咲良舎関連 演劇公演情報NO.25
咲良舎アクティングプレイスメンバーの倉多七与が芝居に出演します。
アクターズスタジオ櫻会第30回公演
『ヘッダ・ガーブレル』 〜原千代海 追悼〜
作/ヘンリック・イプセン 翻訳/原 千代海 台本・演出/沢田次郎
後援/ノルウェー王国大使館
出演/貝塚秀人(テスマン)/倉多七与(ヘッダ)/杉山裕子(A・テスマン嬢)/河崎早春(B・テスマン嬢)/松永衣吹(エドヴステード夫人)/神林哲哉(ブラック判事)/大久保亮一(レェーヴボルク)/吉村昌代(A・ベルテ)/根岸晴子(B・ベルテ)
公演日時など詳しくは↓
http://www.geocities.jp/as_sakurakai/30.htm
※SAPメンバーは直接倉多まで連絡してください。倉多はAB全公演に出演します。
劇場:櫻会スタジオ 地下鉄丸の内線「中野新橋駅」より徒歩3分 料金:2,000円
東京都中野区弥生町2-3-10-201 TEL 03-3299-7230 FAX 03-3299-7232
スタジオ TEL 03-3299-7161
咲良舎アクティングプレイスメンバーの倉多七与が芝居に出演します。
アクターズスタジオ櫻会第30回公演
『ヘッダ・ガーブレル』 〜原千代海 追悼〜
作/ヘンリック・イプセン 翻訳/原 千代海 台本・演出/沢田次郎
後援/ノルウェー王国大使館
出演/貝塚秀人(テスマン)/倉多七与(ヘッダ)/杉山裕子(A・テスマン嬢)/河崎早春(B・テスマン嬢)/松永衣吹(エドヴステード夫人)/神林哲哉(ブラック判事)/大久保亮一(レェーヴボルク)/吉村昌代(A・ベルテ)/根岸晴子(B・ベルテ)
公演日時など詳しくは↓
http://www.geocities.jp/as_sakurakai/30.htm
※SAPメンバーは直接倉多まで連絡してください。倉多はAB全公演に出演します。
劇場:櫻会スタジオ 地下鉄丸の内線「中野新橋駅」より徒歩3分 料金:2,000円
東京都中野区弥生町2-3-10-201 TEL 03-3299-7230 FAX 03-3299-7232
スタジオ TEL 03-3299-7161
その他各種情報
尊敬する居酒屋ブロガー、「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二氏と、「居酒屋礼賛」の浜田信郎氏のお二人が、相次いで「居酒屋関係」の著作を発表されます。
『居酒屋ほろ酔い考現学』

『居酒屋ほろ酔い考現学』 著者/橋本健二 出版社/毎日新聞社 価格/本体1,500円+税75円。
『ひとり呑み・大衆酒場の楽しみ』

『ひとり呑み・大衆酒場の楽しみ』 著者/浜田信郎 出版社/WAVE出版 価格/本体1,400円+税70円
お二人のブログには、その情報量、高い見識、物の見方の鋭さなど、いつも感心させられております。勉強になります。是非、著作もお読みください。
「橋本健二の居酒屋考現学」
「居酒屋礼賛」
尊敬する居酒屋ブロガー、「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二氏と、「居酒屋礼賛」の浜田信郎氏のお二人が、相次いで「居酒屋関係」の著作を発表されます。
『居酒屋ほろ酔い考現学』

『居酒屋ほろ酔い考現学』 著者/橋本健二 出版社/毎日新聞社 価格/本体1,500円+税75円。
『ひとり呑み・大衆酒場の楽しみ』

『ひとり呑み・大衆酒場の楽しみ』 著者/浜田信郎 出版社/WAVE出版 価格/本体1,400円+税70円
お二人のブログには、その情報量、高い見識、物の見方の鋭さなど、いつも感心させられております。勉強になります。是非、著作もお読みください。
「橋本健二の居酒屋考現学」
「居酒屋礼賛」
咲良舎関連 演劇公演情報NO.24
咲良舎アクティングプレイスメンバーの西村雄正が出演する芝居です。
菊田一夫 生誕100年記念
劇団東宝現代劇75人の会 第23回公演
『がめつい奴』
作/菊田一夫 潤色/横澤祐一 演出/丸山博一
大阪釜ヶ崎を舞台に、社会の底辺に生きる“がめつい奴”が繰り広げる悲喜劇。
「放浪記」と並ぶ菊田一夫の代表作!!
劇場:東京芸術劇場 小ホール2
JR「池袋駅」下車 東京都豊島区西池袋1-8-1
TEL 03-3791-6566
7/30 水 18:00〜
7/31 木 13:00〜/18:00〜
8/01 金 13:00〜/18:00〜
8/02 土 13:00〜/18:00〜
8/03 日 13:00〜
入場料: 5,000円(日時指定・全席自由)
チケット取扱/劇団東宝現代劇75人の会 TEL 080-1193-8697(7/30以降は劇場にご連絡ください)
西村雄正君のブログにお得なチケット購入情報あり→ http://nishimurau6.blog98.fc2.com/
咲良舎アクティングプレイスメンバーの西村雄正が出演する芝居です。
菊田一夫 生誕100年記念
劇団東宝現代劇75人の会 第23回公演
『がめつい奴』
作/菊田一夫 潤色/横澤祐一 演出/丸山博一
大阪釜ヶ崎を舞台に、社会の底辺に生きる“がめつい奴”が繰り広げる悲喜劇。
「放浪記」と並ぶ菊田一夫の代表作!!
劇場:東京芸術劇場 小ホール2
JR「池袋駅」下車 東京都豊島区西池袋1-8-1
TEL 03-3791-6566
7/30 水 18:00〜
7/31 木 13:00〜/18:00〜
8/01 金 13:00〜/18:00〜
8/02 土 13:00〜/18:00〜
8/03 日 13:00〜
入場料: 5,000円(日時指定・全席自由)
チケット取扱/劇団東宝現代劇75人の会 TEL 080-1193-8697(7/30以降は劇場にご連絡ください)
西村雄正君のブログにお得なチケット購入情報あり→ http://nishimurau6.blog98.fc2.com/
居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.109 2008年6月21日(土) 【地域別一覧表へ】
学芸大学 焼き鳥「むら井」

学芸大学には小さな名店が多い。前回、Vol.108で紹介したもつ焼き「ふじや」を出た後、周囲を散策するうちに、2008年4月のVol092で紹介した「目黒かっぱ」の写真を撮っていないことを思い出した。まだ、空に明るさが残っている午後6時15分である。「目黒かっぱ」の前まで行くと、扉が開け放たれてあった。中にはお客さんが一人いるだけであった。入ろうかと思いながら、少し店から離れ思案する。すると、左隣のもう一軒の店が気になってきた。路地裏にこの二軒が肩寄せ合うように並んでいる。前述のもつ焼き「ふじや」はもつ焼きのみの店であったが、こちらは焼き鳥の店である。元々、鳥好きの私である。もつ焼きの後に焼き鳥も食べてみたくなってしまった。
店の名前は、焼き鳥「むら井」である。看板には「昭和22年創業」と書かれている。
間口は一間ほど。扉を開いて中に入ると、カウンターが左側にある。席数は7席。カウンターの中は調理場。カウンターのずっと奥には、7、8人が座れるテーブル席が1つある。
大将と女将さんの二人でやっている店のようである。すぐにおしぼりが出てくる。サッポロラガー中瓶(550円)をお願いする。所謂「赤星」である。やはり、「赤星」はうまい。酒類はサワー類が450円。日本酒や焼酎もある。全体的に酒の値段は居酒屋価格ではなく、小料理屋さんの価格であろうか。
鳥串(150円)と鳥レバー(150円)をお願いする。メニューの脇に「注文は2本ずつお願いします。」と書かれている。2本縛りである。
白衣を着た静かな大将が鳥肉を切って串に刺し始める。注文を受けてから串に刺すのである。この方がうまいに違いない。
まず、鳥串が2本やってくる。何も言わなくても自動的にタレ焼きが出てくる。少し甘めのタレである。ビールがすすむ。次に、鳥レバーが焼けてくる。このレバーがトロリとした柔らかい食感でとてもおいしかった。
やがて、赤ちゃんを抱いた女性が「オミアゲお願いしたいんですが・・・」と言いながら入ってきた。今年の2月に生まれたばかりという。こちらの大将と女将さんにもお孫さんがいて、今年の1月と3月に生まれたそうであるが一人は長崎で生まれたので写真だけでまだ会っていないという。
女性が色々と注文をする。「ナンコツお願いします」と言うと、大将が「ナンコツは鳥ですか、豚ですか?」と聞く。自分ごとのように壁の品書きの札を見てしまう。焼き鳥だけの店だと思っていたが木札をよく見ると、豚モツの串もある。タン、ハツ、レバ、シロ、ナンコツ等があり、1本130円である。つまり、ナンコツは鳥と豚の両方があるのである。鳥か豚かを聞くのは当然の質問であった。
「後で主人が取りに来ます。よろしくお願いします」と言って女性が出ていった。
ここで、お酒を飲みたくなってしまった。土佐の酒、酔鯨(650円)をお願いする。女将さんが一升瓶を持ってくる。口開けである。開ける時にポンといい音がする。いつもながら「酔鯨」はうまい。
酒のうまさにつられ、親子鍋(550円)というのを食べてみたくなった。女将さんに「親子丼の上のようなものですか?」と聞く。「そうですね、鳥と卵ですから・・・」と言う。早速頼んでしまう。実は、私は親子丼が大好物なのである。
親子鍋がやってきた。中身は鳥肉、卵、玉葱、みつば、である。鳥が柔らかく実においしい。おいしいものを少しだけ食べることが出来る。幸せは今日もここにある。
赤ちゃんのお父さんが「オミアゲ」を取りに来る。「タレを別につけておきました。余ったらご飯にかけて食べて下さい。」という大将。「この甘めのタレは赤ちゃんが好きかもしれないなあ。」などと考える。
午後6時30分から7時30分までの約1時間の滞在である。お勘定は1,800円であった。
雨が降っていた。傘をさして外に出る。
学芸大学 焼き鳥「むら井」
東京都目黒区鷹番3-14-20
電話 03-3792-6857
東急東横線学芸大学駅 徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
学芸大学 焼き鳥「むら井」

学芸大学には小さな名店が多い。前回、Vol.108で紹介したもつ焼き「ふじや」を出た後、周囲を散策するうちに、2008年4月のVol092で紹介した「目黒かっぱ」の写真を撮っていないことを思い出した。まだ、空に明るさが残っている午後6時15分である。「目黒かっぱ」の前まで行くと、扉が開け放たれてあった。中にはお客さんが一人いるだけであった。入ろうかと思いながら、少し店から離れ思案する。すると、左隣のもう一軒の店が気になってきた。路地裏にこの二軒が肩寄せ合うように並んでいる。前述のもつ焼き「ふじや」はもつ焼きのみの店であったが、こちらは焼き鳥の店である。元々、鳥好きの私である。もつ焼きの後に焼き鳥も食べてみたくなってしまった。
店の名前は、焼き鳥「むら井」である。看板には「昭和22年創業」と書かれている。
間口は一間ほど。扉を開いて中に入ると、カウンターが左側にある。席数は7席。カウンターの中は調理場。カウンターのずっと奥には、7、8人が座れるテーブル席が1つある。
大将と女将さんの二人でやっている店のようである。すぐにおしぼりが出てくる。サッポロラガー中瓶(550円)をお願いする。所謂「赤星」である。やはり、「赤星」はうまい。酒類はサワー類が450円。日本酒や焼酎もある。全体的に酒の値段は居酒屋価格ではなく、小料理屋さんの価格であろうか。
鳥串(150円)と鳥レバー(150円)をお願いする。メニューの脇に「注文は2本ずつお願いします。」と書かれている。2本縛りである。
白衣を着た静かな大将が鳥肉を切って串に刺し始める。注文を受けてから串に刺すのである。この方がうまいに違いない。
まず、鳥串が2本やってくる。何も言わなくても自動的にタレ焼きが出てくる。少し甘めのタレである。ビールがすすむ。次に、鳥レバーが焼けてくる。このレバーがトロリとした柔らかい食感でとてもおいしかった。
やがて、赤ちゃんを抱いた女性が「オミアゲお願いしたいんですが・・・」と言いながら入ってきた。今年の2月に生まれたばかりという。こちらの大将と女将さんにもお孫さんがいて、今年の1月と3月に生まれたそうであるが一人は長崎で生まれたので写真だけでまだ会っていないという。
女性が色々と注文をする。「ナンコツお願いします」と言うと、大将が「ナンコツは鳥ですか、豚ですか?」と聞く。自分ごとのように壁の品書きの札を見てしまう。焼き鳥だけの店だと思っていたが木札をよく見ると、豚モツの串もある。タン、ハツ、レバ、シロ、ナンコツ等があり、1本130円である。つまり、ナンコツは鳥と豚の両方があるのである。鳥か豚かを聞くのは当然の質問であった。
「後で主人が取りに来ます。よろしくお願いします」と言って女性が出ていった。
ここで、お酒を飲みたくなってしまった。土佐の酒、酔鯨(650円)をお願いする。女将さんが一升瓶を持ってくる。口開けである。開ける時にポンといい音がする。いつもながら「酔鯨」はうまい。
酒のうまさにつられ、親子鍋(550円)というのを食べてみたくなった。女将さんに「親子丼の上のようなものですか?」と聞く。「そうですね、鳥と卵ですから・・・」と言う。早速頼んでしまう。実は、私は親子丼が大好物なのである。
親子鍋がやってきた。中身は鳥肉、卵、玉葱、みつば、である。鳥が柔らかく実においしい。おいしいものを少しだけ食べることが出来る。幸せは今日もここにある。
赤ちゃんのお父さんが「オミアゲ」を取りに来る。「タレを別につけておきました。余ったらご飯にかけて食べて下さい。」という大将。「この甘めのタレは赤ちゃんが好きかもしれないなあ。」などと考える。
午後6時30分から7時30分までの約1時間の滞在である。お勘定は1,800円であった。
雨が降っていた。傘をさして外に出る。
学芸大学 焼き鳥「むら井」
東京都目黒区鷹番3-14-20
電話 03-3792-6857
東急東横線学芸大学駅 徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.108 2008年6月21日(土) 【地域別一覧表へ】
学芸大学 もつ焼き「ふじや」

世界中の文字を全てパソコンで表現しようとして「Unicode」が決められ、WindowsやMacOS X、LinuxやJavaなどで内部コードとして使われている。
また、JIS X 0208という日本工業規格もある。通称で、JIS第1水準、JIS第2水準などと呼ばれるものである。もっと長い正式名称は「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合」であるという。まるで早口言葉である。
共に「変体仮名」は収録されていない。ただし、前述の二つのコードが16bitで表現しているのに対して、TRONコードは32bit長であり、一部変体仮名を含んでいる。
こういった文字コードに関する文献を読み始めると、巨大な迷路に入り込んだような気持ちにさせられ、頭が混乱してくるので止めておいた方がよい。
昔はそば屋とか和菓子屋とかの屋号に変体仮名を使っている店が多かった。今回の店の名前も正式名は、この変体仮名で表現されている。
「ふじや」という屋号であるが、正式には「ふ」は「婦」を母字とする変体仮名を使用する。どんな文字であるかは、文頭に掲示した店の外観写真を見ていただきたい。
ゆえに、文中では便宜上、「ふじや」と表記することにする。
さて、今回の「ふじや」は、もつ焼きの店である。
同店は、東急東横線の学芸大学駅の改札を出て右手、渋谷方面から見れば、左手の地域にある。改札を出て右手に進み、線路と直角に交わる商店街を歩く。駅から数えて3本目の細い路地を左に入ると、すぐ右手に「もつ焼き」と書かれた赤提灯が下がっている。
土曜日の夕暮れ時である。時折、小雨が降ってくる。雨の中、以前から気になっていた店に行ってみることにした。多くの居酒屋ブロガーの皆さんが来店している店、もつ焼き「ふじや」である。
午後5時40分頃である。周囲の路地を散策した後、「ふじや」の前を駅とは反対の方から歩いてきた。店の前で写真を撮影し、一度通り過ぎる。そこで、きちんとスーツを着た背の高い紳士とすれ違った。振り返ると、躊躇い無く「ふじや」に入って行く。常連の方に違いない。立て続けに入ると「女将」さんが大変であろうと思い、少し間を空けてから店に入った。紳士の前には、すでにお酒が1本出ている。ちょうど良い頃合いであろうか。
店の入口は開けてある。暖簾をくぐって中に入った。左手にカウンター席がある。席数は5席、奥の方で少し左に曲がった先に席があるかもしれないがよく見えない。基本的には5人座ったら満席ということだろうか。ちょっと石けん臭いおしぼりを女将さんが出してくれる。レモンサワー(400円)をお願いする。突きだし(400円)は「マグロやまかけ」である。
喉が渇いていたので、サワーグラスに炭酸とレモンが一掛け搾り入れてあるシンプルなレモンサワーがうまい。
白髪頭の女将さんが一定の速度で働いている。少しも急ぐ様子はない。その動きが止まったところで、「何か焼きますか?」と女将さんが言う。「かしら、たん、はつをお願いします」と答える。すると、「塩ですね」とおっしゃる。その声が実に渋いのである。心地よい低さというか、年季の入った声である。
女将さんがまた一定の速度で働き始める。やがて、かしら(100円)、たん(100円)、はつ(100円)が1本ずつ出てきた。こちらの店には2本縛りは無いようである。一人客でも2本ずつ、3本ずつの「縛り」を要求される場合がある。縛りの無い店は、それだけで、とても良い店であると思う。もつ焼きは、他に「れば」と「しろ」がある。もつ焼き以外にも、納豆オムレツ(400円)、ウインナー(400円)、塩鮭(400円)、身欠にしん(400円)、トマト(400円)、冷奴(300円)などもある。
並びの紳士がお酒をお代わりした。私も日本酒をお願いすることにした。誘惑に負けたのである。常温の酒がお銚子の口もとまですり切り一杯で出てくる。
やがて、カジュアルな中にもお洒落な雰囲気を漂わせた中年紳士が入って来る。元気なお客さんである。女将さんとの掛け合いが始まる。こういうよく話してくれる常連さんがいると、「居酒屋探偵」としては、店の様子が見えてとても助かるのである。
お客さんの噂話が続く。そして、「ちび」という猫が店にいて、このお客さんがその猫を少し離れた場所で見かけたと言う。平和である。古くて良い店には何故か「猫」がついている。
ずいぶんと蒸してきた。時折、吹き込んでくる風が心地よい。
約30分ほどの滞在で、外に出ることにした。お勘定をお願いする。1,400円であった。きっちり小銭で払う。雨が強くなってきた。傘を差して外に出る。
「ちび」は、濡れてしまっているのではないだろうか。しかし、猫は犬と違い、人間が滅んだ後の世界でもちゃんと生き抜く力を持っていると言う。余計なお世話である。
学芸大学 もつ焼「ふじや」
東京都目黒区鷹番2-20-4
電話 03-3716-2480
東急東横線学芸大学駅 徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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学芸大学 もつ焼き「ふじや」

世界中の文字を全てパソコンで表現しようとして「Unicode」が決められ、WindowsやMacOS X、LinuxやJavaなどで内部コードとして使われている。
また、JIS X 0208という日本工業規格もある。通称で、JIS第1水準、JIS第2水準などと呼ばれるものである。もっと長い正式名称は「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合」であるという。まるで早口言葉である。
共に「変体仮名」は収録されていない。ただし、前述の二つのコードが16bitで表現しているのに対して、TRONコードは32bit長であり、一部変体仮名を含んでいる。
こういった文字コードに関する文献を読み始めると、巨大な迷路に入り込んだような気持ちにさせられ、頭が混乱してくるので止めておいた方がよい。
昔はそば屋とか和菓子屋とかの屋号に変体仮名を使っている店が多かった。今回の店の名前も正式名は、この変体仮名で表現されている。
「ふじや」という屋号であるが、正式には「ふ」は「婦」を母字とする変体仮名を使用する。どんな文字であるかは、文頭に掲示した店の外観写真を見ていただきたい。
ゆえに、文中では便宜上、「ふじや」と表記することにする。
さて、今回の「ふじや」は、もつ焼きの店である。
同店は、東急東横線の学芸大学駅の改札を出て右手、渋谷方面から見れば、左手の地域にある。改札を出て右手に進み、線路と直角に交わる商店街を歩く。駅から数えて3本目の細い路地を左に入ると、すぐ右手に「もつ焼き」と書かれた赤提灯が下がっている。
土曜日の夕暮れ時である。時折、小雨が降ってくる。雨の中、以前から気になっていた店に行ってみることにした。多くの居酒屋ブロガーの皆さんが来店している店、もつ焼き「ふじや」である。
午後5時40分頃である。周囲の路地を散策した後、「ふじや」の前を駅とは反対の方から歩いてきた。店の前で写真を撮影し、一度通り過ぎる。そこで、きちんとスーツを着た背の高い紳士とすれ違った。振り返ると、躊躇い無く「ふじや」に入って行く。常連の方に違いない。立て続けに入ると「女将」さんが大変であろうと思い、少し間を空けてから店に入った。紳士の前には、すでにお酒が1本出ている。ちょうど良い頃合いであろうか。
店の入口は開けてある。暖簾をくぐって中に入った。左手にカウンター席がある。席数は5席、奥の方で少し左に曲がった先に席があるかもしれないがよく見えない。基本的には5人座ったら満席ということだろうか。ちょっと石けん臭いおしぼりを女将さんが出してくれる。レモンサワー(400円)をお願いする。突きだし(400円)は「マグロやまかけ」である。
喉が渇いていたので、サワーグラスに炭酸とレモンが一掛け搾り入れてあるシンプルなレモンサワーがうまい。
白髪頭の女将さんが一定の速度で働いている。少しも急ぐ様子はない。その動きが止まったところで、「何か焼きますか?」と女将さんが言う。「かしら、たん、はつをお願いします」と答える。すると、「塩ですね」とおっしゃる。その声が実に渋いのである。心地よい低さというか、年季の入った声である。
女将さんがまた一定の速度で働き始める。やがて、かしら(100円)、たん(100円)、はつ(100円)が1本ずつ出てきた。こちらの店には2本縛りは無いようである。一人客でも2本ずつ、3本ずつの「縛り」を要求される場合がある。縛りの無い店は、それだけで、とても良い店であると思う。もつ焼きは、他に「れば」と「しろ」がある。もつ焼き以外にも、納豆オムレツ(400円)、ウインナー(400円)、塩鮭(400円)、身欠にしん(400円)、トマト(400円)、冷奴(300円)などもある。
並びの紳士がお酒をお代わりした。私も日本酒をお願いすることにした。誘惑に負けたのである。常温の酒がお銚子の口もとまですり切り一杯で出てくる。
やがて、カジュアルな中にもお洒落な雰囲気を漂わせた中年紳士が入って来る。元気なお客さんである。女将さんとの掛け合いが始まる。こういうよく話してくれる常連さんがいると、「居酒屋探偵」としては、店の様子が見えてとても助かるのである。
お客さんの噂話が続く。そして、「ちび」という猫が店にいて、このお客さんがその猫を少し離れた場所で見かけたと言う。平和である。古くて良い店には何故か「猫」がついている。
ずいぶんと蒸してきた。時折、吹き込んでくる風が心地よい。
約30分ほどの滞在で、外に出ることにした。お勘定をお願いする。1,400円であった。きっちり小銭で払う。雨が強くなってきた。傘を差して外に出る。
「ちび」は、濡れてしまっているのではないだろうか。しかし、猫は犬と違い、人間が滅んだ後の世界でもちゃんと生き抜く力を持っていると言う。余計なお世話である。
学芸大学 もつ焼「ふじや」
東京都目黒区鷹番2-20-4
電話 03-3716-2480
東急東横線学芸大学駅 徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」Vol.10 【地域別一覧表へ】
池袋を彷徨い、疲れた背中を見る
先日の日曜の午後、池袋へ行かなければならない用事があった。ちょうど東京メトロ副都心線が開通したばかりなので、用事を済ませた後、池袋から渋谷まで新線に乗ってみることにした。池袋は副都心線の開通の為であろうか大変な人出であった。
今から25年ほど前、当時勤務していた会社への通勤途中の乗換駅であり、また、サンシャイン60ビルの中に得意先があったので、毎日のように池袋の街に来たものである。さらに、先輩や友人たちと仕事帰りに酒を飲むのも池袋が多かった。
西口ならばロサ会館のあたりでよく飲んだ。終電を逃してしまい、深夜営業の映画館で始発を待ったこともあった。東口ならば、駅前の明治通りを渡って、グリーン大通りを進み、東口五差路から60階通りに入ったあたりによく出没したように思う。
グリーン大通りと60階通りに挟まれた三角地帯にある「美久仁小路」、「人世横丁」、「栄町通り」といった闇市から生まれた飲屋街のある場所を歩いてみることにした。
「栄町通り」と書かれたアーケードを見上げていると、若い男性が二人、その中に入って行った。後からついてゆく。すると、二人は「すごいね」「昭和だね」などと、しきりに感心している。もちろん、日曜の午後である。やっている店は一軒もない。その路地は30メートルほど進むと右に曲がり、すぐ終わってしまった。路地を出て、右に曲がる。先ほどの「栄町通り」の入口に近い方へ戻ると、「美久仁小路」と書かれたアーケードがあった。「通り抜けられます」とアーケードの柱に書かれている。なにやら、懐かしい気持ちになる。「美久仁小路」を30メートルほど進むと、道は左に折れ、すぐに右に折れて、クランクになっている。その折れ曲がる角の部分に、有名な居酒屋「ふくろ」の美久仁小路店がある。以前から紹介してみたいと思っていた店である。しかし、西口の「ふくろ」は日曜でも昼間から営業しているが、こちらの店は日曜日が休みである。仕方なく、店の外観を撮影する。クランクの部分を過ぎて、30メートルほど歩くと出口がある。その出口を右に曲がると、右手の建物と建物の間に狭い路地を発見した。「通り抜けられます」と書いてある。この路地を入ると、先ほどの「ふくろ」の脇に出られるようになっているのである。
さらに進み、交差点を右に曲がった。すぐ左手に、また路地の入口を発見する。「人生横丁」である。この「人生横丁」は実に面白い形状をしている。私が入った路地を30メートルほど進むと、全長50メートルほどの路地にぶつかる。この二つの路地を途中からつなぐ15メートルほどの斜めの道があり、ちょうど横丁の中心部分に三角形の地域が出来上がっているのである。まだ、営業している店は無いようである。写真を撮りながら歩いた。すると、出口に近い一軒の店の入口が開いていた。中に数人の人影を発見する。暖簾も出ていないので、中がよく見える。カウンターの中に、高齢の女将さんらしき人が立っている。薄暗く狭い店の中に、数人の老人たちが座っている。ビール瓶やコップが彼らの前にある。しかし、暖簾も出ておらず、入口に看板も何もないので、営業中とはとても思えない。私のような新参者が入り込める雰囲気ではない。
「人生横丁」から外に出ると、その場所から「栄町通り」や「美久仁小路」の入口が見えた。頭がクラクラするような気持ちになった。なにやら、迷宮に迷い込んだようである。
たくさんの酒飲み達が、この迷宮を彷徨い、痛飲したのであろう。昔は老いも若きもよく飲んだ。泥酔し前後不覚になる者、肩を組み横一列で道をふさぐ酔っぱらい、道端で寝込む者、立ち小便する姿、飲み過ぎて吐いてしまう者、本当に酒飲み達が危うかった。それに比べれば、マナーが特に良いとは思えないが、今の若者たちはずっと上品に見える。
迷宮のような路地を彷徨い、歩き続け、実に面白かった。しかし、疲れた。早い時間から営業している店を見つけて飲みたいと思った。
近くに、「紅とん」の支店を見つけたが営業開始まで時間がある。そこで、「清龍」の東口店に行ってみることにした。再び、60階通りを渡り、サンシャイン通りに向かう。
しかし、四階建ての「清瀧東口店」は、シャッターが閉まり、閉店状態になっていた。表に貼り紙がある。建て替え工事のお知らせであった。230円という安さで酎ハイが飲める。酒も一合270円である。昔の単価は百円代であったように思う。
「清瀧東口店」から駅の方へ向かい、三越が角にある交差点を渡り、駅のすぐ近くに残る横丁に入り込む、その中に「清瀧本店」はある。のぞくと店内は満席であつた。
仕方なく、他の店を探すことにした。しばらく探して、一軒の寿司屋を発見する。入ってみようと考えた。しかし、ちょっと嫌な感じがする。後で解ったことではあるが、そこは、SAKURAが以前に話していた、「一期一会」の店、「がっかりな店」であった。
寿司屋に入ることは止めにして、その地下の居酒屋に入ることにした。入口の生ホッピーの文字と7時まで200円という「キャッチ」につられて階段を降りてしまった。なんとなく、この店には昔入ったような気がするのである。もちろん、昔のままの店名や経営とは限らないが建物は昔のままのようである。
さっそく、200円の生ホッピーを頼んだ。ジョッキも冷えており、一瞬生ビールを間違えて持ってきたのではないかと錯覚してしまった。
午後7時まで200円の値段のつまみがたくさんある。生ホッピーを呑みながらメニューを見ている。味玉そぼろと生のり酢を頼んだ。どちらも200円である。量の少ないお通しが最初に出てきた。これは300円である。200円のつまみより300円のお通しの方が貧弱なのはどうもバランスが悪い。
新しい客が入ってくる。店員が走ってゆく、注文をとって戻ってくる。カウンターの中にいる料理担当の人間に、注文の内容を告げると、その人間が「なんだ、全部200円かよ」と言った。気持ちは解るが客の前では言わない方がよい。
やがて、二人客がやってきた。四人席に座ろうとする。脱兎の如く店員が走ってゆく。そして、四人席に座ってしまった客を立ち上がらせ、大テーブルに移動させた。店内はガラガラである。そこまでする必要もないのではないだろうか。
店の一番奥にいる店主らしき親父がその店員を酷く怒っている。何かに対する反応が遅かったようである。店員教育は必要であるが客の前ではやめた方がよい。
やがて、初老の男性客が若い女性を連れて入ってきた。まだ、店全体は空いているのに私の左隣のカウンター席に座らされる。年齢的にバランスの悪いカップルである。女性は真四角の化粧バックを手にしている。それをカウンターの上に置いた。邪魔である。これでは料理を置く場所もない。女性がトイレに行って来ると言う。すると、あまり景気が良さそうな顔をしていない男性客が何か言った。声が小さいのでよく聞こえない。それに答えて、「○○は〜○○さんには隠し事はしてないから〜」などと舌たらずに言う。明らかに、キャバクラ出勤前のキャバ嬢と同伴出勤の客のように見える。歓楽街の近くで良く見かけるような不自然なカップルだ。「池袋だなあ」と思う。
日曜日の夕暮れ時だからであろうか、次々に入って来るお客達がなんとなく疲れた雰囲気を背中に漂わせている。生ホッピーを呑みながら、全部がお通しのような、冷めたツマミを食べる。なにやら、酷く貧しい気持ちになってきて店を出ることにした。お勘定は1400円であった。
思えば、1階にSAKURAが「がっかり店」だと言った寿司屋があり、地下に私が発見した「がっかり店」の居酒屋があったのである。時間もまったく違うのに、お互い打ち合わせもせずに、それぞれ上下に存在する「がっかり店」に入ってしまったのである。もしかして、同じ経営者ではないだろうか。
この後も池袋の街をずいぶんと歩いた。副都心線に乗って帰ることにする。副都心線の改札を目指して地下道を歩く私自身の背中も酷く疲れて見えたに違いない。
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池袋を彷徨い、疲れた背中を見る
先日の日曜の午後、池袋へ行かなければならない用事があった。ちょうど東京メトロ副都心線が開通したばかりなので、用事を済ませた後、池袋から渋谷まで新線に乗ってみることにした。池袋は副都心線の開通の為であろうか大変な人出であった。
今から25年ほど前、当時勤務していた会社への通勤途中の乗換駅であり、また、サンシャイン60ビルの中に得意先があったので、毎日のように池袋の街に来たものである。さらに、先輩や友人たちと仕事帰りに酒を飲むのも池袋が多かった。
西口ならばロサ会館のあたりでよく飲んだ。終電を逃してしまい、深夜営業の映画館で始発を待ったこともあった。東口ならば、駅前の明治通りを渡って、グリーン大通りを進み、東口五差路から60階通りに入ったあたりによく出没したように思う。
グリーン大通りと60階通りに挟まれた三角地帯にある「美久仁小路」、「人世横丁」、「栄町通り」といった闇市から生まれた飲屋街のある場所を歩いてみることにした。
「栄町通り」と書かれたアーケードを見上げていると、若い男性が二人、その中に入って行った。後からついてゆく。すると、二人は「すごいね」「昭和だね」などと、しきりに感心している。もちろん、日曜の午後である。やっている店は一軒もない。その路地は30メートルほど進むと右に曲がり、すぐ終わってしまった。路地を出て、右に曲がる。先ほどの「栄町通り」の入口に近い方へ戻ると、「美久仁小路」と書かれたアーケードがあった。「通り抜けられます」とアーケードの柱に書かれている。なにやら、懐かしい気持ちになる。「美久仁小路」を30メートルほど進むと、道は左に折れ、すぐに右に折れて、クランクになっている。その折れ曲がる角の部分に、有名な居酒屋「ふくろ」の美久仁小路店がある。以前から紹介してみたいと思っていた店である。しかし、西口の「ふくろ」は日曜でも昼間から営業しているが、こちらの店は日曜日が休みである。仕方なく、店の外観を撮影する。クランクの部分を過ぎて、30メートルほど歩くと出口がある。その出口を右に曲がると、右手の建物と建物の間に狭い路地を発見した。「通り抜けられます」と書いてある。この路地を入ると、先ほどの「ふくろ」の脇に出られるようになっているのである。
さらに進み、交差点を右に曲がった。すぐ左手に、また路地の入口を発見する。「人生横丁」である。この「人生横丁」は実に面白い形状をしている。私が入った路地を30メートルほど進むと、全長50メートルほどの路地にぶつかる。この二つの路地を途中からつなぐ15メートルほどの斜めの道があり、ちょうど横丁の中心部分に三角形の地域が出来上がっているのである。まだ、営業している店は無いようである。写真を撮りながら歩いた。すると、出口に近い一軒の店の入口が開いていた。中に数人の人影を発見する。暖簾も出ていないので、中がよく見える。カウンターの中に、高齢の女将さんらしき人が立っている。薄暗く狭い店の中に、数人の老人たちが座っている。ビール瓶やコップが彼らの前にある。しかし、暖簾も出ておらず、入口に看板も何もないので、営業中とはとても思えない。私のような新参者が入り込める雰囲気ではない。
「人生横丁」から外に出ると、その場所から「栄町通り」や「美久仁小路」の入口が見えた。頭がクラクラするような気持ちになった。なにやら、迷宮に迷い込んだようである。
たくさんの酒飲み達が、この迷宮を彷徨い、痛飲したのであろう。昔は老いも若きもよく飲んだ。泥酔し前後不覚になる者、肩を組み横一列で道をふさぐ酔っぱらい、道端で寝込む者、立ち小便する姿、飲み過ぎて吐いてしまう者、本当に酒飲み達が危うかった。それに比べれば、マナーが特に良いとは思えないが、今の若者たちはずっと上品に見える。
迷宮のような路地を彷徨い、歩き続け、実に面白かった。しかし、疲れた。早い時間から営業している店を見つけて飲みたいと思った。
近くに、「紅とん」の支店を見つけたが営業開始まで時間がある。そこで、「清龍」の東口店に行ってみることにした。再び、60階通りを渡り、サンシャイン通りに向かう。
しかし、四階建ての「清瀧東口店」は、シャッターが閉まり、閉店状態になっていた。表に貼り紙がある。建て替え工事のお知らせであった。230円という安さで酎ハイが飲める。酒も一合270円である。昔の単価は百円代であったように思う。
「清瀧東口店」から駅の方へ向かい、三越が角にある交差点を渡り、駅のすぐ近くに残る横丁に入り込む、その中に「清瀧本店」はある。のぞくと店内は満席であつた。
仕方なく、他の店を探すことにした。しばらく探して、一軒の寿司屋を発見する。入ってみようと考えた。しかし、ちょっと嫌な感じがする。後で解ったことではあるが、そこは、SAKURAが以前に話していた、「一期一会」の店、「がっかりな店」であった。
寿司屋に入ることは止めにして、その地下の居酒屋に入ることにした。入口の生ホッピーの文字と7時まで200円という「キャッチ」につられて階段を降りてしまった。なんとなく、この店には昔入ったような気がするのである。もちろん、昔のままの店名や経営とは限らないが建物は昔のままのようである。
さっそく、200円の生ホッピーを頼んだ。ジョッキも冷えており、一瞬生ビールを間違えて持ってきたのではないかと錯覚してしまった。
午後7時まで200円の値段のつまみがたくさんある。生ホッピーを呑みながらメニューを見ている。味玉そぼろと生のり酢を頼んだ。どちらも200円である。量の少ないお通しが最初に出てきた。これは300円である。200円のつまみより300円のお通しの方が貧弱なのはどうもバランスが悪い。
新しい客が入ってくる。店員が走ってゆく、注文をとって戻ってくる。カウンターの中にいる料理担当の人間に、注文の内容を告げると、その人間が「なんだ、全部200円かよ」と言った。気持ちは解るが客の前では言わない方がよい。
やがて、二人客がやってきた。四人席に座ろうとする。脱兎の如く店員が走ってゆく。そして、四人席に座ってしまった客を立ち上がらせ、大テーブルに移動させた。店内はガラガラである。そこまでする必要もないのではないだろうか。
店の一番奥にいる店主らしき親父がその店員を酷く怒っている。何かに対する反応が遅かったようである。店員教育は必要であるが客の前ではやめた方がよい。
やがて、初老の男性客が若い女性を連れて入ってきた。まだ、店全体は空いているのに私の左隣のカウンター席に座らされる。年齢的にバランスの悪いカップルである。女性は真四角の化粧バックを手にしている。それをカウンターの上に置いた。邪魔である。これでは料理を置く場所もない。女性がトイレに行って来ると言う。すると、あまり景気が良さそうな顔をしていない男性客が何か言った。声が小さいのでよく聞こえない。それに答えて、「○○は〜○○さんには隠し事はしてないから〜」などと舌たらずに言う。明らかに、キャバクラ出勤前のキャバ嬢と同伴出勤の客のように見える。歓楽街の近くで良く見かけるような不自然なカップルだ。「池袋だなあ」と思う。
日曜日の夕暮れ時だからであろうか、次々に入って来るお客達がなんとなく疲れた雰囲気を背中に漂わせている。生ホッピーを呑みながら、全部がお通しのような、冷めたツマミを食べる。なにやら、酷く貧しい気持ちになってきて店を出ることにした。お勘定は1400円であった。
思えば、1階にSAKURAが「がっかり店」だと言った寿司屋があり、地下に私が発見した「がっかり店」の居酒屋があったのである。時間もまったく違うのに、お互い打ち合わせもせずに、それぞれ上下に存在する「がっかり店」に入ってしまったのである。もしかして、同じ経営者ではないだろうか。
この後も池袋の街をずいぶんと歩いた。副都心線に乗って帰ることにする。副都心線の改札を目指して地下道を歩く私自身の背中も酷く疲れて見えたに違いない。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.107 2008年6月18日(水) 【地域別一覧表へ】
※2008年6月19日午後10時15分 100000カウント達成。感謝!
なんと自分自身で100000カウントしてしまいました。
戸越銀座 鳥料理「鳥久」

お互いのスケジュールが合わず、日暮里の豊田屋以来ASIMO君と飲んでいなかった。以前から懸案の居酒屋ツアーの企画もたくさんある。企画会議の為に急遽、戸越銀座で飲むことになった。
「戸越」という地名は、江戸を越えた土地という意味の「江戸越え」に由来すると言う。当時の土地の人間は、「とごし」ではなく「とごえ」と呼んでいたらしいのである。さらに、大正12年の関東大震災で被害を受けた「銀座」から、ガス灯用のガス発生炉用耐火レンガとして使用されていた白レンガを譲り受け、水はけの悪かった戸越の大通り等に再利用した。このことにより、日本で初めて銀座という名前も譲り受け、「戸越銀座」という地名になったそうである。
東急池上線と戸越銀座商店街は、ほぼ十字に交わっている。戸越銀座駅の蒲田方面の改札口を出て、右方向へ踏切を渡って、まっすぐ4分ほど歩くと、中原街道がある。中原街道に出て、すぐに右に曲がると数軒先の右手に古い赤提灯がぶら下がっている。そこが今回の店、鳥料理「鳥久」である。
以前から一度入ってみようと思い、果たせずにいた店である。暖簾をくぐり、中を覗くと白衣の背中がテレビを見ている。店の大将のようである。引き戸を開け、「いいですか?」と声を掛け中に入る。大将が立ち上がり、カウンターの中に入る。
入って右手にカウンター席6席、左手には先ほど大将が座っていた四人がやっと座れる程度の小さなテーブルが1つ。テーブルの上の高いところに、古いブラウン管テレビがある。大将と女将さんの二人で営む10人で満席の小さな店である。
まずは、ASIMO君が「瓶ビール下さい」と言う。やってきたのは、キリンラガー大瓶(550円)であった。キリンラガーの苦みが心地よい。
串焼きサービス品と壁に紙が貼ってある。値段は1,000円である。串焼きサービス品と、しらすおろし(300円)を頼むことにした。
串焼きがやってきた。葱と鳥正肉の串焼き4本と椎茸1本、ピーマン2本のセットである。やや塩が強すぎるようである。ゆえに、酒がすすんでしまう。ビールの後は、ハイサワー(380円)を2杯頼んだ。店の外に「博水社」のハイサワーの空瓶の入ったケースが置いてあったので、店に入る前からハイサワーを飲むつもりいたのである。
ASIMO君と、居酒屋ツアーの企画を考える。色々と案があったが、お互いの土曜の午後のスケジュールがちょうど良いことが解り、次の土曜日の昼に昼酒ツアーを行うことにした。昼に呑める店といえば、赤羽界隈か神田界隈である。赤羽方面は行ったことがある。そこで、神田の居酒屋を梯子することに決めた。午後1時半頃から神田突入の予定となった。
串焼きはすぐに食べ終わってしまったので、串焼5本(600円)を追加する。さらに、私はウーロンハイ(380円)を頼んだ。やってきた串焼はすべて葱と鳥肉を串刺しにしたものである。スナギモなど他の部位は無いようである。
最後に、いか丸焼き(600円)を注文した。ここで、酒を呑みたいという誘惑に負けてしまった。本当は軽く済ませるつもりであったが、いか丸焼きとの愛称を考えてしまい、頼んでしまったのである。とっくりの大(800円)である。途中で、ASIMO君はハイサワーを追加した。自然に私が日本酒を飲むことになる。この酒がきいてしまった。
6時45分から8時までの1時間15分の滞在。二人でお勘定は5,370円であった。
次回は神田方面である。
-----------------------------------------------------------------------------
※追記 その後、ASIMO君が大事な用事がある為、神田昼酒の企画は中止となった。
次回に期待したい。
-----------------------------------------------------------------------------
戸越銀座 鳥料理「鳥久」
東京都品川区平塚3-1-18
電話 03-3786-0279
定休日 日曜 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線戸越銀座駅 徒歩4分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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※2008年6月19日午後10時15分 100000カウント達成。感謝!
なんと自分自身で100000カウントしてしまいました。
戸越銀座 鳥料理「鳥久」

お互いのスケジュールが合わず、日暮里の豊田屋以来ASIMO君と飲んでいなかった。以前から懸案の居酒屋ツアーの企画もたくさんある。企画会議の為に急遽、戸越銀座で飲むことになった。
「戸越」という地名は、江戸を越えた土地という意味の「江戸越え」に由来すると言う。当時の土地の人間は、「とごし」ではなく「とごえ」と呼んでいたらしいのである。さらに、大正12年の関東大震災で被害を受けた「銀座」から、ガス灯用のガス発生炉用耐火レンガとして使用されていた白レンガを譲り受け、水はけの悪かった戸越の大通り等に再利用した。このことにより、日本で初めて銀座という名前も譲り受け、「戸越銀座」という地名になったそうである。
東急池上線と戸越銀座商店街は、ほぼ十字に交わっている。戸越銀座駅の蒲田方面の改札口を出て、右方向へ踏切を渡って、まっすぐ4分ほど歩くと、中原街道がある。中原街道に出て、すぐに右に曲がると数軒先の右手に古い赤提灯がぶら下がっている。そこが今回の店、鳥料理「鳥久」である。
以前から一度入ってみようと思い、果たせずにいた店である。暖簾をくぐり、中を覗くと白衣の背中がテレビを見ている。店の大将のようである。引き戸を開け、「いいですか?」と声を掛け中に入る。大将が立ち上がり、カウンターの中に入る。
入って右手にカウンター席6席、左手には先ほど大将が座っていた四人がやっと座れる程度の小さなテーブルが1つ。テーブルの上の高いところに、古いブラウン管テレビがある。大将と女将さんの二人で営む10人で満席の小さな店である。
まずは、ASIMO君が「瓶ビール下さい」と言う。やってきたのは、キリンラガー大瓶(550円)であった。キリンラガーの苦みが心地よい。
串焼きサービス品と壁に紙が貼ってある。値段は1,000円である。串焼きサービス品と、しらすおろし(300円)を頼むことにした。
串焼きがやってきた。葱と鳥正肉の串焼き4本と椎茸1本、ピーマン2本のセットである。やや塩が強すぎるようである。ゆえに、酒がすすんでしまう。ビールの後は、ハイサワー(380円)を2杯頼んだ。店の外に「博水社」のハイサワーの空瓶の入ったケースが置いてあったので、店に入る前からハイサワーを飲むつもりいたのである。
ASIMO君と、居酒屋ツアーの企画を考える。色々と案があったが、お互いの土曜の午後のスケジュールがちょうど良いことが解り、次の土曜日の昼に昼酒ツアーを行うことにした。昼に呑める店といえば、赤羽界隈か神田界隈である。赤羽方面は行ったことがある。そこで、神田の居酒屋を梯子することに決めた。午後1時半頃から神田突入の予定となった。
串焼きはすぐに食べ終わってしまったので、串焼5本(600円)を追加する。さらに、私はウーロンハイ(380円)を頼んだ。やってきた串焼はすべて葱と鳥肉を串刺しにしたものである。スナギモなど他の部位は無いようである。
最後に、いか丸焼き(600円)を注文した。ここで、酒を呑みたいという誘惑に負けてしまった。本当は軽く済ませるつもりであったが、いか丸焼きとの愛称を考えてしまい、頼んでしまったのである。とっくりの大(800円)である。途中で、ASIMO君はハイサワーを追加した。自然に私が日本酒を飲むことになる。この酒がきいてしまった。
6時45分から8時までの1時間15分の滞在。二人でお勘定は5,370円であった。
次回は神田方面である。
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※追記 その後、ASIMO君が大事な用事がある為、神田昼酒の企画は中止となった。
次回に期待したい。
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戸越銀座 鳥料理「鳥久」
東京都品川区平塚3-1-18
電話 03-3786-0279
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東急池上線戸越銀座駅 徒歩4分
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.106 2008年6月13日(金) 【地域別一覧表へ】
長原 大衆酒場「鳥厚」 第2回

仕事帰りにSAKURAと待ち合わせして、少し休んで帰ろうということになった。降りたのは、東急池上線長原駅である。駅改札を出てすぐの焼き鳥と鳥料理の店、大衆酒場「鳥厚」に向かう。前回、この店を紹介したのは、2008年2月19日(火)のVOL.076である。
長原駅改札を出たら左方向に歩き、すぐの角を左に曲がる。ちょっと入り難い雰囲気の小綺麗な飲食店が数軒続いた後、左手にホッとする赤提灯がある。それが大衆酒場「鳥厚」である。
入ってすぐのカウンター席には、すでに四人のお客様。カウンターは一人客の方の為にとってあるのか、マスターは奥を手で示して「どうぞ」と言う。前回はカウンターで一人だったので、奥の座敷に座るのは初めてである。四人用、六人用の卓がたくさんあり、思いの外広い。チェーン居酒屋が少なく、規模の小さな店が多い長原にあって、六人で一卓に座ることの出来る店は貴重である。前回も仕事帰りのグループ客が多かった。
今日は、SAKURAがお酒を飲めない。そこで、「ホッピーのみをお願いしたいのですけど・・・」と言ってみる。すると、マスターが「いいですよ」と答える。
私の方はエビスビール大(500円)にした。エビスの大瓶が500円というのは今時珍しい安さである。エビスビール好きはこの1点だけで喜んでしまうに違いない。
すぐにやってきた「ホッピーのみ」を見て驚いた。よく冷えた生ビールジョッキと冷えたホッピーが瓶で1本出てきたのである。前回は、常温のジョッキに焼酎と常温のホッピーが入り、氷の無い分、全体の量が少ないという【悲しいホッピー】が出てきたのである。これは期待してしまう。次はホッピーを頼もうと思った。
前回、食べてみようと思った煮込み(380円)を注文する。モツに豆腐や野菜も入った豚汁風の煮込みである。さらにシメサバ(450円)もお願いする。
やがて、サラリーマン風の四人連れが入って来て、座敷の一番奥に陣取った。カウンター席のお客さんも入れ替わって行く。一人客にもグループ客にも対応出来る店と言える。
後から出勤してきた女性従業員の方に、期待大のホッピー氷なし(350円)を頼んだ。しかし、出てきたのはジョッキ1つであった。それも先ほどのホッピーのみとは違い、常温のジョッキに焼酎とホッピーを入れて、氷の無い分、量も少ない【悲しいホッピー】が出てきたのである。やはり、こちらのホッピーはこのスタイルなのかと、落胆してしまう。
最後に鰺開き(350円)とレモンサワー(300円)を頼んだ。
ビールも安く、つまみも安い。マスターは元気である。こちらの「鳥厚」は【悲しいホッピー】以外の点では、とても良い店である。原理主義的ホッピーに対する理解が足りないという点だけで、点数の下がってしまう店は本当に多い。本当に惜しいことである。
6時50分から8時00分までの1時間10分の滞在。二人でお勘定は2,760円であった。
長原 大衆酒場「鳥厚」
東京都大田区上池台1-10-5
電話 03-3728-8929
定休日 日曜 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線長原駅 徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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長原 大衆酒場「鳥厚」 第2回

仕事帰りにSAKURAと待ち合わせして、少し休んで帰ろうということになった。降りたのは、東急池上線長原駅である。駅改札を出てすぐの焼き鳥と鳥料理の店、大衆酒場「鳥厚」に向かう。前回、この店を紹介したのは、2008年2月19日(火)のVOL.076である。
長原駅改札を出たら左方向に歩き、すぐの角を左に曲がる。ちょっと入り難い雰囲気の小綺麗な飲食店が数軒続いた後、左手にホッとする赤提灯がある。それが大衆酒場「鳥厚」である。
入ってすぐのカウンター席には、すでに四人のお客様。カウンターは一人客の方の為にとってあるのか、マスターは奥を手で示して「どうぞ」と言う。前回はカウンターで一人だったので、奥の座敷に座るのは初めてである。四人用、六人用の卓がたくさんあり、思いの外広い。チェーン居酒屋が少なく、規模の小さな店が多い長原にあって、六人で一卓に座ることの出来る店は貴重である。前回も仕事帰りのグループ客が多かった。
今日は、SAKURAがお酒を飲めない。そこで、「ホッピーのみをお願いしたいのですけど・・・」と言ってみる。すると、マスターが「いいですよ」と答える。
私の方はエビスビール大(500円)にした。エビスの大瓶が500円というのは今時珍しい安さである。エビスビール好きはこの1点だけで喜んでしまうに違いない。
すぐにやってきた「ホッピーのみ」を見て驚いた。よく冷えた生ビールジョッキと冷えたホッピーが瓶で1本出てきたのである。前回は、常温のジョッキに焼酎と常温のホッピーが入り、氷の無い分、全体の量が少ないという【悲しいホッピー】が出てきたのである。これは期待してしまう。次はホッピーを頼もうと思った。
前回、食べてみようと思った煮込み(380円)を注文する。モツに豆腐や野菜も入った豚汁風の煮込みである。さらにシメサバ(450円)もお願いする。
やがて、サラリーマン風の四人連れが入って来て、座敷の一番奥に陣取った。カウンター席のお客さんも入れ替わって行く。一人客にもグループ客にも対応出来る店と言える。
後から出勤してきた女性従業員の方に、期待大のホッピー氷なし(350円)を頼んだ。しかし、出てきたのはジョッキ1つであった。それも先ほどのホッピーのみとは違い、常温のジョッキに焼酎とホッピーを入れて、氷の無い分、量も少ない【悲しいホッピー】が出てきたのである。やはり、こちらのホッピーはこのスタイルなのかと、落胆してしまう。
最後に鰺開き(350円)とレモンサワー(300円)を頼んだ。
ビールも安く、つまみも安い。マスターは元気である。こちらの「鳥厚」は【悲しいホッピー】以外の点では、とても良い店である。原理主義的ホッピーに対する理解が足りないという点だけで、点数の下がってしまう店は本当に多い。本当に惜しいことである。
6時50分から8時00分までの1時間10分の滞在。二人でお勘定は2,760円であった。
長原 大衆酒場「鳥厚」
東京都大田区上池台1-10-5
電話 03-3728-8929
定休日 日曜 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線長原駅 徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.105 2008年6月11日(水) 【地域別一覧表へ】
長原 串焼居酒屋「環七酒場」

自分でもブログを始めるきっかけとなったのが「寄り道blog」である。その中でも特に印象に残っている記事が2006年2月7日の「忘れられぬ人々・・・長原・環七酒場」という記事である。
この記事を読んでから池上線の長原駅近くにあるこの「環七酒場」にずっと行ってみたいと思っていた。しかし、店の前まで行くその度に、満席であったり休みであったりして、なかなか入る機会がなかった。
「環七酒場」という名前が好きである。大田区平和島を基点に江戸川区臨海町を終点とする総延長52.5キロメートルという長大な「環状七号線」に沿って存在する居酒屋はたくさんあるに違いない。それを代表するかのような「環七酒場」という名前である。
長原駅の改札を出たのは午後6時50分頃であろうか。改札の目の前の商店街を左へ歩き、突き当たりを左へ行く。そのまま、まっすぐに歩くと環状七号線に出る。右に曲がって環状七号線沿いを歩いてゆくと、すぐに右手に「環七酒場」がある。
入口から中を覗いても中が見えない。そのまま、一度通り過ぎてから振り返ると、そこには禿頭で恰幅の良い親父さんが立っていた。ちょっと頭を下げながら中に入る。親父さんもすぐに戻って来て調理場の中へ。そして、「お客さんがさっきのぞいた時、ウインクでもしようかと思ったんですよ」と笑う。
目の前に8名ほどが座れるカウンターが奥に向かって続いている。その奥には四人掛けのテーブルが1つ。間口が狭い小さな店である。カウンターの中は調理場。カウンター席には先客の方が二人、間を空けて座っているので別々に来られた一人客に違いない。
真ん中の辺りに座っていらっしゃるお客さんが「いらっしゃい」と言ってくださる。さらに、カウンターの一番手前の席に座ろうとすると、「もっと真ん中へどうぞ」とおっしゃる。
飲み物を考えていると、親父さんが「最初の一杯はサワーが無料です」と言う。7時までサワー類が無料なのである。レモンサワー(350円)をお願いする。
焼酎を炭酸で割って、レモン一片を絞って入れたものが出てくる。一緒にイカと大根を煮たものがお通しとして出てくる。お通しは200円である。
イカと大根の煮物を食べながら、つまみを考えていると、親父さんが「焼き鳥6本で500円のセットと焼き鳥3本と冷や奴とお新香で650円のセットがあります」と教えてくださる。
6本で500円のセットをお願いする。「タレか塩どちらにしますか?」と聞かれた。迷っていると、「それじゃ、それぞれに合う味にしておきましょうね」と言ってくれる。何事も迷う私にとっては、的確な助言である。
サワーを飲みながら、店内を見まわす。調理場の壁に「確認 たばこ火の始末、電気、エアコン、ガス元栓、水道もれ、生ビールガス栓」と書かれた紙が貼ってある。几帳面な大将の性格が伝わってくる。
やがて、やってきた焼き鳥は豚レバー、鳥正肉、鳥皮、スナギモ、ネギ、ピーマンの計6本であった。豚レバーが特においしかった。これで6本500円は安い。
「お酒、お願いします」と言うと、大将が壁の短冊を指し示しながら「冷やしたものにしますか、燗酒にしますか、燗酒もこの芳泉ですが」とおっしゃる。すぐにその芳泉燗酒(350円)にした。
燗酒を飲みながら酔いがゆっくりと染みわたってくるのが解る。常連の皆さんは野球の話をしている。店の一番奥の高いところにあるブラウン管テレビを見ているのである。しかし、私の座る席からは間にぶら下がっている丸い照明器具が邪魔になって見えないのである。ゆえに、野球の話には参加しなかった。
3杯目は梅干しハイ(350円)にした。このあたりから、最初に「いらっしゃい」と言ってくださった、二つ隣の席に座っておられる常連のS氏とお話をするようになった。長年、この辺りで飲んでいらっしゃるそうで、この辺りの酒場での出来事を色々とうかがった。武勇伝がたくさんある様子である。
途中から次々に常連の方々が入ってこられた。私を含めカウンターは6人になった。
やがて、一人のお客さんの前に、ホッピーの瓶が置いてあるのを発見した。業務用ではなく、コンビニなどでも手に入る一般向けのタイプである。
大将に「ホッピーがあるのですか?」と聞くと、ちょっと困ったような顔をされて、「うちにはホッピーは無いんですけど、店に置いてくれとお客さんが・・・」とおっしゃる。 どうやら、持ち込みのようである。
「ホッピー好きでホッピーを普及しようとするお客さんはどこにもいるのだなあ」と感心させられた。私もまた、こちらのお店に三冷のホッピーがあればうれしいと思う一人である。
最後にマグロ納豆(400円)とウーロンハイ(350円)をお願いする。
さらに、S氏の武勇伝は続く。話は日本経済にまで発展した。私はいろいろな話を初めての方から聞くのが好きである。自分の知らないことを聞くのは楽しい。煩わしいとは思わないのである。
時間は午後8時10分になっていた。約1時間20分ほどの滞在。思いの外、長居してしまった。お勘定をお願いすると2,150円であった。酒類4杯と、お通し、焼き鳥6本、マグロ納豆でこの値段は安い。つまみの種類は少ないが安い値段設定であり、常連が毎日のように来ることが出来る店と言える。
大将がにこやかに送り出してくれる。大将から紹介されていたので承知していたが、常連のS氏が自分の名字をおっしゃった。私も本名を告げ、「また、よろしくお願いします」とご挨拶を申し上げた。
楽しい一時であった。 「寄り道さん」がブログの中で書いていらっしゃることがよく解った気がする。
長原 串焼居酒屋「環七酒場」
住所 東京都大田区上池台1-44-1 ライオンズマンション上池台104
電話 03-3729-5170
交通 東急池上線長原駅下車徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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長原 串焼居酒屋「環七酒場」

自分でもブログを始めるきっかけとなったのが「寄り道blog」である。その中でも特に印象に残っている記事が2006年2月7日の「忘れられぬ人々・・・長原・環七酒場」という記事である。
この記事を読んでから池上線の長原駅近くにあるこの「環七酒場」にずっと行ってみたいと思っていた。しかし、店の前まで行くその度に、満席であったり休みであったりして、なかなか入る機会がなかった。
「環七酒場」という名前が好きである。大田区平和島を基点に江戸川区臨海町を終点とする総延長52.5キロメートルという長大な「環状七号線」に沿って存在する居酒屋はたくさんあるに違いない。それを代表するかのような「環七酒場」という名前である。
長原駅の改札を出たのは午後6時50分頃であろうか。改札の目の前の商店街を左へ歩き、突き当たりを左へ行く。そのまま、まっすぐに歩くと環状七号線に出る。右に曲がって環状七号線沿いを歩いてゆくと、すぐに右手に「環七酒場」がある。
入口から中を覗いても中が見えない。そのまま、一度通り過ぎてから振り返ると、そこには禿頭で恰幅の良い親父さんが立っていた。ちょっと頭を下げながら中に入る。親父さんもすぐに戻って来て調理場の中へ。そして、「お客さんがさっきのぞいた時、ウインクでもしようかと思ったんですよ」と笑う。
目の前に8名ほどが座れるカウンターが奥に向かって続いている。その奥には四人掛けのテーブルが1つ。間口が狭い小さな店である。カウンターの中は調理場。カウンター席には先客の方が二人、間を空けて座っているので別々に来られた一人客に違いない。
真ん中の辺りに座っていらっしゃるお客さんが「いらっしゃい」と言ってくださる。さらに、カウンターの一番手前の席に座ろうとすると、「もっと真ん中へどうぞ」とおっしゃる。
飲み物を考えていると、親父さんが「最初の一杯はサワーが無料です」と言う。7時までサワー類が無料なのである。レモンサワー(350円)をお願いする。
焼酎を炭酸で割って、レモン一片を絞って入れたものが出てくる。一緒にイカと大根を煮たものがお通しとして出てくる。お通しは200円である。
イカと大根の煮物を食べながら、つまみを考えていると、親父さんが「焼き鳥6本で500円のセットと焼き鳥3本と冷や奴とお新香で650円のセットがあります」と教えてくださる。
6本で500円のセットをお願いする。「タレか塩どちらにしますか?」と聞かれた。迷っていると、「それじゃ、それぞれに合う味にしておきましょうね」と言ってくれる。何事も迷う私にとっては、的確な助言である。
サワーを飲みながら、店内を見まわす。調理場の壁に「確認 たばこ火の始末、電気、エアコン、ガス元栓、水道もれ、生ビールガス栓」と書かれた紙が貼ってある。几帳面な大将の性格が伝わってくる。
やがて、やってきた焼き鳥は豚レバー、鳥正肉、鳥皮、スナギモ、ネギ、ピーマンの計6本であった。豚レバーが特においしかった。これで6本500円は安い。
「お酒、お願いします」と言うと、大将が壁の短冊を指し示しながら「冷やしたものにしますか、燗酒にしますか、燗酒もこの芳泉ですが」とおっしゃる。すぐにその芳泉燗酒(350円)にした。
燗酒を飲みながら酔いがゆっくりと染みわたってくるのが解る。常連の皆さんは野球の話をしている。店の一番奥の高いところにあるブラウン管テレビを見ているのである。しかし、私の座る席からは間にぶら下がっている丸い照明器具が邪魔になって見えないのである。ゆえに、野球の話には参加しなかった。
3杯目は梅干しハイ(350円)にした。このあたりから、最初に「いらっしゃい」と言ってくださった、二つ隣の席に座っておられる常連のS氏とお話をするようになった。長年、この辺りで飲んでいらっしゃるそうで、この辺りの酒場での出来事を色々とうかがった。武勇伝がたくさんある様子である。
途中から次々に常連の方々が入ってこられた。私を含めカウンターは6人になった。
やがて、一人のお客さんの前に、ホッピーの瓶が置いてあるのを発見した。業務用ではなく、コンビニなどでも手に入る一般向けのタイプである。
大将に「ホッピーがあるのですか?」と聞くと、ちょっと困ったような顔をされて、「うちにはホッピーは無いんですけど、店に置いてくれとお客さんが・・・」とおっしゃる。 どうやら、持ち込みのようである。
「ホッピー好きでホッピーを普及しようとするお客さんはどこにもいるのだなあ」と感心させられた。私もまた、こちらのお店に三冷のホッピーがあればうれしいと思う一人である。
最後にマグロ納豆(400円)とウーロンハイ(350円)をお願いする。
さらに、S氏の武勇伝は続く。話は日本経済にまで発展した。私はいろいろな話を初めての方から聞くのが好きである。自分の知らないことを聞くのは楽しい。煩わしいとは思わないのである。
時間は午後8時10分になっていた。約1時間20分ほどの滞在。思いの外、長居してしまった。お勘定をお願いすると2,150円であった。酒類4杯と、お通し、焼き鳥6本、マグロ納豆でこの値段は安い。つまみの種類は少ないが安い値段設定であり、常連が毎日のように来ることが出来る店と言える。
大将がにこやかに送り出してくれる。大将から紹介されていたので承知していたが、常連のS氏が自分の名字をおっしゃった。私も本名を告げ、「また、よろしくお願いします」とご挨拶を申し上げた。
楽しい一時であった。 「寄り道さん」がブログの中で書いていらっしゃることがよく解った気がする。
長原 串焼居酒屋「環七酒場」
住所 東京都大田区上池台1-44-1 ライオンズマンション上池台104
電話 03-3729-5170
交通 東急池上線長原駅下車徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.104 2008年6月6日(金) 【地域別一覧表へ】
西小山 居酒屋「八十八」
咲良舎アクティングプレイスの稽古帰りのSAKURAとSAKURAの【片腕】である創間元哉君と、東急目黒線の西小山駅で待ち合わせた。
西小山駅は来る度に駅前がどんどん変わってゆく。改札は東急ストアフードステーション、ファミリーレストランのサイゼリア等が入った駅ビルになっていた。
本当は、最近移転をしたもつ焼きの名店、やきとん道場「三鶴」に行くつもりであったが、人数も3人であるので、やはり再開発で昨年移転した居酒屋「八十八」に行くことにした。前回、「八十八」を紹介したのは、2007年11月7日(水) の【VOL.049】であるから7ヶ月ぶりの訪問である。
改札で落ち合い、徒歩1分の商店街の中にある居酒屋「八十八」に向かう。入ってすぐ右側の4人掛けテーブルに座る。店内は4人掛けテープルが右手に3つ、奥に、6、7人座ることが出来るL字カウンターがあり、その中は調理場。店に入って左側は、手前から4人、8人、4人と座ることが出来る小上がり席がある。
店の入口に、以前からある「月曜・水曜・金曜・サービスデー」というキャッチコピーが貼ってあった。このサービスデーには、生ビール中が300円、きまぐれ刺身が400円、若鶏唐揚げが300円でそれぞれ提供される。
ゆえに、生ビールを3つと、きまぐれ刺身(400円)と若鶏唐揚げ(300円)を1つずつ頼んだ。本日のきまぐれ刺身は「かつお」である。
最近、SAKURAと私は「マイ箸」を持ち歩いている。外食の際は可能な限り割り箸を使わないようにしているのである。しかし、ここ「八十八」では、そんな気遣いは必要がない。太めの高級感のある箸が空洞になった筒状の物に差した状態で置かれている。筒状の物から箸を抜いて、その上に置くと、箸置きになるのである。割り箸で食べるよりも食べやすく、実に気持ちが良い。この箸置きと箸のセットならば、配膳もし易いに違いない。これは他の店も見習うべきかもしれない。「八十八」は環境問題的にも優秀な店と言える。
すぐに生ビールが来る。まずは3人で乾杯である。銘柄はキリン一番搾り。うまい。
突き出しは「ぜんまい」をマヨネーズ状の薄味のもので和えたものである。味もよく、香ばしい。
最初にやってきた「かつお」は厚く切られたものが8切れほど、これで400円は安い。さらに、紫陽花の花が添えられていて、六月の梅雨の時期であることを改めて識ることができ、実に風情がある。
イワシ梅肉はさみ揚げ(600円)も頼む。これがうまかった。イワシが梅肉と大葉で包まれ揚げてある。これがうまい。梅干しが苦手な創間君もおいしいと言う。
若鶏唐揚げが来た。ちゃんとした量である。これで300円は安い。思えば、生ビールとカツオ刺身と唐揚げの3つのサービス品を頼めば、丁度1000円で飲めることになるのである。
2杯目もサービスの生ビールを頼もうとも考えたが、次回、ASIMO君と来た時に続きを飲めばよいと考え、芋焼酎のボトルをとることにする。銘柄は「黒霧島」、価格は900mm入りボトルで2,300円である。3人ともお湯で割ることにした。
SAKURAがトイレに立った。戻ってくると、ここのトイレは面白いと言う。しばらくして創間君もトイレに行って戻ってくると同じことを言う。そして、私の番である。まだ、この場所に移転して間もないので、トイレも新しくきれいである。しかし、面白いというのは、トイレそのものではなく、便器の左右の壁に貼ってあったポスターであった。
便器に向かって左側には、舌を出したアインシュタインのたくさんの顔と、有名な言葉が書かれたポスターが貼ってあった。その言葉とは下記の通りである。

I am enough of an artist to draw freely upon my imagination. Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world. Albert Einstein
私は想像したものを自由に描けるという点でアーティストだ。想像力は知識よりも重要だ。知識は有限であるが、想像力は世界を包み込むのである。
アルバート・アインシュタイン
我が咲良舎のホームページ「さくらの便り」のトップページに、以前からこの言葉の一部を掲載してあったのである。
さらに、便器に向かって右側にはニューヨーク・アクターズ・スタジオ出身の有名俳優ロバート・デ・ニーロの若い頃の出世作、映画「タクシー・ドライバー」のポスターが貼ってあったのである。

二人の待つ席に戻ると、この話で盛り上がってしまった。、我が咲良舎としては、こちらのお店に対して、一期に親しみが湧いてしまったのである。
芋焼酎「黒霧島」は3人共好きな焼酎である。お湯割りがどんどんすすむのである。
ここで、キムチ納豆豆腐(450円)をとった。豆腐の上に納豆とキムチが乗っているだけのシンプルなものだが、なかなかにうまい。さらに、ポテトサラダ(300円)も注文した。なつかしい肉屋さんのポテトサラダという感じであった。
午後7時から9時までの2時間の滞在。芋焼酎黒霧島の900mmボトルを入れたので、3人でお勘定は7,150円であった。
西小山 居酒屋「八十八(やそはち)」
東京都品川区小山6-2-3
電話03-3725-6874
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
日曜休 営業時間 平日17:30〜24:00(金曜・土曜は25時まで)
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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西小山 居酒屋「八十八」
咲良舎アクティングプレイスの稽古帰りのSAKURAとSAKURAの【片腕】である創間元哉君と、東急目黒線の西小山駅で待ち合わせた。
西小山駅は来る度に駅前がどんどん変わってゆく。改札は東急ストアフードステーション、ファミリーレストランのサイゼリア等が入った駅ビルになっていた。
本当は、最近移転をしたもつ焼きの名店、やきとん道場「三鶴」に行くつもりであったが、人数も3人であるので、やはり再開発で昨年移転した居酒屋「八十八」に行くことにした。前回、「八十八」を紹介したのは、2007年11月7日(水) の【VOL.049】であるから7ヶ月ぶりの訪問である。
改札で落ち合い、徒歩1分の商店街の中にある居酒屋「八十八」に向かう。入ってすぐ右側の4人掛けテーブルに座る。店内は4人掛けテープルが右手に3つ、奥に、6、7人座ることが出来るL字カウンターがあり、その中は調理場。店に入って左側は、手前から4人、8人、4人と座ることが出来る小上がり席がある。
店の入口に、以前からある「月曜・水曜・金曜・サービスデー」というキャッチコピーが貼ってあった。このサービスデーには、生ビール中が300円、きまぐれ刺身が400円、若鶏唐揚げが300円でそれぞれ提供される。
ゆえに、生ビールを3つと、きまぐれ刺身(400円)と若鶏唐揚げ(300円)を1つずつ頼んだ。本日のきまぐれ刺身は「かつお」である。
最近、SAKURAと私は「マイ箸」を持ち歩いている。外食の際は可能な限り割り箸を使わないようにしているのである。しかし、ここ「八十八」では、そんな気遣いは必要がない。太めの高級感のある箸が空洞になった筒状の物に差した状態で置かれている。筒状の物から箸を抜いて、その上に置くと、箸置きになるのである。割り箸で食べるよりも食べやすく、実に気持ちが良い。この箸置きと箸のセットならば、配膳もし易いに違いない。これは他の店も見習うべきかもしれない。「八十八」は環境問題的にも優秀な店と言える。
すぐに生ビールが来る。まずは3人で乾杯である。銘柄はキリン一番搾り。うまい。
突き出しは「ぜんまい」をマヨネーズ状の薄味のもので和えたものである。味もよく、香ばしい。
最初にやってきた「かつお」は厚く切られたものが8切れほど、これで400円は安い。さらに、紫陽花の花が添えられていて、六月の梅雨の時期であることを改めて識ることができ、実に風情がある。
イワシ梅肉はさみ揚げ(600円)も頼む。これがうまかった。イワシが梅肉と大葉で包まれ揚げてある。これがうまい。梅干しが苦手な創間君もおいしいと言う。
若鶏唐揚げが来た。ちゃんとした量である。これで300円は安い。思えば、生ビールとカツオ刺身と唐揚げの3つのサービス品を頼めば、丁度1000円で飲めることになるのである。
2杯目もサービスの生ビールを頼もうとも考えたが、次回、ASIMO君と来た時に続きを飲めばよいと考え、芋焼酎のボトルをとることにする。銘柄は「黒霧島」、価格は900mm入りボトルで2,300円である。3人ともお湯で割ることにした。
SAKURAがトイレに立った。戻ってくると、ここのトイレは面白いと言う。しばらくして創間君もトイレに行って戻ってくると同じことを言う。そして、私の番である。まだ、この場所に移転して間もないので、トイレも新しくきれいである。しかし、面白いというのは、トイレそのものではなく、便器の左右の壁に貼ってあったポスターであった。
便器に向かって左側には、舌を出したアインシュタインのたくさんの顔と、有名な言葉が書かれたポスターが貼ってあった。その言葉とは下記の通りである。

I am enough of an artist to draw freely upon my imagination. Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world. Albert Einstein
私は想像したものを自由に描けるという点でアーティストだ。想像力は知識よりも重要だ。知識は有限であるが、想像力は世界を包み込むのである。
アルバート・アインシュタイン
我が咲良舎のホームページ「さくらの便り」のトップページに、以前からこの言葉の一部を掲載してあったのである。
さらに、便器に向かって右側にはニューヨーク・アクターズ・スタジオ出身の有名俳優ロバート・デ・ニーロの若い頃の出世作、映画「タクシー・ドライバー」のポスターが貼ってあったのである。

二人の待つ席に戻ると、この話で盛り上がってしまった。、我が咲良舎としては、こちらのお店に対して、一期に親しみが湧いてしまったのである。
芋焼酎「黒霧島」は3人共好きな焼酎である。お湯割りがどんどんすすむのである。
ここで、キムチ納豆豆腐(450円)をとった。豆腐の上に納豆とキムチが乗っているだけのシンプルなものだが、なかなかにうまい。さらに、ポテトサラダ(300円)も注文した。なつかしい肉屋さんのポテトサラダという感じであった。
午後7時から9時までの2時間の滞在。芋焼酎黒霧島の900mmボトルを入れたので、3人でお勘定は7,150円であった。
西小山 居酒屋「八十八(やそはち)」
東京都品川区小山6-2-3
電話03-3725-6874
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
日曜休 営業時間 平日17:30〜24:00(金曜・土曜は25時まで)
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.103 2008年5月30日(金) 【地域別一覧表へ】
※2008年5月29日夜 90000カウント通過 感謝!
雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第2回

何かで疲れを感じた夜など、気持ちを切り替える為、軽く呑みたい時にはこの店に行く。その店は東急池上線の雪谷大塚駅のすぐ近くにある大衆割烹「とよだ」である。数年前に現在の場所に移転する前の店から通っているので、もう10年以上通っている店である。
SAKURAと待ち合わせをして、仕事帰りに雪谷大塚へ向かった。実は、昨日も一人で来たので私は2日連続の来訪である。
この店には、1回の会計金額2000円ごとに1枚くれる券がある。集めると焼酎のボトルがもらえる「ボトル交換補助券」である。20枚集めると焼酎ビダン1本と交換、25枚集めると焼酎いいちこ1本と交換してくれる。
前回、この店を紹介したのは2007年9月6日であった。記事にはしないが、それからずいぶん通っている。なにしろ、今回でボトル交換補助券が20枚貯まりそうなのである。
中に入ると、昨日と同じく30人程が座れる「変則的コの字カウンター席」は満席に近い盛況である。入って右側の角に二人分の席があり、そこに滑り込むように座った。
SAKURAは、仕事の後、学芸大学の根室食堂に一人で寄ってから来たそうである。SAKURAによれば、同店の閉店日は6月11日に決まったようである。学芸大学店、中目黒店共に閉店をして、渋谷のマークシティの並びの新築のビルに入るのである。新しい店では立ち呑みだけになるらしい。立ちのみと座敷を併設した店の運用の難しさが解ったのかもしれない。座敷はずいぶん長居をする客が多く、回転率が悪いように見えた。あれでは、店側のメリットが無い。
また、価格も上がっているそうである。燃料の価格が上がり、諸物価高騰が続いている。なにしろ、北海道から食材を空輸しているというのが店の売りであるから、仕方がないのかもしれない。
話がずいぶん逸れてしまった。SAKURAは根室食堂でビールを飲み、3月初旬並の今日の冷え込みに身体が冷え切ってしまったそうである。ゆえに、白鶴二合熱燗(650円)をもらう。さっそく杯を重ねる。どんどん身体が暖まってゆく。いかげそ揚げの突き出しが出てくるが、これは無料である。実にうれしいサービスである。
つまみは、鮪中落ち(400円)をもらう。本日のサービス品である。昨日は、定番のマグロ、平目、鯛、あじからなる刺身四点盛(500円)にしたが今日はマグロのみにした。実は昼食にも刺身を食べたからである。
周囲を見れば、今日も「いいちこ」とアイスペールと、水、ウーロン茶、緑茶、ソーダ、サワー、トマトジュースなどの様々な割物をそばに置いたお客さんが多い。焼酎ボトルは常連客の証である。昨日いらっしゃった常連の方がちゃんと、そばに座っておられる。次々にお客さんが入ってくる。一人客や二人客に対しては、お店の人が周囲の客に声を掛けて席を作ってくれる。奥に座敷席やテーブル席があるのでグループ客でも入りやすいのだが、今日は4人、5人といった大人数のグループ客が断られて帰って行った。周囲にあるチェーン居酒屋に行くしかないのであろう。残念そうであった。
燗酒はSAKURAに任せ、私はトマトハイ(400円)にする。トマトジュースを呑んで身体に良いリコピンを摂取、同時に焼酎で身体を痛める訳である。
さらに、おでんも注文した。SAKURAの好きなハンペンが無いそうで、がんも、あつあげ、ちくわぶ(各100円)を頼んだ。昨日は焼き物を食べた。かしら、軟骨、ハツを一本ずつ、各120円である。ここの焼き物は肉が大ぶりでなかなかリーズナブルである。しかし、今日はこれから夕飯なので、焼き物は食べなかった。レモンサワー(300円)をもらい、ゆっくりと飲んだ。午後7時半を回り、最初の波が去ったのか、カウンターに空席が出来はじめた。
約50分位の滞在であったろうか。料金は2050円。別に狙ったわけではないが、ボトル交換補助券がもらえる2000円に手がとどく。これで20枚が貯まったことになる。次回、「ビダン(720ml)」と交換するか、もう少し通って「いいちこ(900ml)」にするか迷うところである。

雪谷大塚 大衆割烹 とよだ東京都大田区南雪谷2-15-4
電話03-3720-3338
日曜定休 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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※2008年5月29日夜 90000カウント通過 感謝!
雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第2回

何かで疲れを感じた夜など、気持ちを切り替える為、軽く呑みたい時にはこの店に行く。その店は東急池上線の雪谷大塚駅のすぐ近くにある大衆割烹「とよだ」である。数年前に現在の場所に移転する前の店から通っているので、もう10年以上通っている店である。
SAKURAと待ち合わせをして、仕事帰りに雪谷大塚へ向かった。実は、昨日も一人で来たので私は2日連続の来訪である。
この店には、1回の会計金額2000円ごとに1枚くれる券がある。集めると焼酎のボトルがもらえる「ボトル交換補助券」である。20枚集めると焼酎ビダン1本と交換、25枚集めると焼酎いいちこ1本と交換してくれる。
前回、この店を紹介したのは2007年9月6日であった。記事にはしないが、それからずいぶん通っている。なにしろ、今回でボトル交換補助券が20枚貯まりそうなのである。
中に入ると、昨日と同じく30人程が座れる「変則的コの字カウンター席」は満席に近い盛況である。入って右側の角に二人分の席があり、そこに滑り込むように座った。
SAKURAは、仕事の後、学芸大学の根室食堂に一人で寄ってから来たそうである。SAKURAによれば、同店の閉店日は6月11日に決まったようである。学芸大学店、中目黒店共に閉店をして、渋谷のマークシティの並びの新築のビルに入るのである。新しい店では立ち呑みだけになるらしい。立ちのみと座敷を併設した店の運用の難しさが解ったのかもしれない。座敷はずいぶん長居をする客が多く、回転率が悪いように見えた。あれでは、店側のメリットが無い。
また、価格も上がっているそうである。燃料の価格が上がり、諸物価高騰が続いている。なにしろ、北海道から食材を空輸しているというのが店の売りであるから、仕方がないのかもしれない。
話がずいぶん逸れてしまった。SAKURAは根室食堂でビールを飲み、3月初旬並の今日の冷え込みに身体が冷え切ってしまったそうである。ゆえに、白鶴二合熱燗(650円)をもらう。さっそく杯を重ねる。どんどん身体が暖まってゆく。いかげそ揚げの突き出しが出てくるが、これは無料である。実にうれしいサービスである。
つまみは、鮪中落ち(400円)をもらう。本日のサービス品である。昨日は、定番のマグロ、平目、鯛、あじからなる刺身四点盛(500円)にしたが今日はマグロのみにした。実は昼食にも刺身を食べたからである。
周囲を見れば、今日も「いいちこ」とアイスペールと、水、ウーロン茶、緑茶、ソーダ、サワー、トマトジュースなどの様々な割物をそばに置いたお客さんが多い。焼酎ボトルは常連客の証である。昨日いらっしゃった常連の方がちゃんと、そばに座っておられる。次々にお客さんが入ってくる。一人客や二人客に対しては、お店の人が周囲の客に声を掛けて席を作ってくれる。奥に座敷席やテーブル席があるのでグループ客でも入りやすいのだが、今日は4人、5人といった大人数のグループ客が断られて帰って行った。周囲にあるチェーン居酒屋に行くしかないのであろう。残念そうであった。
燗酒はSAKURAに任せ、私はトマトハイ(400円)にする。トマトジュースを呑んで身体に良いリコピンを摂取、同時に焼酎で身体を痛める訳である。
さらに、おでんも注文した。SAKURAの好きなハンペンが無いそうで、がんも、あつあげ、ちくわぶ(各100円)を頼んだ。昨日は焼き物を食べた。かしら、軟骨、ハツを一本ずつ、各120円である。ここの焼き物は肉が大ぶりでなかなかリーズナブルである。しかし、今日はこれから夕飯なので、焼き物は食べなかった。レモンサワー(300円)をもらい、ゆっくりと飲んだ。午後7時半を回り、最初の波が去ったのか、カウンターに空席が出来はじめた。
約50分位の滞在であったろうか。料金は2050円。別に狙ったわけではないが、ボトル交換補助券がもらえる2000円に手がとどく。これで20枚が貯まったことになる。次回、「ビダン(720ml)」と交換するか、もう少し通って「いいちこ(900ml)」にするか迷うところである。

雪谷大塚 大衆割烹 とよだ東京都大田区南雪谷2-15-4
電話03-3720-3338
日曜定休 営業時間 17:00〜24:00
東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.102 2008年5月26日(月) 【地域別一覧表へ】
池上 もつ焼き「福ちゃん」

大田区には呑川(のみかわ)という川が流れている。水源は東急田園都市線桜新町付近であるという。そこから、目黒区八雲、東急東横線都立大学駅付近、目黒区中根、東急目黒線緑が丘駅の裏側あたりまで地下を流れている。東急目黒線と東急大井町線の線路の下をくぐった直後、東京工業大学のグラウンド近くで地上に出る。さらに、大田区石川町、雪谷、久が原、池上、蒲田、糀谷を経て東京湾に注ぐのである。
この川の名前を聞いた時、最初に浮かんだのは「酒呑みの川」という言葉だった。酒にまつわる伝説が特にある訳でもない。しかし、私は「酒呑川」と勝手に呼んで、缶チューハイ片手に川沿いを散歩することも多い。都立大学駅の近くの暗渠の上に作られた桜並木では、若い役者たちと花見の酒宴を開いたりすることもある。
そんな呑川に掛かる橋のたもとに、以前からずっと訪問したいと思っていた店がある。最寄りの駅は東急池上線の池上駅である。しかし、最寄りと言っても10分以上かかる場所である。でも、実は東急バスの「反01」という「五反田駅」から「川崎駅西口北」まで行くバス路線を使い、「池上橋」というバス停で降りれば、徒歩5分の近さである。
五反田から乗ったバスは、国道一号線(第二京浜)をまっすぐに走りつづけた。20分ほどのバスの旅である。「池上橋」のバス停で降りたら、五反田方面に少し戻る。そこに、第二京浜の上にかかる「池上橋」があり、下を呑川が流れている。
目の前に「松井病院」という病院が見えた。川沿いを歩く。気持ち良い風が吹いている。松井病院脇の久埼橋(ひささきばし)を過ぎて、やや左にカーブしながら進むと、左手に「サンキュー」という焼き鳥店がある。その後、三つ目の橋の左手に「太陽泉」という銭湯があり、今日の目的の店、もつ焼き「福ちゃん」は、そのすぐ前である。
到着したのは午後7時であった。橋のたもとの角地に建つ古い建物には入口が三つある。川沿いの道に面して一つ。川を渡る道に面して二つ。暖簾をくぐり、二つ並ぶうちの左側の引き戸を開いて中に入った。
店内は、外観よりも小綺麗である。大きな白いL字カウンターには15人ほどが座れるであろうか。左奥に六人がけテーブルが二つある。カウンター席の左端は二人分程を折れ曲がっており、そこに小さなテーブルが一つ連なり、四人ほどが囲むように座ることが出来るようになっている。店全体を見ると、このテーブルとカウンターによって、変則的なコの字カウンターが形成されているのである。
入ってすぐのカウンター席に座った。カウンター席の背後の頭上に古いブラウン管テレビがある。なにしろ頭上なので、私の座った横列側からは画面が良く見えない。川添いの入口を入ってすぐ、カウンターの縦側に座るとテレビがよく見える。そこで御夫婦らしき常連客が座ってテレビを見ている。カウンターの中は調理場である。そのど真ん中に冷蔵庫や水の機械などが山のようになっていて、私の席からお店の人がいる焼き台側は完全に死角になる。座ってしまうと反対側が見えないのである。見えない相手に向かって「すみません」と声を掛ける。
顔を出してくれたマスターらしき人に「レモンサワー(400円)ください」と伝えた。レモンサワーが来ると、「煮込みの小(300円)」をください」と言う。煮込みは大(500円)、中(400円)、小(300円)の三つの量がある。煮込みが来たところで、かしら(90円)、なんこつ(90円)を2本ずつお願いした。焼き台はよく見えなかったが、焼きものはもう一人の女性が焼いているようであった。この店でこちら側に座ってしまった客は、調理場中央の山の向こうから人が来てくれた時に、すかさず何か頼まなければならないのである。
やがて、女性客が入ってきた。やはりテレビの見えるカウンター席に座る。それからその相手らしき男性客、さらに、男性の一人客と、次々にお客さんが入ってくる。全員がお互いに知り合いであり、店の常連客のようである。そして、黙っていても好きな飲み物がそれぞれの前に出てくるのである。
テレビではバラエティ番組が放送されていた。スタジオ内の客席に知り合いの方がいるらしく、「今、映った」「どこどこ」などとお店の人もお客さんもみんなで盛り上がっている。駅から遠い場所にある店である。ほとんどが常連客に違いない。顔見知りでない、私のような客も珍しいであろう。
「出船によい風は入船にわるい」という言葉が壁のカレンダーに書かれている。なにやら、色々と考えさせられる言葉である。
女性が一人、鍋を持って店に入ってきた。どうやら「煮込み」を買いに来たらしい。鍋一杯で1200円であった。本当に地域に根ざした店であることが解る。
緑茶サワー(400円)とジャガバター(350円)を頼む。緑茶サワーをすぐにのんでしまったので、最後にお酒を飲むことにした。「お酒お願いします」と言うと、「冷たいのですか、常温ですか」と聞かれた。すぐに「常温で」と答えた。酒升にコップが入り、コップから酒升に酒がこぼれた状態でやってきたのは、辛口大平人(350円)である。一口、二口と呑む、ゆっくりと酔いが染み込んでくる。
約45分の滞在。お勘定は2,250円。きちんと小銭まで細かく支払った。マスターが笑顔で「また、お越しください、お気を付けて」と丁寧に頭を下げてくれた。
呑川(のみかわ)沿いの古い酒場で酒を呑む。独りで色々と考え、良い時を過ごせたに違いない。
呑み川の 橋のたもとの 独り酒
出船入船 吹く迷い風
池上 もつ焼き「福ちゃん」
住所 東京都大田区池上2-18-18
電話 03-3751-4801
定休 日曜・祝日 営業時間 17:00〜22:00
交通 東急池上線池上駅下車徒歩10分・ 東急バス池上橋停留所から徒歩5分
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池上 もつ焼き「福ちゃん」

大田区には呑川(のみかわ)という川が流れている。水源は東急田園都市線桜新町付近であるという。そこから、目黒区八雲、東急東横線都立大学駅付近、目黒区中根、東急目黒線緑が丘駅の裏側あたりまで地下を流れている。東急目黒線と東急大井町線の線路の下をくぐった直後、東京工業大学のグラウンド近くで地上に出る。さらに、大田区石川町、雪谷、久が原、池上、蒲田、糀谷を経て東京湾に注ぐのである。
この川の名前を聞いた時、最初に浮かんだのは「酒呑みの川」という言葉だった。酒にまつわる伝説が特にある訳でもない。しかし、私は「酒呑川」と勝手に呼んで、缶チューハイ片手に川沿いを散歩することも多い。都立大学駅の近くの暗渠の上に作られた桜並木では、若い役者たちと花見の酒宴を開いたりすることもある。
そんな呑川に掛かる橋のたもとに、以前からずっと訪問したいと思っていた店がある。最寄りの駅は東急池上線の池上駅である。しかし、最寄りと言っても10分以上かかる場所である。でも、実は東急バスの「反01」という「五反田駅」から「川崎駅西口北」まで行くバス路線を使い、「池上橋」というバス停で降りれば、徒歩5分の近さである。
五反田から乗ったバスは、国道一号線(第二京浜)をまっすぐに走りつづけた。20分ほどのバスの旅である。「池上橋」のバス停で降りたら、五反田方面に少し戻る。そこに、第二京浜の上にかかる「池上橋」があり、下を呑川が流れている。
目の前に「松井病院」という病院が見えた。川沿いを歩く。気持ち良い風が吹いている。松井病院脇の久埼橋(ひささきばし)を過ぎて、やや左にカーブしながら進むと、左手に「サンキュー」という焼き鳥店がある。その後、三つ目の橋の左手に「太陽泉」という銭湯があり、今日の目的の店、もつ焼き「福ちゃん」は、そのすぐ前である。
到着したのは午後7時であった。橋のたもとの角地に建つ古い建物には入口が三つある。川沿いの道に面して一つ。川を渡る道に面して二つ。暖簾をくぐり、二つ並ぶうちの左側の引き戸を開いて中に入った。
店内は、外観よりも小綺麗である。大きな白いL字カウンターには15人ほどが座れるであろうか。左奥に六人がけテーブルが二つある。カウンター席の左端は二人分程を折れ曲がっており、そこに小さなテーブルが一つ連なり、四人ほどが囲むように座ることが出来るようになっている。店全体を見ると、このテーブルとカウンターによって、変則的なコの字カウンターが形成されているのである。
入ってすぐのカウンター席に座った。カウンター席の背後の頭上に古いブラウン管テレビがある。なにしろ頭上なので、私の座った横列側からは画面が良く見えない。川添いの入口を入ってすぐ、カウンターの縦側に座るとテレビがよく見える。そこで御夫婦らしき常連客が座ってテレビを見ている。カウンターの中は調理場である。そのど真ん中に冷蔵庫や水の機械などが山のようになっていて、私の席からお店の人がいる焼き台側は完全に死角になる。座ってしまうと反対側が見えないのである。見えない相手に向かって「すみません」と声を掛ける。
顔を出してくれたマスターらしき人に「レモンサワー(400円)ください」と伝えた。レモンサワーが来ると、「煮込みの小(300円)」をください」と言う。煮込みは大(500円)、中(400円)、小(300円)の三つの量がある。煮込みが来たところで、かしら(90円)、なんこつ(90円)を2本ずつお願いした。焼き台はよく見えなかったが、焼きものはもう一人の女性が焼いているようであった。この店でこちら側に座ってしまった客は、調理場中央の山の向こうから人が来てくれた時に、すかさず何か頼まなければならないのである。
やがて、女性客が入ってきた。やはりテレビの見えるカウンター席に座る。それからその相手らしき男性客、さらに、男性の一人客と、次々にお客さんが入ってくる。全員がお互いに知り合いであり、店の常連客のようである。そして、黙っていても好きな飲み物がそれぞれの前に出てくるのである。
テレビではバラエティ番組が放送されていた。スタジオ内の客席に知り合いの方がいるらしく、「今、映った」「どこどこ」などとお店の人もお客さんもみんなで盛り上がっている。駅から遠い場所にある店である。ほとんどが常連客に違いない。顔見知りでない、私のような客も珍しいであろう。
「出船によい風は入船にわるい」という言葉が壁のカレンダーに書かれている。なにやら、色々と考えさせられる言葉である。
女性が一人、鍋を持って店に入ってきた。どうやら「煮込み」を買いに来たらしい。鍋一杯で1200円であった。本当に地域に根ざした店であることが解る。
緑茶サワー(400円)とジャガバター(350円)を頼む。緑茶サワーをすぐにのんでしまったので、最後にお酒を飲むことにした。「お酒お願いします」と言うと、「冷たいのですか、常温ですか」と聞かれた。すぐに「常温で」と答えた。酒升にコップが入り、コップから酒升に酒がこぼれた状態でやってきたのは、辛口大平人(350円)である。一口、二口と呑む、ゆっくりと酔いが染み込んでくる。
約45分の滞在。お勘定は2,250円。きちんと小銭まで細かく支払った。マスターが笑顔で「また、お越しください、お気を付けて」と丁寧に頭を下げてくれた。
呑川(のみかわ)沿いの古い酒場で酒を呑む。独りで色々と考え、良い時を過ごせたに違いない。
呑み川の 橋のたもとの 独り酒
出船入船 吹く迷い風
池上 もつ焼き「福ちゃん」
住所 東京都大田区池上2-18-18
電話 03-3751-4801
定休 日曜・祝日 営業時間 17:00〜22:00
交通 東急池上線池上駅下車徒歩10分・ 東急バス池上橋停留所から徒歩5分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.101 2008年5月17日(土) 【地域別一覧表へ】
溝の口 串焼き「いろは」

前回の第100回に引き続き、思い出を胸に溝の口の街を歩く小さな旅である。前回入ったやきとり「ゆたか」を出て、すぐ目の前にあった道に入る。居酒屋「十字屋」の前を通り、「溝の口駅西口商店街」の中心に出た。左手の東急田園都市線溝の口駅方面には、やきとり「かとりや」がある。右手の角の八百屋さんの向こう側に、串焼き「いろは」を見つけた。「いろは」と八百屋さんの間には明確な仕切りはない。
すでに、立ち呑む為の台は一杯であった。焼き台の近くの男性に対して指を一本立て、一人であることを示すと、近くの台の隣に折りたたみ式のテーブルを出してくれた。
まずは「ホッピーセット」をお願いする。ホッピーセットは470円である。ここのホッピーのセット焼酎は、ドリンク剤の瓶に「燃える男の酒焼酎・串焼きいろは」と書かれたものに入って出てくる。この焼酎瓶に対して、ホッピー瓶(260円)やレモンソーダ瓶(260円)を追加するのである。瓶は冷やされていないので氷を入れてもらうしかない。氷を2個だけ入れてもらい、箸で混ぜるとすぐに溶けてしまった。
焼き物はつくね(80円)、とりかわ(80円)、こぶくろ(80円)を一本ずつである。やきとり「ゆたか」では食べなかった焼き物を選んだのである。肉は値段に見あって小ぶりであるが、酒のつまみにはちょうど良い。
この串焼き「いろは」や、やきとり「かとりや」のある「溝の口駅西口商店街」は、八百屋さんが今も残っているように、元々は主婦が晩の食材を購入するような商店街でもあった。ところが、2007年2月4日の午前4時半頃に起きた不審火による火災の為、鮮魚店、飲食店、洋服店など計7店の店が全焼してしまった。焼け跡はまだ再建されてはおらず、立ち退きが要求されているらしい。
串焼き「いろは」ややきとり「かとりや」等がある側は難を免れたが、最近になって、「七輪もつ焼き二の鉄」「本場博多天神もつなべ・きむら屋」等の新しい店舗が進出。また、焼け跡に隣接する場所にはマンションが建ち、その中にチェーン居酒屋の支店が入って、街全体が新しい飲み屋街に変貌しつつある。戦後闇市的な場所がまた消えてゆくのだろうか。
しばらくして、お隣に上品な感じの年輩の方が来られた。ちょうど、亡くなった父が生きていれば近い年格好であろうか。どちらからともなく話し始めた。その方はあちらこちらの立ち呑みの店を飲み歩いているという。座る店の場合、地域の皆さんの世界に入りにくい、立ち呑みだと、そこに入り込み易いのだそうである。まったく同感である。
常連の多い小さな店では、常連さんの座る席まで決まっていたりする。立ち呑みの場合は、もし常連さんの立つ場所が決まっていたとしても、立ち位置を少し変えるだけで対応できるのが良い。
2杯目は、「燃える男の酒焼酎」が半分残っているので、レモンソーダ(260円)だけを頼み、ポテトサラダ(200円)を追加した。
すると、「今日はポテトサラダ無いんですよ、マカロニサラダでもいいですか?」と言われる。断る理由も無い。マカロニサラダ(200円)をお願いした。
父と暮らした頃の面影を訪ね歩いたその夜に、たとえ短い一時とはいえ、父と同年輩の方と酒を呑むことが出来たのである。様々な場所の酒場についてお話をした。しかし、家では母が待っている。「それではお先に失礼します」と申し上げると、「また、どこかの酒場で会いましょう」と答えてくださった。心和む一時であった。
約40分ほどの滞在。お勘定は1,170円であった。

溝の口 串焼き「いろは」
住所 神奈川県川崎市高津区溝口2-4-3
電話 044-811-4881
交通 東急田園都市線溝の口駅徒歩1分
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溝の口 串焼き「いろは」

前回の第100回に引き続き、思い出を胸に溝の口の街を歩く小さな旅である。前回入ったやきとり「ゆたか」を出て、すぐ目の前にあった道に入る。居酒屋「十字屋」の前を通り、「溝の口駅西口商店街」の中心に出た。左手の東急田園都市線溝の口駅方面には、やきとり「かとりや」がある。右手の角の八百屋さんの向こう側に、串焼き「いろは」を見つけた。「いろは」と八百屋さんの間には明確な仕切りはない。
すでに、立ち呑む為の台は一杯であった。焼き台の近くの男性に対して指を一本立て、一人であることを示すと、近くの台の隣に折りたたみ式のテーブルを出してくれた。
まずは「ホッピーセット」をお願いする。ホッピーセットは470円である。ここのホッピーのセット焼酎は、ドリンク剤の瓶に「燃える男の酒焼酎・串焼きいろは」と書かれたものに入って出てくる。この焼酎瓶に対して、ホッピー瓶(260円)やレモンソーダ瓶(260円)を追加するのである。瓶は冷やされていないので氷を入れてもらうしかない。氷を2個だけ入れてもらい、箸で混ぜるとすぐに溶けてしまった。
焼き物はつくね(80円)、とりかわ(80円)、こぶくろ(80円)を一本ずつである。やきとり「ゆたか」では食べなかった焼き物を選んだのである。肉は値段に見あって小ぶりであるが、酒のつまみにはちょうど良い。
この串焼き「いろは」や、やきとり「かとりや」のある「溝の口駅西口商店街」は、八百屋さんが今も残っているように、元々は主婦が晩の食材を購入するような商店街でもあった。ところが、2007年2月4日の午前4時半頃に起きた不審火による火災の為、鮮魚店、飲食店、洋服店など計7店の店が全焼してしまった。焼け跡はまだ再建されてはおらず、立ち退きが要求されているらしい。
串焼き「いろは」ややきとり「かとりや」等がある側は難を免れたが、最近になって、「七輪もつ焼き二の鉄」「本場博多天神もつなべ・きむら屋」等の新しい店舗が進出。また、焼け跡に隣接する場所にはマンションが建ち、その中にチェーン居酒屋の支店が入って、街全体が新しい飲み屋街に変貌しつつある。戦後闇市的な場所がまた消えてゆくのだろうか。
しばらくして、お隣に上品な感じの年輩の方が来られた。ちょうど、亡くなった父が生きていれば近い年格好であろうか。どちらからともなく話し始めた。その方はあちらこちらの立ち呑みの店を飲み歩いているという。座る店の場合、地域の皆さんの世界に入りにくい、立ち呑みだと、そこに入り込み易いのだそうである。まったく同感である。
常連の多い小さな店では、常連さんの座る席まで決まっていたりする。立ち呑みの場合は、もし常連さんの立つ場所が決まっていたとしても、立ち位置を少し変えるだけで対応できるのが良い。
2杯目は、「燃える男の酒焼酎」が半分残っているので、レモンソーダ(260円)だけを頼み、ポテトサラダ(200円)を追加した。
すると、「今日はポテトサラダ無いんですよ、マカロニサラダでもいいですか?」と言われる。断る理由も無い。マカロニサラダ(200円)をお願いした。
父と暮らした頃の面影を訪ね歩いたその夜に、たとえ短い一時とはいえ、父と同年輩の方と酒を呑むことが出来たのである。様々な場所の酒場についてお話をした。しかし、家では母が待っている。「それではお先に失礼します」と申し上げると、「また、どこかの酒場で会いましょう」と答えてくださった。心和む一時であった。
約40分ほどの滞在。お勘定は1,170円であった。

溝の口 串焼き「いろは」
住所 神奈川県川崎市高津区溝口2-4-3
電話 044-811-4881
交通 東急田園都市線溝の口駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.100 2008年5月17日(土) 【地域別一覧表へ】
溝の口 やきとり「ゆたか」

今回は「居酒屋探偵DAITENの生活」の記念すべき【第100回】である。そして、掲載店も113店になった。自然と過去を振り返る気持ちになってくる。
ここ数年、自分自身のルーツを探す小さな旅を時々する。以前、JR川崎駅西口の駅前、自分が生まれた場所を訪ねると、そこはミューザ川崎という高層ビルの脇にあるエスカレーター前になっていた。その時のことは【第10回・生まれ故郷にうまい店「味よし」】に書いた。
私が十二歳の頃、父がガンで亡くなるまでのわずか1年、家族3人で住んだ家に行ってみることにした。実は、一週間ほど前にSAKURAと二人でその家を探しに行った。しかし、撮影したビデオの映像を母に見せると、場所が違うと指摘されてしまった。そこで母と共にお互いの記憶をたどり、地図を見ながら正しい場所を特定した。故に今回は二度目の挑戦ということになる。
その家の場所は溝の口駅からバスでかなり奥に入り、さらに歩いた丘の上の住宅街である。今回はその場所をすぐに見つけることが出来た。ガンを患った身体で、周囲の忠告も聞かず、父が独りで作ったブロック塀が当時のままそこに残っていた。あれから37年の時が過ぎた。様々な思いがこみ上げてくる。家の裏の2棟の社宅もそのままで、庭には、子供が遊ぶ為のトンネルのあるコンクリート製の山も残っていた。しかし、フェンスで囲まれ、近づくことが出来ないようになっていた。何かあったのかもしれない。
さらに、卒業した小学校まで歩いてみた。校舎も体育館もそのままの姿で残っていた。父の看病の為、母も不在だった卒業式も、当時出来たばかりのこの体育館で行われた。
色々な思い出が蘇ってくる。たまらず、小学校の近くの街道沿いにある回転寿司店で一人ビールを呑み、心の中で亡父と乾杯をした。
帰りもまたバスで溝の口駅に戻った。溝の口駅は私が子供の頃とは、ずいぶんと変わってしまっていた。駅前にファッションビルが建ち、田園都市線とJR南武線の二つの駅は、ちょうど二階の高さに作られた広い空中広場で結ばれていた。
それから昔の面影を探して街を彷徨うことになった。前回訪ねた「かとりや」のある西口商店街には行かず、東口側を歩いた。古い飲み屋街を探して歩いてみたが、みつけることが出来なかった。それでも、「古い飲み屋を探すなら、用水やどぶ川の周辺を探せ」という自分なりの規範に従い、どぶ川に蓋をして暗渠になっている場所を見つけた。さらに、ちいさな用水路に出る。それは、美しく整備された「二ヶ領用水」であった。その用水沿いを歩く。やがて小さな街道に出て、そこを左に曲がった。自分が溝の口駅に対してどちら側にいるのか解らなくなっていた。五十がらみの迷子である。その街道をすすむ。やがて、「栄橋」という六差路の交差点に出た。
栄橋の交差点の一角に「やきとり ゆたか」という看板と赤ちょうちんを発見した。砂漠でオアシスを見つけた気持ちである。自転車に乗った男性が店の前で降り、何の躊躇いもなく中に入って行く。常連の方に違いない。私も少しだけ間をおいて中に入った。
店は三角地に建てられている。Lの字の縦線の上部がもう一回右斜めに少し折れた形を想像していただきたい。そんな変則的L字カウンターに15人程が座れるようになっている。カウンター中央に面した焼き台の前で、優しそうな雰囲気の女将さんが焼き物を焼いていた。
飲み物はレモンサワー(350円)に決めた。焼き物は、たん(100円)、はつ(100円)、かしら(100円)をお願いする。本数を言わないでいると、「一本づつですか?」と聞いてくれた。この店に「2本縛り」が無いことが解る。
先客は先ほどの男性、それから左手奥にもう一人男性客がいるだけであつた。壁に日曜祝日休という文字を発見する。土曜日に訪ねてきたのは幸運であった。土曜の夕暮れ時の酒場ほど心おちつく場所はない。
女将さんを中心に常連の皆さんの話が弾んでいた。私はただ黙っている。探偵は観察を続けるのである。2杯目は千代菊にごり酒(380円)を頼んだ。これがなかなかにうまかった。めざし(250円)も追加する。4匹のめざしが小皿に載ってくる。めざしは最高の酒の相手である。
やがて、女性客が一人やってきた。女性客は様々な噂話を始めた。色々な人の名前が出てくる。他の常連客も負けず劣らず話し続ける。気が付けば、私を含め7人のお客さんに増えていた。
緑茶割り(350円)と、あつ揚げ(170円)を最後にお願いした。
本当に地元の皆さんの店である。人生の縮図を見せていただいた気がする。たっぷり楽しませていただいた。約40分で酒3杯、いささかペースが速い。お勘定をお願いすると1,700円であった。
目の前の栄橋交差点に立ち、道を渡った向こう側に路地を見つけた。左に曲がっている。なんとなく記憶が残っている。しばらく歩くと、以前に来たことのある居酒屋「十字屋」の前に出た。このまま進めば、やきとり「かとりや」や串焼き「いろは」がある西口商店街である。知らぬ間に駅に近い場所に戻ってきていたのである。偶然に見つけた「ゆたか」という店は、やはり溝の口の優良店が集まる場所にあったのである。
補足 やきとり「ゆたか」への一番近い行き方は次の通りである。東急田園都市線溝の口駅中央改札口を出て右へ進み、階段を下りると線路沿いに西口商店街がある。そこをまっすぐ進み、やきとり「かとりや」の前を過ぎて、串焼き「いろは」の手前のY字路を右へ。右にややカーブする道を行くと、右手に、居酒屋「十字屋」があり、その前を過ぎて広い通りに出ると、すぐ目の前に「ゆたか」の看板が見える。隣は漢方薬局である。
溝の口 やきとり「ゆたか」
住所 神奈川県 川崎市高津区溝口2丁目5-7
電話 044-822-2219
定休 日曜祝日 営業時間17:00〜;22:00
交通 東急田園都市線溝ノ口駅徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
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「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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溝の口 やきとり「ゆたか」

今回は「居酒屋探偵DAITENの生活」の記念すべき【第100回】である。そして、掲載店も113店になった。自然と過去を振り返る気持ちになってくる。
ここ数年、自分自身のルーツを探す小さな旅を時々する。以前、JR川崎駅西口の駅前、自分が生まれた場所を訪ねると、そこはミューザ川崎という高層ビルの脇にあるエスカレーター前になっていた。その時のことは【第10回・生まれ故郷にうまい店「味よし」】に書いた。
私が十二歳の頃、父がガンで亡くなるまでのわずか1年、家族3人で住んだ家に行ってみることにした。実は、一週間ほど前にSAKURAと二人でその家を探しに行った。しかし、撮影したビデオの映像を母に見せると、場所が違うと指摘されてしまった。そこで母と共にお互いの記憶をたどり、地図を見ながら正しい場所を特定した。故に今回は二度目の挑戦ということになる。
その家の場所は溝の口駅からバスでかなり奥に入り、さらに歩いた丘の上の住宅街である。今回はその場所をすぐに見つけることが出来た。ガンを患った身体で、周囲の忠告も聞かず、父が独りで作ったブロック塀が当時のままそこに残っていた。あれから37年の時が過ぎた。様々な思いがこみ上げてくる。家の裏の2棟の社宅もそのままで、庭には、子供が遊ぶ為のトンネルのあるコンクリート製の山も残っていた。しかし、フェンスで囲まれ、近づくことが出来ないようになっていた。何かあったのかもしれない。
さらに、卒業した小学校まで歩いてみた。校舎も体育館もそのままの姿で残っていた。父の看病の為、母も不在だった卒業式も、当時出来たばかりのこの体育館で行われた。
色々な思い出が蘇ってくる。たまらず、小学校の近くの街道沿いにある回転寿司店で一人ビールを呑み、心の中で亡父と乾杯をした。
帰りもまたバスで溝の口駅に戻った。溝の口駅は私が子供の頃とは、ずいぶんと変わってしまっていた。駅前にファッションビルが建ち、田園都市線とJR南武線の二つの駅は、ちょうど二階の高さに作られた広い空中広場で結ばれていた。
それから昔の面影を探して街を彷徨うことになった。前回訪ねた「かとりや」のある西口商店街には行かず、東口側を歩いた。古い飲み屋街を探して歩いてみたが、みつけることが出来なかった。それでも、「古い飲み屋を探すなら、用水やどぶ川の周辺を探せ」という自分なりの規範に従い、どぶ川に蓋をして暗渠になっている場所を見つけた。さらに、ちいさな用水路に出る。それは、美しく整備された「二ヶ領用水」であった。その用水沿いを歩く。やがて小さな街道に出て、そこを左に曲がった。自分が溝の口駅に対してどちら側にいるのか解らなくなっていた。五十がらみの迷子である。その街道をすすむ。やがて、「栄橋」という六差路の交差点に出た。
栄橋の交差点の一角に「やきとり ゆたか」という看板と赤ちょうちんを発見した。砂漠でオアシスを見つけた気持ちである。自転車に乗った男性が店の前で降り、何の躊躇いもなく中に入って行く。常連の方に違いない。私も少しだけ間をおいて中に入った。
店は三角地に建てられている。Lの字の縦線の上部がもう一回右斜めに少し折れた形を想像していただきたい。そんな変則的L字カウンターに15人程が座れるようになっている。カウンター中央に面した焼き台の前で、優しそうな雰囲気の女将さんが焼き物を焼いていた。
飲み物はレモンサワー(350円)に決めた。焼き物は、たん(100円)、はつ(100円)、かしら(100円)をお願いする。本数を言わないでいると、「一本づつですか?」と聞いてくれた。この店に「2本縛り」が無いことが解る。
先客は先ほどの男性、それから左手奥にもう一人男性客がいるだけであつた。壁に日曜祝日休という文字を発見する。土曜日に訪ねてきたのは幸運であった。土曜の夕暮れ時の酒場ほど心おちつく場所はない。
女将さんを中心に常連の皆さんの話が弾んでいた。私はただ黙っている。探偵は観察を続けるのである。2杯目は千代菊にごり酒(380円)を頼んだ。これがなかなかにうまかった。めざし(250円)も追加する。4匹のめざしが小皿に載ってくる。めざしは最高の酒の相手である。
やがて、女性客が一人やってきた。女性客は様々な噂話を始めた。色々な人の名前が出てくる。他の常連客も負けず劣らず話し続ける。気が付けば、私を含め7人のお客さんに増えていた。
緑茶割り(350円)と、あつ揚げ(170円)を最後にお願いした。
本当に地元の皆さんの店である。人生の縮図を見せていただいた気がする。たっぷり楽しませていただいた。約40分で酒3杯、いささかペースが速い。お勘定をお願いすると1,700円であった。
目の前の栄橋交差点に立ち、道を渡った向こう側に路地を見つけた。左に曲がっている。なんとなく記憶が残っている。しばらく歩くと、以前に来たことのある居酒屋「十字屋」の前に出た。このまま進めば、やきとり「かとりや」や串焼き「いろは」がある西口商店街である。知らぬ間に駅に近い場所に戻ってきていたのである。偶然に見つけた「ゆたか」という店は、やはり溝の口の優良店が集まる場所にあったのである。
補足 やきとり「ゆたか」への一番近い行き方は次の通りである。東急田園都市線溝の口駅中央改札口を出て右へ進み、階段を下りると線路沿いに西口商店街がある。そこをまっすぐ進み、やきとり「かとりや」の前を過ぎて、串焼き「いろは」の手前のY字路を右へ。右にややカーブする道を行くと、右手に、居酒屋「十字屋」があり、その前を過ぎて広い通りに出ると、すぐ目の前に「ゆたか」の看板が見える。隣は漢方薬局である。
溝の口 やきとり「ゆたか」
住所 神奈川県 川崎市高津区溝口2丁目5-7
電話 044-822-2219
定休 日曜祝日 営業時間17:00〜;22:00
交通 東急田園都市線溝ノ口駅徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.099 2008年5月16日(金) 【地域別一覧表へ】
五反田 やきとり「カミヤ」
昨年の夏から実施されてきた咲良舎アクティングプレイス(SAP)の選抜メンバーによるMIプロジェクト「超長期特別ワークショップ」が先日の日曜日にひとまず終わった。毎週、金曜夜と日曜昼に同ワークショップに参加、様々な実験的な稽古風景や議論の様子をビデオ撮影してきた。撮影時間は200時間以上であろうか。
ゆえに、毎週金曜日の夕方から酒を呑む機会もまったく無かった。
五反田にはTOCビルがある。SAKURAとTOC入口近くの交番の前で待ち合わせ。
すぐ近くにある「カミヤ」というもつ焼き店に向かった。「カミヤ」は人形町の本店の他、様々な場所にある。(「カミヤ」の他店については、カミヤ全店制覇を目指す〈たかじろうさん〉のブログ「もつ焼き・オリジナル」に掲載されているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい。)
実際の最寄りの駅は東急池上線大崎広小路駅であるが、グルメ情報サイトでは「五反田 カミヤ」となっているので、今回は「五反田」の店として掲載することにした。
すでにこの場所で28年営業しているという。以前から、TOCに用事がある度に寄ってみたいと思いながら、果たせぬままであった。
国道一号線から一本入った裏通りの角にある。すぐ目の前に小さな居酒屋が新しく出来ていたが周囲には他に店はない。
表には「やきとり カミヤ」と店名が書かれている。しかし、売っているのは「やきとん」であり、「もつ焼き」である。入口を入ると、目の前に7人ほどが座れるカウンターがあり、中は調理場になっている。焼き台はカウンターの右端である。カウンター席には誰もいなかった。入って左側から奥に向かってテーブル席がたくさんある。店全体で40席ほどであろうか。
カウンターの中では男性3人が働いている。一番年輩らしき親父さんが「飲み物は、ビール、日本酒、ウイスキー、芋焼酎ですね」と言う。レモンサワーもホッピーも無い。
キリンクラシックラガー大瓶(600円)をお願いする。焼きものは何にしようかと考えていると、親父さんが「焼きものは5本の盛り合わせと、単品も5本ずつです。お二人さんだと10本ですね」と言う。一度に10本は辛い。「カミヤの5本縛り、10本縛り」を忘れていたのである。カミヤは店によって10本であったり、5本であったり多少違うが、焼きものを複数本で頼まなければならないのである。ここ、五反田の「カミヤ」は5本単位である。
盛合せ5本(420円)。野菜焼き5本(420円)をお願いした。店の人は、「カウンターお二人さん、まぜ野菜ね」と焼き担当の方に伝えていた。他に、冷やっこ(210円)もお願いした。
ビールを飲む、最近はキリンクラシックラガーに出会う場合が多い。うまい。
やがて、焼き物がやってきた。しかし、ここの「盛り合わせ5本」は、串が短く、肉も小さいので一度に5本出されてもそれほど苦にならない。串物の肉の大きさは店に寄って違う。単純に一本の価格で、店と店を比べることは出来ないと思い知らされた。一緒に出てきた野菜焼きはシシトウ3本、ピーマン2本であった。
ビールが無くなってしまったので、燗酒(420円)と、豆もやし(160円)を頼む。酒の銘柄は会津ほまれである。調理場の様子を見ていると、焼酎の水割りがよく出ているようであった。店内はネクタイのサラリーマンと地味な服を着たOLらしき方々ばかりであった。近くの大崎広小路のガード下の「一平」などとは明らかに客筋が違う。
約40分ほどの滞在。お勘定は二人で2,230円であった。
五反田 やきとり「カミヤ」
住所 東京都品川区西五反田7-10-9
電話 090-1656-0866
定休 土日祝日休 営業時間17:30〜22:30
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩5分、JR五反田駅下車徒歩7分、都営浅草線五反田駅徒歩7分
ホッピー原理主義者とは?
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五反田 やきとり「カミヤ」
昨年の夏から実施されてきた咲良舎アクティングプレイス(SAP)の選抜メンバーによるMIプロジェクト「超長期特別ワークショップ」が先日の日曜日にひとまず終わった。毎週、金曜夜と日曜昼に同ワークショップに参加、様々な実験的な稽古風景や議論の様子をビデオ撮影してきた。撮影時間は200時間以上であろうか。
ゆえに、毎週金曜日の夕方から酒を呑む機会もまったく無かった。
五反田にはTOCビルがある。SAKURAとTOC入口近くの交番の前で待ち合わせ。
すぐ近くにある「カミヤ」というもつ焼き店に向かった。「カミヤ」は人形町の本店の他、様々な場所にある。(「カミヤ」の他店については、カミヤ全店制覇を目指す〈たかじろうさん〉のブログ「もつ焼き・オリジナル」に掲載されているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい。)
実際の最寄りの駅は東急池上線大崎広小路駅であるが、グルメ情報サイトでは「五反田 カミヤ」となっているので、今回は「五反田」の店として掲載することにした。
すでにこの場所で28年営業しているという。以前から、TOCに用事がある度に寄ってみたいと思いながら、果たせぬままであった。
国道一号線から一本入った裏通りの角にある。すぐ目の前に小さな居酒屋が新しく出来ていたが周囲には他に店はない。
表には「やきとり カミヤ」と店名が書かれている。しかし、売っているのは「やきとん」であり、「もつ焼き」である。入口を入ると、目の前に7人ほどが座れるカウンターがあり、中は調理場になっている。焼き台はカウンターの右端である。カウンター席には誰もいなかった。入って左側から奥に向かってテーブル席がたくさんある。店全体で40席ほどであろうか。
カウンターの中では男性3人が働いている。一番年輩らしき親父さんが「飲み物は、ビール、日本酒、ウイスキー、芋焼酎ですね」と言う。レモンサワーもホッピーも無い。
キリンクラシックラガー大瓶(600円)をお願いする。焼きものは何にしようかと考えていると、親父さんが「焼きものは5本の盛り合わせと、単品も5本ずつです。お二人さんだと10本ですね」と言う。一度に10本は辛い。「カミヤの5本縛り、10本縛り」を忘れていたのである。カミヤは店によって10本であったり、5本であったり多少違うが、焼きものを複数本で頼まなければならないのである。ここ、五反田の「カミヤ」は5本単位である。
盛合せ5本(420円)。野菜焼き5本(420円)をお願いした。店の人は、「カウンターお二人さん、まぜ野菜ね」と焼き担当の方に伝えていた。他に、冷やっこ(210円)もお願いした。
ビールを飲む、最近はキリンクラシックラガーに出会う場合が多い。うまい。
やがて、焼き物がやってきた。しかし、ここの「盛り合わせ5本」は、串が短く、肉も小さいので一度に5本出されてもそれほど苦にならない。串物の肉の大きさは店に寄って違う。単純に一本の価格で、店と店を比べることは出来ないと思い知らされた。一緒に出てきた野菜焼きはシシトウ3本、ピーマン2本であった。
ビールが無くなってしまったので、燗酒(420円)と、豆もやし(160円)を頼む。酒の銘柄は会津ほまれである。調理場の様子を見ていると、焼酎の水割りがよく出ているようであった。店内はネクタイのサラリーマンと地味な服を着たOLらしき方々ばかりであった。近くの大崎広小路のガード下の「一平」などとは明らかに客筋が違う。
約40分ほどの滞在。お勘定は二人で2,230円であった。
五反田 やきとり「カミヤ」
住所 東京都品川区西五反田7-10-9
電話 090-1656-0866
定休 土日祝日休 営業時間17:30〜22:30
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩5分、JR五反田駅下車徒歩7分、都営浅草線五反田駅徒歩7分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 VOL.098 2008年5月9日(金) 【地域別一覧表へ】
※2008年5月9日午前 80000カウント通過 感謝!
大崎広小路 呑み処「さわらび」

金曜日の午後10時過ぎである。目黒大鳥神社近くの稽古場所での咲良舎MIプロジェクトの帰り、SAKURAと二人で渋谷駅から大井町まで走っている路線バスに、大鳥神社前という停留所から乗り込んだ。SAKURAが歯医者に通っている為、今日はあまり飲めない。少しだけ飲んでゆくことにした。
大崎広小路のバス停で降りると、すぐそばの「ぽっぽ」、「朝日屋」、「一平」等の居酒屋がある東急池上線のガード下に向かった。午後10時である。東側に二軒並んでいる「ぽっぽ」と「朝日屋」は既に看板の電気を消して暗くなってしまっていた。その裏側の西側にも「一平」ともう一軒の居酒屋がある。ガードをくぐりそちら側に向かう。しかし、「一平」はシャッターが閉まっており、張り紙が貼ってあった。読んでみると「都合により当分お休みさせていただきます」と書いてある。やや高齢の女将さん一人で切り盛りしていた店である。病気でもしてしまったのであろうかと心配になる。
そこで、 「一平」の隣、残り1軒の店に入ることにした。今まで入ることはなかった店である。その店の名前は、呑み処「さわらび」という。
外観は小ぎれいな小料理屋という感じであったが、いざ中に入ると、意外に大衆酒場然とした雰囲気であった。入るとすぐ目の前にL字カウンターがある。Lの文字の縦の一列にカウンター席7席。Lの文字の横の一列には椅子が置いていない。代わりに家庭用のダイニングテーブルが1つ。4人が座れるようになっていた。左手はやや広めの小上がり席になっている。手前の狭い部分に2人掛けの卓袱台が1つ。奥の広くなった場所に丸い卓袱台が2つ置いてある。卓袱台の回りにはそれぞれ4人程度が座れるであろうか。
カウンターの中には、女将さんというよりママさんという感じの女性1人。他に従業員は居ない。
まずは、キリンクラシックラガー中瓶(500円)をいただく。白和えのお通し(500円)が二つ出てきた。SAKURAは、今日は歯のことがあるのでアルコールはこれだけにするという。 ツマミはつぶ貝とわけぎ(380円)、カボチャ煮(380円)、はんぺん(380円)を選んだ。つぶ貝とわけぎは、酢味噌で和えたヌタであった。これが美味しかった。
ビールに続いて私が飲んだのは、黒酢サワー(380円)であった。中身は焼酎と蜂蜜黒酢とハイサワーである。他にリンゴ酢サワー(380円)やトマトハイなどもあり、美容と健康に良い飲み物が多いようである。
トイレから出てくると、カウンターにおしぼりを置いてある。そして、「おしぼりお使いください」と言ってくれる。料理の出し方などもとても丁寧である。つまみは、ほとんどが380円という安い値段である。味付けも良い。
10時半になって、「ごめんなさいね、もうラストオーダーなんですよ」と言われた。
ママさんは店を閉めた後、毎日、JR埼京線に乗って埼玉との境まで帰るそうである。荒川のそばと言うから浮間舟渡駅であろうか。
最後に、ウーロンハイ(350 円)をもらった。二人で45分ほどの滞在、お勘定は3,370円であった。割り勘の値段も計算してくれた。
今回の呑み処「さわらび」を加え、大崎広小路のガード下には、奇跡的に良い居酒屋が4軒も固まっていることになる。東急沿線のあちらこちらの駅で行われている駅周辺の改良工事がここにもやってくることが無いように祈るばかりである。
大崎広小路 呑み処「さわらび」
東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
定休日 日曜
営業時間 月曜〜金曜 17:00〜23:00 土曜日17:00〜22:00
東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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※2008年5月9日午前 80000カウント通過 感謝!
大崎広小路 呑み処「さわらび」

金曜日の午後10時過ぎである。目黒大鳥神社近くの稽古場所での咲良舎MIプロジェクトの帰り、SAKURAと二人で渋谷駅から大井町まで走っている路線バスに、大鳥神社前という停留所から乗り込んだ。SAKURAが歯医者に通っている為、今日はあまり飲めない。少しだけ飲んでゆくことにした。
大崎広小路のバス停で降りると、すぐそばの「ぽっぽ」、「朝日屋」、「一平」等の居酒屋がある東急池上線のガード下に向かった。午後10時である。東側に二軒並んでいる「ぽっぽ」と「朝日屋」は既に看板の電気を消して暗くなってしまっていた。その裏側の西側にも「一平」ともう一軒の居酒屋がある。ガードをくぐりそちら側に向かう。しかし、「一平」はシャッターが閉まっており、張り紙が貼ってあった。読んでみると「都合により当分お休みさせていただきます」と書いてある。やや高齢の女将さん一人で切り盛りしていた店である。病気でもしてしまったのであろうかと心配になる。
そこで、 「一平」の隣、残り1軒の店に入ることにした。今まで入ることはなかった店である。その店の名前は、呑み処「さわらび」という。
外観は小ぎれいな小料理屋という感じであったが、いざ中に入ると、意外に大衆酒場然とした雰囲気であった。入るとすぐ目の前にL字カウンターがある。Lの文字の縦の一列にカウンター席7席。Lの文字の横の一列には椅子が置いていない。代わりに家庭用のダイニングテーブルが1つ。4人が座れるようになっていた。左手はやや広めの小上がり席になっている。手前の狭い部分に2人掛けの卓袱台が1つ。奥の広くなった場所に丸い卓袱台が2つ置いてある。卓袱台の回りにはそれぞれ4人程度が座れるであろうか。
カウンターの中には、女将さんというよりママさんという感じの女性1人。他に従業員は居ない。
まずは、キリンクラシックラガー中瓶(500円)をいただく。白和えのお通し(500円)が二つ出てきた。SAKURAは、今日は歯のことがあるのでアルコールはこれだけにするという。 ツマミはつぶ貝とわけぎ(380円)、カボチャ煮(380円)、はんぺん(380円)を選んだ。つぶ貝とわけぎは、酢味噌で和えたヌタであった。これが美味しかった。
ビールに続いて私が飲んだのは、黒酢サワー(380円)であった。中身は焼酎と蜂蜜黒酢とハイサワーである。他にリンゴ酢サワー(380円)やトマトハイなどもあり、美容と健康に良い飲み物が多いようである。
トイレから出てくると、カウンターにおしぼりを置いてある。そして、「おしぼりお使いください」と言ってくれる。料理の出し方などもとても丁寧である。つまみは、ほとんどが380円という安い値段である。味付けも良い。
10時半になって、「ごめんなさいね、もうラストオーダーなんですよ」と言われた。
ママさんは店を閉めた後、毎日、JR埼京線に乗って埼玉との境まで帰るそうである。荒川のそばと言うから浮間舟渡駅であろうか。
最後に、ウーロンハイ(350 円)をもらった。二人で45分ほどの滞在、お勘定は3,370円であった。割り勘の値段も計算してくれた。
今回の呑み処「さわらび」を加え、大崎広小路のガード下には、奇跡的に良い居酒屋が4軒も固まっていることになる。東急沿線のあちらこちらの駅で行われている駅周辺の改良工事がここにもやってくることが無いように祈るばかりである。
大崎広小路 呑み処「さわらび」
東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
定休日 日曜
営業時間 月曜〜金曜 17:00〜23:00 土曜日17:00〜22:00
東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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