあるトルコ料理をである。
ほぼ満席であった店内も、8時30分を過ぎて、我々と男性客1人、女性客1人だけになってしまっていた。その女性客が離れた席の男性客たちと元気に話している。これまで、満席の店内はそれほどうるさくはなかったので、ちょっと気になった。いつも、「源」は不思議と落ち着いた雰囲気がある。いつ来てもうるさいという印象はなかった。いずれにしても居酒屋の雰囲気は女性客で変わる。女性の声質の為かもしれない。その高い声、笑い声はよく通るからである。チェーン店に行かない理由の1つに、若い娘たちの多い店、その娘たち目当てに声を張りギャグを飛ばす若手芸人のような若者たちの存在がある。もちろん、部下相手に野太い声で笑い続ける上司、連発される親父ギャグにも絶えられないが・・・。
午後7時から8時50分までの滞在、二人でお勘定は4240円であった。
中目黒 もつ焼き「源」
住所 東京都目黒区上目黒2-10-7 アサミビル2階
交通 東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」駅徒歩5分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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「東京城南居酒屋探偵団」発足
いつもコメントでやりとりさせて頂き、お店の選び方のセンス、カバーする地域などで共通点の多い、居酒屋ブロガーのCroquettePunchさんとのやり取りの中、「東京城南居酒屋探偵団」という団体を発足することにいたしました。
江戸城を中心に南側の地区、行政区分的には、大田区・品川区・渋谷区・世田谷区・目黒区・港区などの東京城南地区に残存する古典酒場を愛することを目的とする会です。また、川崎市や横浜市の鶴見区などもカバーしたいと思います。
もちろん上記の地区以外は関係ないという訳ではなく、あくまで、東京城南地区を中心に活動するということであります。
恐縮ではありますが、CroquettePunchさんの御推薦により、居酒屋探偵DAITENが団長にならせていただきました。
団員名簿第1号はCroquettePunchさんです。
私のブログに登場する「居酒屋探偵事務所」の仲間、ASIMO君、OZAKI先生、SAKURA、創間元哉君もそのまま「東京城南居酒屋探偵団」に移籍いたします。
突然の思いつきで、まだ何も決まっておりませんが、目的は消えゆく古典酒場の灯がこれ以上消えないように努力する、古典酒場を愛する酒のみの会ということで・・・。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.116 2008年7月15日(火) 【地域別一覧表へ】
中目黒 焼き鳥・鳥料理「栃木屋」
シアターΧで上演する「愛と偶然の戯れ」の中目黒での稽古帰り、私、演出のSAKURA、舞台監督・照明・音響関連会社のH社長、舞台監督のY氏、音響のH氏、音響オペのA氏、俳優の五森大輔氏、咲良舎アクティングプレイスのメンバーの女優天崎温子の計8人で打ち合わせ兼飲み会となった。
劇場に入るのは7月26日(土)である。しかし、本番ではない、今回は劇場空間を無料にてお客様に解放。午後12時から「場当たり稽古」を行う様子を見ていただき、その後の午後4時から1本の芝居を「公開ゲネプロ」として上演する。さらに、中央大学元学長で今回の作品の翻訳者である鈴木康司先生を中心に「アフタートーク」を行うという予定である。詳しくは、前回の記事を読んでいただきたい。
稽古後といえば午後10時過ぎである。今日、集まった役者とスタッフの総勢は18名。大規模チェーン居酒屋でないと入れない人数だ。しかし、H社長も私もチェーン居酒屋嫌いである。そこで、山手通り沿いにある焼き鳥と鳥料理の店「栃木屋」へ行くことにした。
「公開ゲネ」まで連日の稽古である。半数の役者たちは途中で帰っていった。それでも残りは十数名である。「栃木屋」の中を覗くと、右手には10名ほどのカウンター席があり、左手には2名から4名のテーブル席が6,7卓、全部で30名ほどが座れると見た。
空いている席はテーブル席に6人くらいであろうか。その様子を察したのか数名が帰ってゆき、残りが8名になった。入口から中に入ってみると、店の方がこちらの人数を見て、「お座敷へどうぞ」と言ってくれた。何度も前を通りながらなかなか来店が実現しなかった店である。お座敷の存在などまったく知らなかった。
しかし、H社長によれば、十数年前に何度も打ち合わせに「栃木屋」を使ったという。しかし、SAKURAは記憶がないと言う。H社長もこんな大きな座敷は知らないそうである。
喜々として店の奥の座敷へ入って行く。座敷はかなり広い、無理をすれば30名以上が座れるに違いない。咲良舎アクティングプレイスは3つのクラスのメンバーが全員集合したとすると40名以上になる。一堂に会する為の店を見つけるだけで難しいのである。
まずは、キリンラガーの中瓶(480円)を4本お願いする。さらに、焼き鳥ともつ焼きを16本、塩とタレのお任せで頼む。1本150円から180円である。他に煮込み(420円)を3つ、レバ刺し(600円)を2つ、群馬県産枝豆(400円)を3つ、お願いした。
最初にレバ刺しがやってくる。ニンニクと生姜と葱が載せられた薬味入れが一緒に付いてくる。私は明日のことを考えて生姜である。
ビールを飲んでしまった後は、H社長の提案と私の腹づもりが見事一致。焼酎キンミヤボトル(1500円)を1本もらい、ホッピー6本と氷とジョッキをもらう。ホッピーはもちろん、ジョッキもちゃんと冷やされた状態で出てきた。大部分の人は氷を入れる。私は3冷を作って飲んだ。H社長は氷を2個だけ入れてくれという細かい指定である。この氷を2個だけという人は以外に多い。冷たく呑みたい。でもホッピーの本来の味わいは残して欲しいという人の1つの選択である。
店長らしき方との会話の中で、人数が多い場合用に大瓶のビールと同じサイズのホッピーがあれば良いという話になった。「何かの際に言ってみましょう」とのことであった。工場のラインを増やすのは大変かもしれないが、割物としてのホッピーの需要を増やすには、大瓶という選択肢もあるかもしれない。
芝居の現場の話、武勇伝、役者の噂話など、舞台のスタッフの皆さんと呑むと実に面白い。さらに、H社長は古典酒場好きである。昔、教えていただいた店で私が気に入ってしまった店も多い。中目黒のある有名居酒屋の昔の姿についての話で盛り上がった。本当にあの頃はおいしかった。今は変わってしまったという。事務所が近く、毎日のように通ったH社長だから言える話である。
また、中目黒に多く店を持つ地域居酒屋チェーンを創設したという「お婆ちゃま」が一人で静かにやっているもつ焼き屋さんを知っているという。実際、目の前で品物が足りなくなると、そのチェーンの店に電話をして、持ってこさせるそうである。この店に、次回、連れていっていただく約束をした。
キンミヤの2本目をもらい、ホッピーも4本追加した。氷も何度かもらう。最後に、おすすめの皮付きポテトフライ(380円)を3個いただく。
キンミヤも2本空いて、全員が軽く呑んだという感じであろうか。決めるべきことは決まった。なかなか良い打ち合わせであった。
7月26日の両国シアターΧを借り切った無料の「公開ゲネ」の日まであと10日である。これから連日稽古に入る。長い日は1日9時間の稽古である。本当に我が咲良舎のメンバーは稽古好きな役者が多い。実際の本番公演は11月である。それまで、さらに稽古が続く。しかし、稽古が嫌いという役者は駄目である。最近は、長時間の稽古もせず、お手軽に作ってしまう舞台が目立つ。それは、客を迎える前の長時間の「仕事」が嫌いな寿司職人のようなものである。うまい寿司は作れない。
午後10時10分から11時40分までの1時間半の滞在。8人でお勘定は17,190円であった。
※ゲネ・・・ゲネプロの略。ドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローベ)を略した略語。ゲネプロとは、オペラやバレエ、演劇などの舞台芸術で、初日公演の間近に舞台上で行う最後の全体リハーサルのこと。英語圏ではコスチュームを付けるのでドレスリハーサル (dress rehearsal) という。
中目黒 焼き鳥・鳥料理「栃木屋」
東京都目黒区東山1-3-12 日神プラザ中目黒1階
電話03-3711-6591
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
定休日 日曜 営業時間 17:30〜26:00
東急東横線・営団地下鉄日比谷線 中目黒駅下車徒歩6分
ホッピー原理主義者とは?
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中目黒 焼き鳥・鳥料理「栃木屋」
シアターΧで上演する「愛と偶然の戯れ」の中目黒での稽古帰り、私、演出のSAKURA、舞台監督・照明・音響関連会社のH社長、舞台監督のY氏、音響のH氏、音響オペのA氏、俳優の五森大輔氏、咲良舎アクティングプレイスのメンバーの女優天崎温子の計8人で打ち合わせ兼飲み会となった。
劇場に入るのは7月26日(土)である。しかし、本番ではない、今回は劇場空間を無料にてお客様に解放。午後12時から「場当たり稽古」を行う様子を見ていただき、その後の午後4時から1本の芝居を「公開ゲネプロ」として上演する。さらに、中央大学元学長で今回の作品の翻訳者である鈴木康司先生を中心に「アフタートーク」を行うという予定である。詳しくは、前回の記事を読んでいただきたい。
稽古後といえば午後10時過ぎである。今日、集まった役者とスタッフの総勢は18名。大規模チェーン居酒屋でないと入れない人数だ。しかし、H社長も私もチェーン居酒屋嫌いである。そこで、山手通り沿いにある焼き鳥と鳥料理の店「栃木屋」へ行くことにした。
「公開ゲネ」まで連日の稽古である。半数の役者たちは途中で帰っていった。それでも残りは十数名である。「栃木屋」の中を覗くと、右手には10名ほどのカウンター席があり、左手には2名から4名のテーブル席が6,7卓、全部で30名ほどが座れると見た。
空いている席はテーブル席に6人くらいであろうか。その様子を察したのか数名が帰ってゆき、残りが8名になった。入口から中に入ってみると、店の方がこちらの人数を見て、「お座敷へどうぞ」と言ってくれた。何度も前を通りながらなかなか来店が実現しなかった店である。お座敷の存在などまったく知らなかった。
しかし、H社長によれば、十数年前に何度も打ち合わせに「栃木屋」を使ったという。しかし、SAKURAは記憶がないと言う。H社長もこんな大きな座敷は知らないそうである。
喜々として店の奥の座敷へ入って行く。座敷はかなり広い、無理をすれば30名以上が座れるに違いない。咲良舎アクティングプレイスは3つのクラスのメンバーが全員集合したとすると40名以上になる。一堂に会する為の店を見つけるだけで難しいのである。
まずは、キリンラガーの中瓶(480円)を4本お願いする。さらに、焼き鳥ともつ焼きを16本、塩とタレのお任せで頼む。1本150円から180円である。他に煮込み(420円)を3つ、レバ刺し(600円)を2つ、群馬県産枝豆(400円)を3つ、お願いした。
最初にレバ刺しがやってくる。ニンニクと生姜と葱が載せられた薬味入れが一緒に付いてくる。私は明日のことを考えて生姜である。
ビールを飲んでしまった後は、H社長の提案と私の腹づもりが見事一致。焼酎キンミヤボトル(1500円)を1本もらい、ホッピー6本と氷とジョッキをもらう。ホッピーはもちろん、ジョッキもちゃんと冷やされた状態で出てきた。大部分の人は氷を入れる。私は3冷を作って飲んだ。H社長は氷を2個だけ入れてくれという細かい指定である。この氷を2個だけという人は以外に多い。冷たく呑みたい。でもホッピーの本来の味わいは残して欲しいという人の1つの選択である。
店長らしき方との会話の中で、人数が多い場合用に大瓶のビールと同じサイズのホッピーがあれば良いという話になった。「何かの際に言ってみましょう」とのことであった。工場のラインを増やすのは大変かもしれないが、割物としてのホッピーの需要を増やすには、大瓶という選択肢もあるかもしれない。
芝居の現場の話、武勇伝、役者の噂話など、舞台のスタッフの皆さんと呑むと実に面白い。さらに、H社長は古典酒場好きである。昔、教えていただいた店で私が気に入ってしまった店も多い。中目黒のある有名居酒屋の昔の姿についての話で盛り上がった。本当にあの頃はおいしかった。今は変わってしまったという。事務所が近く、毎日のように通ったH社長だから言える話である。
また、中目黒に多く店を持つ地域居酒屋チェーンを創設したという「お婆ちゃま」が一人で静かにやっているもつ焼き屋さんを知っているという。実際、目の前で品物が足りなくなると、そのチェーンの店に電話をして、持ってこさせるそうである。この店に、次回、連れていっていただく約束をした。
キンミヤの2本目をもらい、ホッピーも4本追加した。氷も何度かもらう。最後に、おすすめの皮付きポテトフライ(380円)を3個いただく。
キンミヤも2本空いて、全員が軽く呑んだという感じであろうか。決めるべきことは決まった。なかなか良い打ち合わせであった。
7月26日の両国シアターΧを借り切った無料の「公開ゲネ」の日まであと10日である。これから連日稽古に入る。長い日は1日9時間の稽古である。本当に我が咲良舎のメンバーは稽古好きな役者が多い。実際の本番公演は11月である。それまで、さらに稽古が続く。しかし、稽古が嫌いという役者は駄目である。最近は、長時間の稽古もせず、お手軽に作ってしまう舞台が目立つ。それは、客を迎える前の長時間の「仕事」が嫌いな寿司職人のようなものである。うまい寿司は作れない。
午後10時10分から11時40分までの1時間半の滞在。8人でお勘定は17,190円であった。
※ゲネ・・・ゲネプロの略。ドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローベ)を略した略語。ゲネプロとは、オペラやバレエ、演劇などの舞台芸術で、初日公演の間近に舞台上で行う最後の全体リハーサルのこと。英語圏ではコスチュームを付けるのでドレスリハーサル (dress rehearsal) という。
中目黒 焼き鳥・鳥料理「栃木屋」
東京都目黒区東山1-3-12 日神プラザ中目黒1階
電話03-3711-6591
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
定休日 日曜 営業時間 17:30〜26:00
東急東横線・営団地下鉄日比谷線 中目黒駅下車徒歩6分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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咲良舎関連 演劇公演情報NO.26
シアターコレクティブ実験劇場2008
「愛と偶然の戯れ」
渋谷ジァンジァン、青山円形劇場と過去に二度演出したマリヴォーの代表作「愛と偶然の戯れ」を敢えてテキストに選ぶ!舞台には円が描かれているだけ。円の外側(客席)から内側(場)に飛び込む! さあ、何がおこるか!
何もない舞台空間、客席とのコミュニケーション、いろいろな課題を抱えながら、2年目を迎える。
今回は演出の立場から〈座長として〉の挑戦も加わった。20数年ぶりに舞台に立つ。
終了後には、中央大学元学長で、今回の作品の翻訳者である鈴木康司先生をお迎えしたアフタートークも開催。マリヴォーファンの皆さま、マリヴォー初体験の皆さま、好奇心いっぱいの皆さま、この機会をお見逃しなく! (守輪咲良)
作:マリヴォー 訳:鈴木康司 演出:守輪咲良
美術:小石新八 照明:堀井俊和(センターゐ組) 音響:寿島宅弥
出演者:
天崎温子 五森大輔 伊藤文雄 漆山健太郎 桑原洋一 志賀由美 篠原香里 菅原健人 創間元哉 八田浩禄 幹本彩乃 三石美咲 守輪咲良 (50音順)
日時:7月26日(土)
12:00〜公開場当たり稽古/16:00〜17:50公開ゲネ/18:00〜19:00 アフタートーク
※一本の芝居として全体をご覧になりたい方は「公開ゲネ」をご覧下さい。
劇場:シアターΧ 入場料:無料(要予約)
予約お申し込み・問い合わせ先:
■シアターコレクティブ事務所(シアターΧ内)
TEL 03-5624-1181 FAX 03-5624-1155
■咲良舎
〒145-0065 東京都大田区東雪谷3-22-10 有限会社咲良舎
TEL & FAX 03-3726-6887
URL : http://www.sakuranotayori.com/
E-Mail : sakura-sha@sakuranotayori.com
シアターコレクティブ実験劇場2008
「愛と偶然の戯れ」
渋谷ジァンジァン、青山円形劇場と過去に二度演出したマリヴォーの代表作「愛と偶然の戯れ」を敢えてテキストに選ぶ!舞台には円が描かれているだけ。円の外側(客席)から内側(場)に飛び込む! さあ、何がおこるか!
何もない舞台空間、客席とのコミュニケーション、いろいろな課題を抱えながら、2年目を迎える。
今回は演出の立場から〈座長として〉の挑戦も加わった。20数年ぶりに舞台に立つ。
終了後には、中央大学元学長で、今回の作品の翻訳者である鈴木康司先生をお迎えしたアフタートークも開催。マリヴォーファンの皆さま、マリヴォー初体験の皆さま、好奇心いっぱいの皆さま、この機会をお見逃しなく! (守輪咲良)
作:マリヴォー 訳:鈴木康司 演出:守輪咲良
美術:小石新八 照明:堀井俊和(センターゐ組) 音響:寿島宅弥
出演者:
天崎温子 五森大輔 伊藤文雄 漆山健太郎 桑原洋一 志賀由美 篠原香里 菅原健人 創間元哉 八田浩禄 幹本彩乃 三石美咲 守輪咲良 (50音順)
日時:7月26日(土)
12:00〜公開場当たり稽古/16:00〜17:50公開ゲネ/18:00〜19:00 アフタートーク
※一本の芝居として全体をご覧になりたい方は「公開ゲネ」をご覧下さい。
劇場:シアターΧ 入場料:無料(要予約)
予約お申し込み・問い合わせ先:
■シアターコレクティブ事務所(シアターΧ内)
TEL 03-5624-1181 FAX 03-5624-1155
■咲良舎
〒145-0065 東京都大田区東雪谷3-22-10 有限会社咲良舎
TEL & FAX 03-3726-6887
URL : http://www.sakuranotayori.com/
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.115 2008年7月12日(土) 【地域別一覧表へ】
西小山 居酒屋「八十八」 第3回
目黒での咲良舎アクティングプレイスのワークショップの稽古帰り、SAKURA、創間元哉君、と3人で東急目黒線の西小山駅に向かった。稽古中の午後3時頃、目黒は雷雨になっていた。激しい雨音と雷鳴に若手の女優たちがおびえている。それでも、演出に夢中なSAKURAだけはまったく気づかず、話し続けていた。気温は33度に達して、蒸し暑く、天候も不安定になっている。しかし、午後5時過ぎに稽古場から外に出てみると空は青く、日差しが戻ってきていた。
前回、「八十八」に来たのは2007年6月6日(金)である。紹介記事は【VOL.104】だ。この時、芋焼酎「黒霧島」をキープボトルしたのである。価格は900mm入りボトルで2,300円であった。その残りが半分ほどあるので、呑んでしまうことにしたのである。
いつも店の入口に貼ってある「月曜・水曜・金曜・サービスデー」というキャッチコピーが目に入ったが残念ながら今日は土曜日である。
そこで、生ビールはやめて、キリンラガービール大瓶(550円)を1本頼んだ。すぐにやってきたビールをグラスに注ぎ、乾杯をする。気温も高く、蒸し暑い日であったからビールがやはりうまい。
前回の金曜サービスデーのサービス刺身であった「かつお刺し」をまた頼んでみることにした。かつお刺し(600円)をお願いする。さらに、塩らっきょ(300円)、ポテトサラダ(300円)を頼み、「芋焼酎に合います」とのキャッチコピーに惹かれてゴボウ唐揚げ(400円)も頼んだ。
飲んでしまったので、SAKURAと創間君がビールをもう一本頼んだ。私は、黒霧島のボトルを持ってきてもらう。今日は氷と水をもらい、ロックと水割りで飲むことにした。
「黒霧島」は、ロックで飲んでもうまい。この銘柄を気にいっている女性は多い。SAKURAもそうである。
まず、塩らっきょがやってくる。唐辛子を刻んだものがまぶしてある。塩辛く、酒がすすんでしまう。同時に来たポテトサラダもうまい。
やってきた「かつお」は前回より厚く切られたものが7切れほどであった。かつおを食べてから「黒霧島」を口にする。お互いに負けない味わいである。
こちらの店は、今日も地元の皆さんでいっぱいであった。今回も前回同様、赤ちゃんを連れた家族連れがいた。やはり、赤ちゃんは泣いてしまう。居酒屋の環境は決して幼児にとって良いとはいえない。親は楽しいであろうが子供はすぐに飽きてしまう。チェーン居酒屋などで、時折、広い店の中を子供が走り回っているのを放っておく親がいる。なんらかの規制が必要ではないだろうか。
ここで、いつもの血液型談議になった。どうして、酒の席になると、この話になるのであろうか。そんな中、「時間に対する考え方が血液型によって異なる」という話になった。
A型は過去に生きている。ゆえに、過去の自分の経験と照らし合わせながら慎重に生きてゆく。B型は未来に生きている。ゆえに、関心は常に未来にあり、あまり過去を振り返らない。常に新しいものを創造することが好きである。O型は現在に生きている。ゆえに、リスクを考えずに手を上げるので実は社長さんが多い。AB型は時間旅行者である。ゆえに、過去と未来を行ったり来たり、会う度に人が変わる。
以上は、以前、私があるテレビ番組で見た血液型分類に関すること。今までの中で一番説得力のある話であると感じた。しかし、血液型に関してこれだけ盛り上がってしまうのは、日本、韓国、中国の一部の地方の人々だけらしい。当たっているという人もいれば、当たっていないという人もいる。
SAKURAがトイレに立った時、前回のことがあったので、「アインシュタインによろしくね」と言った。今日もアインシュタインはトイレで舌を出していた。
芋焼酎「黒霧島」は3人共好きな焼酎である。ここで、前回はキムチ納豆豆腐(450円)をとった。今回も納豆好きの3人は、納豆玉子焼きで意見が揃う。
午後5時30分から7時30分までの2時間の滞在。芋焼酎黒霧島の900mmボトルの残りを呑みきり、3人でお勘定は4,550円であった。
西小山 居酒屋「八十八(やそはち)」
東京都品川区小山6-2-3
電話03-3725-6874
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
日曜休 営業時間 平日17:30〜24:00(金曜・土曜は25時まで)
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
西小山 居酒屋「八十八」 第3回
目黒での咲良舎アクティングプレイスのワークショップの稽古帰り、SAKURA、創間元哉君、と3人で東急目黒線の西小山駅に向かった。稽古中の午後3時頃、目黒は雷雨になっていた。激しい雨音と雷鳴に若手の女優たちがおびえている。それでも、演出に夢中なSAKURAだけはまったく気づかず、話し続けていた。気温は33度に達して、蒸し暑く、天候も不安定になっている。しかし、午後5時過ぎに稽古場から外に出てみると空は青く、日差しが戻ってきていた。
前回、「八十八」に来たのは2007年6月6日(金)である。紹介記事は【VOL.104】だ。この時、芋焼酎「黒霧島」をキープボトルしたのである。価格は900mm入りボトルで2,300円であった。その残りが半分ほどあるので、呑んでしまうことにしたのである。
いつも店の入口に貼ってある「月曜・水曜・金曜・サービスデー」というキャッチコピーが目に入ったが残念ながら今日は土曜日である。
そこで、生ビールはやめて、キリンラガービール大瓶(550円)を1本頼んだ。すぐにやってきたビールをグラスに注ぎ、乾杯をする。気温も高く、蒸し暑い日であったからビールがやはりうまい。
前回の金曜サービスデーのサービス刺身であった「かつお刺し」をまた頼んでみることにした。かつお刺し(600円)をお願いする。さらに、塩らっきょ(300円)、ポテトサラダ(300円)を頼み、「芋焼酎に合います」とのキャッチコピーに惹かれてゴボウ唐揚げ(400円)も頼んだ。
飲んでしまったので、SAKURAと創間君がビールをもう一本頼んだ。私は、黒霧島のボトルを持ってきてもらう。今日は氷と水をもらい、ロックと水割りで飲むことにした。
「黒霧島」は、ロックで飲んでもうまい。この銘柄を気にいっている女性は多い。SAKURAもそうである。
まず、塩らっきょがやってくる。唐辛子を刻んだものがまぶしてある。塩辛く、酒がすすんでしまう。同時に来たポテトサラダもうまい。
やってきた「かつお」は前回より厚く切られたものが7切れほどであった。かつおを食べてから「黒霧島」を口にする。お互いに負けない味わいである。
こちらの店は、今日も地元の皆さんでいっぱいであった。今回も前回同様、赤ちゃんを連れた家族連れがいた。やはり、赤ちゃんは泣いてしまう。居酒屋の環境は決して幼児にとって良いとはいえない。親は楽しいであろうが子供はすぐに飽きてしまう。チェーン居酒屋などで、時折、広い店の中を子供が走り回っているのを放っておく親がいる。なんらかの規制が必要ではないだろうか。
ここで、いつもの血液型談議になった。どうして、酒の席になると、この話になるのであろうか。そんな中、「時間に対する考え方が血液型によって異なる」という話になった。
A型は過去に生きている。ゆえに、過去の自分の経験と照らし合わせながら慎重に生きてゆく。B型は未来に生きている。ゆえに、関心は常に未来にあり、あまり過去を振り返らない。常に新しいものを創造することが好きである。O型は現在に生きている。ゆえに、リスクを考えずに手を上げるので実は社長さんが多い。AB型は時間旅行者である。ゆえに、過去と未来を行ったり来たり、会う度に人が変わる。
以上は、以前、私があるテレビ番組で見た血液型分類に関すること。今までの中で一番説得力のある話であると感じた。しかし、血液型に関してこれだけ盛り上がってしまうのは、日本、韓国、中国の一部の地方の人々だけらしい。当たっているという人もいれば、当たっていないという人もいる。
SAKURAがトイレに立った時、前回のことがあったので、「アインシュタインによろしくね」と言った。今日もアインシュタインはトイレで舌を出していた。
芋焼酎「黒霧島」は3人共好きな焼酎である。ここで、前回はキムチ納豆豆腐(450円)をとった。今回も納豆好きの3人は、納豆玉子焼きで意見が揃う。
午後5時30分から7時30分までの2時間の滞在。芋焼酎黒霧島の900mmボトルの残りを呑みきり、3人でお勘定は4,550円であった。
西小山 居酒屋「八十八(やそはち)」
東京都品川区小山6-2-3
電話03-3725-6874
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
日曜休 営業時間 平日17:30〜24:00(金曜・土曜は25時まで)
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.114 2008年7月5日(土) 【地域別一覧表へ】
※2008年7月10日午後 110000カウント達成。感謝!
自由が丘 たちのみ「あつまり」

稽古帰りのSAKURAと都立大学駅で待ち合わせ、そのまま向かったのは自由が丘である。少しだけ呑みたいというので、以前に何回か行ったことのある店へ向かう。
今回の店はちょっと見つけにくい。自由が丘駅のロータリー側には、実は二つ改札口がある。構内から見て、右手のガード下に向かって出ることが出来るのが「北口」であり、北西方向のロータリーに面した改札口が「正面口」である。その「正面口」を出て、ロータリーの左側の歩道を歩いて、大井町線の踏切方面に行く。踏切のすぐそばがT字路になっている。踏切を渡らず、道を右に入り直進すると信号に出る。田園調布へ行くバスの通るバス通りである。信号を渡り、そのまま直進、すぐ左手に路地がある。この路地は中で左に曲がり、再び先ほどのバス通りに出てしまう短い路地である。路地を入ってすぐに右手、足元に小さな白看板があり、店名が平仮名で書いてある。あまり目立たない看板である。その看板の左手に急な階段がある。階段の天井にアンティーク調の電灯がある。急な階段を登り切り、右に曲がると、すぐ右手に今日の目的の店「たちのみ あつまり」があるのだ。
入口は開け放たれている。中に入ると正面に7人ほどが立てば満席になりそうなカウンターがある。右手に小さなコンポーネントステレオが置かれた小さなテーブルがあり、そこにも立てるようになっている。入って左手にも壁際に狭いカウンターがあり、数人が立つことが出来る。足元には荷物を入れるバスケットがたくさん置かれていて、この店が自由が丘という場所がらか女性を意識していることが解る。
まずは、生ビール小(300円)を二つ注文する。私は前の店で食べてきているし、これから夕食も食べなければならない。本当はラザニアなどイタリア系のボリュームのある料理もあるが、今日は軽いものにする。まずは、 森野さんのお漬物(150円)を頼む。
ビールを飲みながらゆっくりと店内を見まわす。いわゆる「バール」の作りであろうか。料理を担当する店長と酒を担当する店長の二人の店長で経営している店である。今日は料理担当のちょっと無口な店長お一人であった。公式ブログによれば2006年8月22日に開店したというから、もうすぐ2周年ということになる。
今回は頼まなかったが特にオードブル三種盛(350円)がお得である。また、ワインに力を入れていて、350円から500円程度で色々と飲むことが出来る。小さなグラスなのでテイスティングをしているような感覚である。SAKURAは、バルモンという南仏ワイン(350円)を頼んだ。
真あじマリネ(350円)も追加する。箸はテーブルのバスケットに入ったリターナル箸である。マイ箸を出す必要がないので助かる。
私はギネスドラフト(550円)を頼んだ。うまい。しかし、ここで、最近になってビールをよく飲むようになっている自分に気づく。プリン体の量をコントロールしなければいけない。やはりホッピーが一番である。でも、ギネスはうまい。
最後に、SAKURAがおせんべい(25円)二枚を手にとった。カウンター上にジャイアントコーンやおせんべいなど軽いつまみが置かれているのである。
午後5時45分から6時30分まで、約45分の滞在。お勘定は2,050円であった。チャージなどはまったくない。最近時々ある高いチャージをとるお洒落系立ち呑み店とは違い、好感が持てる態度である。
※こちらの店は、姉妹店として自由が丘南口側のグリーンストリート(久品仏緑道)で「バール・ムラッチョ」という車を改造したカフェもやっている。
自由が丘 たちのみ「あつまり」
住所 東京都目黒区自由が丘2-14-19 2F
電話 03-3724-1199
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00〜26:00
交通 東急東横線・東急大井町線「自由が丘」駅 正面口より徒歩5分
http://muraccho.exblog.jp/
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※2008年7月10日午後 110000カウント達成。感謝!
自由が丘 たちのみ「あつまり」

稽古帰りのSAKURAと都立大学駅で待ち合わせ、そのまま向かったのは自由が丘である。少しだけ呑みたいというので、以前に何回か行ったことのある店へ向かう。
今回の店はちょっと見つけにくい。自由が丘駅のロータリー側には、実は二つ改札口がある。構内から見て、右手のガード下に向かって出ることが出来るのが「北口」であり、北西方向のロータリーに面した改札口が「正面口」である。その「正面口」を出て、ロータリーの左側の歩道を歩いて、大井町線の踏切方面に行く。踏切のすぐそばがT字路になっている。踏切を渡らず、道を右に入り直進すると信号に出る。田園調布へ行くバスの通るバス通りである。信号を渡り、そのまま直進、すぐ左手に路地がある。この路地は中で左に曲がり、再び先ほどのバス通りに出てしまう短い路地である。路地を入ってすぐに右手、足元に小さな白看板があり、店名が平仮名で書いてある。あまり目立たない看板である。その看板の左手に急な階段がある。階段の天井にアンティーク調の電灯がある。急な階段を登り切り、右に曲がると、すぐ右手に今日の目的の店「たちのみ あつまり」があるのだ。
入口は開け放たれている。中に入ると正面に7人ほどが立てば満席になりそうなカウンターがある。右手に小さなコンポーネントステレオが置かれた小さなテーブルがあり、そこにも立てるようになっている。入って左手にも壁際に狭いカウンターがあり、数人が立つことが出来る。足元には荷物を入れるバスケットがたくさん置かれていて、この店が自由が丘という場所がらか女性を意識していることが解る。
まずは、生ビール小(300円)を二つ注文する。私は前の店で食べてきているし、これから夕食も食べなければならない。本当はラザニアなどイタリア系のボリュームのある料理もあるが、今日は軽いものにする。まずは、 森野さんのお漬物(150円)を頼む。
ビールを飲みながらゆっくりと店内を見まわす。いわゆる「バール」の作りであろうか。料理を担当する店長と酒を担当する店長の二人の店長で経営している店である。今日は料理担当のちょっと無口な店長お一人であった。公式ブログによれば2006年8月22日に開店したというから、もうすぐ2周年ということになる。
今回は頼まなかったが特にオードブル三種盛(350円)がお得である。また、ワインに力を入れていて、350円から500円程度で色々と飲むことが出来る。小さなグラスなのでテイスティングをしているような感覚である。SAKURAは、バルモンという南仏ワイン(350円)を頼んだ。
真あじマリネ(350円)も追加する。箸はテーブルのバスケットに入ったリターナル箸である。マイ箸を出す必要がないので助かる。
私はギネスドラフト(550円)を頼んだ。うまい。しかし、ここで、最近になってビールをよく飲むようになっている自分に気づく。プリン体の量をコントロールしなければいけない。やはりホッピーが一番である。でも、ギネスはうまい。
最後に、SAKURAがおせんべい(25円)二枚を手にとった。カウンター上にジャイアントコーンやおせんべいなど軽いつまみが置かれているのである。
午後5時45分から6時30分まで、約45分の滞在。お勘定は2,050円であった。チャージなどはまったくない。最近時々ある高いチャージをとるお洒落系立ち呑み店とは違い、好感が持てる態度である。
※こちらの店は、姉妹店として自由が丘南口側のグリーンストリート(久品仏緑道)で「バール・ムラッチョ」という車を改造したカフェもやっている。
自由が丘 たちのみ「あつまり」
住所 東京都目黒区自由が丘2-14-19 2F
電話 03-3724-1199
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00〜26:00
交通 東急東横線・東急大井町線「自由が丘」駅 正面口より徒歩5分
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.113 2008年7月5日(土) 【地域別一覧表へ】
祐天寺 もつ焼き「ばん」 第2回

土曜日の午後である。気温は30度を超え、真夏の暑さである。野暮用を済ませたのが午後4時。場所は祐天寺駅近く。
「そうだ、たしか、あの店は午後4時開店ではなかったか」という考えが浮かぶ。
歩いてものの3分とかからずに到着したのが、駒沢通り沿いにあるあの店である。言わずと知れたもつ焼きの名店、祐天寺 もつ焼き「ばん」である。
中目黒駅の近くにあった中目黒「ばん」は47年もの長い間営業していた。その「ばん」が再開発の為に閉店。数年後の平成17年3月1日に祐天寺の駒沢通り沿いで再開店したのである。さらに、平成19年1月に店舗拡張。中目黒にあった名店「ばん」の閉店後、名実ともに優れた唯一の後継店がここ祐天寺 もつ焼き「ばん」である。前回、祐天寺 もつ焼き「ばん」を紹介したのは、この店舗拡張の直後、2007年1月26日であった。
店内を覗くと、開店間もないというのに、満席に近い盛況である。駒沢通りに面した拡張後の新しい入口から中に入ってみる。すると、「はるさん」から拡張前の古い方の入口に回るように指示を受けた。そこで、店舗左端の路地に面した古い方の入口から入ろうとした。すると、すでにそちら側に数人のお客さんたちが立っている。どうやら4時からの宴会予約の人達らしい。間をすり抜けて中に入り、存在を示す。この店では、ボヤボヤしていると、後から後からお客さんが入ってきて座れなくなる。
すでに、10人ほどが座れるカウンター席は一杯である。奥のテーブル席もさきほどの宴会予約の皆さん6人が入って、ほぼ満席である。ばんは4時の開店時から始める宴会のみ予約が可能であるという。
入って左手の壁際に酒ケースを積み上げて作った仮設カウンターがある。そこに座るように言われる。すぐに仮設カウンター右端の位置に滑り込んだ。ラッキーであった。この仮設カウンターも左端の入口前に一人座り、さらに中央の通路を塞ぐように一人が座って、すぐにいっぱいになってしまった。この後に入って来た人は、入口でじっと空くのを待っている。それも店の人から声を掛けてもらえるように静かな自己アピールが必要なのである。さらに、店内をグルグル巡りながら滑り込むスペースを探している人もいた。
あふれかえる客と客の間を縫うように通ってゆく女性に、すかさず声を掛け、サワー(250円)を頼む。私の位置はちょうど壁に掛けてある伝票に店の人が受けた注文を記入に来るので、声を掛けやすいのである。同じ仮設カウンターでも左端の入口の場所の人は、注文するのもままならない様子であった。
サワーの瓶1本、氷と焼酎の入ったジョッキ、二つ割のレモンを搾り器に乗せたものがセットでやってくる。これで250円は本当に安い。無料サービスのお通しとしてキュウリと大根のぬか漬けが来る。
さて、つまみである。煮込み(300円)と、タン(100円)、ハツ(100円)、カシラ(100円)の定番品、レバかつ(130円)を1本頼んだ。何しろ混んでいる。一期に頼まないと時間がたつばかりである。
最初に煮込みがやってきた。モツと野菜が入っているタイプの煮込みである。うまい。味が良いので汁まで飲んでしまった。
次にモツ3本がやってくる。相変わらず大ぶりで食べ応えがある。本数の「縛り」がないのが一人客の場合はとても助かるのである。肉が大きいので「2本縛り」だともつ焼きだけでお腹がいっぱいになってしまう。プリプリとした食感と共に、肉汁が口に広がる。今日も実にうまい。
2杯目はホッピー(380円)を頼んだ。もちろん氷無しだ。ジョッキは冷えていないがホッピーと焼酎は冷えている。
ここでレバかつがやってきた。ウスターソースという調味料の究極の使い方は、レバカツかもしれない。かみ切る時に広がるウスターソースの酸味が舌に心地よい。
3杯目はホイス(320円)、本日も自分で定番と決めている飲み物三種を飲んだことになる。かつお刺し(380円)というメニューが目に付いた。カウンターのお客さんのところに運ばれてくる現物を見ると、分厚く切られたそれは、本当にうまそうである。夕食を食べる予定が無ければ、絶対に頼んでしまったに違いない。
本当に店内は混んでいる。新しい方の入口辺りは広いので、そこで立ったまま飲み食いしている人がいる。入口の外には、炎天下立って待っている人もいた。
壁に「外税です、席料、お通し代なし。」と書いてあった。「毎週火曜日玉子の日」とも書いてある。火曜日に来るとお通しのお新香と一緒にゆで卵が出てくるのである。素晴らしいサービスだ。このゆで卵を煮込みに入れて食べるのである。
午後4時から45分間。お勘定は1680円プラス消費税であった。
外では真夏の暑さの中、険しい表情で入店を待っている人がいた。すんなり入店出来、比較的快適な場所に座れた自分の幸せを思う。

祐天寺 もつ焼き「ばん」の前の路地を祐天寺駅方面に少し入ると、銭湯がある。平日の夕暮れ時、銭湯帰りに祐天寺 もつ焼き「ばん」で一杯出来たら良いなあと本当に思う。小さな幸せがここにある。
祐天寺 もつ焼き「ばん」
住所 東京都目黒区祐天寺2-8-17
電話 090-4706-0650
定休日 日曜・祝日 営業時間 16:00〜23:00
(ラストオーダー22:30。閉店と同時に強制退去となるので注意。)
交通 東急東横線「祐天寺」徒歩5分
http://www.running-dog.net/ban/
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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祐天寺 もつ焼き「ばん」 第2回

土曜日の午後である。気温は30度を超え、真夏の暑さである。野暮用を済ませたのが午後4時。場所は祐天寺駅近く。
「そうだ、たしか、あの店は午後4時開店ではなかったか」という考えが浮かぶ。
歩いてものの3分とかからずに到着したのが、駒沢通り沿いにあるあの店である。言わずと知れたもつ焼きの名店、祐天寺 もつ焼き「ばん」である。
中目黒駅の近くにあった中目黒「ばん」は47年もの長い間営業していた。その「ばん」が再開発の為に閉店。数年後の平成17年3月1日に祐天寺の駒沢通り沿いで再開店したのである。さらに、平成19年1月に店舗拡張。中目黒にあった名店「ばん」の閉店後、名実ともに優れた唯一の後継店がここ祐天寺 もつ焼き「ばん」である。前回、祐天寺 もつ焼き「ばん」を紹介したのは、この店舗拡張の直後、2007年1月26日であった。
店内を覗くと、開店間もないというのに、満席に近い盛況である。駒沢通りに面した拡張後の新しい入口から中に入ってみる。すると、「はるさん」から拡張前の古い方の入口に回るように指示を受けた。そこで、店舗左端の路地に面した古い方の入口から入ろうとした。すると、すでにそちら側に数人のお客さんたちが立っている。どうやら4時からの宴会予約の人達らしい。間をすり抜けて中に入り、存在を示す。この店では、ボヤボヤしていると、後から後からお客さんが入ってきて座れなくなる。
すでに、10人ほどが座れるカウンター席は一杯である。奥のテーブル席もさきほどの宴会予約の皆さん6人が入って、ほぼ満席である。ばんは4時の開店時から始める宴会のみ予約が可能であるという。
入って左手の壁際に酒ケースを積み上げて作った仮設カウンターがある。そこに座るように言われる。すぐに仮設カウンター右端の位置に滑り込んだ。ラッキーであった。この仮設カウンターも左端の入口前に一人座り、さらに中央の通路を塞ぐように一人が座って、すぐにいっぱいになってしまった。この後に入って来た人は、入口でじっと空くのを待っている。それも店の人から声を掛けてもらえるように静かな自己アピールが必要なのである。さらに、店内をグルグル巡りながら滑り込むスペースを探している人もいた。
あふれかえる客と客の間を縫うように通ってゆく女性に、すかさず声を掛け、サワー(250円)を頼む。私の位置はちょうど壁に掛けてある伝票に店の人が受けた注文を記入に来るので、声を掛けやすいのである。同じ仮設カウンターでも左端の入口の場所の人は、注文するのもままならない様子であった。
サワーの瓶1本、氷と焼酎の入ったジョッキ、二つ割のレモンを搾り器に乗せたものがセットでやってくる。これで250円は本当に安い。無料サービスのお通しとしてキュウリと大根のぬか漬けが来る。
さて、つまみである。煮込み(300円)と、タン(100円)、ハツ(100円)、カシラ(100円)の定番品、レバかつ(130円)を1本頼んだ。何しろ混んでいる。一期に頼まないと時間がたつばかりである。
最初に煮込みがやってきた。モツと野菜が入っているタイプの煮込みである。うまい。味が良いので汁まで飲んでしまった。
次にモツ3本がやってくる。相変わらず大ぶりで食べ応えがある。本数の「縛り」がないのが一人客の場合はとても助かるのである。肉が大きいので「2本縛り」だともつ焼きだけでお腹がいっぱいになってしまう。プリプリとした食感と共に、肉汁が口に広がる。今日も実にうまい。
2杯目はホッピー(380円)を頼んだ。もちろん氷無しだ。ジョッキは冷えていないがホッピーと焼酎は冷えている。
ここでレバかつがやってきた。ウスターソースという調味料の究極の使い方は、レバカツかもしれない。かみ切る時に広がるウスターソースの酸味が舌に心地よい。
3杯目はホイス(320円)、本日も自分で定番と決めている飲み物三種を飲んだことになる。かつお刺し(380円)というメニューが目に付いた。カウンターのお客さんのところに運ばれてくる現物を見ると、分厚く切られたそれは、本当にうまそうである。夕食を食べる予定が無ければ、絶対に頼んでしまったに違いない。
本当に店内は混んでいる。新しい方の入口辺りは広いので、そこで立ったまま飲み食いしている人がいる。入口の外には、炎天下立って待っている人もいた。
壁に「外税です、席料、お通し代なし。」と書いてあった。「毎週火曜日玉子の日」とも書いてある。火曜日に来るとお通しのお新香と一緒にゆで卵が出てくるのである。素晴らしいサービスだ。このゆで卵を煮込みに入れて食べるのである。
午後4時から45分間。お勘定は1680円プラス消費税であった。
外では真夏の暑さの中、険しい表情で入店を待っている人がいた。すんなり入店出来、比較的快適な場所に座れた自分の幸せを思う。

祐天寺 もつ焼き「ばん」の前の路地を祐天寺駅方面に少し入ると、銭湯がある。平日の夕暮れ時、銭湯帰りに祐天寺 もつ焼き「ばん」で一杯出来たら良いなあと本当に思う。小さな幸せがここにある。
祐天寺 もつ焼き「ばん」
住所 東京都目黒区祐天寺2-8-17
電話 090-4706-0650
定休日 日曜・祝日 営業時間 16:00〜23:00
(ラストオーダー22:30。閉店と同時に強制退去となるので注意。)
交通 東急東横線「祐天寺」徒歩5分
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石川台 やきとん「たっくん」 第2回

SAKURAと東急池上線の旗の台駅で待ち合わせ向かったのは、同じく東急池上線の石川台駅である。
石川台駅の駅前には小規模な商店街がある。その商店街の中に、やきとん「たっくん」がある。前回、やきとん「たっくん」を紹介したのは、2007年10月9日のVOL.045である。駅からの道順。店内の詳しい様子は、その第1回の紹介記事をお読みいただきたい。
今回も「お帰りなさーい」「お疲れさまでーす」という、いつもの元気な声に迎えられ、店内に入ったのは午後6時45分であった。やきとん「たっくん」に来るのは本当に久しぶりである。半年はたってしまっているかもしれない。店内には、新しく男性の店員さんが増えていた。
まずは、私はいつもの白ホッピーセット(400円)の氷無し、SAKURAはエビスビール中瓶(500円)である。ホッピージョッキを少しだけ痩せさせたような、よく冷やされたビールジョッキに焼酎が入っており、ステンレス製のマドラーが入った冷えたホッピー瓶がついてくる。これでジョッキが「ホッピージョッキ」ならば完璧である。
お通しがやってきた。小皿に入った中華風の煮物のようなもの。当然、割り箸を使わなければ食べられない。最近、外食の際は、SAKURAと二人で、所謂「マイ箸」を使うことにしている。今日もそれぞれの専用の袋から「マイ箸」を取り出して使いはじめた。
すると、男性の店員さんが目聡く「マイ箸ありがとうございます」と笑顔で言ってくれた。
「マイ箸を使う人います?」と聞くと、「昨日も女性の方が一人おられました。」とのこと。マイ箸を使うことは、店側にとっても環境にとっても自分の健康にとっても良いことである。
「たっくん」は、豚モツ焼きと焼き鳥の両方を食べることの出来る店であり、どちらも全て1本120円である。
カシラ、ハラミの二種の豚モツ焼きと、ナンコツとツクネの二種の焼き鳥を選んだ。
エビスビールとホッピーで乾杯である。焼酎はそれなりに多めだ。世間ではビールの価格が値上げされ、ホッピーも4月から値上がりしたばかりであるが、「たっくん」では、どちらも昨年の秋と単価が変わっていない。頑張ってくれているのである。
焼き物がやってくる。本来は肉が冷めてしまうのでやらな方が良いと言われる「串から肉を外す作業」をする。二人で分けて食べたいからである。
SAKURAが一通り食べてからマスターのたっくんに向かって言った。
「前よりおいしくなったねえ」
いつも、直感的に、正直に気持ちを伝えるSAKURAならではの言葉である。
本当に以前よりおいしくなっていたのである。値段も変わっていない。
もつ焼きや焼き鳥は、シンプルな食べ物である。どんなにタレをおいしくして、塩を工夫したとしても、やはり、仕入先から入ってくる材料に左右される。一定の味を維持するのはなかなかに難しいものである。
「たっくん」の店内には、1980年代から1990年代頃の懐かしいロックやポップミュージックがいつも流れている。今日は1980年代に活躍したロックバンド「ニュー・オーダー」の曲がかかっていた。自然と気分が高揚してくる。
私は、黒ホッピーセット氷無し(400円)を追加した。いつものパターンである。
本当は「たっくんポテト(350円)」も頼みたかった。しかし、ジャガイモとチーズにピザソースのかかっているものである。これから帰って夕飯である。居酒屋を巡りながら体重を落とそうという無謀な挑戦をはじめた身なので、今回は我慢をする。
ここで、おいしくなった焼き物を再度頼むことにした。
「鳥レバと豚レバを1本ずつ食べ比べで」と、マスターのたっくんに伝える。
やってきたレバはどちらもおいしかった。「トリブタレバ食べ比べ」なんて早口言葉のようなメニューもあってよいのではないか」と勝手なことを思う。
今日は帰って夕飯を食べなければならない。お勘定をお願いする。すると、男性店員さんが「本日はカップル・デイで、串2本サービスです」と笑顔で言う。何も知らず、うれしいサービスデイに当たっていたのである。120円×2本、240円がサービスで引かれたことになる。
ほぼ45分の滞在。お勘定はカップル・ディのサービスの為、二人で1,980円であった。
酒を飲む店が少ない石川台周辺にとって、やきとん「たっくん」は、気軽に気持ちよく呑める貴重な店である。
石川台 やきとん「たっくん」
住所 東京都大田区東雪谷2-25-8
電話 03-5499-6133
定休日 月曜 営業時間 18:00〜25:00
交通 東急池上線「石川台」徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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石川台 やきとん「たっくん」 第2回

SAKURAと東急池上線の旗の台駅で待ち合わせ向かったのは、同じく東急池上線の石川台駅である。
石川台駅の駅前には小規模な商店街がある。その商店街の中に、やきとん「たっくん」がある。前回、やきとん「たっくん」を紹介したのは、2007年10月9日のVOL.045である。駅からの道順。店内の詳しい様子は、その第1回の紹介記事をお読みいただきたい。
今回も「お帰りなさーい」「お疲れさまでーす」という、いつもの元気な声に迎えられ、店内に入ったのは午後6時45分であった。やきとん「たっくん」に来るのは本当に久しぶりである。半年はたってしまっているかもしれない。店内には、新しく男性の店員さんが増えていた。
まずは、私はいつもの白ホッピーセット(400円)の氷無し、SAKURAはエビスビール中瓶(500円)である。ホッピージョッキを少しだけ痩せさせたような、よく冷やされたビールジョッキに焼酎が入っており、ステンレス製のマドラーが入った冷えたホッピー瓶がついてくる。これでジョッキが「ホッピージョッキ」ならば完璧である。
お通しがやってきた。小皿に入った中華風の煮物のようなもの。当然、割り箸を使わなければ食べられない。最近、外食の際は、SAKURAと二人で、所謂「マイ箸」を使うことにしている。今日もそれぞれの専用の袋から「マイ箸」を取り出して使いはじめた。
すると、男性の店員さんが目聡く「マイ箸ありがとうございます」と笑顔で言ってくれた。
「マイ箸を使う人います?」と聞くと、「昨日も女性の方が一人おられました。」とのこと。マイ箸を使うことは、店側にとっても環境にとっても自分の健康にとっても良いことである。
「たっくん」は、豚モツ焼きと焼き鳥の両方を食べることの出来る店であり、どちらも全て1本120円である。
カシラ、ハラミの二種の豚モツ焼きと、ナンコツとツクネの二種の焼き鳥を選んだ。
エビスビールとホッピーで乾杯である。焼酎はそれなりに多めだ。世間ではビールの価格が値上げされ、ホッピーも4月から値上がりしたばかりであるが、「たっくん」では、どちらも昨年の秋と単価が変わっていない。頑張ってくれているのである。
焼き物がやってくる。本来は肉が冷めてしまうのでやらな方が良いと言われる「串から肉を外す作業」をする。二人で分けて食べたいからである。
SAKURAが一通り食べてからマスターのたっくんに向かって言った。
「前よりおいしくなったねえ」
いつも、直感的に、正直に気持ちを伝えるSAKURAならではの言葉である。
本当に以前よりおいしくなっていたのである。値段も変わっていない。
もつ焼きや焼き鳥は、シンプルな食べ物である。どんなにタレをおいしくして、塩を工夫したとしても、やはり、仕入先から入ってくる材料に左右される。一定の味を維持するのはなかなかに難しいものである。
「たっくん」の店内には、1980年代から1990年代頃の懐かしいロックやポップミュージックがいつも流れている。今日は1980年代に活躍したロックバンド「ニュー・オーダー」の曲がかかっていた。自然と気分が高揚してくる。
私は、黒ホッピーセット氷無し(400円)を追加した。いつものパターンである。
本当は「たっくんポテト(350円)」も頼みたかった。しかし、ジャガイモとチーズにピザソースのかかっているものである。これから帰って夕飯である。居酒屋を巡りながら体重を落とそうという無謀な挑戦をはじめた身なので、今回は我慢をする。
ここで、おいしくなった焼き物を再度頼むことにした。
「鳥レバと豚レバを1本ずつ食べ比べで」と、マスターのたっくんに伝える。
やってきたレバはどちらもおいしかった。「トリブタレバ食べ比べ」なんて早口言葉のようなメニューもあってよいのではないか」と勝手なことを思う。
今日は帰って夕飯を食べなければならない。お勘定をお願いする。すると、男性店員さんが「本日はカップル・デイで、串2本サービスです」と笑顔で言う。何も知らず、うれしいサービスデイに当たっていたのである。120円×2本、240円がサービスで引かれたことになる。
ほぼ45分の滞在。お勘定はカップル・ディのサービスの為、二人で1,980円であった。
酒を飲む店が少ない石川台周辺にとって、やきとん「たっくん」は、気軽に気持ちよく呑める貴重な店である。
石川台 やきとん「たっくん」
住所 東京都大田区東雪谷2-25-8
電話 03-5499-6133
定休日 月曜 営業時間 18:00〜25:00
交通 東急池上線「石川台」徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.111 2008年7月2日(水) 【地域別一覧表へ】
長原 炭火焼「どっこい」

東急池上線の長原駅の改札口を出て、左に歩き、すぐに左に曲がると環状7号線に出る。そして、改札口を出て右に向かって商店街を歩くと中原街道に出る。長原駅は環状7号線と中原街道が交わる地域にあるのだ。改札口を出て中原街道に出る少し手前に今日の目的の店がある。店名は炭火焼「どっこい」である。私が知っている15年前の時点でも、この位置に、たしか居酒屋があったように思うが、以前とは異なる店のようである。
午後6時50分入店。客の姿は店内に無い。12人ほどが座れるL字カウンターが左手にある。カウンターの中は調理場である。店の間口は狭いのでカウンターが埋まると背後を通り難いようである。入ってすぐ右手には階段、二階は座敷席になっているようだ。
客の姿は店内にまだ無い。そこで、L字カウンター手前の左端に座ることにした。調理場の中も外も働いている人は若い人たちである。若い店員さんからメニューを渡される。「スーパー酎ハイ」という言葉が気になり、横で待つ青年に「スーパーって何がスーパーなの?」と質問をする。ちょっと困ったように「普通よりすっきりしている酎ハイです」という。
お通しのマグロ煮と一緒にやってきた「スーパー酎ハイ」(350円)を飲む。特に何も〈スーパー〉ではない、焼酎が濃い訳でもないし、全体の量が多い訳でもない。炭酸が強いということもない。なにも「スーパー」な感じはうけないのである。
こちらは、本来モツ鍋と鳥料理の店であるが、最近になって焼きとんも始めたとようである。一人きりなのでモツ鍋という訳にもゆかず、この店では豚串呼んでいる豚モツ焼きを食べることにした。のど(100円)、レバー(100円)、しろ(100円)を各1本ずつ頼む。さらに、牛ハラミ(250円)と手ごねつくね(220円)も1本ずつ追加した。
メニューを眺める。豆腐、揚げ物系の一品料理は600円位の高めの価格設定だ。
飲み物は、ビールからサワー類、焼酎、日本酒と幅広い。ホッピーまである。しかし、ホッピーを500円の価格設定にするのは、若い経営者の感覚だろうか。店内には、ポップミュージックが流れ、同時にテレビもついている。
焼き物がやってくるまで時間がかかる。全部、一度に出てくる。前半と後半の二回に分けて出してくれた方がよいのではないだろうか。一度に出されると冷めてしまうからである。特にナンコツに似た食感の「のど」がうまかった。肉そのもののサイズはやはり小さい。しかし、どれを食べてもおいしかった。「芝浦まで足を運び、新鮮な材料を選びました」とメニューに書いてある。
ホッピーを氷無しで頼むことにする。注文をとった青年が去ると、調理場の中の青年が「ホッピーが冷えてないのですが・・・」と言う。「ジョッキは冷えているの?」と聞くと、「ジョッキは冷えてます」と答える。生ビール用に冷やしてあるに違いない。「仕方ないから氷を少しだけ入れてね」と答える。
調理場の青年の手元を見ていると、ホッピーに使う焼酎は三重県四日市の宮崎本店の「亀甲宮」、所謂「キンミヤ」を使っていた。ちゃんとしているではないか。ただし、常温である。焼酎は氷で少し冷やすことが出来るのでなんとかなる。これでホッピーさえ冷やして出してくれれば欠点が無くなる。惜しい、実に惜しいのである。
氷と焼酎の入った冷えたビールジョッキと常温のホッピーがやってくる。ここで、注文を取りに来た青年がサワーグラスの回収をしようとする。「氷を捨てるところが必要だから」と回収を断った。ホッピーを原理主義的に呑む為には、氷を捨てる場所が必要なのである。
少したって、氷を全部ジョッキの中から取りだし、サワーグラスに捨てる。それから、常温のホッピーを冷えたジョッキに投入。惜しい、実に惜しい。最近、ホッピーそのものが小売で20円ほど値上がりしているので仕方がない面もあるが、500円という値段も実に惜しい。やはり、親父たちに好まれる「古典酒場」ではないことが解るのである。私はホッピーの値段を良い古典酒場であるかどうかの基準としている。
メニューを眺めていると、豚レバカツタルタルソース(500円) 、親子丼(750円)、鶏皮ポン酢(550円)などの鶏料理が豊富である。どれもおいしそうである。しかし、価格設定が高めである。外観、内装は古典酒場的な雰囲気であるが、実際には「鳥料理ダイニング的な店」のようである。
午後6時50分から7時30分まで約45分の滞在。お勘定は1,960円であった。
炭火焼 「どっこい」
住所 東京都大田区上池台1-1-15
電話 03-5499-0938
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00〜25:00
交通 東急池上線長原駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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長原 炭火焼「どっこい」

東急池上線の長原駅の改札口を出て、左に歩き、すぐに左に曲がると環状7号線に出る。そして、改札口を出て右に向かって商店街を歩くと中原街道に出る。長原駅は環状7号線と中原街道が交わる地域にあるのだ。改札口を出て中原街道に出る少し手前に今日の目的の店がある。店名は炭火焼「どっこい」である。私が知っている15年前の時点でも、この位置に、たしか居酒屋があったように思うが、以前とは異なる店のようである。
午後6時50分入店。客の姿は店内に無い。12人ほどが座れるL字カウンターが左手にある。カウンターの中は調理場である。店の間口は狭いのでカウンターが埋まると背後を通り難いようである。入ってすぐ右手には階段、二階は座敷席になっているようだ。
客の姿は店内にまだ無い。そこで、L字カウンター手前の左端に座ることにした。調理場の中も外も働いている人は若い人たちである。若い店員さんからメニューを渡される。「スーパー酎ハイ」という言葉が気になり、横で待つ青年に「スーパーって何がスーパーなの?」と質問をする。ちょっと困ったように「普通よりすっきりしている酎ハイです」という。
お通しのマグロ煮と一緒にやってきた「スーパー酎ハイ」(350円)を飲む。特に何も〈スーパー〉ではない、焼酎が濃い訳でもないし、全体の量が多い訳でもない。炭酸が強いということもない。なにも「スーパー」な感じはうけないのである。
こちらは、本来モツ鍋と鳥料理の店であるが、最近になって焼きとんも始めたとようである。一人きりなのでモツ鍋という訳にもゆかず、この店では豚串呼んでいる豚モツ焼きを食べることにした。のど(100円)、レバー(100円)、しろ(100円)を各1本ずつ頼む。さらに、牛ハラミ(250円)と手ごねつくね(220円)も1本ずつ追加した。
メニューを眺める。豆腐、揚げ物系の一品料理は600円位の高めの価格設定だ。
飲み物は、ビールからサワー類、焼酎、日本酒と幅広い。ホッピーまである。しかし、ホッピーを500円の価格設定にするのは、若い経営者の感覚だろうか。店内には、ポップミュージックが流れ、同時にテレビもついている。
焼き物がやってくるまで時間がかかる。全部、一度に出てくる。前半と後半の二回に分けて出してくれた方がよいのではないだろうか。一度に出されると冷めてしまうからである。特にナンコツに似た食感の「のど」がうまかった。肉そのもののサイズはやはり小さい。しかし、どれを食べてもおいしかった。「芝浦まで足を運び、新鮮な材料を選びました」とメニューに書いてある。
ホッピーを氷無しで頼むことにする。注文をとった青年が去ると、調理場の中の青年が「ホッピーが冷えてないのですが・・・」と言う。「ジョッキは冷えているの?」と聞くと、「ジョッキは冷えてます」と答える。生ビール用に冷やしてあるに違いない。「仕方ないから氷を少しだけ入れてね」と答える。
調理場の青年の手元を見ていると、ホッピーに使う焼酎は三重県四日市の宮崎本店の「亀甲宮」、所謂「キンミヤ」を使っていた。ちゃんとしているではないか。ただし、常温である。焼酎は氷で少し冷やすことが出来るのでなんとかなる。これでホッピーさえ冷やして出してくれれば欠点が無くなる。惜しい、実に惜しいのである。
氷と焼酎の入った冷えたビールジョッキと常温のホッピーがやってくる。ここで、注文を取りに来た青年がサワーグラスの回収をしようとする。「氷を捨てるところが必要だから」と回収を断った。ホッピーを原理主義的に呑む為には、氷を捨てる場所が必要なのである。
少したって、氷を全部ジョッキの中から取りだし、サワーグラスに捨てる。それから、常温のホッピーを冷えたジョッキに投入。惜しい、実に惜しい。最近、ホッピーそのものが小売で20円ほど値上がりしているので仕方がない面もあるが、500円という値段も実に惜しい。やはり、親父たちに好まれる「古典酒場」ではないことが解るのである。私はホッピーの値段を良い古典酒場であるかどうかの基準としている。
メニューを眺めていると、豚レバカツタルタルソース(500円) 、親子丼(750円)、鶏皮ポン酢(550円)などの鶏料理が豊富である。どれもおいしそうである。しかし、価格設定が高めである。外観、内装は古典酒場的な雰囲気であるが、実際には「鳥料理ダイニング的な店」のようである。
午後6時50分から7時30分まで約45分の滞在。お勘定は1,960円であった。
炭火焼 「どっこい」
住所 東京都大田区上池台1-1-15
電話 03-5499-0938
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00〜25:00
交通 東急池上線長原駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.110 2008年7月1日(火) 【地域別一覧表へ】
旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店

今日降り立った街は、東急池上線の旗の台駅である。
前回のVol.109で紹介した焼き鳥「むらい」で、自分が鳥肉好きであることを再認識した私は、今日も焼き鳥が食べたくなってしまった。旗の台駅周辺には、古くからやっている小さな居酒屋さんがかなり残っている。その中でも、旗の台駅の蒲田方面の改札を出て、すぐ正面の路地の中に看板が見えるという好立地の店、若鳥焼「鳥樹」本店が有名である。同店は、同じ旗の台五反田方面改札口から1分程の場所に「東口店」、蒲田駅東口に「蒲田店」の全部で3店舗がある。その中でも、こちらの本店は、「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている有名店である。
店の入口は開け放たれていた。入ると左側には6人のみ座れるカウンターがあり、入ってすぐのカウンターの中に、大きな網で鳥を焼く、串焼き中心の一般の焼鳥店とは異なる焼き台がある。入って右手には8人ほど座れるテーブル席が二列、奥へ行くと小上がり座敷があり、そこには、10人位が座れるであろうか。けっして大きな店ではない。
店に入ると、焼き台の前に立っている大将と目があった。指を一本出して、自分が一人であることを伝える。テーブル席には誰も座っていなかったが、予想通りカウンター席の隙間に入ることになった。しかし、6個あるはずの椅子が5個しかないという。左側の二人連れのお客さんが立ち上がる、すると、一人のお客さんの前に1つ隠れていたのが見つかった。若い男性の店員がメニューを持ってくる。生ビール小(440円)をお願いした。
その時、左側の隠れた椅子の前に座っているお客さんが赤いオワンに入った鳥スープをこぼしてしまった。大将が「熱いでしょ、だいじょうぶ、ズボンを脱いで冷やした方がよいのでは?」などと、しきりに心配している。それから、女将さんがこぼしてしまった人に、新しい鳥スープを出している。湯気がたっており、本当に熱そうである。
生ビールをいただく。うまい。そこへ、お通しとして鳥スープと納豆のセットがやってくる。熱いという様子を目の当たりにしていたので、注意しながら鳥スープをすすった。本当に熱いのである。このお通しのセットは300円である。
女将さんがメニューを持ってくる。店内におもだったもののメニューが貼ってあるが、どれも品名だけで単価は書いていない。焼きとり、トリワサ、もも焼き等を勧められる。こちらの大将も女将さんも滑舌よく早口である。トリワサ(480円)と、焼き鳥(550円)をお願いする。
やがて、トリワサがやってきた。小さな器に、表面を軽く炙った鳥のささみが7、8片入っている。ハリのある食感でうまい。
ここで、稽古帰りのSAKURAからメールが入る。実は、稽古帰りに、「居酒屋探偵DAITENの生活」のVOL.50でも紹介した大岡山の「三鶴」で一人軽く呑んでいるという。旗の台の「鳥樹」にいることを知らせるメールを送った。
大将は、焼き鳥を焼きながら予約電話を受けている。東口店に何人、こちらに何人と予約状況を話している。大人数の予約が入ったようである。熱心な対応である。
一人でカウンターに座り、次に何を頼もうかと思案する。右隣の男性二人組のお客さんがメニューを開いて見ているのを覗き込む。
酎ハイ(360円)を頼んだ。すぐに、酎ハイがやってくる。「トリワサ」をつまみに、身体を小さくして、狭いカウンター席に座る。私を含め、身体が大きめの男性客が3人もいるので狭いのである。
入口を見ると、SAKURAの姿が暖簾の外に見えた。大将の方を見て、もう一人増えたことを伝える。「どうぞ」と、誰も座っておらず空いているテーブル席を示す大将。はじめて来た店であるがメールに「蒲田方面改札の正面から見える」と書いてあったので、すぐに解ったそうである。
トリワサと酎ハイを持って移動する。若い男性がメニューを持ってくる。SAKURAが梅酒を頼んだ。すると、商売熱心な女将さんが再びメニューを持って登場。もも焼き(710円)を勧める。SAKURAは、あまりたくさん食べられないと言う。そこで、煮込み(480円)を1つ頼んだ。少しして、先ほど頼んだ焼き鳥がやってくる。鳥肉と葱を串に刺したものが5本である。鳥料理店は5本単位の店が多い、1本単位で焼き鳥を売らないのである。所謂、「5本縛り」ということになる。
こちらの「鳥樹」は大将も女将さんも商売熱心である。それがカウンターの中から伝わってくる。これが3店舗に店を増やすことができた所以であろうか。
煮込みがやってきた。大根と鳥モツのさっぱりした煮込みである。豚モツ系の煮込みを好む人には、あっさりしすぎて物足りないかもしれない。しかし、味は良い。
午後6時30分から7時30分までの約1時間の滞在である。お勘定は二人で3,320円であった。

旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店
住所 東京都品川区旗の台3-11-13
電話 03-3785-8472
定休 日曜・月曜・祭日
交通 東急池上線・大井町線旗の台駅 徒歩15秒
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店

今日降り立った街は、東急池上線の旗の台駅である。
前回のVol.109で紹介した焼き鳥「むらい」で、自分が鳥肉好きであることを再認識した私は、今日も焼き鳥が食べたくなってしまった。旗の台駅周辺には、古くからやっている小さな居酒屋さんがかなり残っている。その中でも、旗の台駅の蒲田方面の改札を出て、すぐ正面の路地の中に看板が見えるという好立地の店、若鳥焼「鳥樹」本店が有名である。同店は、同じ旗の台五反田方面改札口から1分程の場所に「東口店」、蒲田駅東口に「蒲田店」の全部で3店舗がある。その中でも、こちらの本店は、「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている有名店である。
店の入口は開け放たれていた。入ると左側には6人のみ座れるカウンターがあり、入ってすぐのカウンターの中に、大きな網で鳥を焼く、串焼き中心の一般の焼鳥店とは異なる焼き台がある。入って右手には8人ほど座れるテーブル席が二列、奥へ行くと小上がり座敷があり、そこには、10人位が座れるであろうか。けっして大きな店ではない。
店に入ると、焼き台の前に立っている大将と目があった。指を一本出して、自分が一人であることを伝える。テーブル席には誰も座っていなかったが、予想通りカウンター席の隙間に入ることになった。しかし、6個あるはずの椅子が5個しかないという。左側の二人連れのお客さんが立ち上がる、すると、一人のお客さんの前に1つ隠れていたのが見つかった。若い男性の店員がメニューを持ってくる。生ビール小(440円)をお願いした。
その時、左側の隠れた椅子の前に座っているお客さんが赤いオワンに入った鳥スープをこぼしてしまった。大将が「熱いでしょ、だいじょうぶ、ズボンを脱いで冷やした方がよいのでは?」などと、しきりに心配している。それから、女将さんがこぼしてしまった人に、新しい鳥スープを出している。湯気がたっており、本当に熱そうである。
生ビールをいただく。うまい。そこへ、お通しとして鳥スープと納豆のセットがやってくる。熱いという様子を目の当たりにしていたので、注意しながら鳥スープをすすった。本当に熱いのである。このお通しのセットは300円である。
女将さんがメニューを持ってくる。店内におもだったもののメニューが貼ってあるが、どれも品名だけで単価は書いていない。焼きとり、トリワサ、もも焼き等を勧められる。こちらの大将も女将さんも滑舌よく早口である。トリワサ(480円)と、焼き鳥(550円)をお願いする。
やがて、トリワサがやってきた。小さな器に、表面を軽く炙った鳥のささみが7、8片入っている。ハリのある食感でうまい。
ここで、稽古帰りのSAKURAからメールが入る。実は、稽古帰りに、「居酒屋探偵DAITENの生活」のVOL.50でも紹介した大岡山の「三鶴」で一人軽く呑んでいるという。旗の台の「鳥樹」にいることを知らせるメールを送った。
大将は、焼き鳥を焼きながら予約電話を受けている。東口店に何人、こちらに何人と予約状況を話している。大人数の予約が入ったようである。熱心な対応である。
一人でカウンターに座り、次に何を頼もうかと思案する。右隣の男性二人組のお客さんがメニューを開いて見ているのを覗き込む。
酎ハイ(360円)を頼んだ。すぐに、酎ハイがやってくる。「トリワサ」をつまみに、身体を小さくして、狭いカウンター席に座る。私を含め、身体が大きめの男性客が3人もいるので狭いのである。
入口を見ると、SAKURAの姿が暖簾の外に見えた。大将の方を見て、もう一人増えたことを伝える。「どうぞ」と、誰も座っておらず空いているテーブル席を示す大将。はじめて来た店であるがメールに「蒲田方面改札の正面から見える」と書いてあったので、すぐに解ったそうである。
トリワサと酎ハイを持って移動する。若い男性がメニューを持ってくる。SAKURAが梅酒を頼んだ。すると、商売熱心な女将さんが再びメニューを持って登場。もも焼き(710円)を勧める。SAKURAは、あまりたくさん食べられないと言う。そこで、煮込み(480円)を1つ頼んだ。少しして、先ほど頼んだ焼き鳥がやってくる。鳥肉と葱を串に刺したものが5本である。鳥料理店は5本単位の店が多い、1本単位で焼き鳥を売らないのである。所謂、「5本縛り」ということになる。
こちらの「鳥樹」は大将も女将さんも商売熱心である。それがカウンターの中から伝わってくる。これが3店舗に店を増やすことができた所以であろうか。
煮込みがやってきた。大根と鳥モツのさっぱりした煮込みである。豚モツ系の煮込みを好む人には、あっさりしすぎて物足りないかもしれない。しかし、味は良い。
午後6時30分から7時30分までの約1時間の滞在である。お勘定は二人で3,320円であった。

旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店
住所 東京都品川区旗の台3-11-13
電話 03-3785-8472
定休 日曜・月曜・祭日
交通 東急池上線・大井町線旗の台駅 徒歩15秒
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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