居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.091 2008年4月13日(日) 【地域別一覧表へ】
※2008年4月16日午前 70000カウント通過 感謝!
自由が丘 やきとり「かとりや」 第2回
桜も散り、街で薄着で歩く人の姿を日々見るようになった4月中旬。ところが、急に真冬並の寒気が関東平野に入りこんできた。そんな、寒い夕暮れ時となれば、やはり熱燗が呑みたくなってしまう。
今日も咲良舎のMIプロジェクトの帰りである。SAKURAと2人、自由が丘唯一の「親父酒場地帯」へ向かった。広い駅前ロータリーのある出口に降り立ち、ロータリー側に向いている改札ではなく、右手のガード下に向いている改札を出て右に進み、すぐ左に曲がる。そこが名店「金田」を中心に、鰻の「ほさか」 、もつ焼きの「かとりや」 、 「阿波の里」など、わずか数メートルの狭い範囲に、「古典酒場」が集結している「親父酒場地帯」である。
日曜日にやっているのは「ほさか」と「かとりや」である。今日は「かとりや」に入ることにした。前回記事にした2007年9月9日の後も「かとりや」には何度も来ている。15人ほどが座れるL字型のカウンターは、今日も満席に近い状態であったが、運の良いことに、入ってすぐの角に2つだけ席が空いていた。
中心に立っている白衣を着た細身の男性が「生?」と聞いてくる。いつもと同じである。「寒いから熱燗ください」と答える。さらに、白衣の男性は「適当に焼く?」と聞いてくる。これも同じである。しかし、「たん、はつ、つくね、しいたけをお願いします」と答える。だいぶ慣れてきたのでちょっと抵抗してみたのである。
「かとりや」と書かれたお銚子が2本。日本酒(300円)である。さっそくおちょこに注ぎ、乾杯をして1杯、2杯と飲み干す。身体がどんどん暖まってゆく。
たん(100円)、はつ(100円)、つくね(100円)、しいたけ(140円)をTシャツ、短パン、坊主頭の僧侶然とした親父さんが丁寧に焼いている。焼けるとさっと差し出す。こちらもさっと受け取る。このタイミングが大切である。「2本縛り」なので全て2本ずつやってくる。紀州備長炭を使って焼かれた焼き物は、どれも実にちょうど良い焼き加減である。
私は調理場のやり取りを見ているのが好きである。仕事をしている人の姿は実に興味深いのである。Tシャツの「僧侶」が「コブクロ後2本分ね」と言う。「白衣」が冷蔵庫から「コブクロ」を取り出し、処理をしてから「僧侶」に渡す。その瞬間、そのすぐ前に座っていた男性客が「コブクロお願いします」と言った。
「僧侶」と「白衣」が同時に苦笑いを浮かべる。タイミングが悪いのである。再び「白衣」が冷蔵庫から2本分のコブクロを取り出して再び処理を始めた。
このような小さなやり取りが面白いのである。
小さな「古典酒場」の常連はこの注文のタイミングをよく知っている人が多い。何かが注文されると、店の側の手間を考えて自分も注文する。手間のかかる物は、忙しい時には頼まず、手の空いたところを見計らって頼む。さらに、「後で手が空いた時に作って」と言葉を添え早めに頼んでおく。そういうやり取りを何度も見たことがある。
そんな小さなやり取りを見たいので、一人の時も酒場で本気で本を読んだりはしない。手に本を持って、読んでいるふりをして、耳をそばだてているのである。
身体が暖まってきたのでレモンサワー(380円)をお願いした。サワーグラスに氷が入る。そこにキンミヤ焼酎が大まかに注ぎこまれる。氷と焼酎で8割方一杯のグラスに申し訳程度に「サワー」が注がれる。まるで、焼酎のオンザロックのレモンテイストである。ここのレモンサワー1杯は、チェーン居酒屋のサワー2杯と思って飲んだ方がよい。
SAKURAがビールを飲みたいと言うので、瓶ビール(大)580円をお願いする。サッポロ赤星である。本当にうれしい銘柄である。世間の値上げラッシュの中、まだ値上げせずに去年と同じ価格のままがんばってくれている。
厚揚げ(280円)と煮込み(340円)も頼んだ。さらに、瓶ビール大を追加。
午後7時近くなって、混んでいた店内には空席が目立つようになった。
隣に若いカップルが座った。「適当に焼いていい?」という言葉に「はい」と言ったので、どんどん焼き物がやってくる。しかし、2人ともに小食なのか、話に夢中なのか、食べるのがひどく遅い。山盛りの焼き物がどんどん冷めてゆくのが傍目にも解るのである。他人ごとながら「もったいない」と思う。
SAKURAと咲良舎の今後について色々と話をする。思いの外、時がたってしまった。
約1時間40分の滞在。お勘定は4300円であった。
自由が丘 やきとり「かとりや」
東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話03-3718-5505
無休 営業時間 17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
※2008年4月16日午前 70000カウント通過 感謝!
自由が丘 やきとり「かとりや」 第2回
桜も散り、街で薄着で歩く人の姿を日々見るようになった4月中旬。ところが、急に真冬並の寒気が関東平野に入りこんできた。そんな、寒い夕暮れ時となれば、やはり熱燗が呑みたくなってしまう。
今日も咲良舎のMIプロジェクトの帰りである。SAKURAと2人、自由が丘唯一の「親父酒場地帯」へ向かった。広い駅前ロータリーのある出口に降り立ち、ロータリー側に向いている改札ではなく、右手のガード下に向いている改札を出て右に進み、すぐ左に曲がる。そこが名店「金田」を中心に、鰻の「ほさか」 、もつ焼きの「かとりや」 、 「阿波の里」など、わずか数メートルの狭い範囲に、「古典酒場」が集結している「親父酒場地帯」である。
日曜日にやっているのは「ほさか」と「かとりや」である。今日は「かとりや」に入ることにした。前回記事にした2007年9月9日の後も「かとりや」には何度も来ている。15人ほどが座れるL字型のカウンターは、今日も満席に近い状態であったが、運の良いことに、入ってすぐの角に2つだけ席が空いていた。
中心に立っている白衣を着た細身の男性が「生?」と聞いてくる。いつもと同じである。「寒いから熱燗ください」と答える。さらに、白衣の男性は「適当に焼く?」と聞いてくる。これも同じである。しかし、「たん、はつ、つくね、しいたけをお願いします」と答える。だいぶ慣れてきたのでちょっと抵抗してみたのである。
「かとりや」と書かれたお銚子が2本。日本酒(300円)である。さっそくおちょこに注ぎ、乾杯をして1杯、2杯と飲み干す。身体がどんどん暖まってゆく。
たん(100円)、はつ(100円)、つくね(100円)、しいたけ(140円)をTシャツ、短パン、坊主頭の僧侶然とした親父さんが丁寧に焼いている。焼けるとさっと差し出す。こちらもさっと受け取る。このタイミングが大切である。「2本縛り」なので全て2本ずつやってくる。紀州備長炭を使って焼かれた焼き物は、どれも実にちょうど良い焼き加減である。
私は調理場のやり取りを見ているのが好きである。仕事をしている人の姿は実に興味深いのである。Tシャツの「僧侶」が「コブクロ後2本分ね」と言う。「白衣」が冷蔵庫から「コブクロ」を取り出し、処理をしてから「僧侶」に渡す。その瞬間、そのすぐ前に座っていた男性客が「コブクロお願いします」と言った。
「僧侶」と「白衣」が同時に苦笑いを浮かべる。タイミングが悪いのである。再び「白衣」が冷蔵庫から2本分のコブクロを取り出して再び処理を始めた。
このような小さなやり取りが面白いのである。
小さな「古典酒場」の常連はこの注文のタイミングをよく知っている人が多い。何かが注文されると、店の側の手間を考えて自分も注文する。手間のかかる物は、忙しい時には頼まず、手の空いたところを見計らって頼む。さらに、「後で手が空いた時に作って」と言葉を添え早めに頼んでおく。そういうやり取りを何度も見たことがある。
そんな小さなやり取りを見たいので、一人の時も酒場で本気で本を読んだりはしない。手に本を持って、読んでいるふりをして、耳をそばだてているのである。
身体が暖まってきたのでレモンサワー(380円)をお願いした。サワーグラスに氷が入る。そこにキンミヤ焼酎が大まかに注ぎこまれる。氷と焼酎で8割方一杯のグラスに申し訳程度に「サワー」が注がれる。まるで、焼酎のオンザロックのレモンテイストである。ここのレモンサワー1杯は、チェーン居酒屋のサワー2杯と思って飲んだ方がよい。
SAKURAがビールを飲みたいと言うので、瓶ビール(大)580円をお願いする。サッポロ赤星である。本当にうれしい銘柄である。世間の値上げラッシュの中、まだ値上げせずに去年と同じ価格のままがんばってくれている。
厚揚げ(280円)と煮込み(340円)も頼んだ。さらに、瓶ビール大を追加。
午後7時近くなって、混んでいた店内には空席が目立つようになった。
隣に若いカップルが座った。「適当に焼いていい?」という言葉に「はい」と言ったので、どんどん焼き物がやってくる。しかし、2人ともに小食なのか、話に夢中なのか、食べるのがひどく遅い。山盛りの焼き物がどんどん冷めてゆくのが傍目にも解るのである。他人ごとながら「もったいない」と思う。
SAKURAと咲良舎の今後について色々と話をする。思いの外、時がたってしまった。
約1時間40分の滞在。お勘定は4300円であった。
自由が丘 やきとり「かとりや」
東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話03-3718-5505
無休 営業時間 17:00〜24:00
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
chappy様
お気づかいありがとうございます。
毎日来てくれる常連、一週間に一度の上客、時々来る普通客、
初めてきた一見客と、店側が段階をつけるのは仕方がないでしょうね。
店の人と話しながら飲みたい人もいますが、中にはそうでない人もいます。
静かに飲みたい。あまり愛想よくされたくない。うまければそれで良い。
店に対するニーズは個人差があります。
「かとりや」という屋号の店には良い店がたくさんあります。
自由が丘、元住吉、溝ノ口・・・。
また、「かとりや」観察させてもらいます。
お気づかいありがとうございます。
毎日来てくれる常連、一週間に一度の上客、時々来る普通客、
初めてきた一見客と、店側が段階をつけるのは仕方がないでしょうね。
店の人と話しながら飲みたい人もいますが、中にはそうでない人もいます。
静かに飲みたい。あまり愛想よくされたくない。うまければそれで良い。
店に対するニーズは個人差があります。
「かとりや」という屋号の店には良い店がたくさんあります。
自由が丘、元住吉、溝ノ口・・・。
また、「かとりや」観察させてもらいます。
DAITENさん、無粋だなんて全くそんな事ないですよ。
事実に合致していますし、お目に留まって光栄なくらいです。
見つかったと言っても「ああ、あの人たちかな?」とおぼろげに認識している程度のもので、良く分かっていませんのでご安心を!
DAITENさんの「難しいお店」と言う表現、何となく理解できます。
無粋なお客は来なくても結構、みたいな感じでしょうか。
そのハードル設定を感じることなく飲んでる人も沢山いるようですが、敏感な人には伝わってくるものがありますね。
「適当に」は一人でもお勧めを受けます。
きっとこれを受けている間は一見客扱いなんでしょうが、お店のからメッセージやここの流儀がそれとなく提示されているのかも知れません。(考えすぎか?)
またかとりやさんの記事期待しています。
事実に合致していますし、お目に留まって光栄なくらいです。
見つかったと言っても「ああ、あの人たちかな?」とおぼろげに認識している程度のもので、良く分かっていませんのでご安心を!
DAITENさんの「難しいお店」と言う表現、何となく理解できます。
無粋なお客は来なくても結構、みたいな感じでしょうか。
そのハードル設定を感じることなく飲んでる人も沢山いるようですが、敏感な人には伝わってくるものがありますね。
「適当に」は一人でもお勧めを受けます。
きっとこれを受けている間は一見客扱いなんでしょうが、お店のからメッセージやここの流儀がそれとなく提示されているのかも知れません。(考えすぎか?)
またかとりやさんの記事期待しています。
chappy様
たしかに席を移っていただきました。ありがとうございました。
いやいや、ついつい無粋な観察をしてしまい、失礼いたしました。
そして、私「居酒屋探偵DAITEN」、不覚にもついに「現場」で見つかってしまいましたか〜。
実は、あの時、私もコブクロ頼みたかったのです。「デブのやせ我慢」をしてしまいました(笑)。
自由が丘「かとりや」は、なかなか難しいお店ですよね。
常連の方々は毎日のように来ている方も多いらしいです。
数週間に一度の日曜にちょっと来るだけの私のような者には、
不慣れな点がまだまだたくさんあります。
あの店は【二本縛り】ですから、「適当に焼く?」は、たぶんカップルとか二人客限定で薦めるのではないでしょうか。来店時の「生?」の一言もそうですが、最初はちょっと驚きますよね。「押しつけ」と感じてしまう人もいるかもしれません。
それでは、今後とも「居酒屋探偵DAITENの生活」をよろしくお願いいたします。
たしかに席を移っていただきました。ありがとうございました。
いやいや、ついつい無粋な観察をしてしまい、失礼いたしました。
そして、私「居酒屋探偵DAITEN」、不覚にもついに「現場」で見つかってしまいましたか〜。
実は、あの時、私もコブクロ頼みたかったのです。「デブのやせ我慢」をしてしまいました(笑)。
自由が丘「かとりや」は、なかなか難しいお店ですよね。
常連の方々は毎日のように来ている方も多いらしいです。
数週間に一度の日曜にちょっと来るだけの私のような者には、
不慣れな点がまだまだたくさんあります。
あの店は【二本縛り】ですから、「適当に焼く?」は、たぶんカップルとか二人客限定で薦めるのではないでしょうか。来店時の「生?」の一言もそうですが、最初はちょっと驚きますよね。「押しつけ」と感じてしまう人もいるかもしれません。
それでは、今後とも「居酒屋探偵DAITENの生活」をよろしくお願いいたします。
DAITENさん、こんばんは。
タイミングの悪い、KYコブクロ男は多分私ですね〜。
DAITENさんたちが入ってきた時に一つ席を右に移ったのですが、そうですよね???
実は自分でもタイミングについては逡巡がありました。
でも前の人のコブクロ注文とは多少離したつもりだったのと、既に食べ過ぎ気味にも関わらずここのコブクロを試してみたかった誘惑のため、つい注文してしまいました。
確かに苦笑い?呆れ笑いか?がありましたね。
自分の中では、まだ食うのか!?と言う部分に対してか、タイミングについてか、やや首をひねってましたが客観的なコメントですっきりしました。
自分はあの店で「適当に焼く?」に応じたことはないのですが、今度は意表をついてそれを試してみようと思います。
タイミングの悪い、KYコブクロ男は多分私ですね〜。
DAITENさんたちが入ってきた時に一つ席を右に移ったのですが、そうですよね???
実は自分でもタイミングについては逡巡がありました。
でも前の人のコブクロ注文とは多少離したつもりだったのと、既に食べ過ぎ気味にも関わらずここのコブクロを試してみたかった誘惑のため、つい注文してしまいました。
確かに苦笑い?呆れ笑いか?がありましたね。
自分の中では、まだ食うのか!?と言う部分に対してか、タイミングについてか、やや首をひねってましたが客観的なコメントですっきりしました。
自分はあの店で「適当に焼く?」に応じたことはないのですが、今度は意表をついてそれを試してみようと思います。
hamkazkick様
ありがとうございます。
リニューアルして、ヒップホップ系のニューヨークのブラック探偵二人組から、
ビクトリア調のシャーロックホームズ的探偵に雰囲気を変えてみました。
自由が丘のあの地域。再開発なんてことにならないで欲しいですね。
日本中、どこへ行っても同じような街になってしまっては面白くない。
残さねばならない場所はたくさんありますね。
ありがとうございます。
リニューアルして、ヒップホップ系のニューヨークのブラック探偵二人組から、
ビクトリア調のシャーロックホームズ的探偵に雰囲気を変えてみました。
自由が丘のあの地域。再開発なんてことにならないで欲しいですね。
日本中、どこへ行っても同じような街になってしまっては面白くない。
残さねばならない場所はたくさんありますね。
私も自由が丘の「日曜呑み」では,タイヘンお世話になっております.
この一角だけは,自由が丘でイツまでも残ってホシイ!と常々思っております..ハイ!
遅ればせながら,ページのリニューアル..
誠にイイ風情であります♡
この一角だけは,自由が丘でイツまでも残ってホシイ!と常々思っております..ハイ!
遅ればせながら,ページのリニューアル..
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